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Oracle Database入門 - 概要編

Oracle Database入門 - 概要編

2023年10月10日開催 Oracle DBaseCamp#1 セッション資料です。
セッション動画 ▶️ https://youtu.be/92_F6bMX2r8?si=oCQWpHFAFmn9QDij

oracle4engineer

October 10, 2023
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  1. 1. Oracle Database概要 ◼ Oracle Databaseとは(特徴 / 基本動作 / 機能)

    2. Oracle Database構築手順と代表的な構造 ◼ インストールとデータベース作成 ◼ データベース・ユーザーの作成 ◼ スキーマ・オブジェクトの作成 3. データベース運用における一般的な課題とOracleが提供する製品機能 ◼ Multitenant ◼ Oracle Real Applications Clusters(RAC) ◼ Data Guard / Active Data Guard ◼ Partitioning ◼ Oracle SQL Developer ◼ Oracle Applications Express(Oracle APEX) Agenda Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 2
  2. 時代の必要性に合わせた機能拡張 Oracle Database の進化 ‘92 ‘97 ‘99 ‘01 ‘03 ‘07

    ‘09 ‘13 Oracle Databaseの起源 • 1977年:ラリー・エリソンが創業 • 1977年:CIAのプロジェクト”Oracle”を受注 • 1979年:Version2を初の商用RDBMSとしてリリース • 1984年:読み取り一貫性機能提供(Version4) • 1988年:行レベル・ロック、PL/SQL提供(Version6) Oracle7 パラレルクエリ 分散DB 可用性と拡張性を 両立するクラスタ 技術と災害対策 機能の実装 システム統合を 実現する グリッド技術による オープン化促進 大規模データ管理と 標準技術の採用 セキュリティ強化 と運用最適・ 効率化による データ管理コストの 最適化を実現 様々なデータ活用 ニーズに革新的な 基盤ソリューション を提供 マルチテナント・ アーキテクチャを 始めとする、 データベース・クラウド 実現に必要な 機能強化 エンタープライズ システム Oracle8 パーティション表 LOB型 パラレルDML RMAN Oracle8i コンポジット パーティション FGA(セキュリティ) Java/XML対応 Oracle9i Database RAC Data Guard Oracle Database 10g EM Grid Control Clusterware ASM Oracle Database 11g DB Vault Audit Vault 自動チューニング テスト支援 データ圧縮 Oracle Exadata Smart Scan コモディティ機器 InfiniBand 超並列データ処理 列圧縮 HW暗号 Oracle Database 12c マルチテナント・ データベース In-Memory Database Consolidation Database Replay Heat Map Automatic Data Optimization Data Redaction Oracle Database 19c 透過的 Application Continuity(18c) Partitioned Hybrid Tables リアルタイム統計 Automatic Indexing SQL JSON Enhancement Oracle Database 23c JSON リレーショナル・ デュアリティ SQLドメイン オペレーショナル・ プロパティ・グラフ マイクロサービス・ サポート ロックフリー列値 予約 大規模DB 対応 インターネット 対応 ミッション クリティカル 対応 エンタープライズ グリッド 利便性・ 安全性 強化 大規模データ 超高速処理 統合基盤 データベース・ クラウド基盤 安定性 ‘19 ‘23 12.2製品 ファミリーの ターミナル・リリース 安定性 (18c より年次 リリースモデル) あらゆる 用途や規模の モダンアプリケーション および アナリティクスの 開発、実行を 容易に 開発をシンプルに 生産性の向上 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 4
  3. 時代の必要性に合わせた機能拡張 Oracle Database の進化 ‘92 ‘97 ‘99 ‘01 ‘03 ‘07

    ‘09 ‘13 Oracle Databaseの起源 • 1977年:ラリー・エリソンが創業 • 1977年:CIAのプロジェクト”Oracle”を受注 • 1979年:Version2を初の商用RDBMSとしてリリース • 1984年:読み取り一貫性機能提供(Version4) • 1988年:行レベル・ロック、PL/SQL提供(Version6) Oracle7 パラレルクエリ 分散DB 可用性と拡張性を 両立するクラスタ 技術と災害対策 機能の実装 システム統合を 実現する グリッド技術による オープン化促進 大規模データ管理と 標準技術の採用 セキュリティ強化 と運用最適・ 効率化による データ管理コストの 最適化を実現 様々なデータ活用 ニーズに革新的な 基盤ソリューション を提供 マルチテナント・ アーキテクチャを 始めとする、 データベース・クラウド 実現に必要な 機能強化 エンタープライズ システム Oracle8 パーティション表 LOB型 パラレルDML RMAN Oracle8i コンポジット パーティション FGA(セキュリティ) Java/XML対応 Oracle9i Database RAC Data Guard Oracle Database 10g EM Grid Control Clusterware ASM Oracle Database 11g DB Vault Audit Vault 自動チューニング テスト支援 データ圧縮 Oracle Exadata Smart Scan コモディティ機器 InfiniBand 超並列データ処理 列圧縮 HW暗号 Oracle Database 12c マルチテナント・ データベース In-Memory Database Consolidation Database Replay Heat Map Automatic Data Optimization Data Redaction Oracle Database 19c 透過的 Application Continuity(18c) Partitioned Hybrid Tables リアルタイム統計 Automatic Indexing SQL JSON Enhancement Oracle Database 23c JSON リレーショナル・ デュアリティ SQLドメイン オペレーショナル・ プロパティ・グラフ マイクロサービス・ サポート ロックフリー列値 予約 大規模DB 対応 インターネット 対応 ミッション クリティカル 対応 エンタープライズ グリッド 利便性・ 安全性 強化 大規模データ 超高速処理 統合基盤 データベース・ クラウド基盤 安定性 ‘19 ‘23 12.2製品 ファミリーの ターミナル・リリース 安定性 (18c より年次 リリースモデル) あらゆる 用途や規模の モダンアプリケーション および アナリティクスの 開発、実行を 容易に 開発をシンプルに 生産性の向上 Developers Performance Scalability Security Management Availability Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 5
  4. Oracle Databaseの特徴 ◼ PCからペタバイト級のExadataまで、同一ソフトウェアで動作可能 ◼ コンピュート・ノードとストレージのそれぞれをスケールアウトさせることが可能 ◼ 数十年にわたって、世界中のミッション・クリティカル・システムを支え続けてきた実績 ◼ 実績をもとに作成されたベスト・プラクティスOracle

