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ICH S11 小児治療用医薬品の非臨床試験 2
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xjorv
December 03, 2020
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ICH S11 小児治療用医薬品の非臨床試験 2
ICH S11は小児治療用医薬品の非臨床試験についてのガイドラインです。2では研究のデザインについてまとめています。
xjorv
December 03, 2020
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Transcript
ICH S11 小児治療用医薬品の非臨床試験 2 2020/11/30 Ver. 1.0
幼動物研究(JAS)のデザイン 様々な齢にある動物を使用し、検証する • 種により器官の成長過程は異なることを考慮する *JAS: Juvenile Animal Study
用量範囲の調査(DRF Studies) 少数の幼動物を用いて調べる • 齢と用量耐性の関係を調べる • なるべく若い時期の幼動物を含めて検証する • 短期投与、限られたエンドポイントでの検証を行う •
GLPに準拠していなくてもよい *DRF: Dose Range-Finding
用量範囲の調査(DRF Studies) 少数の幼動物を用いて調べる • 耐性がなければ、臨床での齢の影響を考慮する必要がある • 齢の影響の原因が不明なら、追加の調査が必要となる *DRF: Dose Range-Finding
使用する動物種の選択 基本的には1種での検証で十分 • 成獣の連続投与研究に使う種の使用を検討する • 通常はげっ歯類を使用する • 医薬品の作用ターゲットの有無や器官の特徴を考慮する • 臨床使用時の年齢との関係を考慮し選択する
使用する動物種の選択 基本的には1種での検証で十分 • 霊長類の離乳前幼獣の使用は推奨されない • 離乳後の霊長類を使用する必要性はほぼない • 1種で不十分である場合には2種目を検討する • 小児病の動物モデルが使えれば理解が進む
動物の齢、投与期間、投与スケジュール 以下を考慮して系を構築する • ヒト使用年齢を考慮した齢の動物を使用する • 動物の成長、器官の成長を考慮し期間を決定する • 投与スケジュールでは血中濃度維持を考慮する • スケジュールを分割し、異なる齢での効果を評価してもよい
投与後の検証 回復過程、成長後への影響の検証を行う • 医薬品の残留がなくなって一定期間観察する • 完全な回復まで観察を続ける必要はない • 成長途中で投与をやめた時の成長後の影響を評価する
投与経路 基本的には臨床使用に従う • 適切な全身曝露を達成できる方法を用いる • 必要に応じて経路を変更できるが、理由付けが必要 • 複数経路の臨床使用でも、1つの経路のみ検証する
用量の選択 幼獣でのNOAELを達成できる濃度を設定することが望ましい • 幼獣と成獣での比較が可能であれば望ましい • 体重減少を引き起こすような用量は用いない • 高用量の使用についてはM3、S6に従う *NOAEL: NO
Observed Adverse Effect Level