マネージャー兼スクラムマスターでドツボに嵌り、イップスになった。その状態を脱して今に至る。
今マネージャー兼スクラムマスターを両立できていると実感しています。
ベースはスクラムマスターで、障害を取り除くためにマネージャーとしての経験やスキルを活用している感覚です。
ここでマネージャーとは、組織の管理職として以下のようなことを対応する役割とします。
メンバーマネジメント(採用・契約・育成・モチベーション)
目標管理と評価
チームの課題管理
以前、私はスクラムマスターからマネージャーになり、しばらくしてイップス(※)になりました。
もともとはスクラムマスターとして、チームの支援を行い、POと開発チームとも意見を出し合える関係でした。
ところがマネージャーの役割が付くと、意見を指示と捉えられたり、自分が成果物を修正したときに評価のことが頭をよぎったり、歯車がズレていくような状態に・・・。
ついにはスクラムマスターのときにできていたことが、どのようにやっていたのかわからなくなる感覚になるほど、思うように振る舞うことができなくなっていきました。
そのような状態を脱して、現在はマネージャー兼スクラムマスターとして仕事をしています。
チームのエンジニアやデザイナーの方は、「ふりかえりで課題として挙げたことにいっしょに考えて、行動を起こしてくれる。ビジネスパートナーとして信頼できる。」と言ってくれています。
馴れ合いではないフラットな関係、お互いの立場を尊重して支援できる関係をつくることができていると実感しています。
今だからわかるイップスになった当時の改善点、それを踏まえて実践している取り組みを共有したいと思います。
※ イップス (yips) は、主にスポーツの動作に支障をきたし、突如自分の思い通りのプレー(動き)ができなくなる症状のこと(Wikipediaより)