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CCoE が提供する Google Cloud 環境と CSPM の取組み
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KINTOテクノロジーズ Osaka Tech Lab
October 30, 2024
Technology
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CCoE が提供する Google Cloud 環境と CSPM の取組み
KINTOテクノロジーズ Osaka Tech Lab
October 30, 2024
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Transcript
CCoE が提供する Google Cloud 環境と CSPM の取組み 2024.2.28 KINTOテクノロジーズ 多田友昭
自己紹介 多田 友昭(Tada Tomoaki) KINTO テクノロジーズ株式会社 Osaka Tech Lab(2022.07〜) プラットフォームG
CCoEチーム CCoE 実践者コミュニティ関西 オーガナイザ 経歴 • メーカSE@東京:情報収集衛星の画像処理システム開発 • セキュリティベンチャー@大阪:自社MSP・SIEMツール開発など • SIer@大阪:認証基盤開発、クラウド、CCoE、サービス企画など
アジェンダ 1. KINTO テクノロジーズ 2. CCoE を取巻く環境 3. 「統制」活動内容 4.
まとめ
1. KINTO テクノロジーズ 会社概要
1. KINTO テクノロジーズ グループ組織
1. KINTO テクノロジーズ プロダクト
統制 グループ会社セキュリティポリシーに準拠したクラウド環境を提供し、 常にセキュアな状態を維持するための支援を行う 活用 ナレッジ共有や人材育成を通じて、効率的な開発が継続できる支援を行う 1. KINTO テクノロジーズ CCoE チームのミッション
2. CCoE を取巻く環境 システム環境 システム数 = 〜 80 クラウド
2. CCoE を取巻く環境 セキュリティの考え方 グループセキュリティポリシー • GISS(Global Information Security Standard)
• 全14章、数百項目のコントロールから構成 • 記載は抽象度高め • CSPM、CWPP、CIEM等のコントロールあり アセスメント実施 • 設計時・SaaS導入時/年1回 • セキュリティグループが中心に実施 • クラウドインフラに関しては、CCoE がアセスメント対応 設計・構築は、インフラチーム • 各システム・アプリは、プロダクト開発部門対応
2. CCoE を取巻く環境 トヨタグループで発生したセキュリティインシデント 2024.02.16 https://news.t-mobility-s.co.jp/information/20240216-1/ 2023.05.12 https://company.toyotaconnected.co.jp/news/press/2023/0512/
3. 「統制」活動内容 CCoE チームミッションと活動 統制 グループ会社セキュリティポリシーに準拠したクラウド環境を提供し、 常にセキュアな状態を維持するための支援を行う CSPM (Cloud Security
Posture Management) セキュリティプリセット
3. 「統制」活動内容 Google Cloud プロジェクト(セキュリティプリセット) コンセプト 開発グループがクラウド環境を自由に利活用できる 最低限望ましくない利用を制限 (予防的ガードレール) ✓
Organization policy ✓ プロジェクト提供時に CIS や GISS をベースに設定 ✓ プリセットできないものは、発見的ガードレールとして CSPM で確認 →Sysdig Secure を採用
3. 「統制」活動内容 Google Cloud プロジェクト(セキュリティプリセット) 予防的ガードレール(最低限望ましくない利用を制限) ✓ Organization Policy •
ロケーション制限 • サービス制限 • パブリックアクセス制限 • デフォルトネットワーク制限 • 監査ログからプリンシパル除外制限 • など ✓ プロジェクト提供時 (CCoE で事前設定) • CIS 2. Logging and Monitoring • 監査ログ取得及びログ基盤連携 • CSPM 有効化 • など
3. 「統制」活動内容 CSPM なぜ Sysdig を採用したのか? • マルチクラウド対応 ( AWS,
Azure, Google Cloud ) • CIS 等のセキュリティベース + Regoによるカスタムルール(将来機能) • Falco によるリアルタイムな脅威検知 • UI/UX がシンプル • CWPP、CIEMもいずれ使いたい • コスト Google Cloud SCCは、Premiumが高価+Org単位での有効化必須 (検証時) 2023.2頃からプロジェクト単位で有効化可能
3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 リアルタイム脅威検知 (Falco) CSPM(1回/日) リアルタイム脅威検知 アラート CSPM
アラート のカイゼン作業 開発G セキュリティチャンピオン CCoE 運用 脅威検知 アラート確認 アラート内容詳細確認 アラート発生時は開発Gが率先してカイゼン実施。 10分以内に対応完了
3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 (理想) リアルタイム脅威検知 (Falco) CSPM(1回/日) リアルタイム脅威検知 アラート
CSPM アラート のカイゼン作業 開発G CCoE 運用 脅威検知 アラート確認 運用 アラート発生時は開発Gが率先してカイゼン実施。 10分以内に対応完了 理想
リアルタイム脅威検知 (Falco) CSPM(1回/日) リアルタイム脅威検知 アラート CSPM アラート のカイゼン作業 開発G CCoE
脅威検知 アラート確認 CSPMカイゼン方法 カイゼンドキュメント 執筆 カイゼンドキュメント 参照 レポート提供+アラート連絡・ カイゼン依頼 CSPMレポート取得 (API) 3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 (現実)
3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 理想と現実の壁 • 開発Gにそれほどセキュリティマインドはない • セキュリティ設定は、後回しがち CCoE
が支援することでアラート対応を実施
3. 「統制」活動内容 CSPM 運用 (現実) CCoE チーム が CSPM と開発
G のハブとして機能 →定期的なカイゼン • CSPM レポート取得と提供/カイゼン依頼 ✓ Sysdig API 経由でアラート取得/レポート作成し開発Gに提供、カイゼン依頼 ✓ カイゼン方法も合わせて提供 • CSPM カイゼンド方法の提供 ✓ risk, Remediation, Reference 記載 ✓ Sysdig も提供しているが・・・ ✓ 今後は、スクリプト提供も視野
良かった点 ✓ (現実) 運用に関して、やりたい機能は満足 ✓ サポート が迅速・丁寧 ✓ Risk Acceptance
ダッシュボード有用 今後期待する点 (CSPM) ✓ CSPM スキャン API の提供(任意のタイミングでスキャンしたい) ✓ レポートのリッチ化 ✓ Remediation ページのカスタマイズ ✓ Accept Risk の API 化 3. 「統制」活動内容 Sysdig (CSPM) 運用してみた感想
4. まとめ • CCoE の「統制」活動として セキュリティプリセット環境の 提供と CSPM 運用を実施 •
CSPM 運用のツールとして、Sysdig を選択 • CWPP, CIEM も実施予定なので、こちらの機能も使いたい
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