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VSMを活用したFindy Team+の運用促進 / promoting-operation-...

techtekt
November 06, 2024

VSMを活用したFindy Team+の運用促進 / promoting-operation-of-findy-team-plus-using-vsm

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November 06, 2024
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  1. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 川又

    颯 Hayate Kawamata 2015年 2019年 2023年 総合電機メーカー 電圧解析システムの設計開発を担当 エンジニアに転籍、アジャイル開発組織 のチームリーダーを担当 パーソルキャリア株式会社 dodaサイトマイページ領域のPMを担当 Career ⚫ 栃木県出身、東京都在住 ⚫ PM、エンジニア、スクラムマスター、ディレクション経験 ⚫ 野球、ロードバイク、ダーツ好き Personal Information
  2. Findy Team+と出会う Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights

    Reserved. DevOps分析 リードタイム サマリ サイクル タイム分析
  3. Findy Team+と出会う Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights

    Reserved. いろんな指標が定量的に見れるけれど 何をどう見ればよいか分からない!!
  4. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. チーム情報

    • 開発形態:自社開発 • 開発種別:Webサイト開発 • プロダクト種別:to C • 開発手法:アジャイル(スクラム)
  5. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 結論

    開発生産性を計りたければ 今すぐVSMを作りましょう
  6. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. なぜ?

    プロセス全体を可視化して無駄を削減 し、効率を最適化できるから → Findy Team+の理解を深めるほどVSMで開発フ ロー全体を可視化する必要性を感じた
  7. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 4月,5月

    • Findy Team+の概要を理解 • チームが抱える定量的な課題の洗い出し 6月,7月 • レトロスペクティブで改善に向けた議論、PDCAを回す • メンバーとボトムアップで現在地把握とボトルネック分析 8月,9月 • チーム状態を定量的に具象化できる状態となった • レビュー時間×レビュー指摘数×バグ数の指標の分析を検討開始 チーム状態の推移
  8. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 4月,5月

    • Findy Team+の概要を理解 • チームが抱える定量的な課題の洗い出し 6月,7月 • レトロスペクティブで改善に向けた議論、PDCAを回す • メンバーとボトムアップで現在地把握とボトルネック分析 8月,9月 • チーム状態を定量的に具象化できる状態となった • レビュー時間×レビュー指摘数×バグ数の指標の分析を検討開始 このタイミングでVSM作成を検討 チーム状態の推移
  9. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. このとき(6月頃)のチーム状態は…

    • Findy Team+でボトルネック分析が行えている • ボトルネックのサイクルタイムに仮説を立てアクションできている • メンバーに定量分析が響かずTLが一人で思案している
  10. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. もしかして

    開発面のリードタイム削減や開発生産性について 「しか」考えられていない…? 開発フロー全体を俯瞰してボトルネック分析を 行うべきでは? 仮説
  11. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 仮説の具象化

    「現状数値が◦◦でこういう課題がある」ではなく ① 日々の業務の作業時間を可視化し各プロセスの 課題を足元から認識する ② 認識した課題をどう解決できるかを考えアク ションする ③ その結果「この指標を用いるとうまく定量評価 ができる」と気付きFindy Team+の運用促進に 繋がる
  12. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 要するに

    • VSMを作成して現状と向き合う • プロセスの課題からボトムアップで Findy Team+に触れていく
  13. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. VSMを作ろう

    調査・設計 設計レビュー 製造・UT IT、ST UAT リリース準備 企画・要求事項整理 実現したいこと • 全員がチーム状態を把握できる状態をつくる • 全員がボトルネックとなっているプロセスに 目を向けて改善活動を行う
  14. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. VSMを作ろう

    調査・設計 設計レビュー 製造・UT IT、ST UAT リリース準備 企画・要求事項整理 そもそもディレクターとエンジニア お互いの業務内容の理解を深めるべきでは?
  15. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. VSMを作ろう

    ディレクター⇔エンジニア 双方向の「そのタスク何やってるの」会を実施
  16. ディレクター⇔エンジニア 双方向の「そのタスク何やってるの」会を実施 Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights

    Reserved. VSMを作ろう 互いの領域のタスクに対する ブラックボックスが解消 領域を染み出してボトルネック分析を考 えられる土壌が整う
  17. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. リードタイムにおける課題とTry

    • レビューに時間がかかる 日次の成果物レビューを実施→レビュー負荷軽減 • テスト仕様書作成に時間がかかる よく触る画面のテスト仕様書FMT作成→仕様書作成工数の削減 • 企画の手戻りが多い エンジニアを前工程アサイン→ソリューション提案から最適解を思案
  18. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 結果

    VSMを活用することで Findy Team+分析の“How”や、 今後改善すべきポイントを俯瞰して見 通すことができた
  19. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 成果

    • 相互タスクのブラックボックス化を解消し、 ボトルネック分析の土壌を整えた • VSM作成前と比べてメンバーから改善案が 出てくるようになった • Findy Team+を見ながら「ここは定量評価 のウォッチに使える」という発見から自然 にFindy Team+活用の導入を行えた
  20. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. 結論(再掲)

    開発生産性を計りたければ今すぐ VSMを作りましょう ・開発工程以外のプロセスに目を向ける! ・チーム全員が定量評価に前向きになる!
  21. Copyright © PERSOL CAREER Co., Ltd. All Rights Reserved. まだまだ課題やできることは多い

    • メンバーの入れ替えによる文化醸成 • バグ数との相関関係を分析
  22. EOF

  23. 【Appendix】 レビュー時間とバグ数の相関関係によるチーム状態の可視化 ✓ レビュー時間、レビュー指摘数、バグ数(コード品質)それぞれを並列視する必要がある ✓ チームの現在地を把握しボトルネックとなっている課題を見つけアクションする チーム レベル レビュー時間 レビュー指摘数

    バグ数 評価 改善 1 短 少 多 レビューが機能していない レビュアーのスキルアップ、レビューガイドラインの強化 2 長 少 多 レビューが機能していない レビュアーのスキルアップ、レビューガイドラインの強化 3 長 多 多 レビューが効率的でない可能性あり レビューの効率化、指摘の質の向上、レビューアの選定方法の見直し 4 長 多 少 レビューが効果的に機能している 現状を維持しつつレビュー時間の効率化を図るための方法を検討 5 短 多 少 レビューが効果的に機能している さらなる効率化を目指しレビュー手法の最適化を検討 6 短 少 少 レビューが効果的に機能しコード品質が非常に高い (レビューが形骸化していない前提) 最高の状態