    Maximum Availability Architecture (MAA) ◼ データベースを評価し、セキュリティ・リスク軽減や改善の対象となる箇所を特定 ◼ アクセス制御や暗号化等により、データへの不適切あるいはポリシーに違反する アクセスを防止 ◼ 実績をもとに作成されたリファレンス・アーキテクチャOracle Maximum Security Architecture (MSA) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 6 Relational Geospatial Blockchain Star Schema Cube Graph Documents Key-Value ◼ Relational だけではなくさまざまなデータを格納 ◼ データの種類が異なっても1つのクエリーで処理できる 高可用性 スケーラビリティ 堅牢なセキュリティ コンバージド ※ コンバージド(Converged): 集結する
  5. Oracle社が開発・販売しているリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS) リレーショナル・データベース管理システム (RDBMS: Relational Database Management System) ◼ 2次元の表形式でデータを表したデータベース。 ◼

    データをデータベース内に移動して格納し、それを取り出してアプリケーションで操作できるようにする。 ◼ データの操作にはSQL(Structured Query Language)を利用する ◼ 代表的なRDBMS • Oracle Database(オラクル) • Microsoft SQL Server( Microsoft ) • IBM Db2(IBM) • MySQL(オラクル) • PostgreSQL(PostgreSQL Global Development Group) など Oracle Databaseとは Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 7
  6. Oracle Databaseはインスタンスとデータベース・ファイルで構成される Oracle Databaseの内部構造 インスタンス データベース・ファイルを管理する一連のメモリー 構造。 共有メモリー領域(SGA)とバックグラウンドプ ロセスで構成 Oracle

    Database データベース・ファイル インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス ・・・ データベース・ファイル ディスク上に配置された、データを 格納する一連のファイル ◼ 制御ファイル:Database管理情報 ◼ オンラインログファイル:更新履歴 ◼ データファイル:表データ本体 共有メモリー領域 1つのOracleデータベース・インスタンス に関するデータと制御情報が含まれる。 データベース・ファイルから読み込んだ データをキャッシュする機能もある。 バックグラウンドプロセス データベースの操作、および複数ユーザーの パフォーマンス最大化に必要なメンテナンス・ タスクを実行 制御ファイル オンラインログファイル データファイル Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 8
  7. データベースがSQLによるデータ処理を実行 クライアント(プログラム)はSQLを使ってデータベースに処理を要求 RDBMSはクライアントの要求に従ってデータ処理を実行 データはストレージに格納され、RDBMSによって管理される リレーショナル・データベース管理システムの仕組み RDBMS サーバー クライアント Copyright ©

    2023, Oracle and/or its affiliates 9 SQLによるデータ処理の要求 ◼データの問い合わせ ◼表内の行の挿入、更新および削除 ◼オブジェクトの作成、置換、変更 および削除 など SQL実行結果の返答 データを格納 データを取り出して 必要な処理を実行 ストレージ
  8. SQLで依頼された処理をおこなうために、必ずデータをメモリーに読み込む メモリー上で変更されたデータは定期的にファイルに書き込む Oracle Databaseの動き Copyright © 2023, Oracle and/or its

    affiliates 10 RDBMS サーバー データを格納 データを取り出して 必要な処理を実行 ストレージ データベース・ファイル インスタンス メモリー プロセス群 制御ファイル オンラインログファイル データファイル ・・・ Oracle Database データの格納 書き込み キャッシュ → 検索/更新など 読み込み
  9. 分割できない一連の情報処理の単位 データベース・トランザクション トランザクションが兼ね備えるべき基本的な性質(ACID) A Atomicity(原始性) トランザクションを構成する一連の処理は、全部 なされるか、一切なされないか、のどちらかの状態 を取ること C Consistency(一貫性)

    多数のトランザクションが並列に実行されても システム全体のデータの一貫性が失われないこと I Isolation(分離性) 並行して実行される他のトランザクションの影響を 受けないこと、データをロックする機能を持つこと D Durability(永続性) 処理内容をいったん確定(commit)させた後、 確定した内容は失われないこと 例:ACCOUNTS(銀行口座表)で振り込み処理(更新)を行った場合 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 11 ID NAME BALANCE 100 田中 200,000 101 鈴木 500,000 「鈴木」の残高を 100,000円減らす ACCOUNTS表(銀行口座表) トランザクション開始 データ更新確定(Commit)でトランザクション終了 1 つ の ト ラ ン ザ ク シ ョ ン もし障害が発生した場合、更新処理をす べて元に戻す(ロールバック) ID NAME BALANCE 100 田中 200,000 101 鈴木 400,000 ID NAME BALANCE 100 田中 200,000 101 鈴木 500,000 ID NAME BALANCE 100 田中 300,000 101 鈴木 400,000 ID NAME BALANCE 100 田中 300,000 101 鈴木 400,000 「田中」の残高を 100,000円増やす
  10. マルチバージョン読み取り一貫性 Oracle Databaseの基本機能 ◼ マルチユーザー・データベースでは、複数のトランザクション内の文によって、同じデータが同時に更新される可能性がある。 ◼ 同時に実行される複数のトランザクションでは、意味のある一貫した結果を出すことが必要。 ◼ 複数のユーザーが同時にデータにアクセスできることの保証(データ 同時実行性)

