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12年続くB2DサービスとUXデザイン / UX Design keeps B2D servi...

Yuki Fujisaki
December 09, 2024

12年続くB2DサービスとUXデザイン / UX Design keeps B2D service alive over 12 years

2024/12/09 に UX Bridge vol.11 で発表したものです。

https://uxbridge.connpass.com/event/323573/

「本質的なUXに向き合うことは、顧客への長期的な価値提供に繋がり事業の安定に貢献する」
「顧客と同じ立場をUXデザイナの視点を持って自ら体験することは、その後の様々な判断の品質も速度も上げる」

ということを話しています。

Yuki Fujisaki

December 09, 2024
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Transcript

  1. 12年の間に競合環境は大きく変わる たくさんの競合が生まれ、M&Aされ、形を変えていった TestFlight → Burstly → Apple Crashlytics Beta →

    Twitter → Google HockeyApp → Microsoft 現代: プラットフォーマーが無償で配布機能を提供している そんな市場でも生きのこっているのは当初からUXを大事にしていたから 12
  2. その開発者視点で欲しいもの 適切な デリバリー手段 1 人の時から自動テストを行うための CI (自動ビルド) 環境は存在している 1. 会社で使え、すぐ使い始められる

    2. 限られたメンバー内でアプリを共有できる 3. 使っているCIと繋がる(インテグレーション、APIがある) 4. テスターに説明しやすい、トラブルシューティングしやすい 19
  3. 人間に向いてない: 視覚と短期記憶を使うタスクの並列 「同じ感覚モダリティ(聴覚・視覚など)かつ同じ情報ドメイン(時間的・空間的な ど) 」で処理するタスク同士を同時遂行すると、認知資源が競合し干渉が大きくなる。 メインのタスク 手順書の通り のタスクを実施し、結果が 期待値と一致しているか を確認する

    テストケースをワーキングメモリに積み、実際の画面に視覚的な注意を向ける 記入のタスク 入力欄に入力するだけ →新たな判断はなくスムーズ 「入力欄が正しいか」 「適切に移動できたか」→判断にワーキングメモリが必要 1: https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.04.20.440675v1 44
  4. 明確なペイン は、 インタビューに表出する 例: 「確認日時」の入力支援 無いことによるペイン、 あるべき姿の期待値も分かりやすい 「結果の選択時に自動的に入力されてほ しい」 便利な新機能や体験

    は、 ペインが感じられない プロトタイプの機能 いままで無かったものなので、 なくてもこれまで通りなだけ インタビューでの課題抽出が難しい 46