Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
IoTの実証実験(PoC)を 迅速かつリーズナブルに 進めるためのコツ / cm-iot-se...
Search
takipone
November 16, 2016
Technology
0
1.4k
IoTの実証実験(PoC)を 迅速かつリーズナブルに 進めるためのコツ / cm-iot-seminar-tokyo
クラスメソッド/AWS/SORACOM共催セミナー「いまからはじめるIoTのAtoZ 〜センサーデータ活用編〜」の発表資料です。
takipone
November 16, 2016
Tweet
Share
More Decks by takipone
See All by takipone
OJTに夢を見すぎていませんか? ロールプレイ研修の試行錯誤/tryanderror-in-roleplaying-training
takipone
1
150
ロールプレイトレーニングでクラウドエンジニアを短期育成した知見を一挙公開 / roll playing training benefits and cases
takipone
0
620
スキル育成に生かすLlamaIndexの活用 /using-llamaIndex-to-enhance-ones-skills
takipone
1
3.3k
DNSにちょっとだけ詳しくなりたい人に贈る少し突っ込んだDNSの話 / devioday1_dns
takipone
2
11k
Amazon VPC Latticeに期待する / look-for-vpc-lattice
takipone
0
1.1k
DevelopersIOのアウトプット文化をハックして人材育成に繋げる話 /deviosapporo2022fall_takipone
takipone
0
960
AWSネットワークリソースをサービスでマルチテナントに 提供するときのスケーラビリティ / nwjaws202112-takipone
takipone
1
740
ネットワークがクラウドに載って変わることと変わらないこと /nwjaws201909-takipone
takipone
0
2.1k
AWSネイティブなEC/CRMシステム運用に欠かせないログ基盤構築 / cmdevio2018-aws-log-infra
takipone
7
3.1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Amazon ECS & AWS Fargate 運用アーキテクチャ2025 / Amazon ECS and AWS Fargate Ops Architecture 2025
iselegant
16
5.5k
プロダクトエンジニアリング組織への歩み、その現在地 / Our journey to becoming a product engineering organization
hiro_torii
0
130
AWS Summit Japan 2025 Community Stage - App workflow automation by AWS Step Functions
matsuihidetoshi
1
260
How Community Opened Global Doors
hiroramos4
PRO
1
120
2年でここまで成長!AWSで育てたAI Slack botの軌跡
iwamot
PRO
4
700
Node-RED × MCP 勉強会 vol.1
1ftseabass
PRO
0
140
Understanding_Thread_Tuning_for_Inference_Servers_of_Deep_Models.pdf
lycorptech_jp
PRO
0
120
【5分でわかる】セーフィー エンジニア向け会社紹介
safie_recruit
0
26k
GitHub Copilot の概要
tomokusaba
1
130
Node-REDのFunctionノードでMCPサーバーの実装を試してみた / Node-RED × MCP 勉強会 vol.1
you
PRO
0
110
米国国防総省のDevSecOpsライフサイクルをAWSのセキュリティサービスとOSSで実現
syoshie
2
1.1k
BrainPadプログラミングコンテスト記念LT会2025_社内イベント&問題解説
brainpadpr
1
160
Featured
See All Featured
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
30
2.1k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
234
140k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.5k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.4k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.5k
It's Worth the Effort
3n
185
28k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
The Language of Interfaces
destraynor
158
25k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.3k
Transcript
IoTの実証実験(PoC)を 迅速かつリーズナブルに 進めるためのコツ いまからはじめるIoTのAtoZ 〜センサーデータ活⽤編〜 classmethod.jp 1 2016/11/10 クラスメソッド株式会社 ⼤瀧隆太
⾃⼰紹介 classmethod.jp 2 • Ryuta Otaki @takipone • 所属 :
クラスメソッド株式会社 • お仕事 : AWSとSORACOMによる ITシステム導⼊⽀援 classmethod.jp 2
classmethod.jp 3 クラスメソッドの紹介 • 提供サービス – クラスメソッドメンバーズ AWS導⼊⽀援、総合サポート – カスタマーストーリーセンサーズ
