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エンジニア向け『起業の科学』
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uTaso
March 12, 2022
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エンジニア向け『起業の科学』
uTaso
March 12, 2022
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Transcript
エンジニアも知っててほしい 新規事業の進め方 uたそ
自己紹介 uたそ (@RoboticsY) 学生時代: ロボット工学 ⇨ 機械学習 ⇨ 音声感情合成 社会人:
フレームワーク設計開発 / NoCodeプラットフォーム設計開発 社会人(個人): 無料コミュニティ運営 / メディア運営 / Web制作
今日の話題 ひと昔前の新規事業の進め方 エンジニアも新規事業の "新常識" を知っておこう 1: 思いついたのは良いアイデアか? 2: 課題の質を上げよう 3:
解決方法は適切か? 4: ユーザーが使ってくれるものを作る 5: 事業を大きくしたときにお金が儲かるか?
ひと昔前の新規事業の進め方(昭和的)
ひと昔前の新規事業の進め方 K・K・D 勘と 経験と 度胸
ひと昔前の新規事業の進め方 僕ってふとした時にね いいアイデア思いつくんすよ~!! 漢ならここでドカッと投資しましょうよ!! 大体100億くらいは売上でるんちゃいます か?
ひと昔前の新規事業の進め方 なんで自分ら売上目標達成してないんや!!! 魂込めて!ええもん作ったら!絶対売れんねん!! 認知度が足りないんや! もっと広告出さんかい!!
結果・・・ せっかく作ったけど、お客さん欲しがらないね お客さんからクレーム多いらしいよ ただでさえ赤字なのに広告出して もっと赤字がひろがってるらしいよ
イマドキの新規事業の進め方(新常識)
アイデア
良いアイデアとは何か? ①イシュードリブン(課題ドリブン)であること。 ②解決する価値のある課題についてのアイデアであること。 ③課題について深く理解していること。
イシュードリブンじゃないアイデアとは? 「この技術を使って何か新商品作れないかな?」 ← 技術ドリブン 「こんなプロダクトがあったら便利じゃないか?」 ← プロダクトドリブン などなど、 作れそうなものだから作るとか、作りたいものを作るみたいなアイデア
解決する価値のある課題とは? 課題の質(解決したときにインパクトが大きいもの) 解 の 質
課題について深い理解があること 自分や家族・友人が働いている業界のこと 実際に自分が感じた課題のこと 課題や課題の周辺領域・課題を抱えている人たちについて詳しく知っている 必要があり、そうでない課題についてのアイデアは危険
課題の質を上げる
課題は本当に存在するのか? 解決しようとしている課題が本当に存在するのか 確かめる前に事業を進めるのは大変危険。 コロナでコミュニケーションが減って ストレスに感じている人が多いはずだ! そうだ!コミュニケーションロボットを 開発しよう! 仮説 実際には・・ 嫌な上司との飲み会が減って嬉しい
地元の友達ともオンラインで話せて 今までよりも楽しい。
真の課題を見つける スマホのバッテリー持ちが悪い 表面的な課題 本質的な課題 サイト上の広告が画像から動画になり、 今までよりも通信量が増えてバッテリー の消費につながっている ユーザーの行動を観察したり、インタビューを通して より本質的な課題を発見するべし
解決方法は適切か?
自分たちが提案する解決方法が正しいのか確かめる 紙芝居やプロトタイプを使って、自分たちの提案する解決方法が 実際にユーザーが望んだ形で課題を解決できるのか検証する。
ユーザー体験の理想像を作って検証する 例) 課題: Webアプリを簡単に探せなくて不便 提案する解決方法: Webアプリを検索・お気に入りできるサイトを立ち上げる ユーザー体験を時系列で紙芝居などでターゲット層に見せる。 ブラウザ起動 → サイトを表示
→ アプリを探す or お気に入りからたどる この一連の体験で、実際に抱えている課題を 解決できるのかインタビューなどで検証
最低限の機能を持ったプロトタイプを使ってもらう 検証したユーザー体験理想像に沿って、最小限の機能を持ったプロトタイプを作って ユーザーに使ってもらう。 プロトタイプは期待通りに動いたか、抱えていた問題は解決したのか していないなら、どこが問題だったのか。 機能を絞ってデザインも最低限にすることで、この検証を高速に実施できる。
ユーザーが使ってくれるのか?
ようやくプロダクトを作り始める 解決するべき課題が明確になり、解決方法が適切なことが確かめられたら ようやくプロダクトの開発をはじめられる。 (これよりも早く作り始めるとと無駄なものになるリスクが高い)
熱烈に欲しがられるプロダクトになるまで磨きこむ (エンジニアの皆さん!力の見せ所ですよw) プロダクトをどれくらいのユーザーがどのように使って、何%のユーザーが使用を辞める のか計測する。 この時点のプロダクトは未だ穴の開いたバケツなので、広告にお金を使ってユーザーを たくさん呼び込んでもどんどん使わなくなっていく。 プロダクトの磨きこみがユーザーが(潜在的に)求めるイメージとフィットすると継続して 使用してくれたり、口コミで広げてくれたりする。
ユーザーを増やしたら儲かる?
プロダクトはきちんとお金を生むのか 広告などを使って一気にユーザーを増やす前に、しっかりとお金が儲かるのか確認しな いといけません。 1人が生涯で払ってくれるお金 >1人のユーザーを獲得するコスト + 維持コスト このように、ユーザーを増やせば増やすほど儲かる状態になってから積極的な事業拡 大を進めます。
経営層とエンジニアの亀裂
浅い相互理解が生む亀裂 今回紹介したような "科学的アプローチ" では仮説と検証というサイクルを回すことが重 視されています。それを理解していないと、「コロコロ仕様変更ばっかり言ってきて」など と思わぬ亀裂を生むことになります。実際にはビジネス上のリスクを抑えるために必要 なプロセスだと理解するべきです。 一方で、エンジニアリングの世界で重要視されている「CI/CD」「テスト駆動」「リファクタリ ング」などは、これらの迅速でマイクロな意思決定に適応するための手法です。これらの コストは経営層からすると一見プロダクトの機能開発ではないため無駄に見えますが、
中長期的にビジネスの速度を上げるための必要投資だと認識する必要があります。
まとめ
まとめ 今回話したのは超超超ざっくりの内容です。 詳細は「起業の科学」という本を読んでみてください。 個人開発などで作る時にもこれらの知識を活かして 実際に使われてお金を生めるプロダクトを作れるように 一緒に頑張っていきましょう。