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ICH S6 生物学的製剤 Part2: 前臨床での安全性評価 追補 2

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November 19, 2020

ICH S6 生物学的製剤 Part2: 前臨床での安全性評価 追補 2

ICH S6は生物学的製剤の臨床前安全性評価についてのガイドラインです。Part2にはPart1への追加事項について記載されています。2では免疫原性、生殖・発生毒性、発がん性についてまとめています。

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  1. ICH S6 生物学的製剤 Part2: 前臨床での安全性評価 追補 2 2020/11/16 Ver. 1.0

  2. 免疫原性 動物実験の結果が必ずしもヒトでの結果とならない • PDの変化 • PDマーカーのない状況での暴露状況の変化 • 抗体産生を示す兆候 が見られる場合にはADAs*を検証する *PD:

    Pharmacodynamics、薬力学、ADAs: Anti-drug Antibodies、抗薬理活性物質抗体
  3. 生殖・発生毒性 基本的にS5に従い実施する • 種特異性、薬理等により実験系の最適化が必要 • 薬理活性のある動物で実施する • げっ歯類とウサギでのEFD研究を行うのが普通 • 薬理活性のある動物がいなければ形質転換を検討

  4. 生殖能力 ラットかマウスのどちらかで検証する • 霊長類しか薬理がなければ最低3ヶ月の試験を行う • 霊長類で懸念があれば、研究で懸念点を明らかにする • ホモログや形質転換体を用いた検証を実施する *NHP: non-human

    primates、ヒト以外の霊長類
  5. EFDとPPND研究 胎盤を通じた成分の移動の有無により系が異なる • EFDとPPNDを合わせた研究(ePPND)を検討する • 自然分娩での検証を実施する • NHPを使用するときには正当化が必要 *EFD: Embryo-Fetal

    Development、胚・胎児の発生、PPND: Pre- and Postnatal Development、出産前後の発生、eはEnhancedの略
  6. 生殖毒性研究のタイミング 基本的にM3に従い実施する • NHPでのみ活性のものでは、臨床での避妊勧告を行う • EFD/ePPND研究は第3相の最中に実施できる • 避妊勧告等がなければ第3相までに完了させる

  7. 発がん性研究 必要性は患者の性質と治療期間に依存する • 発がん性に関するリスクを既知情報から検証する • 発がん性を示す根拠がなければ非臨床は必要ない • 発がん性の可能性があれば非臨床研究を実施する *基本的にS1に従い実施する