    ◼ ユーザー自身のトランザクションや他のユーザーのトランザクションに よる参照可能な変更を含め、各ユーザーにデータの一貫したビュー が表示されることの保証(データ整合性) 例:CUSTOMERS(顧客票)において、CUST_ID=101のCUST_NAME=鈴木を佐藤に更新中にデータを参照 CUST_ID CUST_NAME 100 田中 101 佐藤 102 山田 未確定の更新中データ 「佐藤」を参照 CUST_ID CUST_NAME 100 田中 101 佐藤 102 山田 未確定の更新中データ 「佐藤」の参照で 待たされる UNDO領域で更新前情報を保持 CUST_ID CUST_NAME 100 田中 101 佐藤 102 山田 101 鈴木 更新前のデータ「鈴木」を参照 同時実行性とデータ整合性が両立しないデータベース Oracle Database CUSTOMERS表(顧客表) CUSTOMERS表(顧客表) CUSTOMERS表(顧客表) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 12
  11. CUST_ID CUST_NAME 100 田中 101 鈴木 102 山田 … 498

    佐藤 499 吉田 エスカレーションの発生しない行レベル・ロック(同時実行性の確保) Oracle Databaseの基本機能 ロック範囲が広域な場合、トランザクション処理オプションの効果を低下させる。一方、行レベルでロックすると複数のユーザーが同一の表の別の行に同時 にアクセスでき、パフォーマンスが大幅に向上。 ◼ ロック情報はブロック内で管理 ◼ 最小単位の「行」レベルでロック ◼ どんなに実行ユーザーが増えても同時に処理可能、処理待ちしない (同時実行性の確保) 例:CUSTOMERS(顧客票)において複数行(田中、鈴木、佐藤)を更新中に更新中以外の行を更新 更新していない行の 「山田」「吉田」は更新不可 ◼ ロック情報はメモリで管理 ◼ 多数の行がロックされるようなクエリがあるとロック範囲が拡大 ◼ 別の行を更新したくても処理待ち CUST_ID CUST_NAME 100 田中 101 鈴木 102 山田 … 498 佐藤 499 吉田 更新していない行の 「山田」「吉田」も更新可能 同時実行性とデータ整合性が両立しないデータベース Oracle Database CUSTOMERS表(顧客表) CUSTOMERS表(顧客表) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 13
  12. データベース運用における一般的な課題 ◼ サーバー数、ライセンス数に比例して 増加する設備投資 ◼ 多数のDatabaseを運用するコストの 増加 運用工数の最適化 ◼ 処理量増加による性能問題

    ◼ システム停止による業務への支障 ◼ 障害およびデータ破損によるデータ 復旧への悪影響 ◼ 災害時のダウンタイムによる業務への 支障 ◼ データ量増加による検索性能の悪化 ◼ 集計処理の遅延化 ◼ メンテナンス処理時間の長期化 処理量の増加への対応 障害時のサービス停止 災害、データ破損、エラーなどの 障害時の対応 パフォーマンスの向上 Databaseを利用した開発の効率化 アプリケーション開発の効率化 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 14 ◼ コマンドラインでのSQL操作の効率の 悪さ ◼ アプリケーション作成における、時間と コストなどの運用工数増加
  13. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 15
  14. Standard Edition2 と Enterprise Edition Standard Edition 2 • 部門システム等、求められる要件が低いシステムを

    手ごろな価格で構築可能 • 使用できる機能、CPUソケット数等に制限あり Enterprise Edition • 性能、可用性、セキュリティ等を重視するシステムに 不可欠な機能を備えている • オプションにより個別の要件に柔軟に対応することが 可能 上記以外のEdition • Personal Edition: 個人の開発用途で利用。サポート提供あり • Express Edition (23c からは Free): 開発等で利用。サポート提 供なし Oracle Databaseの主な提供形態 Standard Edition 2 Enterprise Edition 参考 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 16
  15. Oracle Exadata すべてのデータベース・ワークロードのための 最高のプラットフォーム • 単一ベンダーによるサポート • データベースに特化した設計 • ハードウェアとソフトウェアの

    密なインテグレーション • ストレージへの革新的なアプローチ • Real Application Clustersにより、DBサーバーを並列稼働させ、 高可用性と高拡張性を実現 • Automatic Storage Managementにより、ストレージ・サーバーを並列稼 働させ、高いI/O性能と高可用性・高拡張性を実現 • さらに、Exadata System Softwareが処理の一部をオフロードし、大量 データの高速処理を実現 17 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 驚異的なパフォーマンス、優れた運用効率、最高の可用性とセキュリティ、クラウド対応 スケールアウト可能なインテリジェント・ストレージ スケールアウト可能なデータベース・サーバー 最速の内部ネットワーク DBサーバーを並列稼働 ストレージを並列稼働 オンプレミスにも クラウドにも 理想的 参考
  16. 様々な形態でOracle Databaseをご利用可能のため、多様なシステム要件に対応可能 Oracle Databaseご利用の選択肢 マニュアル 自動化 / マネージド On-Premises Oracle

