Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

アジャイルQA2年生が、過去の自分に伝えたいこと #テストラジオ

ぱいん
October 13, 2023

アジャイルQA2年生が、過去の自分に伝えたいこと #テストラジオ

ソフトウェアテストやQAに関わる発表を現地で聞く会 #テストラジオ
https://connpass.com/event/296521/

ぱいん

October 13, 2023
Tweet

More Decks by ぱいん

Other Decks in Technology

Transcript

  1. HELLO! I’m… • ぱいん @pineapplecandy • QAエンジニア ◦ 2012-2022: SIer/SES

    @Web/組込み ◦ 2022-: 事業会社@組込み • JaSST Online, JaSST Review実行委員 • テストラジオ ガヤ担当 • 生態: X(旧Twitter) • 趣味: タロット、バスケ観戦、週末ドライブ 2
  2. 「念のため」と称したテストを積み重ねていな いか • 説明 ◦ 心の中で忖度テスト、思考停止テストと呼んでいる ◦ 結果的に、テストが肥大してしまっている。 • 原因

    ◦ 機能追加や再発防止のためにテストの追加を繰り返した結果、 原型を留めないほど肥大している ◦ プロダクト、プロジェクトともに日々状況は変わるのに、打ち手を変え ていない ▪ 例) 作ったときのユースケースと使われ方が違う ▪ 例) 機能追加を経て、相対的な重要度が下がっている 8
  3. 「念のため」と称したテストを積み重ねていな いか • 対策 ◦ 減らす、捨ててみる、実行間隔を広げるなど、見直しを入れる ▪ 各テストの基準を見直す ▪ 不具合の傾向、開発者のレベルを俯瞰する

    ◦ 全体量のリミットを設ける ▪ 仮想リミットを想像してみる 「テストする時間が1時間しかないとしたら」 ◦ テストの選定や実行の仕方をツールに任せる (Launchable, 自動テストSaaS他) • ひとこと ◦ 「念のため」が、創造的な時間を結果的に奪っている 9
  4. モチベーションの高い仲間と働くことにこだわ れ • 説明 ◦ 各メンバが自律的に動けることがアジャイルの前提 ◦ アジャイル宣言の背後にある原則 (抜粋) ▪

    「意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支 援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。」 • 過去の反省 ◦ メンバ採用の募集要件やマッチングを妥協 ◦ 1人のフォローのために他のチームメンバーや自分を疲弊 12
  5. モチベーションの高い仲間と働くことに こだわれ • 対策 ◦ QAエンジニアのミッション、役割を定義する ▪ 方向性や狙いを明確化 ◦ スキルや経験とは別に、

    「こんな人と働きたい、 働きたくない」を言語化する ◦ コストプレッシャーに負けない • ポイント ◦ 毎日に効いてくるので妥協しない 13
  6. 話しかけられるための 敷居を下げておけ • 説明: ◦ QAは、情報量勝負なところがあり、得られるに越したことはない ◦ 特にリスクや気付きにつながるものは、言いにくいことやうまく言え ないことであることもある ▪

    例) 技術的な議論から別チームの人間関係が垣間見える • 理由: ◦ 自分から取りに行くのにも限界がある ◦ リモートワークになって、ますます気づけなくなった 16