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re:Inforce で発表された AWS WAF と WAF ルールにまつわる 生成 AI 奮闘記

re:Inforce で発表された AWS WAF と WAF ルールにまつわる 生成 AI 奮闘記

AWS re:Inforce 2025 で発表された AWS WAF の新 UI と、AWS WAF の Web ACLs ルールにまつわる 生成 AI 奮闘記

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otanikohei

July 05, 2025
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  1. re:Inforce で発表された AWS WAF と WAF ルールにまつわる 生成 AI 奮闘記

    2025/07/05 (土) フォージビジョン株式会社 https://www.forgevision.com/ JAWS ミート 2025 - 非公式 肉スポンサーセッション
  2. アジェンダ • 自己紹介 ◦ 尾谷 紘平 • AWS re:Inforce とは

    • 発表されたアップデート新サービスなど • re:Inforce 2025 でアップデートされた AWS WAF の UI について • 自己紹介 ◦ 長友 亜美 • WAF ルールにまつわる Bedrock 奮闘記
  3. 自己紹介 - 1/2 ➔ 尾谷 紘平 フォージビジョン株式会社所属 大阪府高槻市在住 ・内製化支援チームマネージャ ・Orca

    Security 販売担当マネージャ ・JAWS-UG 初心者支部メンバー ・大型イベントの実行委員やスタッフなど ・JAWS DAYS 2020〜 / FESTA 2021〜2024 ・JAWS SONIC & Midnight-JAWS ・JAWS PANKRATION 2021 3
  4. この1年で担当させていただいた JAWS-UG のロゴ 4 フルスクラッチ AI デザインから 書き起こし PNG データから

    イラレデータ起こし ドット絵化 フルスクラッチ フルスクラッチ PNG データから イラレデータ起こし 現在、2件並行しています。 案件お待ちしております!
  5. AWS re:Inforce 2025 https://pages.awscloud.com/jp-reinforce-2025.html AWS re:Inforce とは ➔ セキュリティに特化したグローバルカンファレンス 2019

    年に第一回がボストンで 開催され、今回で 6 回目 ・2019: 第 1 回 ボストン ・2020: 第 2 回 ヒューストン (中止) ・2021: 第 2 回 ヒューストン (中止) ・2022: 第 3 回 ボストン ・2023: 第 4 回 アナハイム ・2024: 第 5 回 フィラデルフィア ・2025: 第 6 回 フィラデルフィア  2025 年 6 月 16 日~18 日に開催 6 ペンシルベニア州 フィラデルフィア 観光地: フィラデルフィア市庁舎・フィラデルフィア美術館 イースタン州立刑務所・クルーズなど ロケ地: ロッキー・フィラデルフィア・イン・ハー・シューズなど
  6. AWS re:Inforce 2025 https://pages.awscloud.com/jp-reinforce-2025.html AWS re:Inforce とは ➔ 第 6

    回 re:Inforce 2025 フィラデルフィア・コンベンションセンターで 3 日間開催 ・2025 年 6 月 15 日 〜17:00  レジストレーションのみ可 ・2025 年 6 月 16 日~18 日  初日は朝食なし ・2025 年 6 月 17 日  Keynote ・2025 年 6 月 18 日  17:00〜 クロージング・レセプション 7
  7. AWS re:Inforce 2025 https://pages.awscloud.com/jp-reinforce-2025.html AWS re:Inforce とは ➔ 次回開催日程・場所などは未定 ・2019:

    第 1 回 ボストン ・2020: 第 2 回 ヒューストン (中止) ・2021: 第 3 回 ヒューストン (中止) ・2022: 第 3 回 ボストン ・2023: 第 4 回 アナハイム ・2024: 第 5 回 フィラデルフィア ・2025: 第 6 回 フィラデルフィア ・2026: 第 7 回 未定 8 史上初めて、地球上で最大のサッカー大会の開催が 3 カ国で 分担されることになった。合計 16 の都市で試合が開催される。 アメリカでは、シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、 ダラス、ヒューストン、カンザスシティ、フィラデルフィア、 アトランタ、マイアミ、ボストン、ニューヨークが開催都市と なり、メキシコの本部は、モンテレイ、グアダラハラ、メキシコ シティになる。そして、カナダではバンクーバーとトロントが メインの会場となる。 2026 FIFA ワールドカップ - 開催国
  8. EXPO の風景 re:Inforce 2025 の EXPO は AWS Summit の

    3 分の 1 程度 の大きさでした。 セキュリティに特化した イベントらしく、スポンサーも セキュリティやモニタリングに 特化したベンダーばかりが出展 しています。 2025 ダイヤモンドスポンサー一覧 ・CROWDSTRIKE ・DataDog ・Orca Security ・Paloalto ・tenable 10
  9. EXPO の風景 2024 年はスポンサーティアが 下がり、Paloalto と Wiz に押されている印象が ありましたが、今年はブースが 大きくなり、

