Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スクラムマスターと開発チームの兼務のお話し
Search
sobarecord
August 24, 2018
Programming
0
1.3k
スクラムマスターと開発チームの兼務のお話し
アジャイルひよこクラブにて、自分の体験しているスクラムマスターと開発の兼務で感じた / 考えていることのをお話したLT資料です。
sobarecord
August 24, 2018
Tweet
Share
More Decks by sobarecord
See All by sobarecord
意思決定と多様性から紐解く古典的ファシリテーションと心理的安全性
sobarecord
1
440
良いチーム作りを、意思決定という側面から眺める
sobarecord
3
2k
ふりかえりにおける意思決定を考える
sobarecord
3
2.7k
「考える」考えかたを考えよう
sobarecord
1
1.2k
学びを成長につなげよう
sobarecord
1
350
リモートな現場でスクラムマスターがおこなった3つのこと
sobarecord
2
710
やさしさとその先へ
sobarecord
0
710
リモートこそ丁寧に
sobarecord
1
380
チーム作りのMOTTAINAI ~機会を逃さないチームビルディング~
sobarecord
5
1.2k
Other Decks in Programming
See All in Programming
育てるアーキテクチャ:戦い抜くPythonマイクロサービスの設計と進化戦略
fujidomoe
1
150
CSC305 Lecture 02
javiergs
PRO
1
260
階層構造を表現するデータ構造とリファクタリング 〜1年で10倍成長したプロダクトの変化と課題〜
yuhisatoxxx
3
920
CSC509 Lecture 03
javiergs
PRO
0
330
止められない医療アプリ、そっと Swift 6 へ
medley
1
120
After go func(): Goroutines Through a Beginner’s Eye
97vaibhav
0
230
いま中途半端なSwift 6対応をするより、Default ActorやApproachable Concurrencyを有効にしてからでいいんじゃない?
yimajo
2
340
10年もののAPIサーバーにおけるCI/CDの改善の奮闘
mbook
0
780
メモリ不足との戦い〜大量データを扱うアプリでの実践例〜
kwzr
1
870
2025年版 サーバーレス Web アプリケーションの作り方
hayatow
23
25k
アメ車でサンノゼを走ってきたよ!
s_shimotori
0
140
CSC509 Lecture 01
javiergs
PRO
1
430
Featured
See All Featured
It's Worth the Effort
3n
187
28k
Navigating Team Friction
lara
189
15k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
66k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
209
24k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
657
61k
Designing for Performance
lara
610
69k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
332
24k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
269
13k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
Transcript
スクラムマスターと 開発チームの 兼務のお話し 180824 アジャイルひよこクラブ LT
やっていること(社内) - 自チームへのスクラム導入 - 読書会・勉強会の開催 - アジャイルを推進する グループの立ち上げ 渡部啓太 @sobarecord
- 某ナビ会社勤務 - Web担当チーム所属 - スクラムマスター 兼 開発 やっていること(社外) - 読書会・勉強会の開催 - 隙を見ては登壇
本スライドに ついて
自分の体験している兼務で 感じた / 考えていることの 共有です。 アドバイスなどあれば ぜひ教えてください!!
話の流れ 兼業のモヤモヤをLT資料にぶつけたら、 作る前後で考えが変わりました。
話の流れ 兼業のモヤモヤをLT資料にぶつけたら、 作る前後で考えが変わりました。 完成時、完成後に考えたことを それぞれお話しします!!
完成時パート!
基本的に マルチタスクは 非効率的!
兼務は無し、以上!!
兼務は無し、以上!! そうもいかない
そもそも役割って 何だっけ?
あらためて スクラムガイド を見てみよう!