AWSの検証済みIoT向け環境をセットで ご提供
classmethod.jp 4 クラスメソッドの紹介 クラスメソッドは AWSのブログを社員総出で 書いてます。 http://dev.classmethod.jp/
アジェンダ 1. IoTのPoCに必要なもの 2. IoTバックエンド選び 3. カスタマーストーリーセンサーズの テンプレート活⽤ classmethod.jp 5
IoTのPoCに必要なもの • ⽬的と予算 • 機材 – センサー – ゲートウェイ –
バックエンドサーバー/サービス – 可視化ツール classmethod.jp 6
⽬的と予算 • 「IoTでなにかやりましょう」だと、 ⽬的と予算を決めるのが難しい classmethod.jp 7
⽬的と予算 • 事例などを参考に、現状の課題などから ⽬的を先に定め、⼿段としてIoT活⽤を ⽴案する – 例 : 機器の故障検知のために、機器に センサーを取り付けてデータ収集
– 例 : 店舗に来る客の属性情報を知りたいので、 センサーで客層分析 classmethod.jp 8
⽬的と予算 • ⽬的達成のためにフェーズを分ける – フェーズ1 : 1センサーのデータを可視化 – フェーズ2 :
複数センサーに対象を拡⼤ – フェーズ3 : データの分析や他システムとの 連携 – フェーズ4 : 複数ゲートウェイに拡⼤ classmethod.jp 9
⽬的と予算 • 期間・予算はミニマムにしつつ、どの フェーズにお⾦がかかるか(orかけるか) アタリを付ける • プロジェクトをPoC(実証実験)とすると、 スコープを途中のフェーズまでとして切 りやすい classmethod.jp
10
⽬的と予算 • センサーは使いよう 取れる値の⽤途と組み合わせは無限⼤ • 楽しんで触ることが⼤切 classmethod.jp 11
機材 • センサーネットワーク – センサーで取得したデータを蓄積、分析 classmethod.jp 12 センサー ゲートウェイ バックエンド
サーバー 可視化・ 分析ツール
機材 - センサー/ゲートウェイ • センサー(データを取得する) – 取得項⽬、取得間隔、精度 – 電源 •
ゲートウェイ(データを転送する) – ネットワーク接続 • SORACOM Airなど – セキュリティ – 電源 classmethod.jp 13
機材 -バックエンドサーバー • データを整形・蓄積する • センサー/ゲートウェイにおまけで付いて くるものが多いけど要注意 – 蓄積したデータが取り出せない –
ゲートウェイの登録・接続数が課⾦対象だっ たり、上限がある classmethod.jp 14
機材 -バックエンドサーバー • クラウドが向いている – 拡張性/従量課⾦ 初期費⽤を押さえつつ、規模/ステージに 合わせたコスト感 – スピード感
サーバーが数分で作成完了する世界 – スケールメリット 潤沢なサーバー/ネットワークリソース – リージョン 画⾯切り替えだけの契約不要、世界中の リージョンを⾃由に使える classmethod.jp 15
機材 - 可視化・分析ツール • データを可視化・分析する • これもおまけで付いてくるものが多いけ ど要注意 – 時系列のみで分析軸が変更できない
– データの参照期間に制限がある classmethod.jp 16
バックエンドはAWSがイチオシ • ビルディングブロック – 好きなサービスを選んで、繋いで使う • でも、サービスがたくさんあり過ぎて サービス⼀つ⼀つを評価するのは⼤変 – 例えば、AWS
IoTというズバリなサービス があるが、AWS IoTのみでは完結しない • カスタマーストーリーセンサーズで解決 classmethod.jp 17
カスタマーストーリーセンサーズ とは • 短納期、安価にIoTバックエンドサーバー &可視化ツールを構築・運⽤ – テンプレート化したAWSクラウド環境を 11パターンから選択 – SORACOMをフル活⽤し、⼀部はテンプレー
トに組み込み済み – AWSとクラスメソッドのIoT案件のベストプ ラクティスを適⽤ classmethod.jp 18
カスタマーストーリーセンサーズ とは • 初期費⽤無料 • ⽉額 1万円〜 • AWS総合⽀援サービス「クラスメソッド メンバーズ」の加⼊が前提条件
• 最短1週間でゲートウェイからデータ送信 可能に • コンサルティングや追加のAWS構築、運 ⽤など充実のオプション classmethod.jp 19
カスタマーストーリーセンサーズ とは • 設計⽅針 : – 極⼒作り込みはしない • AWSとSORACOMサービスの組み合わせ •
データの⾃由な取り出しやブラックボックスを排除 – Amazon EC2は極⼒使わない • AWSマネージドサービスの活⽤で運⽤省⼒化 classmethod.jp 20
利⽤ケース classmethod.jp 21 • PIR(⼈感)センサー – ⼈数をカウント • ゲートウェイ –
1分に1回、カウント数をHTTPSでサーバーに 送信 • バックエンドはデータを蓄積し、簡易的 な可視化画⾯が欲しい
利⽤ケース classmethod.jp 22 ηϯαʔήʔτΣΠ 受け取り 加⼯ Amazon Elasticsearch Service インデッ
クス化& 可視化 Amazon API Gateway AWS Lambda
利⽤ケース classmethod.jp 23 ダッシュボード例
応⽤ケース : 客層分析 classmethod.jp 24 CSセンサーズ 顔認証センサーの構成例
応⽤ケース : データ分析 classmethod.jp 25 • AWSのデータウェアハウス(Redshift)に センサーデータを投⼊ • BIツール(Tableau)で基幹システムのデー
タと掛け合わせ分析 – マーケティング施策の⽴案・改善サイクルを 回す
まとめ • 事例などを参考に、⽬的を先に定め⼿段 としてIoT活⽤を⽴案する • ⽬的達成のためにフェーズを分ける • 期間・予算はミニマムにしつつ、どの フェーズにお⾦がかかるか(orかけるか)ア タリを付ける
• カスタマーストーリーセンサーズでPoCの スモールスタートを迅速に! classmethod.jp 26