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The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detect...

rpaka
December 08, 2020
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The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting

2020年度後期の研究室輪講での発表資料です。
This is a presentation material at the seminar on our laboratory in the autumn term of 2020.

rpaka

December 08, 2020
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  1. 愛知県⽴⼤学 情報科学研究科 神⾕幸宏研究室 † ⼩久保 律樹‡ Rev. The Channel as

    a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting I LAB PR 20F1 2 2020/10/27, 12/8 交通センサーとしての無線チャンネル: 無線フィンガープリントによる⾞両の検出と識別
  2. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 1 ⽬次(Rev.2:2020/12/8) 研究背景 ITS 本研究で取得を⽬指す情報 求められる事 本研究の概要 ⾞両の分類 ⾞両の分類とは? 考案されてきた分類法 本研究における分類法 先⾏研究 誘導ループ検出器 (ILDs) ⾞重センサ (WIM) Fiber Bragg Grating ⾳響信号, カメラ 電波 先⾏研究のまとめ 本研究の貢献 提案⼿法 A. ⽣体インピーダンスセンサ, MIセンサ p2 p11 p30 ⽬次 まとめ 参考⽂献 付録 p1 実験 実験環境 ⾞両の台数, 内訳 結果:⾞両検出, ⾞速推定 結果:クラス分類 SVMの特徴量の重要度の定義 結果:特徴量の重要度の検討 結果:通信路削減の検討 結果:IoT⽤プロセッサ上での実⾏ p18 機器配置 前処理 パラメータ推定 特徴抽出 機械学習(概要) p39 p62 p65 p69
  3. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 2 研究背景
  4. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 3 I ntelligent Transport System ⾼度交通システム 情報技術を活⽤し安全/快適な交通サービ スを提供するための仕組み全般
  5. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 4 交通の円滑化 省⼒化 ⾼度道路交通システムは・・・ 安全性、輸送効率、快適性の⾶躍的向上 を実現するとともに、渋滞の軽減等の交通の円滑化 を通し環境保全に⼤きく寄与する・・・[2]。 渋滞の緩和 駐⾞料⾦の⾃動徴収
  6. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 5 道路交通の未来 ‒ ⾼度交通システム(ITS) 1 交通の円滑化 2 省⼒化 ⾞種別専⽤レーンの切り替え Ex. ⼤型⾃動⾞が多くなってきたら⼤型 ⾃動⾞専⽤レーンを追加する 道路使⽤の振り分け Ex. 混雑していない道を⽤いて⽬的地ま で⾃動運転 / 空いている時間帯に出発す るよう促す 効果の⾼い道路敷設 Ex. データに基づいて渋滞を減らすのに 最も効果のある箇所を特定し道路を敷設 2020/10/20 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 専⽤ 料⾦の⾃動徴収 Ex. 駐⾞場⼊り⼝で⾞種を⾃動判別し それに応じて料⾦を徴収する 駐⾞スペース使⽤状況の把握 Ex. 空いている駐⾞場に確実に誘導 / 駐⾞場の使⽤状況に応じて駐⾞スペー スの動的な追加・削減或いはダイナ ミックプライシングの実施 3 安全性向上 逆⾛検知 Ex. ⾼速道路⼊⼝にて逆⾛⾞の侵⼊を 検知したら即座に⾼速道路交通警察隊 に通報し、事故のリスクを軽減
  7. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 6 本研究で取得を⽬指す情報 1 通⾏した⾞両の数 • 9:31:05 '255 #1 乗⽤⾞ 42.1km/h • 9:31:05 '255 #2 バス 42.3km/h • 9:31:05 '255 #3 乗⽤⾞ 42.1km/h • LIVE #4 乗⽤⾞ 44.0km/h 2 通⾏した⾞両の種類 3 通⾏した⾞両の速度
  8. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 7 求められる事 1 正確 アプリケーションの信頼性向上 2 リアルタイム 実現できるアプリケーションの幅を広げる 3 低コスト 広範囲にわたる実運⽤の実現 4 プライバシー保護 安定的に間違いの少ない⾞両検出, 識別が⾏えること 気象条件, 設置箇所に依らないこと どの程度の正確さを求めるのかは アプリケーションに依る 現実の道路交通で想定される交通 量があっても⼗分耐えうる素早さ で⾞両検出, 識別を⾏い即座に データを送信できること メモリ量, 計算速度の制限が厳しい IoT⽤低価格プロセッサ上で⼗分に 動作すること 既存の道路設備を⽣かし道路上でな るべくスペースを占有しないこと 個別の⾞を特定するような情報を なるべく使わない:その為にそも そも得る情報を最⼩限にする
  9. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 8 本研究による提案⼿法の概要 電波 を使った⾞両検出, 識別, 速度推定 1. 道路を挟んで通信端末を設置して 通信路を道路をまたぐように作成 2. 通信路において⾞両が通過した際 の電波の減衰状況を⽤いて⾞両の 検出, 識別, 速度推定を⾏う
  10. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 9 本研究による提案⼿法の概要 1 正確 アプリケーションの信頼性向上 2 リアルタイム 実現できるアプリケーションの幅を広げる 3 低コスト 広範囲にわたる実運⽤の実現 4 プライバシー保護 1⾞線道路において 100[%] 93.83 [%] ⾞両検出精度 ⾞両識別精度 (7クラス分類) 220[ns] ⾞両識別速度 (7クラス分類) CPU 240Mhz, RAM 532kB 市販のIoT⽤低価格 プロセッサを⽤いて実験 既存設備に取り付け 利⽤するのは 電波の減衰情報のみ プライバシー保護に有効
  11. ⾼度交通システム(IST), ⽤いたい尺度, 具体的なApp例 ⾞両検出・識別システムに⽤いられる要件 提案システムの概要および利点 筆者の想定するデータエコシステム 2020/10/27, 12/8 The Channel