プロダクトオーナー(抜粋) 開発チームから生み出されるプロダクトの価値の最 大化に責任を持つ。 プロダクトオーナーは、プロダクトバックログの管理 に責任を持つ 1 人の人間である。
プロダクトオーナー(抜粋) 開発チームから生み出されるプロダクトの価値の最 大化に責任を持つ。 プロダクトオーナーは、プロダクトバックログの管理 に責任を持つ 1 人の人間である。 ふむふむ
開発チーム(抜粋) 各スプリントの終了時にリリース判断可能な「完成」 したプロダクトインクリメントを届けることのできる専 門家で構成されている。 開発チームは、自分たちの作業を構成・管理するた めに、組織から体制と権限を与えられている。その 相乗効果によって、開発チーム全体の効率と効果が 最適化される。
開発チーム(抜粋) 各スプリントの終了時にリリース判断可能な「完成」 したプロダクトインクリメントを届けることのできる専 門家で構成されている。 開発チームは、自分たちの作業を構成・管理するた めに、組織から体制と権限を与えられている。その 相乗効果によって、開発チーム全体の効率と効果が 最適化される。 なるほど
スクラムマスター(抜粋) スクラムガイドで定義されたスクラムの 促進と支援に責任を持つ。
スクラムマスター(抜粋) スクラムガイドで定義されたスクラムの 促進と支援に責任を持つ。
スクラムマスター(抜粋) スクラムガイドで定義されたスクラムの 促進と支援に責任を持つ。
スクラムマスター(抜粋) スクラムガイドで定義されたスクラムの 促進と支援に責任を持つ。 やること、 けっこう多い(汗
他方、兼務は こんな傾向
どっちつかずな思考
どっちつかずな思考 支援 せねば
どっちつかずな思考 支援 せねば 開発 せねば
どっちつかずな思考 支援 せねば 支援 せねば 開発 せねば
どっちつかずな思考 支援 せねば 支援 せねば 開発 せねば 開発 せねば
どっちつかずな思考 支援 せねば 支援 せねば 支援 せねば 開発 せねば 開発
せねば
どっちつかずな思考 支援 せねば 支援 せねば 支援 せねば 開発 せねば 開発
せねば 開発 せねば
どっちつかずな思考 支援 せねば 支援 せねば 支援 せねば 開発 せねば 開発
せねば 開発 せねば 支援開発 あばばば
どっちつかずな思考 支援 せねば 支援 せねば 支援 せねば 開発 せねば 開発
せねば 開発 せねば 支援開発 あばばば 中途半端に なる時も…
片方に引っ張られる
片方に引っ張られる • スクラムマスターに寄る ◦ 案件炎上
片方に引っ張られる • スクラムマスターに寄る ◦ 案件炎上 • 開発に寄る ◦ チームビルディング が追いつかない
片方に引っ張られる • スクラムマスターに寄る ◦ 案件炎上 • 開発に寄る ◦ チームビルディング が追いつかない
チームとしては どちらも損失
メリットもある?
メリットもある? • チームビルディングの効果がすぐわかる ◦ 「あ、ドラッカー風エクササイズで 出たところだ!」
メリットもある? • チームビルディングの効果がすぐわかる ◦ 「あ、ドラッカー風エクササイズで 出たところだ!」 • チームの穴が見えやすい ◦ 「ココうまくいっていない…
インセプションデッキ見直すかな」
感じている壁:評価制度
感じている壁:評価制度 • 数字(売上)を出さないと評価されない ◦ 半分の時間での勝負になる ◦ 信頼を得るにも数字
感じている壁:評価制度 • 数字(売上)を出さないと評価されない ◦ 半分の時間での勝負になる ◦ 信頼を得るにも数字 • 評価軸がほぼそれしかない ◦
思考が自他共に引っ張られて しまうこともある
感じている壁:評価制度 • 数字(売上)を出さないと評価されない ◦ 半分の時間での勝負になる ◦ 信頼を得るにも数字 • 評価軸がほぼそれしかない ◦
思考が自他共に引っ張られて しまうこともある 数字出せ!
感じている壁:評価制度 • 数字(売上)を出さないと評価されない ◦ 半分の時間での勝負になる ◦ 信頼を得るにも数字 • 評価軸がほぼそれしかない ◦
思考が自他共に引っ張られて しまうこともある 数字出せ! プロセス じゃない、 結果だせ!
僕の兼任をサバイバルする術 • 時間で区切る ◦ 4:6でスクラムマスター
僕の兼任をサバイバルする術 • 時間で区切る ◦ 4:6でスクラムマスター • 気にしない ◦ 赤点をとらなければOK ◦
チームに最大限の貢献をする形
僕の兼任をサバイバルする術 • 時間で区切る ◦ 4:6でスクラムマスター • 気にしない ◦ 赤点をとらなければOK ◦
チームに最大限の貢献をする形 • 専任になる ◦ 新しい制度を作り評価軸を増やす
引き続きがんばろう!!!
完成後パート!
なんか モヤモヤ
スクラムマスター(抜粋) スクラムガイドで定義されたスクラムの 促進と支援に責任を持つ。
スクラムマスター(抜粋) スクラムガイドで定義されたスクラムの 促進と支援に責任を持つ。 ここ、 できてなくない?
スクラムガイド 2017版 より抜粋
スクラムガイド 2017版 より抜粋
スクラムガイド 2017版 より抜粋
全員がファシリテーター として振る舞うとすごく 議論が楽になる
スクラムマスターも そうなんだと思う 全員がファシリテーター として振る舞うとすごく 議論が楽になる
まずは「促進」、がんばります!!!