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ネガティブをねじ伏せ、n=1のキャリアに変える技術

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September 25, 2025

 ネガティブをねじ伏せ、n=1のキャリアに変える技術

あの人のターニングポイントvol3〜トップエンジニアの人生の岐路〜の登壇資料です

■ 資料で言及した過去の登壇資料

- アイドルプロデュースでエンジニアとしての成長を超加速させた話
- 自己効力感を二次元アイドル作品から得ながら社会人としての成長を超加速させる

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September 25, 2025
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Transcript

  1. 自己紹介 / リアルのすがた プロダクト本部 プロダクト組織開発部 DevHR 坂上 晴信 Harunobu Sakaue

    1995 年生まれ。東京の離島・伊豆大島出身。 プロダクト組織専任の 人事職 = DevHR として、あらゆる業務に従事。 ➔ 2016/03 東京高専 情報工学科卒 ➔ 2016/04 株式会社TOKIUM 入社 Android/Web エンジニア (6 年8 ヶ月) ➔ 2023/01 DevHR にロールチェンジ エンジニア採用・育成・組織づくり・広報 2 / 23
  2. 自己紹介 / インターネットのすがた にしこりさぶろ〜 @subroh_0508 【好きなもの】Kotlin / アイドルマスター / ラブライブ!

    Kotlin 本体へのContribute 経験アリ、Kotlin Fest への登壇実績3 回。 開発業務から離れて以降も趣味でKotlin を書き続けている。 プライベートでは、アイマスP とラブライバーを兼任。 『シャニマス』三峰結華と『蓮ノ空』村野さやかが 人生のロールモデル。 3 / 23
  3. 本日の登壇者 「キャリアのターニングポイント」について話すのだが… 成瀬さん: CTO / 著名人 やめ太郎さん: 著名人 武田さん: CPO

    成瀬さん: VPoE ぼく: ??? 4 / 23 著名人・CXO ・VPoX だらけ この4 人に負けない価値のある話、 果たしてできるだろうか
  4. 自身のキャリアのユニークなポイント プロダクト本部 プロダクト組織開発部 DevHR 坂上 晴信 Harunobu Sakaue 1995 年生まれ。東京の離島・伊豆大島出身。

    プロダクト組織専任の 人事職 = DevHR として、あらゆる業務に従事。 ➔ 2016/03 東京高専 情報工学科卒 ➔ 2016/04 株式会社TOKIUM 入社 Android/Web エンジニア (6 年8 ヶ月) ➔ 2023/01 DevHR にロールチェンジ エンジニア採用・育成・組織づくり・広報 5 / 23 Web 系ベンチャー1 社に 新卒から約9 年半勤め続けている 今日の5 人の中で唯一!
  5. 9 年半での出来事 入社時20 〜30 名程度 → 3 ヶ月後に10 名未満 →

    現在は555 名 ※2016/04 から2025/09 の従業員数推移。いずれもパート・アルバイト含む。 エンジニアとして ➔ Android チームテックリード(6 年半ほど) ➔ Web 版TOKIUM 経費精算への機能追加 ※某上場企業の受注に必須の機能の主担当 ➔ Kotlin 本体へのContribute [KT-32531] ➔ DroidKaigi 2019 登壇 ➔ Kotlin Fest 2019 / 2022 / 2024 登壇 人事として ➔ 20 〜23 年入社の中途プロダクト系社員 全員の選考に携わる ※10 名以上 ➔ 22 末〜24 年入場の業務委託エンジニア 7 〜8 割の選考に携わる ※50 名程度 ➔ 25 卒向けAI Agent 開発研修の企画・運営 6 / 23
  6. 9 年半での出来事 入社時20 〜30 名程度 → 3 ヶ月後に10 名未満 →

    現在は555 名 ※2016/04 から2025/09 の従業員数推移。いずれもパート・アルバイト含む。 7 / 23 求められる成果・視座・振る舞いは常に変化! 課されるミッションも基本無茶振り! 「常に楽しい!」なんてことはなく、強いネガティブもそれなりの頻度でやってくる
  7. 1. 初めての大規模カンファレンスでの挫折 状況 ➔ テックリードとして約1 年半経過、組織崩壊を乗り越えたこともあり自信がつき、天狗になる ➔ 「Android 完全に理解した 」状態で、DroidKaigi

    2018 に参加 他の参加者と有意義な交流が全く出来ず、大きな挫折を味わう 【ターニングポイント その1 】 ➔ エンジニアとして「このまま現職に残っていて良いのか?」と不安になり、転職を真剣に考える 10 / 23
  8. 1. 初めての大規模カンファレンスでの挫折 最初の行動・考えていたこと ➔ 1 社カジュアル面談を受ける ➔ 逆にTOKIUM の環境の良さに気づき、とりあえず残ることを決める ※事業・プロダクトへの愛で殴られることを期待して面談に臨んだが、資金調達先の話をされてしっくりこなかった

    ➔ しかし、現職に残るだけでは不安は消えない、かと言って何をすべきかも分からない 11 / 23 「自分にとってTOKIUM は、最良の職場である」ことに気づけた一方で 既に社内で、相対的に最もAndroid 開発のスキルが高く、成長に天井を感じていた
  9. 1. 初めての大規模カンファレンスでの挫折 ️ 転機 ➔ キャリアに悩むある日、アイドルマスターと出会う ➔ アニメ作品『アイドルマスターシンデレラガールズ』の渋谷凛のストーリー " 最初のユニットと、ヘッドハントされた別ユニットでの仕事を両立し、唯一無二の成長を遂げる"