    Cloud Infrastructure 参考 IaaS上にDatabaseを インストール Autonomous Database ExadataにDatabaseを構 成 Base Database Service - BM/VM Exadata Database Service on Cloud@Customer Exadata Database Service 汎用サーバ上に Databaseを インストール Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 18
  17. 全エディションが従量制で利用可能、サポートもサービス費用に含む Base Database Service: エディション Extreme Performance High Performance Enterprise

    Edition Multitenant Partitioning Advanced Compression Advanced Security, Label Security, Database Vault Real Application Clusters DB In-Memory Active Data Guard • 完全なデータベース・インス タンス • 表領域暗号化 Standard Edition • 全てのEE 標準機能 - Data Guard - Hybrid Columnar Compression(HCC) - パラレル処理 etc Real Application Testing OLAP Management Packs (Data Masking and Subsetting Pack, Diagnostics and Tuning Packs) 全てのデータベース・オプション機能 が利用可能 Base Database Serviceでは、 全てのエディションで 表領域暗号化機能を提供 主なデータベース・オプション機能 が利用可能 Management Packs (Database Lifecycle Management Pack, Cloud Management Pack for Oracle Database) \30.1/h \124.194/h \60.214/h \188.174/h * 料金:CPU当たり、2022年12月現在 https://www.oracle.com/cloud/price-list.html 参考 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 19
  18. Oracle Database構築の流れ Oracle Database構築の流れ Oracle Databaseをインストールし、データベースを作成 1 STEP 2 STEP

    3 STEP 必要なデータベース・ユーザーを作成 必要なスキーマ・オブジェクトを作成 表や索引などを作成。 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 21
  19. 1つのサーバ上に複数のOracle Databaseを作成できる 例1:複数の業務システムのデータベースを同一サーバ上に構築 例2:複数の業務システムを仮想データベースとして一つのデータベース上に構築 (バージョン 12.1〜) Oracle Databaseの配置 Copyright ©

    2023, Oracle and/or its affiliates 23 Oracle ソフトウェア ファイル SID=salesを指定することで 操作対象を識別 SID=hrを指定することで 操作対象を識別 ソフトウェアのインストールは 1回 Oracle Database sales データベース・ファイル インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス ・・・ 仮想データベース (Pluggable Database) を構築 Oracle Database CDB データベース・ファイル(CDB) インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス ・・・ データベース・ ファイル(sales) データベース・ ファイル(hr) Oracle ソフトウェア ファイル Oracle Database hr データベース・ファイル インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス ・・・ Oracle Multitenant 構成 参考
  20. 必要なデータベース・ユーザーを作成 ◼ データベースを操作するには、データベースに登録したユーザーで接続 ◼ 必要に応じて適切な権限とロールが付与されたユーザーを作成し、目的に応じてユーザーを使い分ける Oracle Database構築手順 データベース・ユーザー クライアント SQL>connect

    <ユーザー名>/<パスワード> データベースに登録された データベース・ユーザーで接続 2 STEP Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 24 【参考】 代表的なOracle Databaseインストール時にデフォルト作成されるユーザ例 ユーザ名 詳細 SYS データベースの起動停止を含むすべての処理を実行できる 管理ユーザデータベースの管理情報(データ・ディクショナリ)を所有するユーザ SYSTEM データベース起動中のほとんどの処理を実行できる管理ユーザ SYSBACKUP,SYSDG,SYSKM,SYSRAC データベース管理者の業務の分離を容易化するためのユーザ
  21. 作成されたユーザーは自身と同じ名前の単一スキーマを所持 ◼ データベースには、必要に応じて複数のユーザーを作成することが可能 ◼ スキーマとはユーザーが所有するオブジェクトの集まりのことで、全ての操作を実行可能 ◼ 自身が所有するスキーマ以外のスキーマにアクセスするには権限が必要 データベース・ユーザーとスキーマ 例:Salesユーザー、HRユーザーを作成した場合 SalesユーザーはSalesスキーマのオブジェクトに対

    してすべての操作が可能 Salesユーザー Salesスキーマ SalesユーザーはHRスキーマのオブジェクトにアクセス するには「権限」が必要 Salesユーザー HRユーザー HRスキーマ ユーザーとスキーマで権限管理をするメリット ◼ 1つのデータベースを多数のユーザーが互い に干渉せず使用できる。 ◼ ユーザーにスキーマへのアクセス権限を与える ことでセキュリティを高める。 Point Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 25
  22. 権限とロールによってユーザーのデータへのアクセスおよび実行可能なSQL文のタイプを制御 ◼ 権限とはデータベースで処理を行うための「権利」のこと ◼ システム権限 ◼ オブジェクト権限 ◼ ロールとは権限や他のロールをセットにして名前をつけたもの ユーザー権限とロール

    Salesユーザー HRユーザー HRスキーマ SalesユーザーにEMP表の SELECT権限とUPDATE権 限を付与 HR.EMP HR.DEPT Point Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 26 権限の種類と概要、主な権限の例 権限の種類 権限の概要 主な権限の例 システム権限 データベース内で特定の操作をするための権限 ▪CREATE TABLE権限:データベース内で表を作成するための権限 ▪CEATE VIEW権限:データベース内でビューを作成するための権限 オブジェクト権限 特定のオブジェクトへのアクセスを制御 ▪SELECT権限:他のスキーマの表を検索する権限 ▪UPDATE権限:他のスキーマの表を更新する権限 ロール 権限や他のロールの集合 ▪CONNECTロール:他のスキーマの表を検索する権限 ▪DBAロール:他のスキーマの表を更新する権限
  23. ORD_ID ORD_DATE CUST_ID 10000 2023-04-01 100 10001 2023-04-02 102 10002

