モバイルゲームにおけるUIアニメーションには、ボタンタップ時の拡縮などユーザーの操作に対するフィードバック、UIの入退場時の気持ちよさを増やすための演出、カード強化時のパラメータの変化を分かりやすくするための演出など、様々なものが存在します。
UIアニメーション開発の難しい点として、ユーザーのプレイ状況に応じてアニメーションの内容が動的に変化する場合が多い点があげられます。
そのため、エンジニアが実装するゲームロジックへの依存が生まれやすく、クリエイターとエンジニアの分業が難しい領域になります。
一方、近年のモバイルゲーム市場ではUIアニメーションの重要性がますます高まっています。
具体的には、複雑でリッチな表現が増え、アニメーションを入れるべき箇所の数も増大しています。
QualiArtsでは、このように高い難易度となっているUIアニメーション開発の理想的な形を模索してきました。
その中で、Unity上でクリエイターが簡単にUIアニメーションを開発できるようにする内製ツール「Titan」の開発を行いました。
本セッションでは、Titanを利用することにより難易度の高いUIアニメーション開発のワークフローをどのように改善したかについて、エンジニア・クリエイター両視点から説明します。