    ➔ 彼女のストーリーに触れたことで、 「社内で得られない学びは、自ら外に出て回収すればよい」 のだと気づき、何をすべきかが具体で言語化された! 12 / 23 この時期の話を詳しく知りたい方はこちら! [SpeakerDeck]
  10. 1. 初めての大規模カンファレンスでの挫折 ネガティブをねじ伏せる、行動変容 ➔ それまで殆ど出たことのなかった外部のイベントに、積極的に参加するように! ➔ 2019 年2 月には、DroidKaigi 2019

    に登壇側で参加!キャリアの不安を完全に払拭! ️ 「登壇」が、いつしか自分の武器に変わる ➔ 勢い余って自社の良いところをあちこち宣伝していたら、少しずつ採用の仕事も任されるように! 13 / 23 重要だったのは、ネガティブの原因を言語化し、自身の行動変容で乗り越えたこと 現職でのスキルアップに天井を感じた 積極的に社外に出て、天井を自ら引き上げた
  11. 2. 人事領域の業務でパンク 状況 ➔ 「採用」と名のつく業務を見境なく抱え、あっという間に業務過多に ※中途・業務委託合わせて15 〜20 件の求人を1 人で管理 ※年間数十名の採用目標に対し、書類選考8

    割、カジュアル面談5 割、日程調整や担当者とのメール・電話連絡全て(!?) を担当 ➔ えげつない業務量にもかかわらず、中途採用の応募数は毎月地を這い、改善の見込みも見えない ➔ CTO からは「数字出して!」 、代表からは「◯◯の施策やろうよ!」と毎週突っ込まれ、 定例MTG の度に仕事を抱える悪循環 16 / 23 とてもつらい
  12. 2. 人事領域の業務でパンク 最初の行動・考えていたこと ➔ 2023 年10 月、当時の部長にSOS を出す 【ターニングポイント その2

    】 ※「人を増やして!」ではなく、 「DevHR として、期待に応えられない( 意訳) 」と伝えた ※今振り返ると、人生で初めてのギブアップ宣言だったかもしれない ➔ 直接の引き金になったかは定かではないが、SOS 後にチームの人員は一気に増加 2024 年1 〜2 月 業務委託で2 名増員! 2024 年6 月 チームが部に昇格!専任の部長が就き、2 名のBiz 社員が異動( 兼務) ! 17 / 23 上司・同僚の働きにより、危機的状況は脱した( 頭が上がらない ) 一方で、組織改編は自分がもたらした変化ではなく DevHR として視座を上げ、行動を変容させることは、依然求められている状況
  13. 2. 人事領域の業務でパンク ️ 転機 ➔ 採用の仕事が一番苦しかった時期のある日、ラブライブ!と出会う ➔ アニメ作品『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の高咲侑 彼女のマネージャーとしての成長譚から、マネジメント職の理想像を掴みかける ➔

    DevHR 1 年目のもがき苦しんだ過程、わずかに掴んだ光明を言語化し、30 分の登壇として発表 資料にまとめる過程で、苦しんだ過程も前向きな形で自身の物語へと組み込まれていった ナラティブ 18 / 23 この時の登壇資料はこちら! [SpeakerDeck]
  14. 2. 人事領域の業務でパンク ネガティブをねじ伏せる、行動変容 ➔ 30 分の登壇は、聴衆の学生・部長から好評価をいただき、無事終了 苦しかった1 年が無駄ではなかった実感、業務における関心を「組織成果」へと広げる方向性が定まる ➔ DevHR

    2 年目からは、期待役割が育成・広報領域にシフト 「自分が前に出る」のではなく、社員の発信機会を創出し「組織広報と社員の成長の両立」を模索 ➔ 2024 年6 月〜2025 年5 月の1 年で、登壇経験のない社員7 名の初登壇を支援 2025 年6 月からはテックブログ・note の運用も開始し、全媒体合計で週2 回以上の発信が継続中 19 / 23 成果のスコープが「個人」から「組織」へと広がり、視座が上がった 苦しんだ過程を自身の物語にしたことで、価値観をアップデートする心の準備ができた ナラティブ
  15. 2. 人事領域の業務でパンク 育成・広報領域での最近の取り組み ➔ AI エージェント開発チームでリーダーを務める25 卒メンバー 彼に対する、20 分のスポンサー登壇アサイン 20

    / 23 3 ヶ月の驚異的な学びの言語化 + 「生成AI に全力投資し、若い人の挑戦を 後押しする組織」という認知の獲得 壁打ち役としてサポート 本番をお楽しみ!
  16. まとめ ️ 「ネガティブ」な感情は、言語化によって解きほぐすことができる ➔ 言語化 = 価値観を大きく揺さぶる出来事について、自身の物語に組み込むために、必要な工程 ナラティブ ➔ 手段は日報・ブログ投稿・1on1

    ・登壇、何でもOK ! ️ 解きほぐした「ネガティブ」は、行動によってねじ伏せることができる ➔ 1 〜2 回の突飛な行動だけでなく、行動の継続が不可欠! 苦しい瞬間を自身のキャリアの1 ページに昇華できると、仕事や人生が楽しくなる!ので、 無理のない範囲でチャレンジしてみてください Thank you for listening! 21 / 23
  17. おまけの宣伝(1) DevHR 1 年目のもがいた過程を話した登壇 コイツがきっかけで生まれた、エンジニアコミュニティがあるらしい エンジニアがアニメから得た学び 10/24( 金) 19:00 〜

    ウィングアーク1st( 秋葉原) 22 / 23 この登壇聞きたいです! 新しい勉強会を立ち上げるので、 喋って欲しいです!( 意訳) ?????? ※めちゃ嬉しい