Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
非フロントエンジニア観点でのMPA・SPA・SSR・SSGの違い
Search
Satoshi Kaneyasu
December 27, 2023
Programming
1
1.2k
非フロントエンジニア観点でのMPA・SPA・SSR・SSGの違い
Satoshi Kaneyasu
December 27, 2023
Tweet
Share
More Decks by Satoshi Kaneyasu
See All by Satoshi Kaneyasu
密集、ドキュメントのコロケーション with AWS Lambda
satoshi256kbyte
1
200
【PHP】破壊的バージョンアップと戦った話〜決断と説得
satoshi256kbyte
0
140
今更聞けないセキュリティ用語の基礎知識 2025新春
satoshi256kbyte
0
110
AWS re:Invent 2024個人的まとめ
satoshi256kbyte
0
200
今年一番支援させていただいたのは認証系サービスでした
satoshi256kbyte
1
300
おもにクラウドの話してます#4 OPスライド
satoshi256kbyte
0
61
AWS認定資格を勉強した先に何があったか
satoshi256kbyte
2
270
Amazon Aurora Serverless v2のアプデと、Amazon Aurora PostgreSQL Limitless DatabaseのGAについて
satoshi256kbyte
0
180
GitHub Actionsのキャッシュと手を挙げることの大切さとそれに必要なこと
satoshi256kbyte
5
480
Other Decks in Programming
See All in Programming
さいきょうのレイヤードアーキテクチャについて考えてみた
yahiru
3
760
Pythonでもちょっとリッチな見た目のアプリを設計してみる
ueponx
1
590
Grafana Cloudとソラカメ
devoc
0
180
How mixi2 Uses TiDB for SNS Scalability and Performance
kanmo
40
15k
Open source software: how to live long and go far
gaelvaroquaux
0
650
Writing documentation can be fun with plugin system
okuramasafumi
0
120
1年目の私に伝えたい!テストコードを怖がらなくなるためのヒント/Tips for not being afraid of test code
push_gawa
1
350
Djangoアプリケーション 運用のリアル 〜問題発生から可視化、最適化への道〜 #pyconshizu
kashewnuts
1
250
pylint custom ruleで始めるレビュー自動化
shogoujiie
0
130
PHPカンファレンス名古屋2025 タスク分解の試行錯誤〜レビュー負荷を下げるために〜
soichi
1
480
Bedrock Agentsレスポンス解析によるAgentのOps
licux
3
880
第3回 Snowflake 中部ユーザ会- dbt × Snowflake ハンズオン
hoto17296
4
380
Featured
See All Featured
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7.1k
Facilitating Awesome Meetings
lara
52
6.2k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
40
2k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
30
2.2k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Docker and Python
trallard
44
3.3k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.1k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.1k
The Invisible Side of Design
smashingmag
299
50k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.2k
Transcript
⾮フロントエンジニア観点での MPA・SPA・SSR・SSGの違い 2023.12.27 SATOSHI KANEYASU
⾃⼰紹介 ⽒名︓兼安 聡 職種︓クラウドエンジニア 趣味︓サックス、筋トレ、CS ゲーム 資格︓ X(Twitter)︓@satoshi256kbyte など
本資料について • 本資料は、MPA・SPA・SSR・SSGの違いをざっくり説明したものです。 • ⾮フロントエンジニアが違いを理解するための資料とお考えください。
ざっくりとした⽐較表 項⽬ MPA SPA SSR SSG 開発のしやすさ 中 ⾼ 中〜⾼
⾼ レスポンス 中 ⾼ ⾼ 最⾼ データ量 ⼤ 中 中 ⼩ ネットワーク通信量 ⼤ ⼩ 中 最⼩ SEO ⾼ 低 ⾼ ⾼
MPA (Multi-Page Application) • 画⾯遷移する度にサーバー側で画⾯全体を作ってクライアントに渡す • 例)Wordpress • 画⾯遷移のたびにブラウザの更新ボタンが×になる •
私たちが使うとモノリシックな作り⽅になりがち • 先にバックエンドを実装して、画⾯の実装が後回しになりがち • 昔⾔われてた「戻るボタン効かない問題」はMPAでも解決可能 • 別にMPAそのものにそんなに問題があるわけではない コレ
MPAの通信の流れ 初回 画⾯全体 リクエスト PHP SQL レスポンス 描画 画像 リクエスト
レスポンス 描画 CSS リクエスト レスポンス 描画 JS リクエスト レスポンス 実⾏ n回⽬ 画⾯全体 リクエスト PHP SQL レスポンス 描画 画像 リクエスト レスポンス 描画 CSS リクエスト レスポンス 描画 JS リクエスト レスポンス 実⾏ ページ遷移ごとに全ての通信と処理が⾛る
SPA (Single-Page Application) • ⼀発⽬に画⾯⼀式分を返す その後は差分だけ返してクライアント側で描画する • 例)React.js、Vue.js • かなり難しい
• フロントにFWが存在するという概念⾃体がピンとこない⼈もいる • デザイナーとの分業が⽐較的しやすい • 分業しないと画⾯の変更要望に追いつけない現実もある • SEOが弱い • 検索botは画⾯の差分を動的に作ってくれない、リンクを辿ってくれない • 同じ理由で、Xのサムネイルが出ない
SPAの通信と処理の流れ 初回 画⾯全体 リクエスト PHP SQL レスポンス 描画 画像 リクエスト
レスポンス 描画 CSS リクエスト レスポンス 描画 JS リクエスト レスポンス 実⾏ n回⽬ 差分データ リクエスト PHP SQL レスポンス 描画 初回に画⾯⼀式を返したあとはあとは差分
SSR (Server-Side Rendering) • MPAとSPAの中間のような技術 • ある程度の画⾯をサーバー側で描画する • 例)Next.js(React.jsの派⽣)、Nuxt.js(Vue.jsの派⽣) •
サーバー側とクライアント側が混在するのでまた違う難しさ • デザイナーとの分業がしやすい︖ • 私たちから⾒たらピンとこないが、フロント界隈ではメジャーなのかも • ⽐較的SEOが強い • 作れる画⾯はサーバー側で作るので、検索botがリンクを辿ってくれる • Xのサムネイルが出る
SSG (Static Site Generation) • 全ページをサーバーで完全にHTML化して、配置。 リクエストされたらただ返すだけの状態にする技術。 • 記事を投稿したら、全ページ⼀気に作り直して再配置する。 •
例)Gatsby.js • ものすごく軽くて早い • CMSのようなものと捉えるとものすごく機能不⾜を感じる • 回避策はなくはないが • ランディングページとかに向いてると予想 • 縁がないのでわからない・・・
もう⼀回表 項⽬ MPA SPA SSR SSG 開発のしやすさ 中 ⾼ 中〜⾼
⾼ レスポンス 中 ⾼ ⾼ 最⾼ データ量 ⼤ 中 中 ⼩ ネットワーク通信量 ⼤ ⼩ 中 最⼩ SEO ⾼ 低 ⾼ ⾼ 得⼿不得⼿はあるけど特定の技術でないとできない︕ ってのは少ない だからこそ⼀つの技術で突っ⾛るのではなく、 ⽬的に合わせて使い分けたい
最後に • フロントの⼈じゃなくても⽤語は知って欲しい • 最近Next.jsでSPAをしようとしてなんか違うなと思ったので、 みなさんは適材適所してね︕