    as a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 10 本論⽂の内容 Introduction Related Work Radio Fingerprinting-Based ・・・ Evaluation Methology Results 本資料の内容 1 2 先⾏研究における⾞両のクラス分けの考え⽅ 先⾏研究における⾞両検出, 識別の具体的な⽅法 3 通信ノード配置, 通信⽅法, 前処理 ⾞両検出, ⾞両識別(機械学習) 4 評価内容, 評価尺度 5 ⾞両検出精度, 進⾏⽅向検知の確認 分類法毎の分類精度, 無線ノードの削減の検討 市販プロセッサで実⾏した際の精度, 処理速度, 使⽤メモリ量の検討 研究背景 1 ⾞両の分類 2 先⾏研究 3 提案⼿法 4 実験 5 調査不⾜ 半 半 (10/27) (12/8)
  12. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 11 ⾞両の分類
  13. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 12 ⾞両の分類? 本研究で取得を⽬的とする情報の⼀つ:⾞両の種類 具体的にどう分類すれば良いか? どれくらいの数のクラス分けをするか? クラス分けの精度はどの程度要るのか? ⾞両の ⼤きさ? ⾞両の 重さ? ⾞両の ⻑さ? ⾞両の 軸数? etc... これは使⽤を想定するアプリケーションに依る
  14. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 13 クラス分類はアプリケーションの要請に依る Ex 交通量調査システム 031 002 • LIVE Ex 駐⾞場⾃動課⾦システム 02時間 0600円 クラス数:⼤型, ⼩型(2つ)で⼗分 ⼤型:⾼さ2.0m以上, ⼩型:⾼さ2.0m未満 分類精度:⼤まかでも良い 道路を通る⾞の⼤まかな変化が捉えられれば道路の混雑度とし て⼗分に役⽴てられる。多少間違えても問題ない。 クラス数:⼤型, ⼩型に加えて, 乗⽤か業務⽤, 軽量か重量(計8つ) ⼤型:⾼さ2.0m以上, ⼩型:⾼さ2.0m未満 重量:2.0t以上, 軽量:2.0t未満 分類精度:ほぼ完璧を求める 1台1台のドライバーに確実に正確な料⾦を確実に請求できない とクレームになってしまい、システムとして有⽤でない。 1 4
  15. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 14 考案されてきた分類法(1)- FHWAによる分類 [3] Fig. 3 "⾞軸"(Axle) 主に に基づいた分類法 (全12クラス) Federal HighWay Administration アメリカ連邦⾼速道路局 による定義 特徴 細かすぎ? そんなにトレーラー来るか?
  16. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 15 考案されてきた分類法(2)- ⽇本の道路運送⾞両法 [4] ⽇本の「道路輸送⾞両法」 による定義 特徴 ⾞⾼やエンジンの排気量などでかなり 細かくきっちり分類が定義されている。 税⾦などの計算の際に使われるものの 為、曖昧無く定義されている。アプリ ケーション⽤としては細かすぎる?
  17. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 16 考案されてきた分類法(3)- NorSIKT [5] Fig. 1 北欧の研究者による先⾏研究内での分類 特徴 カテゴリの粒度が5段階⽤意されていて数字が⼤ きくなるほど細かくなっていく。 ある粒度で分類できる分類器を作っておけばそ れ以上の粒度については確実に分類できる。 Class Aa Class Ab Class Ba Class B ClassA アプリケーション⽤途で使いやすそうな印象? ただ現実的にはそれぞれが独⾃に定義
  18. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 17 本研究における⾞両の分類 3種類の分類⽅法を定義し、それぞれ分類精度を評価 形状分類 Body Style, Fine Grainde 乗⽤⾞ トレーラー付乗⽤⾞ バン トラック トレーラー付トラック トラックトレーラー バス ⼩サイズ トラック系 乗⽤⾞系 中サイズ ⼤サイズ 7クラス 2値分類 Binary 2クラス ⼤きさ分類 Size-based 3クラス
  19. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 18 先⾏研究
  20. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 19 磁気センサ:誘導ループ検出器(ILDs) [6] Fig. 3 -1 出⼒ コルピッツ型発振回路† インピーダンス 周波数の発振 ⾞の通過 影響 • 道路の下にコイルを仕込み、⾞が通過した際の コイルインピーダンスの変化を捉える[6]。 • 発信周波数に置き換えて検知[6]。⽣体インピー ダンスを捉えるMIセンサとほぼ同様の原理。 • 検出にも識別にも⽤いられる[7]。 † 回路の原理は付録を参照(前期輪講資料を抜粋) ⽋点 • 道路をひっぺがさなくてはならないので設置が ⾯倒でコストがかかる[1]。 • 道路が混雑していると精度が下がる[1]。
  21. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 20 ⾞重センサ(Weigh in Motion, WIM) 道路の下に圧⼒センサを仕込み、⾞両が通過した際に⾞ 重により圧⼒がかかったのを検知することで⾞両の存在 を検知する。 ⽋点 • 道路をひっぺがさなくてはならないので設置が⾯倒で コストがかかる[1]。 • 重量による分類以外では分類精度が悪いと思われる。 利点 • ⾞両の通過はほぼ確実に検知できる。 • 新たな⾞両検知⼿法を開発する際の信頼できる基 準(Ground Truth)としてよく⽤いられる[1]。 [8]
  22. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 21 歪みセンサ:Fiber Bragg Grating - 概要[9-13] 光ファイバを⽤いた ひずみセンサ 光ファイバ グレーティング (回折格⼦) ⼊射光 通過光 波⻑ 波⻑ 反射光 反射光 ⼊射光 波⻑ 波⻑ 通過光 通過光 上記のような⼀定間隔で回折格⼦を設けた光ファイバを⽤ いる事で光ファイバの伸縮(歪み†)を反射光に含まれる 波⻑の変化として捉える事が出来る。 † 温度センサとしても⽤いられる。これは光 ファイバが熱によって伸縮するためである。 ブラッグ波⻑ 反射光 伸びる シフト 略:FBG
  23. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 22 歪みセンサ:FIber Bragg Grating ‒ 回折格⼦の原理[9-13] 反射光 波⻑ 波⻑ 通過光 回折格⼦の間隔 Λ コアの実効屈折率 $ ブラッグ波⻑ % ! = 2" % Λ 2 1 1 反射光の波⻑は 回折格⼦の間隔に⽐例 3 2 1 ・・・ ・・・ 波⻑が回折格⼦ の間隔の合致 各回折格⼦の反射波 が合成されるとその 波⻑の波は増幅 2 反射光の波⻑は コアの屈折率に⽐例 ! =1.0 反射 ! =1.1 屈折率:真空に対 するその素材の中 での光速の⽐ 光が進まなければ いけない距離の⽐ これが変わると位 相の合う波⻑が変 わる