    2023-04-03 101 10003 2023-04-04 200 10004 2023-04-05 100 CUST_ID CUST_NAME CUST_ADDRESS 100 田中 東京都… 101 鈴木 大阪府… 102 山田 福岡県… 表はデータを格納するオブジェクトで、列の集合で定義される リレーショナル・データベースでは通常、関連のある複数の表を作成し、その関係を「リレーションシップ」として定義 表(テーブル) リレーションシップ CUSTOMERS表(顧客表) ORDERS表(注文票) 列 要素 (顧客名、住所など) 行 1つのレコード (1人の顧客データなど) フィールド(セル) 1つのデータ (「100、「東京都」」など) Point Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 29
  24. 表を作成する時の手順の例 #顧客番号 顧客名 表の設計例 #商品番号 商品名 価格 #受注番号 受注日 顧客番号

    #明細番号 商品番号 注文個数 システム化対象範囲のデータの確認 表の設計 顧客 商品 顧客 商品 設計に基づいて表を実装 例:顧客や商品を監視するマスター表を定義する場合 CUST_ID CUST_NAME CUST_ADDRESS 100 田中 東京都… 101 鈴木 大阪府… 102 山田 福岡県… ORD_ID ORD_DATE CUST_ID 10000 2023-04-01 100 10001 2023-04-02 102 10002 2023-04-03 101 10003 2023-04-04 200 10004 2023-04-05 100 PROD_ID PROD_NAME PRICE 10 Oracle Database 500 20 WebLogic 250 30 E-Buisiness Suite 1000 ORD_ID DETAIL_ID PROD_ID NUMBER 10000 1 10 1 10000 2 30 1 10002 1 10 4 10003 2 20 2 10004 3 30 1 CUSTOMERS(顧客表) PRODUCTS(商品表) ORDERS(注文表) ORDER_DETAIL(注文詳細表) 1回の受注で複数の商品を 購入するので、 受注表と購入商品ごとの 詳細は分けて定義しよう! 1 2 3 参考 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 30
  25. 「CREATE TABLE文」で表を作成する時の例 表は「CREATE TABLE文」で作成する。表作成時または作成後にデータ型、制約、格納領域などを指定 表の作成例 制約 表に実装するビジネスルール ◼ PRIMARY KEY

    主キー列を定義。主キーとは列を識別するための 一意の値。 ◼ NOT NULL NOT NULL制約を定義。NOT NULL制約とは NULL(空の値)を禁止する制約。 ◼ REFERENCES 外部キー制約を定義 外部キー制約とは1つの列または列の集合の値が、 それぞれ関連する表の一意キーまたは主キーの値 と一致する必要がある整合性制約。 データ型 格納するデータのタイプを定義 ◼ NUMBER 数字型 ◼ VARCHAR2 可変長文字型 ◼ DATE 日付型 領域 表を格納する領域(表領域)を 指定 ORD_ID ORD_DATE CUST_ID 10000 2023-04-01 100 10001 2023-04-02 102 10002 2023-04-03 101 10003 2023-04-04 200 10004 2023-04-05 100 ORDERS(注文票) ORDERS(注文票)が作成される 参考 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 31
  26. 索引は表データの格納場所を格納し、問合せを高速化するためのオブジェクト ◼ 索引がない場合: 表のすべてのデータにアクセスしてデータを検索する ◼ 索引がある場合: 照準に並べられた索引から検索対象行の場所(ROWID)を特定して、対象行にアクセス 索引 CUST_ID CUST_NAME

    CUST_ADDRESS 100 田中 東京都… 101 鈴木 大阪府… 102 山田 福岡県… … 498 佐藤 宮城県… 499 吉田 北海道… 100~ 300~ 100~ 200~ 300~ 400~ 100 ROWID 101 ROWID 102 ROWID … 198 ROWID 199 ROWID 200 ROWID 201 ROWID 202 ROWID … 298 ROWID 299 ROWID 300 ROWID 301 ROWID 302 ROWID … 398 ROWID 399 ROWID 400 ROWID 401 ROWID 402 ROWID … 498 ROWID 499 ROWID 例:索引のCUST_ID_IDX=498を使って検索する場合 CUST_ID_IDX(顧客番号索引) CUSTOMERS(顧客表) CUST_ID_IDX=498は300~ CUST_ID_IDX=498は400~ CUST_ID_IDX=498のデータ の格納場所を特定 Point Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 32
  27. ビューを使用し、複数表データから条件によってデータを一部抜粋し組み合わせて参照可能 ◼ ビューの実体は、見せるデータの「定義」 (データは含まない) ◼ 実表のデータを様々に加工することができる。例えば、複数の表を結合して1つのオブジェクトのように見たり、集計結果 を定義して見ることができる。 ◼ ビューを利用することで実表への直接アクセスを防ぎ、セキュリティを担保できる。 ビュー

    CUST_ID CUST_NAME CUST_ADDRESS 100 田中 東京都… 101 鈴木 大阪府… 102 山田 福岡県… ORD_ID ORD_DATE CUST_ID 10000 2023-04-01 100 10001 2023-04-02 102 10002 2023-04-03 101 10003 2023-04-04 200 10004 2023-04-05 100 例:CUSTOMERS表(顧客表)、ORDERS(注文票)、ORDER_DETAIL(注文明細表)から顧客ごとに購入商品と購入日を見るためのビューを作成 ORD_ID DETAIL_ID PROD_ID NUMBER 10000 1 10 1 10001 2 30 1 10002 1 10 4 10003 2 20 2 10004 3 30 1 CUSTOMERS(顧客表) ORDERS(注文表) ORDERS_DETAIL(注文票表) CUST_NAME ORD_DATE PROD_ID 田中 2023-04-01 10 山田 2023-04-02 30 鈴木 2023-04-03 10 SQL> CREATE VIEW cust_sum AS SELECT cust_name,ord_date・・・ Point Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 33
  28. 連続する一意の数値のリストを生成するオブジェクト ◼ 順序は複数のユーザーが一意の整数を入力する際に使用 ◼ 一意性を保証する主キー列に使用することが多い ◼ もしも順序がなければ、一意の値をプログラム側で生成したり順序表を作成することになり工数や性能面で影響あり 順序(シーケンス) ORD_ID ORD_DATE

