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ローコードで改革!End to Endテストの再定義!

odasho
March 22, 2023

ローコードで改革!End to Endテストの再定義!

2023/3/22 mabl Webinarで使用した資料です。

odasho

March 22, 2023
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  1. エンドツーエンドテストの再定義
    2023/3/22 mabl Webinar #15

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  2. mablのご紹介
    #devsumi #devsumiE
    Speaker Profile
    odasho (Shohei Oda)
    Quality Advocate / Product Marketing, mabl Japan
    国内SIerにてインフラやPaaS App開発まで幅広く経験。その
    後コミュニティ活動をきっかけにMicrosoftに入社。
    EvangelistとしてAudience Marketingに従事。2022年10月
    にmablにJoinし、TestingやQAの啓蒙活動に取り組む。現在
    もDevRel Meetup in Tokyoを中心に複数のコミュニティを運
    営/支援。
    Most DevRel Committer 2020, TechFeed Expert for DevRel
    odashoDotCom
    odasho0618
    odasho
    odasho0618

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  3. 本日のアジェンダ
    なぜE2Eテストが
    カスタマー
    エクスペリエンスに
    重要なのか?
    E2Eテスト戦略に
    どうアプローチ
    すべきか?
    ローコードで
    どのように
    E2Eテストを
    実現できるのか?

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  4. 品質の指針となるカスタマーエクスペリエンス
    ● 品質はユーザーエクスペリエンスに
    とって欠かせない要素の一つとなった。
    ● 組織のクラウド移行やDevOps、CI/CD
    採用が増えるにつれ、ソフトウェアの
    開発・販売のスピードが加速しており、
    その傾向は業界全体に見られている。
    PWC, "Experience is everything: Here's how to get it right", 2018
    良質なカスタマーエクスペリエンスが
    得られるなら、お金をかけてもよいと
    考える購買者の割合
    86%

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  5. 品質の指針となるカスタマーエクスペリエンス
    Gartner, “Key Findings From the Gartner Customer Experience Survey”, March 2018
    競争に勝つ要因として
    カスタマーエクスペリエンスを
    重視している企業の割合
    81%
    ● 品質はユーザーエクスペリエンスに
    とって欠かせない要素の一つとなった。
    ● 組織のクラウド移行やDevOps、CI/CD
    採用が増えるにつれ、ソフトウェアの
    開発・販売のスピードが加速しており、
    その傾向は業界全体に見られている。

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  6. 品質の指針となるカスタマーエクスペリエンス
    G2: State of Software Happiness Report, 2019
    仕事で使用するソフトウェアの
    質に不満足な従業員の割合
    51%
    ● 品質はユーザーエクスペリエンスに
    とって欠かせない要素の一つとなった。
    ● 組織のクラウド移行やDevOps、CI/CD
    採用が増えるにつれ、ソフトウェアの
    開発・販売のスピードが加速しており、
    その傾向は業界全体に見られている。

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  7. エンドツーエンドテストの重要性
    ● 開始から終了までのアプリケーション
    フローをテスト
    ● ソフトウェアの一部がすべての機能
    ニーズを満たしているかを確認
    ● エンドユーザー視点からのテスト
    ユニットテスト
    インテグレーション (API) テスト
    E2Eテスト
    探索的テスト

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  8. さらに複雑化するエンドツーエンドテスト
    ...E2Eテストがもたらす利益は大きい
    ● テストカバレッジの拡大
    ● アプリケーションが期待通りに機能
    ● 本番環境前のバグ発見
    ● 良質なカスタマーエクスペリエンスを
    確保
    成長するE2Eテストのスコープ...
    ● よりダイナミック(動的)な
    アプリケーション
    ● 複数デバイスでのカスタマー
    ジャーニー
    ● DevOpsにより、テストが必要な
    ペースが上がっている

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  9. ログイン 残高照会 正解を
    アサート
    「エンドツーエンド」の新しい意味

