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J-STAGEの最近の情勢 -オープンアクセスへの対応とJ-STAGEの新サービスについて- / 20140723-xml-jst

XSPA
August 18, 2016

J-STAGEの最近の情勢 -オープンアクセスへの対応とJ-STAGEの新サービスについて- / 20140723-xml-jst

学術情報XML推進協議会 講演会
日時: 2014 年 7 月 23 日 (水曜日) 16:00-17:00
場所: アルカディア市ヶ谷

XSPA

August 18, 2016
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Transcript

  1. J-STAGEの最近の情勢
    -オープンアクセスへの対応とJ-STAGEの新サービスについて-
    平成26年7月23日
    学術情報XML推進協議会第3回総会・講演会
    独立行政法人科学技術振興機構(JST)
    知識基盤情報部

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  2. オープンアクセスに関するJSTの方針(平成25年4月)
    「JSTの研究費で推進される研究課題において得られた学術論文等
    の研究成果について、OA化を推進する。」
    http://www.jst.go.jp/pr/intro/pdf/policy_openaccess.pdf
    JSTのファンディングによる研究成果は、OAの義務化を実現する
    (2014年3月13日 JST理事長 )
    「文科省ではOA環境の充実の観点から科学研究費の補助金やJST
    の学協会の取り組みの支援を行うこと、NIIの各大学における取組に
    対する支援などの促進策に取り組んでいきたい。文科省は研究者の
    一層の理解を得るところ含めて、一層のOAの促進に今後とも積極的
    に取り組んでいきたい。」(2014年5月13日参議院 文部科学大臣答弁要約:
    http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php )
    これらを踏まえ、J-STAGEはオープンアクセスのプラットフォームへ!!
    JSTは、イノベーションを駆動する科学技術・学術情報の
    オープンな流通を強く推奨
    2

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  3. 3
    現在J-STAGEでは記事のフリー公開を強く推奨し、新規ジャーナルにおいて
    もフリー公開誌を優先的に採択中。
    (2014年3月末日現在)
    ※J-STAGE登載誌一覧データより
    J-STAGE登載ジャーナルの
    9割近くがフリー公開!!
    Free
    87.2%
    Subscriptions
    Required
    12.8%
    しかしフリーアクセス=オープンアクセスではない!!
    オープンアクセスの定義(平成24年7月『有川委員会』※)
    学術情報をインターネットから無料で入手でき、技術的・法的にできるだけ制
    約がなくアクセスできるようにすること
    (※平成24年7月 文部科学省科学技術・学術審議会 学術分科会 研究環境基盤部会 学術情報基盤作業部会
    (有川委員会) 「学術情報の国際発信・流通強化に向けた基盤整備の充実について」より)
    二次利用して
    良いのだろうか?

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  4. ジャーナルタイトル一覧画面 記事書誌画面
    「フリー誌」アイコン
    「Open Access」アイコン
    あくまで表示のみ、ポリシー等に
    ついては学協会様に一任
    記事公開時のデフォルト認証設定
    4

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  5. 5
    フリー公開コンテンツのポリシー策定・浸透に向けて
     J-STAGEでは、約9割のジャーナルがフリー公開誌
     しかしフリージャーナルであっても、二次利用の扱い等、明確な公開
    ポリシーを定めている学協会様は少ない状況
     閲覧者から、記事二次利用に係る明快な基準についての問い合わ
    せが増加中(J-STAGEの使い勝手=サービス品質にも直結)
     フリーコンテンツについて、Creative Commonsライセンスに準拠する
    ジャーナルプラットフォームが海外で増加中
    J-STAGE上のフリー公開コンテンツについて、Creative Commonsライセンス等を
    利用した、二次利用の扱いを含むポリシー明確化を強く推奨することを準備中。
    当該ポリシーについては、学協会様において使い勝手のよい運用ドキュメントなどをま
    とめた「オープンアクセス・スタートキット(仮称)」を配布すること等を検討。

