2016/10/24 プロダクトマネージャーカンファレンスでの発表資料です http://pmconf.jp/
Product Team ManagementIncrements株式会社CEO, Qiita:Team PM 海野 弘成 @yaotti2016/10/24 #pmconfjp
View Slide
知見を共有しスキルを高めることができるプログラミングに特化したオープンな情報共有コミュニティかんたんにわかりやすく書けるタグやストックで見たい記事がみつかる編集リクエストで知恵を分けあえるシンプルで使いやすい専用エディタ
かんたん・気軽に書ける、チームを強くする為の社内向け情報共有サービス導入企業一覧
この発表の前提- チーム=(主に)プロダクト開発チーム- PM、エンジニア、デザイナー、…- 具体的なHow-to集- プロダクトの種類、チームの構成、メンバー- マネジメント指針- PMとしてチームマネジメントするための考えの軸
目次- 良いチームとは- 自律的なチーム- 自律的であるために- Incrementsでの取り組み
良いチームとは
=成果が出せるチーム
→自律的なチーム
業務の種類とマネジメント方針ルーチンの業務 複雑な業務 イノベーションの業務不確実性低 高マイクロマネジメント効率化深く掘り下げる自律的探索試行錯誤を繰り返す
業務の種類とマネジメント方針ルーチンの業務 複雑な業務 イノベーションの業務不確実性低 高マイクロマネジメント効率化深く掘り下げる自律的探索試行錯誤を繰り返す製品開発製品開発は不確実性が高く、自律的であることを求められるタイプの業務
自律的なチームには何が必要か
自律的なチームとなるために必要な要素1. メンバーの裁量○ 各メンバーに十分な裁量がある2. チームの空気○ 自律的に動ける雰囲気である3. 情報共有○ 自律的に判断し動くために必要な情報を持っている
チームの空気:心理的安全性
心理的安全とは- 関連のある話題や感情について気兼ねなく話せる雰囲気- 失敗によりマイナス評価を受けるリスクがない- 心理的安全な場:試行錯誤しやすい- 個人ではなくチームとしての性質
良いチームの基礎となる心理的安全1. 心理的安全2. 信頼性3. ゴールや役割の明確さ4. 仕事の意義5. 仕事の影響の大きさIdentify dynamics of effective teams - re:Work
心理的安全なチームとなるには- 考えの表明ではなく、具体的な行動が必要- 「問題があればいつでも話に来なさい」- ラップトップを閉じ、会話に集中する- 行動例:Manager Actions for Psychological Safety- PMの影響力は大きい- メンバーとの接触回数が多い。“glue” role- Qiita:Teamを活用するチーム- 情報共有や議論に対するマネージャーの理解&行動
(代表が)「なぜFringe81はこういう文化であり続けようとするのか」という話を Qiita:Teamに書いたら、それ見て新卒がコメントしたり、自分の思ったとらえかたをポエムにしたりとか、そういう事が起きています。“
情報共有:How < What, Why
不確実性の高い/変化の多い業務での情報共有- チームやプロジェクトとしてのゴールが何か- 他のメンバーはどういう状況なのか- これらを前提としたフィードバックや議論→手順書などのHowよりもWhatやWhyが重要
How or What/WhyWhat / WhyHow
自律的なチームになるための取り組み @ Increments
成功例:抽象度の適度に高いゴール設定- OKR(Objectives & Key Results)- 目標(定性的)と主要な結果(定量的)- OKR:組織内のコミュニケーション効率化と重要なゴールへの集中を促すシステム- 目標と達成条件は明確だが、手段は柔軟性がある- 本来の目的に立ち戻りやすい
失敗例:問い合わせ対応- 問い合わせ対応が特定の人に集中しがち- 対応への積極性に差- フレックスタイム、詳しい領域- 週ごとのサポート担当制- 特定の人しか知らない、を減らす
取り組み中:リモートワーク- コミュニケーションコストが上がる- そもそも自律的に動けないと難しい- どこまでを自分で判断し、どこまでは相談議論するか
リモートワークのガイドライン
まとめ
Qiita:TeamのPM募集中- 自律的なチームとなることをサービスでどれだけ支援できるか- 自分たちが自律的なチームとなることを通して得た経験、ベストプラクティスをサービスとして表現していく
Qiita:TeamのPM募集中https://bit.ly/i-jobs