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プロダクトのビルドトラップ

sonod
April 04, 2022

 プロダクトのビルドトラップ

sonod

April 04, 2022
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Transcript

  1. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ⾃⼰紹介 野⽥

    宗⼀郎 @sonod00 研究開発エンジニア #Linux #virtualization #UX #UI #product-management #design #React #Typescript さくらインターネット株式会社 さくらインターネット研究所
  2. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ビルドトラップとは? アジェンダ

    ビルドトラップに陥らないために まとめ ビルドトラップで起こりうる問題 アウトプットじゃだめ?
  3. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ビルドトラップとは? 組織がアウトカムではなく

    アウトプットで成功を計測しようとして、 ⾏き詰まっている状況のことです。 実際に⽣み出された価値や体験ではなく、 機能の開発とリリースに集中してしまっている状況です。
  4. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ビルドトラップとは? アウトカム

    アウトプット アウトプットとは簡単に数えられるもののことです。 プロダクトの数とか機能の数、リリースの回数や開発チームのベロシティといったものです。 アウトカムとは機能を届けて顧客の問題を解決したという結果のことです。
  5. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. アウトプットじゃだめ? アウトプットで成功を計測しようとすると、

    プロダクトの評価基準が「機能の数」や「リリース回数」になってしまう そうなると、 プロダクトが「解決したかったユーザの課題」や「届けたかった価値」を 評価せずに、バックログがどれだけ消化されたかで判断されてしまう。
  6. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ビルドトラップで起こりうる問題 リリースを優先してしまった事により、バグや障害が頻発

    作った機能がメイン機能を邪魔してしまい、開発スピードやUXの低 下を招く 機能を作ったのに使ってもらえない モチベーションの低下 品質の低下 UXの低下
  7. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ビルドトラップに陥らないために アウトカムを意識したプロダクト開発をする

    ユーザーや顧客の課題や潜在ニーズを読み取り、 アウトプットで終わるのではなくフィードバックループを回す ただし、ここでユーザや顧客のニーズやアイデアをそのまま採⽤して しまうと、プロダクトの死のサイクルに⼊ってしまうので注意が必要 プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを 避け顧客に価値を届けるより プロダクトの死のサイクル
  8. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. ビルドトラップに陥らないために 機能を追加するなら、なぜその機能が必要かを理解する

    依頼する時は作るものだけを伝えない その機能が誰のどんな課題を解決することなのか考える プロダクトのヴィジョンから外れていないかを考える
  9. © SAKURA internet Inc. © SAKURA internet Inc. アウトプットよりアウトカムを意識する まとめ

    ユーザを中⼼としたプロダクト開発を⾏う ビルドトラップに陥ることを理解し気をつける 届けたい価値を意識する