Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

Mocking in Rust Applications

Sponsored · Your Podcast. Everywhere. Effortlessly. Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
Avatar for taiki45 taiki45
September 10, 2024

Mocking in Rust Applications

Talk at "RustのWebアプリ開発 LT道場 〜テスト編〜" https://findy.connpass.com/event/327824/

Avatar for taiki45

taiki45

September 10, 2024
Tweet

More Decks by taiki45

Other Decks in Technology

Transcript

  1. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 1. モックするまでの道のり 2. モックを定義する・使う 例として使ったコードは

    https://github.com/Finatext/orgu に全貌あります 今回の話は単体テストくらいの粒度のテストをスコープにしています 目次 3
  2. © 2024 Finatext Holdings Ltd. テスト対象のロジックは外部依存について差し替え可能であることが望ましいです(後述) Rustでは交換可能性はGenericsまたはTrait Objectsを使って実現できます • Generics

    (+ Trait Bounds): コンパイル時に具体的な型が分かるケースで利用します。コンパイラがそれぞ れの具体的な型用のコードを生成する。静的ディスパッチ • Trait Objects: コンパイル時に具体的な型が分からないケースで利用します。実行時のメソッド呼び出し時 に仮想関数テーブルを参照して実際の呼び出し関数(メソッド)を決定します。動的ディスパッチ 交換可能性を導入する 5
  3. © 2024 Finatext Holdings Ltd. 非同期ジョブのロジックという例: 「GitHub Checks APIを使ってCheckRunを作成して、Git cloneでリポジトリをクローンして、指定された外部

    コマンドを実行する」 テスト時にモックしたい部分 • GitHub APIを呼ぶ: GithubClient trait • Git clone: Checkout trait →このケースでは例えば、Handlerという構造体を定義してそれぞれの外部依存を持たせる 交換可能性の例 6
  4. © 2024 Finatext Holdings Ltd. axum crateのStateのような仕組みを使う http crateのRequest構造体にはexstensionの仕組みがあるので、このexstensionに状態を毎回セットする tower::Serviceを作ると同じようなことが実現できる(はず)

    ある程度の規模以上だと依存管理が煩雑になりそうなのでDependency Injdectionライブラリが有効そうだが少な い。DIパターンもデファクトがあるわけではなさそうなので今後の発展に期待(っぽい) Webアプリケーションでの交換可能性の実現 17
  5. © 2024 Finatext Holdings Ltd. • #[automock] ◦ 先の例のような典型的なケースではこのattribute macroで自動生成する

    • mock! ◦ #[automock]マクロではダメなケースでこのproc macroで半手動(?)で生成する 名前に "Mock" prefixが付いた構造体が定義されるので、::newか::defaultで構造体を初期化する モック構造体の専用のメソッドを使ってモック対象のtraitのメソッド呼び出しのexpectationを設定する Expectation設定用のメソッド名は "expect_<original_method_name>" という規約 デストラクタで設定されたexpectationを検証する mockall crate 20
  6. © 2024 Finatext Holdings Ltd. • 構造体の実装のモックはできるが名前空間上でハック(?)が必要でやや微妙 ◦ 後述 •

    Associated functions(static methods?)のモックはexpectationの設定がグローバルになるので、テスト の並列実行で同期ロジックが必要 ◦ なるべく避けたい • モジュール上の関数もモック可能だが名前空間上のハックが必要、かつexpectationの設定がグローバルにな る ◦ なるべく避けたい • モック対象のtraitのメソッドが参照を返す場合は制限あり • モック対象のtraitのメソッドの返り値がimpl Traitの場合は、mockall内部でBox<dyn Trait>に変換するの で制限あり • モック対象のtraitのメソッドの返り値がimpl Futureの場合は、返り値をpinningする必要あり ◦ 実際はasyncキーワードとasync-trait crateを使うことが多い(?) ◦ 後述 ドキュメントとexamplesがかなり丁寧でその他のケースも網羅してるので困った時はどうぞ mockallの注意点 24