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クリエイティブのキャリアについて考える Director HUB #1
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July 25, 2019
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クリエイティブのキャリアについて考える Director HUB #1
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July 25, 2019
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Transcript
悩めるディレクター集合! クリエイティブのキャリアについて考える
デジタルトランスフォーメーション事業部 東京、⼤阪、北海道、福岡合わせて 136⼈ ディレクターは 36⼈ デジタルコンサルティング、ウェブサイト構築、システム開発、SNS運⽤、アクセス解析など デジタル領域全般を扱っています。
城本 ⼤地 ディレクター 2017年⼊社(オロは4社⽬です) 担当ポジション • テクニカルディレクター • プロジェクトマネージャー •
チームリーダー キャリア 1. Webの何でも屋(?) 2. フロントエンドエンジニア 3. ディレクター
⾼橋 ⼀成 IA∕UXデザイナー 2010年⼊社 主な担当案件 ・⾃動⾞メーカーのBIツール IA∕開発ディレクター ・B2B案件のプロデューサー∕IA ・Instagram案件のプロデューサー いろいろなポジションを担当します。
前提
oRoのタレント プロデューサー プランナー プロジェクトマネジャー プロダクトマネジャー IA∕UXデザイナー ディレクター SNSディレクター アートディレクター コピーライター
デザイナー フォトグラファー フロントエンドエンジニア マークアップエンジニア バックエンドエンジニア インフラエンジニア マーケティングコンサルタント マーケティングエンジニア SEOマスター アナリティクスマスター(AA∕GA) ? ? ? ?
職域 ディレクター全員がすること 進⾏管理 予算(利益)管理 品質管理 ・スケジュール管理 ・タスク管理 ・資料の整理 ・指⽰の取りまとめ ・事前キャスティング
(社内・社外) ・稼働管理 ・クライアントとの予算交渉 → 会社によっては営業が担当 ・表⽰崩れのチェック ・仕様のチェック ・⽂⾔のチェック
城本パート
• Webサイト制作のディレクション • CMSやアプリなど開発ディレクション • ディレクター、プロデューサーのサポート、教育 • プロジェクトマネージャー • 制作チームリーダー
• 採⽤ • 上司から投げられる様々な雑務… どんな仕事をやっているのか
なんでもやります サッカーだとこの⼈と同じポジション
oRoのディレクター
はじめはみんな ディレクター 経験を積むと マネージメント型のディレクター スペシャリスト型のディレクター のどちらかに分かれることが多い
マネージメント型のディレクター • チームメンバーが持つ案件の状況、稼働管理 • メンバーのモチベーション管理 • チームメンバーの成⻑⽀援 • コーチング
スペシャリスト型のディレクター • 案件でスペシャリストとしてのスキル発揮 • スキルの共有・伝達を⾏い会社全体のスキルアップ • 取引先、同業他社からスペシャリストとしての評価
私の場合 20代中盤 Web何でも屋 20代後半 フロントエンドエンジニア 兼 ディレクター 30代前半 ディレクター いま
マネジメント型 ディレクター Webの仕事は全部やる! フロントエンドが⼀番楽しい けどディレクターもいいかも? ディレクターの⾃信ついたけど 今後のキャリアはどうする? マネージメント型 ディレクターを⽬指す!
今後求められる ディレクターのスキル
デザイナー、エンジニアは10年前に⽐べて 職種の細分化・特化が進んでいる UXデザイナー UIデザイナー インフラエンジニア UXエンジニア ビジュアルデザイナー フロントエンドエンジニア インタラクションデザイナー プロダクトデザイナー
バックエンドエンジニア フロントエンドエンジニア データベースエンジニア グラフィックデザイナー Webデザイナー
例えばGoogleの採⽤情報では 様々なデザイナーやエンジニアが募集されている この流れは次第に業界全体に浸透する デザイナー エンジニア
ではディレクターは?
ディレクターも 特筆したスキルを持つ ••ディレクターが求められる
どんなスキル?
採⽤市場で必要とされるスキルが 求められるスキル 例:Googleのエグゼクティブ クリエイティブディレクター
A社 D社 B社 C社 各社のディレクター募集要項から 求められるスキルを読むことができる
A社 D社 B社 C社 ・開発ディレクション ・フロントエンド ・プロジェクトマネジメント ・⼤規模サイト構築 ・CMS ・プロジェクトマネジメント
・デザイン ・⼤⼿クライアント案件 ・データを活⽤した運⽤・運営 ・UX/UI 各社のディレクター募集要項から 求められるスキルを読むことができる
ちなみにoRoのディレクター募集要項はこんな感じです
今後求められない ディレクターのスキル
あえて⾔うなら・・・Web系の資格 • 労⼒∕コストの割にメリットが少ない • 「誰でも取れる」にあまり価値はない(特に⺠間資格) • 資格を取る時間を使ってポートフォリオ作った⽅がマシ ※ IPAが主催する情報処理技術者試験(国家資格)は価値はある。 プロジェクトに⾼度試験の資格所有者がいることが案件獲得の条件になる場合もある。
スキルを⾝につけるには
1. 成功体験 ⇒ どの部分に興味や⼿応えを感じたか? 2. 失敗体験 ⇒ どの部分に「もっと良くできたのに」と感じたか? 3. 周囲の評価
⇒ 周囲からはどの部分で評価されているか? 4. 普段の会話 ⇒ どの話で⾃分は⼀番饒⾆になるか? この4つから⾝につけるべきスキルのヒントがある