    日本人のエンジニアが現地で 解説されていて、日本人が 多くブースに来られていました。 12 2023 の Orca 2025 の Orca 2024 の Orca
  10. Keynote で発表された新サービスと注目機能 ➔ AWS IAM Access Analyzer の 内部 Access

    検出 ➔ 全てのアカウントのルートユーザーに MFA を必須化 ➔ AWS Certificate Manager のどこでも使えるパブリック証明書 ➔ AWS Shield Network Security Director プレビュー ➔ AWS WAF と CloudFront のシンプルなコンソール、 オンボーディング体験(5 Step で構築) ➔ AWS Network Firewall - アクティブな脅威に対する防御 ➔ Amazon GuardDuty Extended Threat Detection (2024 年 12 月 GA された機能を EKS に拡大) ➔ AWS Security Hub の Unified Cloud Security Solution プレビュー ➔ AWS MSSP Specialization ➔ AWS Well-Architected Framework Generative AI Lens 14
  11. re:Inforce 前後で発表された新サービスと注目機能 ➔ Amazon Verified Permissions Express.js 向けに数分で認可機能を実装可能な OSS をリリース

    ➔ AWS WAF DDoS protection rule group Layer7 (アプリケーションレイヤー) の DDoS を数秒で検知してブロック ➔ Amazon Inspector コード セキュリティ機能を追加 15
  12. OLD WAF のどこが変わったか? ➔ UI が一新されました 18 OLD NEW NEW

    本日、AWS WAF がセキュリティ設定を簡素化するために設計された新しいコ ンソールエクスペリエンスをリリースしました。この強化されたインターフェイス は、アプリケーションランドスケープ全体を包括的に保護する統合セキュリ ティソリューションを提供 します。
  13. WAF のどこが変わったか? ➔ ということは、 CloudFront 用の WebACL と バージニア北部の ALB

    や Cognito 用の WebACL が共有して 使いまわせるようになったのでは...? 21 global region
  14. WAF のどこが変わったか? ➔ WebACL が 保護パック という名称になりました。 23 OLD NEW

    AWS WAF は、特定のワークロード向けに事前設定されたルールパック 、自 動化されたセキュリティ推奨事項、そしてセキュリティ状況を明確に示す統合 ダッシュボードを提供します。
  15. 改善点 ➔ 従来はタブによる 切り替え方式でしたが、 新 UI では、一覧から ワンクリックで 素早くアクセスできる ように改善されました。

    26 OLD NEW 簡素化されたインターフェースにより、設定 手順が 1 ページに統合 され、複数のページ を移動する手間が省けます。
  16. 改善点 ➔ モニタリング機能が充実 スクリーンショットでは 何も検出していないので 真っ白ですが、 モニタリングが見やすく なりました。 QuickSight ライクな

    UI でフィルタリング機能が 統合されました。 27 OLD NEW 新しいコンソールには、成果重視のダッシュボード が搭載されており、脅威検出指標 、ルールパ フォーマンス分析 、実用的なインサイト を単一の ビューに統合することで、セキュリティ監視を簡素 化します。
  17. 改悪点 ➔ 数が多いと把握しづらい 従来は、Web ACLs に リスト表示されており ましたが、新 UI では

    保護パックが 「リソースと保護」に ずらっと並ぶように なりました。 弊社が対応している お客様は WebACL が 20 個以上あり、 若干見づらい印象です。 29 OLD NEW
  18. その他の変更点 ➔ IP sets 従来は、ナビゲーション ペインの IP sets から アクセスできましたが、

    新 UI では セットとグループを管理 ボタンからアクセスする 形に変更されました。 正規表現やエージェント でブロックするような カスタムルールもここ から作れます。 30 OLD NEW
  19. その他の変更点 ➔ JSON ダウンロードは? 従来の UI では、 Web ACL の設定情報を

    JSON 形式で ダウンロードする機能が 用意されていましたが 新 UI で見つかりません。 AWS はフィードバックにより、アップデートされます。 気になる点があれば、是非フィードバックにご協力をお願いします。 32 OLD
  20. まとめ CloudFrontにWAFを付けたり外したりするには associate_web_acl ではなく update_distribution を使わなきゃダメなんですねー。 理由はシンプルで、CloudFrontはグローバルサービスで、WAFの紐付けが他のリソースと違うということです。 つまり、WAFの変更はCloudFrontの設定の一部として扱われている。って感じでした! 🤖 ChatGPTを使って思ったこと

    ChatGPTはすごく便利。でも… 「AIの言うことを鵜呑みにするな」 という教訓も得ました。 間違ってることもあるし、仕様が特殊なリソース(CloudFrontとか)は特に注意! エンジニアは失敗から学ぶ生き物。           日々成長しているわたしに乾杯🍻ってことで終わります 45