    CUST_ID 10000 2023-04-01 100 10001 2023-04-02 102 10002 2023-04-03 101 10003 2023-04-04 200 10004 2023-04-05 100 ORDERSの順序 10000 10001 10002 10003 10004 ・・・ ORDERS(注文票) User A User B User C 例:ORDERS(注文表)の順序を作成し、ORDERS(注文表)の主キーとして利用 Point Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 34
  29. データベースに格納されたPL/SQLプログラム ◼PL/SQLとはSQLを拡張したOracle Databaseのプログラミング言語 ◼ストアド・プログラムは、PL/SQLで作成したプログラムをデータベース内に格納したもの ◼ストアド・プログラムはどのアプリケーションからも呼び出し可能で、アプリケーション側には処理結果だけを送信する。 ストアド・プログラム CREATE PROCEDURE BEGIN <プログラム>

    END; ストアド・プログラム ストアド・プログラムのメリット ◼ パフォーマンスの改善 ◼ アプリケーションの整合性と一貫性 ◼ 冗長なコーディングを回避 【参考】 ストアド・プログラムの種類と詳細 ストアド・プログラムの種類 詳細 ストアド・プロシージャ データベースに格納されるプログラム ストアド・ファンクション データベースに格納される関数 パッケージ データベースに格納されたストアド・プログラムをグループ化したもの トリガー 指定したイベントが発生した際にデータベースによって自動的に実行されるストアド・プログラム クライアント アプリケーション <プログラムコード> クライアント アプリケーション <プログラムコード> Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 35 Point
  30. 代表的なスキーマ・オブジェクト スキーマ・オブジェクト(まとめ) Point 表 ◼ 表はデータを格納する オブジェクトで、列の集合で 定義される。 ◼ リレーショナル・データベースで

    は通常、関連のある複数の 表を作成し、その関係を 「リレーションシップ」として定 義する。 ビュー ◼ ビューによって複数表データか ら条件によってデータを一部 抜粋し組み合わせて参照。 ◼ 複数の表を結合して1つのオ ブジェクトのように見たり、集 計結果を定義して見ることが できる。 ◼ ビューを利用することで実表 への直接アクセスを防ぎ、 セキュリティを担保できる。 索引 ◼ 索引は表データの格納場所 を格納し、問合せを高速化 するためのオブジェクト。 ◼ 索引から検索対象行の格納 場所を特定することによって、 表の全データにアクセスして データを検索する必要がない ので、問合せが高速化可能。 ストアド・プログラム ◼ ストアド・プログラムは、 PL/SQLで作成した プ ログラムをデータベース内に格 納したもの。 ◼ ストアド・プログラムはどの アプリケーションからも 呼び出し可能で アプリケーション側には結果 だけを送信する。 順序(シーケンス) ◼ 順序は表の列に対して連続 する一意の数値のリストを 生成する。 ◼ 一意の値をプログラム側で 生成したり順序表を作成 する必要がないため、 パフォーマンス向上に繋がる。 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 36
  31. データ・ディクショナリとはデータベース自身の情報を格納した読み取り専用の表とビューの集合 ◼ データベース自身の構造およびそのユーザーについての参照情報を含む読取り専用の表とビューの集合 ◼ ユーザーやオブジェクトを作成すると自動的に情報が登録される データ・ディクショナリ データ・ディクショナリの例と参照できる情報 ユーザーディクショナリ登録情報 USER_TABLES ユーザーが所有する表の情報

    ALL_TABLES ユーザーがアクセスできる表の情報 DBA_TABLES データベース内の全ての表の情報(管理者用) DBA_USERS データベース内の全てのユーザーの情報(管理者用) SQL>SELECT table_name FROM user_tables; TABLE_NAME -------------------------------------- PRODUCTS CUSTOMERS ORDERS ORDER_DETAILS データ・ディクショナリ USER_TABLES ALL_TABLES DBA_TABLES DBA_USERS ユーザーが所有する 表の情報から表の 名前を参照 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 37 参考
  32. Oracle Cloud InfrastructureではGUIの操作で素早くOracle Databaseが作成可能 Oracle Cloud InfrastructureでOracle Databaseを作成 Oracle Cloud

    Infrastructure(OCI)とは ORACLEが提供するクラウドで、システムの基盤となる IaaS、PaaS、SaaSを提供している。 OCI上でOracle Database を従量課金のサービス として利用可能 入力、選択、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で Oracle Databaseが作成可能 オンプレミスと全く同じOracle Databaseのソフトウェアを クラウドのサブスクリプション型で利用可能 30分から1時間程度でプロビジョニング完了 参考 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 38
  33. Oracle Database Express Edition (XE)の後継リリース Oracle Database 23c Free •