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  10. メール上の
    リンクを
    クリック
    ログイン 残高照会 正解を
    アサート
    APIで実証 PDFで実証
    「エンドツーエンド」の新しい意味

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  11. 目標、コミュニケーション、
    ベクトル合わせから始める

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  12. 「無計画なプロセス改善は
    単なる希望的観測に
    過ぎない」
    ソフトウェア品質のパイオニア
    Watts Humphrey(ワッツ・ハンフリー)

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  13. テストのサイロを分解
    現在の自動化成熟度を評価する。これまでに
    自動化したものは何か?
    開発チームの主要関係者を割り出す。
    取り組みを始めるタイミングを見極める。
    新機能はいつリリースされるのか?時間が
    決まっている企画会議?
    目標、コミュニケーション、ベクトル合わせから始める

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  14. 品質指標を使用した継続的な改善
    非機能的品質の検証
    シフトレフト: 自動化されたテストを開発に組み込む
    機能テスト自動化のカバレッジ拡大
    開発後に手動でテスト
    品質エンジニアリングジャーニー
    QEの成熟度

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  15. ステークホルダーの方向性を調整
    目標
    自動化の目的は?
    成功をどう定義し
    測定するのか?
    組織・企業レベルの目標と
    どう方向性を合わせるのか?
    役割
    チーム内で品質全体の
    責任者は誰なのか?
    誰がテストケースを
    定義するのか?
    古いテストの更新担当は誰か?
    失敗のトリアージは
    誰が行うのか?
    誰がテストの実行時間を
    決めるのか?
    プロセス
    どうコミュニケーションを
    とるのか?
    テストやプランなどを
    どう管理するのか?
    どのように進捗を監視し
    経時的に改善するのか?
    このプランをどのように
    ロールアウトするのか?
    目標、コミュニケーション、ベクトル合わせから始める

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  16. まず、テスト対象を決定
    信頼できるテストのフレームワークを作るた
    めに大切なのは、何をテストするのか決める
    ために、アプリケーションを個々のパーツに
    分解すること。
    そのために、下記を定義する:
    ● ユーザー機能
    ● 一連の要件
    ● テストケースの作り方
    時間節約のヒント:
    優れたE2Eテストは、
    インテグレーションテストや
    システムテストなどの
    他のテストのために作ったモジュールを
    利用することができる。
    Start with goals, communication, and alignment

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  17. コミュニケーションとベクトル合わせのTips
    まず戦略を立てることに時間をかける。
    プロセスを変えるにはまず、新機能をひと
    つ、または少人数グループの中でなど、小さ
    な範囲から試してみる。
    周りから反対を受けた場合は、本番環境内の
    バグ数などの品質に関する指標を持ち出し、
    事業目標とリンクさせることで、変化の重要
    性を訴えて対応する。

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  18. テストカバレッジ
    についてよく考える

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  19. テストに関する意思決定にデータを活用
    テストはユーザー視点でのユーザーエクス
    ペリエンスをカバーしていることが大切。
    効果的にテストの優先順位をつけるために
    データを利用しよう。
    ● ユーザーは何を体験しているのか?
    ● ユーザーはどのようにあなたのアプリ
    ケーションを使用しているのか?
    1. ウェブサイト指標や顧客データからの
    利用状況データを確認する。
    2. ユーザーがどのような手段でアプリや
    サイトに訪問しているのかを理解す
    る。
    3. テストの合格基準を比較する。
    4. ユーザージャーニーを優先する。
    テストカバレッジについてよく考える

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  20. テストのスコープを捕捉
    エンドツーエンドテストのスコープを広げ
    過ぎないように気をつけよう。
    テストが最も成功しやすいのはユニット
    またはインテグレーションレベル。
    ● 境界線
    ● 入力検証
    ● パフォーマンス
    ● ストレス
    ● 拡張性
    覚えておきたいポイント
    ユニットテストは
    「インサイドアウト=内から外へ」
    の視点から実行され、
    E2Eテストなどの高度なテストは、
    「アウトサイドイン=外から内へ」
    の視点で実行される。
    テストカバレッジについてよく考える