  24. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 23 歪みセンサ:Fiber Bragg Grating ‒ 利点, 実際の使われ⽅ ⽋点 利点 • 1本の光ファイバーで複数箇所の歪み計測が可能 コストは安く抑えられるかも(道路をひっぺがさなく てはならないが、ほんの⼀部で済む。) 波⻑ 波⻑ A B C B C 通常時のブラッグ波⻑をずらす†ことで多重化が可能[10] • 実際の道路で歪み具合をしっかり計測できるか不明。 (実際の道路で試したという⽂献はなかった) [11] Fig.6 アルミを敷いた道路で計測 Breiman: SVMを⽤いた3クラス分類で98.5%[1] 先⾏研究 1 2 † ⼀定間隔のパルスを射出し、反射波を観測した 時刻の違いを利⽤して多重化を⾏う⽅式もある 橋梁の歪み検知、鉄道の線路の歪み検知[10] Ex
  25. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 24 ⾳響信号 マイクを設置して⾞が通過する際の⾳を⽤いて⾞両検出/識別 ⽋点 利点 設置は簡単 • 環境⾳などのノイズの影響を避けるのが⾮常に難しい • ⾞の⾛る⾳以外も普通に⼊ってくる • フィルタリング等を駆使して⼯夫しなければいけない 先⾏研究 • Wonら:マイク単体で73.42% • Sliwa:マイク単体では66%、カメラとの組み合わせで92.67% ⾳響情報だけでは⾞両識別は厳しい。
  26. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 25 カメラ カメラを設置して通過する⾞を撮影し、画像を⽤いて⾞両検出/識別 ⽋点 利点 • 設置は簡単 • 精度が⾮常に⾼い • ⾞種どころか⾞のメーカー, モデルまで特定可能 • 必要の無い情報まで取り込んでしまいプライバシーの懸念がある • 時刻や天気によって精度が変わってしまう • 6クラス分類で昼間:95.7% → 夜間:88.8% • カメラの設置の仕⽅によっては混雑時に正確に識別できないこと もある† † これについては無⼈航空機で上空から撮 影してしまって解決するという試みもある
  27. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 26 電波 電波を発する機器を設置し、電波の減衰具合などを⽤いて⾞両検出/識別 ⽋点 利点 • 設置は簡単 • 道路の混雑状況や時刻、気象の影響を受けない • ちょうど同じ周波数帯の電波を発してしまいさえすれば妨害がで きてしまう。 先⾏研究 Wifi / Bluetooth / LTEの通信端末を⽤いた研究事例がある また通信⽤ではなく、レーダを⽤いた研究もある。 • Wang:LTEを⽤いて3クラスで92.6%
  28. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 27 その他 GPSの履歴から⾞両識別 地球磁場の歪み https://arxiv.org/pdf/1910.04656.pdf 振動センサを道路に埋め込み
  29. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 28 磁気 加速度 カメラ 無線 ⾳ 古典 簡 単 設 置 光 気 温 天 気⾳ ⾞ 速 混 雑 他 設置が難しい 単体では精度が悪い コストがかかる 気象などの影響を受けやすい プライバシーの懸念 先⾏研究のまとめ†‡ → 先⾏研究に対して本研究の貢献は? † 精度の付いてはクラス数が各研究で異なるので参考程度に。 ‡❶❷❸の記号の意味は論⽂[1]を参照のこと。 カテゴリ システム 検出 識別 クラス数 [1] Table. 1 悪い 良い 脆弱でない 脆弱 環境の変化に強く精度が⾼い 環境の変化に強く精度が⾼い 精度 脆弱
  30. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 29 先⾏研究に対する本研究の貢献 1 複数の通信ノードを⽤いて複数の通信路を構成するシステムを ⾞両検出・⾞両識別に⽤いる事を提案したこと。 2 SVMやランダムフォレストといったよく知られた機械学習⼿法 に加えてProximity ForestやDeep Boltzmann Treeといった最新 の機械学習⼿法を⽤いた場合の分類精度を提⽰したこと。 3 市販のIoT⽤低価格プロセッサを⽤いて実際にシステムを構成 して実験を⾏い、使⽤メモリ量や実効時間、分類精度の⽐較を ⾏ったこと。 ★ 通信ノードを複数使うと精度は上がるのか、どのように通信 ノードを配置すると良いかまで検討を⾏っている ★ 先⾏研究において市販のIoT⽤プロセッサを⽤いて実験を ⾏っているのはほんの僅か
  31. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 30 提案⼿法
  32. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 31 機器配置 送信ノード 受信ノード (受信信号電⼒)を報告 マスター RSSI RSSI #1-9 ⾞速 ⾞両の 種類 特徴量 ⾞両⻑ 機械 学習 常にダミーデータを送信 マスターで データ処理 6個 通信ノードを利⽤ (送信:3 受信:3) 9本 通信路を構成 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ラベル付け⽤に 映像も記録 = 処理 (次スライド) 外部通信 App
  33. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 32 処理の概要 ・・・ ・・・ RSSIフィルタ済み 信号 #9 RSSIフィルタ済み 信号 #1 RSSI⽣信号 #9 RSSI⽣信号 #1 ⾞両の存在 ⾞両の速度, (⽅向) ⾞両の⻑さ 特徴量 #1 特徴量 #9 ⾞両の種類 ⼀定時刻の時系列のRSSI 特徴抽出 前処理 パラメータ 推定 機械学習 クラス推定 A C B D
  34. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 33 A. 前処理 1 初期化の段階で待機状態のレベルに 標準化される。 詳細不明 In an initial step, all signals are norma- lized to their idle level & φ" p.7396 右カラム l.33-34 ⾞が通っていない状態でも通信路毎に電 ⼒が異なるはずなので、それを揃えてい るという意味だと思われる。 正規化後 正規化後 移動平均適⽤後 1 2 2 ごく短い時間のRSSIの変動ではなく ⼤局的な変化を⾒るために移動平均 を適⽤ [1] Fig. 5 Φ! # Φ!
  35. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 34 B. パラメータ推定 ‒ ⾞両通過の検出(1) 基本的な考え⽅ ⾞両が通過するとRSSI(受信信号電⼒)が減衰する ⾮減衰状態 減衰状態 RSSIが減衰しているのかいないのかを時刻毎に判別 RSSI 時刻 ⾮減衰 減衰 ⾮減衰 減衰開始時刻 start() 減衰終了時刻 end() 減衰開始判定条件 を満たした 減衰終了判定条件 を満たした / Φ! この遷移が1セット発⽣ → ⾞両を検出
  36. ⾮減衰 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle

    Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 35 B. パラメータ推定 ‒ ⾞両通過の検出(2) / Φ! RSSI 時刻 ⾮減衰 減衰 ⾮減衰 − −ℎ start() Θstart 減衰開始判定条件 , Φ( − < Θstart ⟹ start = − − ℎ 時刻 減衰終了判定条件 , Φ( − > Θend ⟹ end = − 減衰 / Φ! RSSI ⾮減衰 減衰 ⾮減衰 − end() Θend Θguard 1 < )*+ ,-. , Φ( − > Θguard ∧
  37. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 36 B. パラメータ推移 ‒ ⾞両の速度と⻑さ Φ" Φ# Φ$ (1, 5) (1, 9) (5, 9) ノード間の距離を⽤いて⾞両の速度と⻑さを推定できる E = 1 3 (1, 5) Δ(1, 5) + (1, 5) Δ(1, 5) + (1, 5) Δ(1, 5) (, ) :通信路Φ# とΦ$ の距離 ∆(, ) Φ# を通過してからΦ$ を通過 するまでにかかった時刻 :start − start() L = 1 3 1 + 5 + (9) O E () Φ# の減衰継続時間 :end − start() Φ# の通過にかかった時間 start() end() Φ! 速度 ⻑さ 進⾏⽅向: 0 の正負
  38. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 37 C. 特徴抽出 RSSI信号から機械学習に⽤いる特徴を抽出 正規化フィルタ済みRSSI 時刻 減衰 / Φ! 度 数 割 合 † / Φ! >0.95 0.85- 0.95 0.75- 0.85 0.65- 0.75 <0.55 0.55- 0.65 最⼩値 平均値 標準偏差 減衰継続時刻 end() start() 各通信路% 〜& の減衰中のRSSI信号からそ れぞれ 推定した⾞両の速度、⻑さの2個特徴として⽤ いる • 減衰中の信号の平均値、標準偏差、最⼩値 • 6個のbinでヒストグラムを作ったときの度数 の計10個×9(通信路)を特徴として利⽤ 特徴 計 92 個 †度数の合計に対しその binの度数が占める割合
  39. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 38 D. 機械学習 ・・・ 詳しい説明は省略します; 参考⽂献参照 92個の特徴を⽤いて次のような機械学習⼿法を適⽤しクラス分類を実施 サポートベクトルマシン (SVM) ランダムフォレスト (RF) Deep Boltamann Tree (DBT; 深層ボルツマン⽊†) Proximity Forest (PF; 類似決定フォレスト†) † 独⾃翻訳 各データとの距離が最⼤となる ような超平⾯を⾒つける⽅法。 超平⾯を境にして2クラスに分け る[14]。 多クラスの場合は例えば「1クラ ス対その他のクラス」で分ける と考えて適⽤していく[15]。 変数1つに注⽬してクラスを2 つに分割していく決定⽊をい くつか作りそれによる分類の 多数決を取る[17-18]。決定⽊の 構成アルゴリズムはCARTを利 ⽤。(ジニ関数で評価[20]) 各⽊が使う特徴量は異なるよ うにしておく。(多様性の確保, 過学習の防⽌)[17-18] NNの1種で深層学習⼿法の⼀つ である深層ボルツマンマシンを 発展させたもので、ハイパーパ ラメータの調整を不要にすると いうメリットがある[24]。 ボルツマンマシンは統計的機械 学習⼿法の⼀つで、⼊⼒と出⼒ の⼀意的な関係ではなくデータ の確率的な⽣成規則を学習する [21-23]。 ランダムフォレストのようなア ルゴリズムだが、⽊における ノードの分割を特徴値の値では なく、時系列での"類似度"で分 割する[25]。計算量が減って⾼速 になり精度も向上するとのこと [25]。 調査不⾜ 調査不⾜
  40. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 39 実験
  41. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 40 実験環境, パラメータ設定 ドイツの 1⾞線の⾼速道路 場所 道路の幅:7m ノードの設置間隔:5m 移動平均の窓サイズ:10サンプル :10サンプル ℎ:5サンプル Θstart:0.92 Θend:0.975 Θguard:0.95
  42. 乗⽤⾞系; 1920 トラック系; 685 2020/10/27, 12/8 The Channel as a

    Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 41 ⾞両 台 ⾞両数 2605 カメラ画像を⽤い てラベル付け ⼩サイズ; 1699 中サイズ; 304 ⼤サイズ; 602 乗⽤⾞; 1699 トレーラー付乗⽤⾞; 15 バン; 206 トラック; 83 トレーラー付トラック; 50 トレーラートラック; 547 バス; 5 形状分類 Body Style, Fine Grainde 2値分類 Binary ⼤きさ分類 Size-based
  43. 5-2. ⾞両検知, ⾞速, ⾞種分類精度 2020/10/27, 12/8 The Channel as a

    Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 42
  44. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 43 ⾞両と⾞速 全⾞両を検知 ⾞両検知率 100[%] 提案⼿法そのまま ノード配置を仮想的に逆にした時 合計⾞両数 ⾞ 両 台 数 ⾞速 [km/h] 全ての誤った⽅向に 進むドライバーを検知 ⾞両台数についてはカメラ画像から確認しているが ⾞速については確認していない; 上記はあくまでも提案⼿法による推定速度の分布 ※ ' のみ91% 最も⻑い通信路
  45. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 44 クラス分類精度 機械学習⼿法, 分類法 2値 サイズ (3クラス) 形状 (7クラス) 分 類 精 度 [%] 99 [%] 駐⾞場など課 ⾦があるシス テムで必要な 精度 SVM:2値分類, 形状 による分類で最も精度 が良くサイズによる分 類でも精度が良い。 評価⽅法:10分割交差検証 (訓練データ 90%, 検証データ 10%) SVM:2値分類で上回る 最⼩値 Q1 Q2 Q3 * 最⼤値 平均値
  46. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 45 結論:SVMが最も良い ⾮線形変換も試したが、予備実験の結果†から L2ノルム正規化SVM(L2-SVM, ソフトマージン‡*)を採⽤ † 論⽂に⾮掲載のため, 詳細不明 ‡ ハイパーパラメータは不明 *L1-SVMでもL2-SVMでもあまり違いは無いとの報告もある
  47. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 46 RFとDBTについて 機械学習⼿法, 分類法 2値 分 類 精 度 [%] RF:ばらつきが⼤きい Due to the stochastic nature o f the RF construction, cross-va lidation standard errors exceed those of the deterministically t rained methods. For themore c omplex taxonomies, the overal l accuracy decreases for all mo dels. p.7401 左カラム l.30-34 ランダムに特徴を選択して⽊ を構成するため、モデルを⽣ 成する度に精度がばらつく 機械学習⼿法, 分類法 形状 (7クラス) 分 類 精 度 [%] DBT:精度が悪い the DBT is a full generative m odel of the data for which the l earning capabilities go beyond the scope of sole classification. That is, DBTs are able to esti mate the probability measur e that underlies the given dat a set. Based on this informatio n and the derived statistical pr operties, new virtual data poin ts can be generated, e.g., for b eing exploited in a future ext ension of the simulation setu p. p.7401 左カラム l.36-43 DBTは確率規則を学習するの で⾃分で学習データを⽣成で きるかも?
  48. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 47 全体的な分類精度 形状分類 Body Style 2値分類 Binary ⼤きさ分類 Size-based 推定 実 際 推定 実 際
  49. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 48 全体的な分類精度 形状分類 Body Style 2値分類 Binary ⼤きさ分類 Size-based 推定 実 際 推定 実 際 トラック系を乗⽤⾞系と間違えがち MサイズをSサイズと間違えがち 巨⼤なトラックの 語識別率が多い 巨⼤なトラックの 語識別率が多い トレーラー付トラックと ⼀度も識別されていない
  50. 5-3. 特徴の重要度の検討 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor:

    Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 49
  51. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 50 処理の概要 ・・・ ・・・ RSSIフィルタ済み 信号 #9 RSSIフィルタ済み 信号 #1 RSSI⽣信号 #9 RSSI⽣信号 #1 ⾞両の存在 ⾞両の速度, (⽅向) ⾞両の⻑さ 特徴量 #1 特徴量 #9 ⾞両の種類 ⼀定時刻の時系列のRSSI 特徴抽出 前処理 パラメータ 推定 機械学習 クラス推定 A C B D どの特徴が重要なのか?
  52. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 51 SVMの重みに対しての著者の⾒⽅ % ( ) + = 0 = [% (] = [% (] ) + > 1 ) + < −1 ) + = 0 -1 +1 ) + % % ( ( 重みの⽅向(正負):その⽅向への分類に働いている 重みの⼤きさ(絶対値):その⽅向への分類への働きの⼤きさ クラスB クラスA クラスA クラスB クラスA # # クラスA # # クラスA $ $ 働き:⼤ 働き:⼩ クラスAへの分類に寄与
  53. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 52 SVMの重み重要度の定義 , = 1 Q #:+ # ,$ # ×1 -,."/0(2!) = % ⋯ & : 1 2 ⋯ → 特徴量をグループ分けして記号を定義・その集合の記号を定義 :⾞速・⾞両⻑ # :通信路#の10個の特徴 特徴量のインデックスをその特徴が属するグループ分け(上記)に 対応づける関数を定義 特徴量グループ ∈ のクラス への分類に対する重要度 (, ) 1 -,."/0(2!) ある特徴の重みがクラスの ⽅向(正負)を向いているか # × ある特徴の重みのクラスへの 寄与の⼤きさはどれくらいか Q #:+ # ,$ 特徴グループに含まれる全ての特徴について 以下を総和 ∈ = Q #:+ # ,$ # 1 × 特徴グループに含まれる全ての特徴の重み付けの絶対値の総和で正規化 全てのクラスの「特徴量の重要度」の合計が1になるようにする。 ∈ −1 +1
  54. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 53 SVMの重み重要度の定義 ‒ 例 % = % ( ⋯ %4 % ( 5 6 7 8 ' 9 & %4 3 7 14 18 9 7 20 6 5 1 " ":$ " %&! " ×1 '(%)*+,(.") = 96 " ":$ " %&! " ×1 0(%)*+,(.") = 4 = Q #:+ # ,$ # = 100 % , −1 = 4 100 = 0.04 % , +1 = 96 100 = 0.96 クラスA クラスB
  55. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 54 特徴の重要度の検討 ‒ 結果 形状分類 Body Style 2値分類 Binary ⼤きさ分類 Size-based
  56. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 55 特徴の重要度の検討 ‒ 結果 形状分類 Body Style 2値分類 Binary ⼤きさ分類 Size-based 通信路毎の特徴量が分類に役⽴っている 通信路毎の特徴量が分類にあまり役⽴っていない ⾞速・⾞両⻑は最も分類に役⽴っている
  57. 5-4. 通信路の削減 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor:

    Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 56
  58. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 57 通信路の削減の検討 ・・・ SVMの精度の⽐較 精度はクラス分類法に⼤きく影響され、無線リンクの数はあなり影響しない。 9本は冗⻑であり、⾞速・進⾏⽅向の推定に必要な最低2本の通信路でも⼗分。
  59. 5-5. 市販のIoTプロセッサ上での動作評価 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor:

    Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 58
  60. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 59 市販のIoT⽤プロセッサ上での性能評価 市販のIoTプロセッサ上で動作を確認 実⾏速度・メモリ消費量に対する精度を⽐較 MSP430 ATmega328 ESP32 機械学習の推論モデル(SVMの重み等)は事前に学習したものを使⽤ プラットフォーム毎にC++コードをコンパイルしたバイナリを⽤意
  61. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 60 市販のIoT⽤プロセッサ上での性能評価 ‒ 実⾏速度 SVMの実⾏速度:いずれも⼗分に速いとのこと。
  62. メモリ使⽤量 ツリーの数 深 メモリ不⾜ メモリ不⾜ 2020/10/27, 12/8 The Channel as

    a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 61 市販のIoT⽤プロセッサ上での性能評価 ‒ メモリと精度 SVM モデル(重み)は特徴量の次元数に依存:学習データの規模によらない ランダムフォレスト 学習データの規模に依存する:使えるメモリ量により精度が変わる ランダムフォレストにおけるメモリ量(学習データの規模)と精度の関係を調査 ツリーの数 深 7クラス分類の精度 メモリが不⾜しない範囲での最⼤精度 (Sweet Spot): MSP430 ATmega328 ESP32 92.33 % 93.25 % 93.71 % [512B] [2kB] [532kB]
  63. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 62
  64. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 63 まとめ(1/2) 1. 背景 ⾼度交通システムの実現で 利便性向上・安全性向上 その為に・・・ ⾞両の数・種類の⾃動測定 2. 分類 様々なアプリケーションへの応⽤を想定し 3種の分類法を筆者らが定義 3. 機器構成 無線通信機を通信路が道路にまたがるように複数設置 ⾞両通⾏時の電波減衰を⽤いて⾞両検知、⾞種推定 プライバシーセーフ 天候や時刻の影響を受けない
  65. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 64 まとめ(2/2) 4. 提案⼿法 電波の減衰時刻から⾞の存在・⾞速・⾞両⻑を推定 減衰中のRSSIのヒストグラムを特徴量として機械学習 5. 結果 SVM 93.83% 市販のプロセッサ上で動作評価 93.73% 220ns 7クラス分類, RF 実⾏速度, SVM ESP32 SVM 99%以上 1⾞線の ⾼速道路で実験 台 ⾞両数 2605
  66. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 65
  67. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 66 参考⽂献 [1] B. Sliwa, N. Piatkowski, C. Wietfeld, “The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting,” IEEE Internet of Things Journal, Vol.7, No.8, pp.7392-7406, 2020年. [2] 国⼟交通省道路局, “道路・交通・⾞両分野における情 報化実施指針,” (WEBページ), https://www.mlit.go.jp/road /ITS/j-html/now/yosan/keikaku/page1.html [3] H. Rafai, N. Bitar, J. Schettler, O. A. Kalaa, “The Study of Vehicle Classification Equipment with Solutions to I mprove Accuracy in Oklahoma,” 2014年12⽉. [4] 国⼟交通省, “⾃動⾞の種類,” (電⼦書類), https://www. mlit.go.jp/common/001324210.pdf [5] V. Torgeir, “NorSIKT–Nordic System for Intelligent Cl assification of Traffic,” Procedia - Social and Behavioral Sciences, Vol.48, pp.1702-1712, 2012年12⽉. [6] H. Sulaiman, A. Mohd, O. Mohd, H. Mohamad, M. Sai d, M. Alice, “Wireless based Smart Parking System usi ng Zigbee,” International Journal of Engineering and Tec hnology, Vol.5, pp.3282-3300, 2013年8⽉. [7] “Induction loop,” Wikipedia, https://en.wikipedia.org/ wiki/Induction_loop [8] Visco India, “Bending Plate Weigh in Motion (WIM) Manufacturer,” (Webページ), 2019年4⽉, https://medium. com/@viscoscales/bending-plate-weigh-in-motion-320f4 a080073 [9] “FBG光ファイバセンシングシステム,” (WEBページ), 株式会社東京測器研究所, https://tml.jp/knowledge/specia l_ins/fiber_measurement.html [10] H. Y. Tam, S. Y. Liu, B. O. Guan, W. H. Chung, T. H. T. Chan, L. K. Cheng, “Fiber Bragg grating sensors for str uctural and railway applications,” Advanced Sensor Sy stems and Applications II, Vol.5634, pp.85-97, 2005年. ★おすすめ(分かりやすい, ⾯⽩い)