    Oracle Database 23cの新機能に容易にアクセス可能 • 最新のデータ・ドリブン・アプリケーション開発を容易にする23cの新機能をいち早くお試し いただき、アプリケーション構築にお役立てください • フルセットを提供するOracle Database 23cは別途リリース予定です • 以下の形式でリリース (Windows版も近日リリースを予定) • Docker image • VirtualBox VM • Linux RPM file • 以下の条件でご利用可能です Free Use Terms & Conditions license • 従来のExpress Editionの後継 • 利用可能なCPU(2Core)、ストレージ(12GB)、メモリ(2G)に制限があります • サポートや保証はありません • 利用可能な機能は下記ドキュメントをご参照ください https://docs.oracle.com/en/database/oracle/oracle-database/23/dblic/Licensing- Information.html#GUID-0F9EB85D-4610-4EDF-89C2-4916A0E7AC87 Oracle Database 23c FREE 関連情報まとめ https://bit.ly/Qiita-23c Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 39 参考
  34. ◼ Multitenant ◼ Oracle Real Applications Clusters(RAC) ◼ Data Guard

    / Active Data Guard ◼ Partitioning ◼ Oracle SQL Developer ◼ Oracle Applications Express(Oracle APEX) 3. データベース運用における一般的な課題とOracleが提供する製品機能 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 40
  35. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 41
  36. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 42
  37. PDB (プラガブル・データベース) ◼ アプリケーションごとにPDBを提供 ◼ アプリケーションの変更は不要 ◼ 高速なプロビジョニング(クローン) ◼ ポータビリティ/可搬性

    1つのサーバー上(CDB)に複数のデータベース(PDB)を統合 Oracle Multitenant Non-CDB構成 運用工数の最適化 Multitenant Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 43 メモリーとバックグラウンド・ プロセスの共有 より多くのアプリケーションを 稼働できる CDB (コンテナ・データベース) ◼ 複数PDBを一元管理(アップグ レード、バックアップ、HA構成) データベース・ファイル インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス 制御ファイル オンラインログファイル データファイル Multitenant構成 ・・・ PDB (プラガブル・データベース) ◼ アプリケーションごとにPDBを提供 ◼ アプリケーションの変更は不要 ◼ 高速なプロビジョニング(クローン) ◼ ポータビリティ/可搬性 ・・・ データベース・ファイル インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス 制御ファイル オンラインログファイル データファイル ・・・ データベース・ファイル インスタンス 共有メモリー領域 バックグラウンドプロセス 制御ファイル オンラインログファイル データファイル ・・・ データファイル データファイル データファイル
  38. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 44
  39. 共有ストレージ・共有キャッシュ型で全ノードがアクティブなクラスタリング Oracle Real Application Clusters (RAC) スケーラビリティ ◼ 全ノードがアクティブで対等に更新可能 ◼

    ノード数(CPU数)増加による性能向上 トランザクション系: 同時ユーザー数の向上 分析系: 並列度向上 可用性 ◼ Oracleインスタンスに障害が発生しても正常ノードによって 自動的にリカバリされる ◼ 最低1つのOracleインスタンスが稼働していれば全データに アクセス可能 ◼ ノードごとのローリング・メンテナンス可能 透過性 ◼ Oracleクライアントから見た挙動がシングル・インスタンスと同じ 共有ストレージ データ・ベース・サーバー 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 45
  40. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 46
  41. レプリケーション機能 Oracle Data Guard / Oracle Active Data Guard データ保護

    REDO転送によって自動で同期をとることで、 データベースを障害及びデータ破損から保護 迅速な切り替え 計画/計画外停止時に迅速に切り替えること でダウンタイムを縮小し、業務を継続 リソースの有効活用 レポーティング、テストやバックアップ用途で スタンバイ・データベースを活用可能 DatabaseのREDOログに記 録される情報を転送 プライマリ・データベース スタンバイ・データベース ログ適用 REDOログ REDOログ プライマリ・データベースからスタンバイ・データベースへ自動でログを転送し、スタンバイ・データベースでログを適用することによって同期をとる。 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard / Oracle Active Data Guard Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 47 プライマリ・サイト スタンバイ・サイト
  42. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 48
  43. 大規模表を分割してSQL処理がアクセスする範囲を限定することで検索パフォーマンス向上 Oracle Partitioning 表ブロック Partitioning無し Paritioningあり CUSTOMERS(顧客票) 表ブロック CUSTOMERS(顧客票) パーティション

    列の値が特定の条件を満たす グループに表を分割する パーティション・プルーニング SQLのWHERE句の絞り込み条件が パーティションの条件に合致すると、 該当するパーティションのみにアクセス する 分析および集計処理のために特定のパーティションのみフル・スキャンし、検索パフォーマンス向上 分析および集計処理ために表のフル・スキャンを行う 必要がある パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_IDCUST_NAME 100 田中 101 鈴木 102 山田 250 高橋 251 伊藤 498 佐藤 499 吉田 CUST_IDCUST_NAME 100 田中 101 鈴木 102 山田 250 高橋 251 伊藤 498 佐藤 499 吉田 パーティション1 パーティション2 パーティション3 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 49
  44. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 50
  45. データベース開発者に向けた統合開発ツール Oracle SQL Developerの主な機能 ◼ オブジェクトの閲覧と作成 ◼ SQL WorksheetからのSQL実行 ◼

    PL/SQLの編集およびデバッグ ◼ 異種データベースからの移行 Oracle SQL Developer オブジェクト一覧 SQL Worksheet SQLを編集、実行 表、ビューなどの オブジェクトを参照 実行結果確認ウィンドウ SQLの実行結果が表示される スニペット SQL構文のテンプレート。テンプレートをSQL Worksheetにドラッグ&ドロップすることで、SQL で関数を容易に作成可能 クエリ―・ビルダー ドラッグ&ドロップやタブ によるクエリー作成 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 51
  46. データベース運用における一般的な課題に対してOracleが提供する製品機能 ◼ サーバー数、ライセンス数削減による設備投資の削減 ◼ Database統合による運用コスト削減 運用工数の最適化 Multitenant ◼ 高い拡張性による性能向上 ◼