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  21. メール上の
    リンクを
    クリック
    ログイン 残高照会 正解を
    アサート
    APIで実証 PDFで実証
    「エンドツーエンド」の新しい意味

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  22. 評価に時間を使う
    最も大切なフローに対するテストが導入されて
    いることをまず確認する。
    可能であれば、 顧客の利用状況データを参照
    して事業関係者と定期的に見直す。
    スケーリングは自動化関連予算を視野に入れて
    行う。
    テストカバレッジについてよく考える

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  23. テストカバレッジに関するヒント
    E2Eテストにどんなケースが必要なのか決める
    のに、アプリケーション利用状況データを決定
    要因の一つとして利用する。
    定期的にユーザージャーニーを見直す。
    アプリケーションユーザーが何をどのように
    体験しているのか理解する。

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  24. チーム全体で
    取り組む

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  25. 開発
    全員品質責任者
    「シフトレフト」の長所は、チーム全体を品質
    に関与させられること。
    開発プロセスを通して、QEが 品質のコーチと
    してチームのテスト作業をサポートできる。
    誰もがテストのプロになれるわけではないもの
    の、自動化テストを使うことで、品質コーチは
    チーム全体のテスト作業効率向上をサポート
    できる。
    チーム全体で取り組む
    品質エンジニアリング
    サポート
    製品管理
    ソリューション
    エンジニアリング

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  26. 品質指標を使用した継続的な改善
    非機能的品質の検証
    シフトレフト: 自動化されたテストを開発に組み込む
    機能テスト自動化のカバレッジ拡大
    開発後に手動でテスト
    品質エンジニアリングジャーニー
    QEの成熟度

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  27. 組織内の品質コーチになろう
    チームによって作られたテストを見直し、
    再定義するサポート、また、的確なフィード
    バックを提供する。
    テストの質だけでなく、全体的なチームの品質
    管理プロセスを改善しよう。
    チーム全体で取り組む
    成功も利益も分かち合う
    バグ修正時間を減らし
    機能開発に費やせる時間が増える。
    サポートリクエストの数が減る。
    スムーズなデモの実行が可能。

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  28. チームメンバーが簡単に貢献できる環境づくり
    テストプロセスを全員で協力して進めるために
    は、正しいプラットフォームの選択が重要。
    例えば、ローコードプラットフォームを選べば、
    ソフトウェア開発の経験がない人も含め、誰でも
    がテストを作成・管理することができる。
    品質重視の組織は…
    ● ベストプラクティスを書面化している
    ● ランチ時間にテスト勉強会を開くなど
    学習機会を設けている
    ● 成功をチーム全体で共有している
    ● テストをチームの日常的ワークフロー
    に組み込んでいる

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  29. 「みんなで取り組む品質」を実現するヒント
    品質関連の指標をチーム目標に組み込む。
    開発チームにテストの最適な方法についての
    十分なリソースを提供し、自動テスト作成の
    ハードルを下げる。
    チームのワークフローにテストを取り入れる。

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  30. 品質シグナルを
    探し続ける

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  31. アプリケーションは変化し続ける
    毎日毎時毎分、チームに新しい情報が提供され、
    チームメンバーの行動、テストや検証作業、
    考え方を左右する。
    ユーザーはアプリケーションの新しい使い方を
    絶えず求めていて、企業も日々更新や新機能を
    配信している。
    さまざまな情報の流れを可視化して変化を追跡
    することで、テストケースを十分に示すことが
    できる。
    品質シグナルを探し続ける

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  32. 意思決定の優先順位づけにデータを利用
    定期的に製品と利用状況データを確認する。
    新機能リリースに伴って新しいジャーニーが
    生まれることがある。中には人気のないもの
    もあるかも。
    数よりもテストの意義を重視しよう。
    価値のないテストは排除することも考える。
    品質シグナルを探し続ける

