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ARR100億超SaaSをさらに成長させるPdM組織の立ち上げと今後について

Rakus_Dev
December 07, 2023

 ARR100億超SaaSをさらに成長させるPdM組織の立ち上げと今後について

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December 07, 2023
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  1. ⾃⼰紹介 稲垣 剛之(いながき たけし)   開発本部 東京開発統括部 楽楽精算開発部 製品管理課 課⻑

    <経歴> ⼤学卒業後、独⽴系SIer企業に⼊社 約10年間PG、SE、PMを経験、企画から開発、運⽤等のPMを担当 その後、転職、ファッションECサイトを⽴ち上げ ⽴ち上げ直後から約9年間、開発責任者を担当 その後、最終的には企画‧デザイン‧開発といった              プロダクト開発全般の責任者を担当 2021年8⽉にラクスに⼊社 3
  2. 事業状況 [2022年度3⽉期 第1四半期]  売上⾼     16.7億円  [前年同期⽐ 39.3%増] / ARR 66.8億円

    ※単純に4倍した数値  新規導⼊社数  8,199社  [前年度末 +2,113社] 製品状況 [2020年3⽉末-2021年3⽉末] ‧年数回、数⼗数件程度の機能‧改善リリースを実施  └「請求書処理⽀援オプション」    クレジットカードコントロール機能提供 「楽楽コネクタ」によるAPIサービスアップデート&会計ソフトへのデータ連携強化    電⼦帳簿保存対応の原本確認作業効率化機能提供   「Amazonビジネス」「AI Travel」との⾃動連携   経理のみでなく申請者にも優しいUIに刷新 事業‧製品状況
  3. 問題解決プロセス ⽬標設定 現状把握 問題特定 解決策⽴案 解決策実⾏ 基本的には「問題解決プロセス」に沿って遂⾏ 「組織」も「プロダクト」も同じと考えると全てこのスキームで対応ができる 特に重要なのは以下の3つ 現状把握

    適格に捉えていないとこれ以降のステップが「絵に描いた餅」になる ⽬標設定 ここを間違えると成果に繋がらない 問題特定 リソースは限られており「選択と集中」が必要
  4. ビジネス側 開発側 製品企画 13 PdM PMM エンジニア (PJM含む) デザイナー 営業

    CS PRD MRD ⽬標 設定 現状 把握 問題特 定 解決策 ⽴案 解決策 実⾏ 【現状把握】ヒアリング 【共通】 ⾃組織/役割課題 製品開発課題 【共通】 組織ミッション ⾃組織/役割課題 製品開発課題 PdM組織への期待 インフラ/SRE 開発側連携課題 ビジネス側 連携課題
  5. 【現状把握】出てきた課題や意⾒ ⽬標 設定 現状 把握 問題特 定 解決策 ⽴案 解決策

    実⾏ ポジティブ ‧品質が⾼い、軽微なバグはあるものの致命的なものは皆無 ‧開発プロセスがしっかりしているため、⼿戻りは少ない ‧各組織の⽬標や役割が明確である ネガティブ ‧事業部から開発へ課題や要求が上⼿く伝わらず、互いに効率が悪い部分がある ‧10年以上の運⽤しているシステムであり、開発規模も⼤きくなり  計画通りに進める難易度が年々あがっている ‧開発する項⽬の優先度を決める基準がややあいまいな部分がある
  6. 【⽬標設定】「あるべき姿」に向けて ⽬標 設定 現状 把握 問題特 定 解決策 ⽴案 解決策

    実⾏ 何から決めたか  1.MVVの設定(まずはミッション) 2.KGI・KPI/コンテキストの設定 設定時に注意‧意識したこと  1.いずれも変化することを前提に設定  2.「KGI・KPI/コンテキスト」はいきなり理想の追及にはせずに段階を踏むようにした  3.初期の「KGI/コンテキスト」は以下を意識   ・プロダクト開発チームへ価値や貢献がもたらされ、半年以内で変化をさせられる   ・メンバーの現時点での強みが活かせるものにする
  7. 【問題特定】あるべき姿とのギャップ ⽬標 設定 現状 把握 問題特 定 解決策 ⽴案 解決策

    実⾏ 【ステップ1】 開発者がより開発に集中できる環境の提供 ‧開発部内での業務を分析、開発でないとできない業務以外を抽出 【ステップ2】 事業部がより事業戦略やGTMに集中できる環境の提供 ‧製品開発で事業戦略、計画に影響を与えている部分の問題を抽出 ‧製品開発フローを分析(特に開発組織との設定がある部分) ‧事業部側でないとできない領域とPdMができる領域を抽出 【ステップ3】 PdMがより直接的に製品へ貢献できるようにする ‧どの組織も取り組んでおらず、製品貢献ができる領域を抽出 ‧PdMが取り組むことで、より洗練される領域を抽出
  8. 【解決策⽴案/実⾏】どんなことをしたのか? ⽬標 設定 現状 把握 問題特 定 解決策 ⽴案 解決策

    実⾏ 順序 取り組み概要 状況 1 開発部内での役割を定義   ステップ1 定常的に⾒直し 2 PRDの品質向上   ステップ1 継続改善 3 PMM/PdMの役割分担(あるべき姿を踏まえて)   ステップ2 定常的に⾒直し 4 案件創出決定のフローの⾒直し   ステップ2 定常的に⾒直し 5 開発案件の優先度付けルールを策定   ステップ2 6 プロダクト開発計画の策定   ステップ3 1年分策定中 7 PdMでの顧客解像度を向上   ステップ1-3 継続実施 8 機能‧製品の改善プロセス     ステップ3 今後着⼿
  9. 事業状況 [2024年度3⽉期 第1四半期]  売上⾼     31.6億円  [前年同期⽐ 36.4%増] / ARR 126.4億円

    ※単純に4倍した数値  新規導⼊社数  13,939社 [前年度末 +3,874社」 製品状況 [2022年3⽉末-] ‧年数回、数⼗数件程度の機能‧改善リリースを実施  └「請求書処理⽀援オプション」受け取り代⾏、オペレーター確認、API連携機能拡張    インボイス制度開始に伴う以下のような機能追加      ‧請求書/領収書に記載のあるインボイス発⾏事業者登録番号をAI-OCRで⾃動読み取り      ‧インボイス発⾏事業者登録番号を国税庁のデータベース情報との⾃動照合      ‧⽀払先(取引)のマスタ登録  ⇒開発ボリュームも増加して、リリース件数も増加、また事業インパクトが⼤きいものが増加 事業‧製品状況
  10. 今後の取り組み 【ステップ1-3】 解決策をより洗練させていく • PRDの品質向上  → 外さない顧客/製品課題の発⾒と要求定義へ洗練 • PMM/PdMの役割分担 →

    PdMの得意領域を拡張&拡張領域を洗練 • 開発案件の優先度付けルールを策定 →プロダクトライフサイクル応じて改善 • 機能‧製品の改善プロセス →これからここにも着⼿