    インスタンス障害時の可用性向上 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止 Oracle Real Application Clusters (RAC) ◼ 障害およびデータ破損からデータ保護 ◼ 災害時のダウンタイムの縮小 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応 Oracle Data Guard Oracle Active Data Guard ◼ アクセス範囲の限定による検索性能の向上 ◼ 集計処理の高速化 ◼ メンテナンス処理時間の削減 パフォーマンスの向上 Oracle Partitioning CUST_ID CUST_NAME GUIでのDatabase操作 Databaseを利用した開発の効率化 Oracle SQL Developer GUIでのアプリケーション開発 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 52
  47. Oracle Databaseのための高速Webアプリケーション開発プラットフォーム Oracle Databaseで動作するエンタープライズ・アプリケーション向けのローコード・アプリケーション・プラットフォーム Oracle Application Express (Oracle APEX) アプリケーション開発画面

    アプリケーション画面例 アプリ開発 ◼ デスクトップ/モバイル向けアプリが 開 発可能 ◼ SQLやPL/SQLを生かした開発 ◼ クライアントソフト導入不要、 ブラウザベースでの開発 ◼ 開発を支援する各種ユーティリティ データ視覚化 ◼ Databaseへの直接のデータ投入 ◼ 表/グラフによる可視化 Oracle Database標準機能 ◼ 追加ライセンス、追加構成不要 ◼ Oracle Databaseとともに構成 アプリケーション開発の効率化 Oracle Application Express (Oracle APEX) Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 53
  48. 1. Oracle Database概要 ◼ Oracle Databaseとはリレーショナル・データベース ◼ Oracle Database は時代によって様々な機能が追加され、企業の様々な要件に応えてきた

    2. Oracle Database構築の流れと代表的な構造 ◼ インストールとデータベース作成 ◼ データベース・ユーザーの作成 ◼ スキーマ・オブジェクト(表、索引など)の作成 3. データベース運用における一般的な課題とOracleが提供する製品機能 ◼ 運用工数の最適化:Multitenant ◼ 処理量の増加への対応 / 障害時のサービス停止:Oracle Real Applications Clusters(RAC) ◼ 災害、データ破損、エラーなどの障害時の対応:Data Guard / Active Data Guard ◼ パフォーマンスの向上:Partitioning ◼ Databaseを利用した開発の効率化:Oracle SQL Developer ◼ アプリケーション開発の効率化:Oracle Applications Express(Oracle APEX) まとめ Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 54
  49. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 55 ご参考 Oracle

    Cloudに関する最新情報ご入手方法のご紹介
  50. OCI活用資料集: Oracle Cloud Infrastructureを使い倒すための資料集 • https://oracle-japan.github.io/ocidocs/links/ Ocistatus - OCIの現在のサービスの稼働状況と、過去のインシデント履歴 •

    https://ocistatus.oraclecloud.com/ OCI対応済み各種アプリケーション • https://www.oracle.com/jp/cloud/infrastructure/solutions/isv-applications/ サービス基本情報の入手先 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 56
  51. OCI活用資料集 - Oracle Cloud Infrastructure を使い倒すための資料集 • https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ オラクルエンジニア通信 -

    技術資料、マニュアル、セミナー • https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/ サービス活用資料サイト Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 59
  52. 当日参加できなくてもアーカイブ動画と資料をいつでも参照可能 【ウェビナーで定期的な情報キャッチアップ!】 Oracle Cloud ウェビナーシリーズ Copyright © 2023, Oracle and/or

    its affiliates 60 oracle.com/goto/ocws-jp Oracle Cloudウェビナー Oracle Cloudのご紹介とビジネス課題を解決し たお客様事例やその時々のホットなトピックをお 届けします DXシリーズ クラウドを活用したDX化をお客様と一緒に取り 組む活動をしており、その取り組みを広く知って いただくために、お客様のDX促進に役立つヒント となる事例やノウハウを紹介します ハンズオン・トレーニング Oracle Cloudの使い方や活用イメージを実際に Oracle Cloudを操作していただきながら具体的 にご紹介します 毎週 水曜日(第三水曜日除く) 毎月定期開催 第三週目 水曜日
  53. 特に人気のテーマのコミュニティでウェビナー開催中!より実践的なトピックが満載! 【リアルなコミュニティ活動に参加する!】 Oracle Code Night Online Copyright © 2023, Oracle

    and/or its affiliates 62 開催情報は Connpass で公開中! oracle-code-tokyo-dev.connpass.com 過去のアーカイブはYouTubeにて公開中! youtube.com/c/JapanOracleDevelopers
  54. 毎月第3火曜日にオンライン開催中! 【どなたでも参加可能なコミュニティ!】 OCIユーザー様により企画運営されたユーザーコミュニティ「OCIjp」 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates

    63 「OCIjp」はOracle Cloud Infrastructure(OCI)に関する勉強会の開 催などを行うユーザーコミュニティです。 毎月第3火曜日に開催、OCIユーザーやOCIに興味のあるエンジニ アが集まって、ノウハウの共有をしています。 大規模な構築事例や初心者向けハンズオンなど、OCIに関わるあ らゆるトピックを取り上げ開催中です。 twitter connpass https://fullenergy-oci.connpass.com/
  55. 一般的なサービスを利用した情報の発信 【情報発信で知の共有を!】 ナレッジコミュニティやブログ投稿サイト Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates

    64 参考:Qiita [ https://qiita.com/tags/oracle ] 【参考】 他にも多くのパートナー様のサイトにて、 実践的なブログ記事を絶賛公開中です!!