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  33. 品質の指標に気を配る
    テストの影響力を向上させるために、QEは
    品質のシグナルを観察し、フィードバックに
    基づいてテストを調整することが大切。
    特定の場所においてバグが急増した場合は、
    その周辺のカバレッジを向上する必要がある
    かもしれない。
    どこにカバレッジを追加できるか検討する。
    品質シグナルを探し続ける

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  34. 品質シグナルを探すときのヒント
    リリースサイクルに基づいた正しいリズムを
    見つけ、E2Eテストを見直す。
    テストの失敗や本番環境でのバグをよく
    チェックする。
    追加テストが必要かどうか決めるために、
    チーム全体と問題のある箇所について
    コミュニケーションをとる。

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  35. 目標、
    コミュニケーション、
    ベクトル合わせ
    から始める
    テストカバレッジに
    ついてよく考える
    チーム全体で
    取り組む
    品質シグナルを
    探し続ける
    まとめ

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  36. ローコードが
    E2Eテストを
    可能にする
    ローコードなテストの自動化で
    ユーザーエクスペリエンスのテストに
    チーム全体で取り組むことができる

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  37. Demo

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  38. 重要ポイント
    ローコードなテスト自動化によって実現可能なエンド
    ツーエンドテストは大切です。
    1. 目標を明確に定義し、チーム全体にしっかりと
    伝える
    2. どうテストするのか決める前にまず何をテスト
    すべきかよく考える
    3. 品質をチームの目標と活動に組み入れ、品質
    コーチとしてサポートする
    4. 品質シグナルに注意する。E2Eテストを定期的に
    見直す
    5. ローコードによって一つのプラットフォームを
    使いチーム全員で品質に貢献する

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  39. エンタープライズ対応のスケーリン と
    サ ート、セキュリティ
    DevOpsワークフローとの自由自在な 統

    アナリティクスによる先見的な問題の割
    り出し
    コンソリ ーションを可能にする統合
    プラットフォーム
    オートヒーリン (自動修復機能)で
    テストメンテナンスの負担を軽減
    mablでユーザー中心のテストを構築する
    UI、API、モバイル、アクセシ リティ
    のためのローコードフレームワーク

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  40. For your
    information

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  41. You can try it now!
    ● 今すぐできる2週間の無料トライアル!
    mabl Uのお供にどうぞ!
    ● デモリクエストも大歓迎!
    https://www.mabl.com/ja

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  42. About the mabl University
    How-to Videos (English only)
    How-to Lessons (Japanese only)
    On-Demand Training
    (English & Japanese)
    mabl Skills Certifications
    (English & Japanese)
    ● 33 ビデオ (各3 - 8 分程度)
    ● 英語字幕あり、日本語字幕なし
    ● 26 レッスン
    ● Step by stepで学習可能
    ● 4 ラーニングパス
    ● 設定、基礎、高度、統合でそれ
    ぞれ30 - 90 分の学習パス
    ● 学習目標に応じたパスを提供
    ● 2 つの資格
    ● Foundations と Advanced
    ● LinkedIn に掲載可能

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  43. About the mabl Skills Certification
    出題数60問の選択式テストを通じて、mablのナビ
    ゲーション、設定、テスト作成、出力、自動テスト
    戦略について解答し、examをパスしましょう!
    Why get certified?
    ● LinkedInで認定資格合格後を登録可能
    ● 認定資格試験の取得を通じてmablプラット
    フォームの一定への知見をアピールできます
    ● mablers_ jpのようなコミュニティを通じて、
    得たスキルを活かしたOutputをしましょう!
    ● 2023年3月~日本語での提供を開始しました

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  44. mabl user community!
    mablのUser Community『mablers_jp』が遂
    にスタート!
    ● ユーザーによるユーザーのための
    コミュニティ
    ● ユーザーによる忖度のない生の声を聞く
    絶好のチャンスです。是非ご参加ください!
    https://mablersjp.connpass.com/

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  45. Next Community event
    3/23 blastengine
    ● 『Auto Test Panel vol.1』
    https://blastengine.connpass.com/even
    t/276207/

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