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  6. J-STAGE
    著作権表示
    メタデータの埋め込み
    キーワード区切り文字
    公開画面被引用タブの表示改善
    J-STAGE Lite(仮称)
    6

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  7. 従来 今後
    ① Copyrightⓒ+発行年+著作権者
    ② 発行年+著作権者
    ③ Creative Commons ライセンスマーク
    ④ 表示しない
    表示位置も選択可能に
    (ジャーナル単位)
    7/26(土)リリース
    画面下部に
    Copyrightⓒ+発行年+著作権者
    7

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  8. etc…
    書誌事項画面のヘッダ要素に「資料名」「論文タイトル」
    「開始ページ」「公開開始日」「DOI」「DOI(DCタグ)」のメタタグを追加
     CLOCKSS(J-STAGEサービス停止時に復旧まで記事を代替公開
    するダークアーカイブ)サービスの導入にむけた準備
    (運用については今後調整)
     文献管理ソフト(Mendeley等)との連携にも有効
    8
    7/26(土)リリース

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  9. ①『半角カンマ+半角スペース』(従来)
    ②『半角セミコロン+半角スペース』
    ③『空白(狭い)』
    ④『空白(広い)』
    書誌事項エリアのキーワード区切り文字を4種類の中から選択可能に
    (ジャーナル単位) 9
    7/26(土)リリース

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  10. 「資料名」「標題」「開始ページ」 「著者名」「資料名」「標題」「発行年」
    「巻」「号」「開始ページまたは論文番号」
    従来 今後
    10
    7/26(土)リリース

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  11.  背景
     電子化、オープンアクセス化の進展
     査読済み科学技術論文掲載論文誌、およびその他の科学技術逐次刊行物を、
    より広範かつオープンに、簡便な形で内外に流通させるニーズの増大
     J-STAGEのプラットフォームを利用して、上記のようなコンテンツを、単純な手順で
    公開できる機能実装の必要性
     基本コンセプト
     既存J-STAGE誌の資格はクリアしない電子ジャーナル(会議録・研究報告書・技術
    報告書等)も登載可能にすることで、J-STAGE全体のコンテンツの幅を広げる
     簡単なインターフェースで記事の登載が可能に
     利用者からはJ-STAGEとJ-STAGE Liteは、一体的サービスとして利用可能
    J-STAGE
    Lite(仮称)
    簡易記事登載 登載誌の大幅増
    研究報告書など、用途・公開流通の幅が広がる
    利用学協会 閲覧者
    科学技術情報流通全般
    平成27年度中
    リリース予定
    11

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  12. メリット:
    早期公開や複数記事一括登載が可能
    デメリット:
    公開までに手間がかかる
    登載するデータ(例:
    XMLファイル、全文テ
    キストファイル、PDF
    ファイル)を用意し、決
    められたフォルダ構
    成のもとzip化



































    12

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    Web画面上で一括登録
    用意するデータはPDF
    ファイルのみ
    メリット:
    簡単に記事が公開できる
    デメリット:
    早期公開や複数記事一括登載が不可

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    ※開発中のイメージのため、変更する可能性があります
    ① 書誌事項(巻・号・開始ペー
    ジ、タイトル、著者名、著者
    所属、キーワード、抄録、引
    用文献リスト等。一部は任意
    項目)はWeb画面での単純
    な作業で入力
    ② PDFをアップロード
    ③ 公開日設定
    1画面ですべての設定が完了
    記事登載完了!
    既存のJ-STAGE登載学協会様も
    ご利用いただけます

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  15. ※開発中のイメージのため、変更する可能性があります 15

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  16. J-STAGE Lite(仮称)の開発・サービス提供スケジュール等
    に関する情報を掲載するページを開設しております
    https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
    [導入検討中の学協会の方]-[J-STAGE Lite(仮称)の開発について]
    関連情報はツイッター、
    メールマガジン等でも
    配信しております
    J-STAGE Twitter:@jstage_ej
    J-STAGE News e-mail 検 索
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