1つだけでも特化した 武器(スキル)を持つ ディレクターの仕事内容は幅広く様々な仕事が経験できる反⾯ 知識・スキルともに広く浅くなる傾向がある 1つだけでも「これは負けない」と思える武器(スキル)を持つ
ディレクター経験を 積んだ先のキャリア
• スケジュール管理 • コスト管理 • 品質管理 • 要件定義 • コミュニケーション
• 課題解決 • 情報収集 + • デザイン • フロントエンド • バックエンド • インフラ • UX • UI • 情報設計 • CMS • SNS • SEO • 解析・分析 • 企画⼒ • ライティング • マーケティング • プロジェクトマネジメント • サイト運⽤ • 広告運⽤ • 営業 ベーススキル 武器スキル ディレクターのスキルをベースと武器に分解して考えてみる
営業 + プロジェクトマネジメント + 企画⼒ + マーケティング プロジェクトマネジメント + フロントエンド
+ バックエンド + インフラ デザイン + 情報設計 + UI + フロントエンド • プロデューサー • プランナー • UIデザイナー • クリエイティブディレクター • プロジェクトマネージャー • シニアディレクター A B C 武器スキルを4つほど選定して理想像(肩書き・キャリア)を考えてみる
イメージはファイナルファンタジー5のアビリティとジョブ (知らない⽅はすみません・・・)
キャリアは⾃分で作っていこう
⾼橋パート
このスキル、このキャリアなら 10年後20年後、安⼼っていうのはない
Business Technology Design 経済産業省の⾼度デザイン⼈材育成研究会 ・現状はデザイン(D)のスキルと、ビジネス(B)、テクノロジー(T)の 三要素が有機的に連動することでイノベーションが⽣まれる。 スキルがそれぞれ個別の⼈材に所属しており、これらの領域横断した結合が重要 ・ビジネス∕テクノロジーをクールビジネス∕クールテクノロジーに 昇華させるために「デザイン」が重要
Business Technology Design デザイン ビジネススキル リーダーシップ ・スキル(テクノロジー) ・アート(発想、視点) ・アプローチ∕哲学(HCD∕UX) 多様なデザイン専⾨性の保有
当事者性、実⾏・推進⼒、巻き込み⼒ 事業関与、マネジメント ⾼度デザイン⼈材像についての事務局検討資料 https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kodo_design/pdf/003_s05_00.pdf
OMO( Online-merge-offline ) Webと店舗の境⽬なくサービス展開する考え⽅ 例)中国の無⼈コンビニ(京東 Jīngdōng) → ECサイトの延⻑線上と捉えている → センサーを利⽤してリアル店舗のデータを取得している
・Webデータと店舗データの連携(ビジネススキル) →どのデータを繋げれば、有益な情報が得られるのか設計できる ・オンライン⾏動をオフライン⾏動に置き換える(デザイン) →ブランド独⾃の購買体験(UX)をつくる 例)サンフランシスコの無⼈レストラン Eatsa (イーツァ) https://youtu.be/ZWeocXaIPMo ・オンラインチームとオフラインチームとのコミュニケーション(リーダーシップ) →さまざまな関係者の利害調整を⾏い、プロジェクトを推進できる
OMO( Online-merge-offline ) Webと店舗の境⽬なくサービス展開する考え⽅ 例)中国の無⼈コンビニ(京東 Jīngdōng) → ECサイトの延⻑線上と捉えている → センサーを利⽤してリアル店舗のデータを取得している
ただ無⼈っていうだけで 顧客のメリットがないので、競合の倒産がいっぱい笑
事例 ⾮公開
⼤変なこと ・仕様決定 ・セキュリティまわり ・連携まわりの社内調整 → そこまで⼤変じゃない → そこそこ⼤変 → ⼤変
・連携先システムの仕様に詳しい⼈を探し出す ・連携⽅法検討する。場合によっては、連携先の仕様を変更してもらう ・現場のオペレーションに調整を⼊れることもある 当事者意識と巻き込み⼒は⼤事
デザイン ビジネススキル リーダーシップ ・スキル(テクノロジー) ・アート(発想、視点) ・アプローチ∕哲学(HCD∕UX) 多様なデザイン専⾨性の保有 当事者性、実⾏・推進⼒、巻き込み⼒ 事業関与、マネジメント
デジタルトランスフォーメーション 案件内容が複雑化 むかし ・単純にサイトを作る ・3名ぐらいのタレントがいれば成⽴ いま ・オンライン∕オフラインの課題を同時に解決する ・タレント間のスキルを補完するメンバーが必要 サービス、ビジネスモデルを変⾰するだけでなく、組織、プロセス、企業⽂化も変⾰すること
例えば ディレクター デザイナー アートディレクター ディレクター デザイナー インフォメーションアーキテクト 設計はどちら? デザインコンセプトはどちら?
案件が複雑になると プロデューサー ディレクター デザイナー フロントエンド エンジニア バックエンド エンジニア 職域でないポジションが発⽣
働き⽅改⾰ 残業時間の減少に伴い むかし ・残業∕徹夜 ・案件量が多くこなしている間に ⾃然とスキルが⾝につく いま ・定時退社 ・案件の選択もしくは案件の中で ⾃ら課題設定しないとスキルが
⾝につきにくい
受託会社と事業会社 受託会社 事業会社 領域 広告∕プロダクト プロダクト 専⾨性 浅い コアデータに触れる機会が少ないので、専⾨性 は浅くなりがち
深い コアデータに触れる機会が多くため、深い専⾨ 性が得られる 経験数 多い 他業種に関わることができ、⼀度やったことを 反復することもあり経験値がたまる 少ない ⼀度⾏うと次の機会が2、3年後のようなケース もある 体制 規模が⼩さいと⾃⾝の領域以外のこともやらないといけない 規模が⼤きいと専⾨チームがあり、同職域のメンバーで情報交換できる
⾝に付けたいスキル、キャリアは いまの環境で⾼めることができるのか