  68. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 67 参考⽂献 [11] Y. Kivilcim, K. Damien, C. Karima, C. Christophe, “Im plementation of a Mobile Platform Based on Fiber Bra gg Grating Sensors for Automotive Traffic Monitorin g,” Sensors, Vol.20, No.6, 1567, 2020年. [12]★ "FBG Sensor Principle," (Webビデオ), 2017年3⽉, https://www.youtube.com/watch?v=gi1KDEvs8c4 [13]★ "Fiber Bragg grating," Wikipedia, https://en.wikipe dia.org/wiki/Fiber_Bragg_grating [14] 阿部重夫, "パターン認識のためのサポートベクトル マシン⼊⾨-I : 2クラスSVM," システム∕制御∕情報, Vol. 52, No.7, pp.245-250, 2008年. [15] 阿部重夫, "パターン認識のためのサポートベクトル マシン⼊⾨-II : 多クラスSVM," システム∕制御∕情報, V ol.52, No.9, pp.340-345, 2008年. [16]★ "決定⽊、分類⽊、回帰⽊の意味と具体例," (Web ページ), 具体例で学ぶ数学, 2008年4⽉, https://mathword s.net/ketteigi. [17]★ "ランダムフォレストの概要を⼤雑把に解説," (Web ページ), 具体例で学ぶ数学, 2018年12⽉, https://mathwor ds.net/randomforest. [18] "【機械学習】ランダムフォレストを理解する," (Web ページ), 2020年3⽉, https://qiita.com/Hawaii/items/5831e 667723b66b46fba. [19] "scikit-learn で決定⽊分析 (CART 法)," (Webページ), 2016年5⽉, https://pythondatascience.plavox.info/scikit-l earn/scikit-learn%E3%81%A7%E6%B1%BA%E5%A E%9A%E6%9C%A8%E5%88%86%E6%9E%90. [20] "AIを作る #1 【決定⽊ CARTアルゴリズム】 【ゼロ から実装・AI・機械学習】," (Webページ), https://tsux.m e/build_decision_tree/ [21] 安⽥宗樹, "ディープボルツマンマシン⼊⾨," ⼈⼯知 能学会誌, Vol.28, No.3, pp.474-485, 2013年5⽉. [22] ⽚渕⼩夜, "ディープボルツマンマシン⼊⾨," (ゼミ発 表資料), 2014年6⽉, https://www.slideshare.net/yomoya mareiji/ss-36093633. ★おすすめ(分かりやすい, ⾯⽩い)
  69. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 68 参考⽂献 [23]★ 安⽥宗樹, "統計的機械学習理論とボルツマン機械学 習," (⼝頭発表資料), 情報・データ科学との連携・融合に よる物性物理・量⼦化学の新展開, 2017年3⽉, https://ww w.r-ccs.riken.jp/labs/cms/workshop/20170322/. [24] P. Nico, "Hyper-Parameter-Free Generative Modell ing with Deep Boltzmann Trees," Machine Learning an d Knowledge Discovery in Databases, pp.415-431, 2020 年. [25] B. Lucas, A. Shifaz, C. Pelletier, L. O'Neill, N. Zaidi, B. Goethals, F. Petitjean, G. I. Webb, "Proximity Forest: An effective and scalable distance-based classifier for ti me series," (arXiv:1808.10594), 2018年, https://arxiv.org/ abs/1808.10594. [] ★おすすめ(分かりやすい, ⾯⽩い)
  70. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 69
  71. A. ⽣体インピーダンス, MIセンサ 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic

    Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 70
  72. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 71 ⽣体インピーダンス (Bioimpedance) Bioimpedance is about the electrical properties of your body[3]. “⽣体インピーダンスとは私たちの体の電気的特性のことを指します。 体は多かれ少なかれ電気を通す [意図的に流す例] 脳からの命令を筋 ⾁に伝える[5] ⾎液は弱アルカリ性 で電気を通しやすい[5] ⽪膚が完全な絶縁体 じゃないので体に溜 まった電気が⾦属の 取っ⼿に逃げてバ チっとくる 体を構成する組織によって 電気の流れやすさなどが違う[6](*1)(*2) ⽪膚 脂肪 肺 筋⾁ ⼼臓 ⽣物の体は電気的抵抗の異なる複数の素材からなる巨⼤な導電体とみなすことができる (*1) 電気電動性は⽔分量と電解質量に⽐例し、細胞の形が円形に近いと電気伝導性が⾼くなる。[6] (*2) このことを利⽤して脂肪量などを推定する⽅法を⽣体電気インピーダンス法 (BIA法)という。[6]
  73. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 72 ⽣体インピーダンスの変化とその計測 脂肪 肺 筋⾁ ⽣体の活動 (例: 肺の動き) などにより ⽣体インピーダンスの分布が変化する[1] ⽣体インピーダンスの 異なる様々な部位 電気の流れやすい部位 ということは・・・ ⽣体インピーダンスの分布の変化を 捉えれば⽣体の活動を計測できる! A 実際に電気を流して 流れやすさを調べる Impedance pneumography (IP) など ※電極を体に貼り付ける 必要がある B 渦電流を発⽣させ その際に⽣じる磁界 (*1)の変化を調べる そんな事が可能なのか? 磁気インピーダンス効果の利⽤ (*1) アンペールの法則
  74. 1.0E-07 1.0E-05 1.0E-03 1.0E-01 1.0E+01 1.0E+03 2020/10/27, 12/8 The Channel

