1月は、2023年末に過度に織り込んだFRB利下げペースを修 正する動きがメインとなりドル高円安トレンドが示現。発表された 経済指標も軒並み強く最大8円程度円安が進行した。 2. 2月初旬も1月の流れを受け継ぎドルが底固く推移。 日米ともに金融政策の分岐点を迎えているが、いずれもひとつひ とつのエビデンス(経済指標等)を確認していくというスタンスで あることから、指標発表ごとに一喜一憂する神経質な動きが出 そう。月を通じて値幅伴ったレンジ相場を形成すると想定 3. 144-152円レンジの中でボラタイルに推移する見込み 1. 原則USDポジションをキープし、USD建運用のメリットを享受。 2. 各々の資産運用プラン(例:ドル建債券の購入)を実行するため に必要なドルの手当てについては積極的に進める。その際、購入する 資産の円高抵抗力の検証をすること、及び購入タイミングを分散する ことが重要。 3. ドル資産のトータルリターン、及び保有資産全体に占めるドル資産の 比率を勘案する。 4. 円高局面でもタイミングを分散しながらドルを購入することが重要。 外貨投資の原則 外貨投資においては、為替の方向感にベットして為替差益を狙うような投機的な取引はしない。あくまでも、円資産への集中リスクを回避するための長 期的な通貨分散、資産分散を目的とする。 よって、マーケットタイミングを判断するよりも、購入タイミングを分散することでリスクを軽減しながら、上記目的を達成することを推奨する。