    as a Traffic Sensor: Vehicle Detection and Classification Based on Radio Fingerprinting 73 磁気インピーダンス効果 N S 外部磁場 (ex) コイルのインピーダンス () 影響 • 磁気インピーダンス効果:コイルに⾼周波 電流やパルス電流を流した際に流れる電流 が外部磁界により影響を受ける事[7][9][10]。 • 特定の磁性体(アモルファスなど)に⾒ら れる[7][9][10]。 磁気インピーダンス効果の例[8] • 微⼩な磁場の変化がコイルのインピーダンスに⼤きな影響を与える。 • ⽣体インピーダンスの測定のほか、地磁気センサーとしても応⽤される[9]。 • ⼩型化・集積化も容易だが、⽣産コストが⾼い点が⽋点である[7]。 ⽇本では愛知製鋼がMI効果を活⽤した各種センサを製造[11]。 愛知製鋼の 電⼦コンパス MI 分解能 10nG 分解能は⼼臓磁気を優に下回る[7][12] [ガウス]
  75. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 74 FlexPockにおける磁気インピーダンスセンサーの実現 1 2 3 ⽣体活動による⽣体インピーダンスの変化を磁気インピーダンス 効果によりコイルのインピーダンス変化として捉える。 1 2 コイルのインピーダンス変化を発振回路の周波数変化に変換する。 3 周波数変化を記録し、各種処理を実⾏してメモリに保存する。 → この節で紹介します。 → この節で紹介します。 → 省略します。MIセンサの値の処理については⼈間⽤と⽝ ⽤で異なるようです。左記のブロック図は⼈間⽤[2]です。 [2] Fig. 3
  76. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 75 FlexPockのMIセンサ(1) - ⽣体インピーダンスを捉える[1] コイルに⾼周波交流電流を流 し磁界を発⽣させる。 1 電磁誘導により体の組織側で 磁界を打ち消す⽅向に起電⼒ が⽣じ、磁界が発⽣する。 この時の磁界は体の活動によ り変化する。 2 磁気インピーダンス効果によ り発⽣した磁界がコイルのイ ンピーダンスに影響を与える。 3
  77. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 76 FlexPockのMIセンサ(2) ‒ インピーダンス変化を周波数変化へ ⽅法:インピーダンス変化を発振回路の周波数決定部分として作⽤させる[2]。 -1 反転増幅 電位0 出⼒ FlexPockのコルピッツ型発振回路の模式図 特定の周波数の波を継続的に出⼒する コルピッツ型発振回路の構成要素[13] LC回路 (狭帯域バンドパス フィルタ) 1 コンデンサの分圧回路を⽤い て電位を取り出す 2 1 2 [2] Fig. 3 インピーダンス 周波数の発振
  78. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 77 発振回路の構成要素(1) ‒ LC回路バンドパスフィルタ -1 電位0 ⼊⼒X(s) 出⼒Y(s) ⼊⼒が⽩⾊雑⾳とする。この信号をs領域 で考え、LC回路部分をシステムとみなす。 () = ()() ():LC回路による影響 (伝達関数) コイル・コンデンサ・抵抗のインピー ダンス/アドミタンスもs領域で表現[15]。 システム H(s) インピーダンス アドミタンス 抵抗 1/ コイル 1/() コンデンサ 1/() 1 = 1 + = 1 + ( = 1 + ( これを 利⽤して したがって 伝達関数の 極配置は ( = −1 より = 1 = 0 + を 代⼊して = 1 つまりコンデンサの容量Cを固 定すれば, コイルのインダクタン スLにより通過周波数が変化する バンドパスフィルタと⾔える。 ※ [13]では普通にインピーダンスを合成して実際の 数値例も出しています。そっちの⽅がわかりやすい かも。[15]で電⼦回路部品のs領域表現を⾒つけて⾯ ⽩そうだったので使ってみました。このように捉え ると電⼦回路とデジタルフィルタの溝がかなり埋ま る気がします。 発振に関する係数c=0とし 周波数領域にマッピング
  79. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 78 発振回路の構成要素(2) ‒ コンデンサ分圧回路[13][14] -1 電位0 : = # ; = ? < = 0 % ( # ; = 1 ( 1 % + 1 ( # ; = 1 ( 1 % + 1 ( # = % % + ( # : ; = 0 < % ( # : = # ; = % % + ( # < = 0 % ( # : = # − % % + ( # = 1 − % % + ( # ; = 0 < = 0 − % % + ( # = − % % + ( # % ( # − % % + ( # 反転する
  80. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 79 FlexPockのMIセンサ(2) ‒ インピーダンス変化を周波数変化へ ⽅法:インピーダンス変化を発振回路の周波数決定部分として作⽤させる[2]。 -1 反転増幅 電位0 出⼒ FlexPockのコルピッツ型発振回路の模式図 コルピッツ型発振回路の構成要素[13] LC回路 (狭帯域バンドパス フィルタ) 1 コンデンサの分圧回路を⽤い て電位を取り出す 2 1 2 最初:回路で発⽣する雑⾳ コイルのインピーダンス(インダクタンス)により 決定される周波数の波が 反転されて出⼒ 次第に特定周波数の波のみになる [2] Fig. 3
  81. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 80 ©Ritsuki KOKUBO, rpaka ※ Fall G*ys とは関係ないですよ 個⼈的にこのアイコンめちゃくちゃ気に⼊っているので、ちょこちょこ紛れこませていきたいと思います
  82. 2020/10/27, 12/8 The Channel as a Traffic Sensor: Vehicle Detection

    and Classification Based on Radio Fingerprinting 81