Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Product Team Management
Search
Hiroshige Umino
October 24, 2016
Business
16
34k
Product Team Management
2016/10/24 プロダクトマネージャーカンファレンスでの発表資料です
http://pmconf.jp/
Hiroshige Umino
October 24, 2016
Tweet
Share
More Decks by Hiroshige Umino
See All by Hiroshige Umino
開発フローの作り方
yaotti
37
12k
プログラミングの道具作り
yaotti
3
260
How to contribute to Git
yaotti
1
280
Sole Rubyist's Fight
yaotti
4
660
Technology supporting Qiita and Kobito
yaotti
4
380
Qiita at #fluxflex meetup
yaotti
3
310
Other Decks in Business
See All in Business
株式会社RIT採用候補者向け会社紹介資料
rit_inc
0
12k
_コーポレートサイト公開用_202507_株式会社tacoms_会社紹介資料.pdf
tacoms
0
390
もっと!「契約交渉よりも顧客との協調を」 〜協調を助ける契約と関係づくり〜
sasakendayo
1
430
ビジネス職中途採用向け会社説明資料_2025.pdf
zozo_midcareer
0
7.6k
朝日新聞社 ITエンジニア キャリア採用 紹介資料
asahi_cto
0
110
営業職/新卒向け会社紹介資料(テックファーム株式会社)
techfirm
1
870
エンジニアのための事業貢献入門/A business introduction for engineers
dskst
87
25k
30枚でわかるフォトラクション
photoruction
0
1.4k
AI活用が促進される上司や社内制度、前提となる環境について(Bizメンバー目線)
stxd1
0
280
事業成長に寄与する ソフトウェアをつくる
kuranuki
0
450
Smart相談室 カルチャーデック
smartsoudanshitsu
2
62k
テオリア・テクノロジーズ:About Us
theoriatec2024
1
31k
Featured
See All Featured
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.6k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
332
22k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.7k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
31
1.3k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1031
460k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
25
1.8k
Transcript
Product Team Management Increments株式会社 CEO, Qiita:Team PM 海野 弘成 @yaotti
2016/10/24 #pmconfjp
知見を共有しスキルを高めることができる プログラミングに特化したオープンな情報共有コミュニティ かんたんにわかりやすく 書ける タグやストックで 見たい記事がみつかる 編集リクエストで 知恵を分けあえる シンプルで使いやすい 専用エディタ
かんたん・気軽に書ける、 チームを強くする為の社内向け情報共有サービス 導入企業一覧
この発表の前提 - チーム=(主に)プロダクト開発チーム - PM、エンジニア、デザイナー、… - 具体的なHow-to集 - プロダクトの種類、チームの構成、メンバー -
マネジメント指針 - PMとしてチームマネジメントするための考えの軸
目次 - 良いチームとは - 自律的なチーム - 自律的であるために - Incrementsでの取り組み
良いチームとは
=成果が出せるチーム
→自律的なチーム
業務の種類とマネジメント方針 ルーチンの業務 複雑な業務 イノベーションの業務 不確実性 低 高 マイクロマネジメント 効率化 深く掘り下げる
自律的 探索 試行錯誤を繰り返す
業務の種類とマネジメント方針 ルーチンの業務 複雑な業務 イノベーションの業務 不確実性 低 高 マイクロマネジメント 効率化 深く掘り下げる
自律的 探索 試行錯誤を繰り返す 製品開発 製品開発は不確実性が高く、自律的であることを求められるタイプの業務
自律的なチームには何が必要か
自律的なチームとなるために必要な要素 1. メンバーの裁量 ◦ 各メンバーに十分な裁量がある 2. チームの空気 ◦ 自律的に動ける雰囲気である 3.
情報共有 ◦ 自律的に判断し動くために必要な情報を持っている
自律的なチームとなるために必要な要素 1. メンバーの裁量 ◦ 各メンバーに十分な裁量がある 2. チームの空気 ◦ 自律的に動ける雰囲気である 3.
情報共有 ◦ 自律的に判断し動くために必要な情報を持っている
チームの空気:心理的安全性
心理的安全とは - 関連のある話題や感情について気兼ねなく話せ る雰囲気 - 失敗によりマイナス評価を受けるリスクがない - 心理的安全な場:試行錯誤しやすい - 個人ではなくチームとしての性質
良いチームの基礎となる心理的安全 1. 心理的安全 2. 信頼性 3. ゴールや役割の明確さ 4. 仕事の意義 5.
仕事の影響の大きさ Identify dynamics of effective teams - re:Work
心理的安全なチームとなるには - 考えの表明ではなく、具体的な行動が必要 - 「問題があればいつでも話に来なさい」 - ラップトップを閉じ、会話に集中する - 行動例:Manager Actions
for Psychological Safety - PMの影響力は大きい - メンバーとの接触回数が多い。“glue” role - Qiita:Teamを活用するチーム - 情報共有や議論に対するマネージャーの理解&行動
(代表が)「なぜFringe81はこういう文化であり続けようとするのか」という話を Qiita:Teamに 書いたら、それ見て新卒がコメントしたり、自分の思ったとらえかたをポエムにしたりとか、 そういう事が起きています。 “
自律的なチームとなるために必要な要素 1. メンバーの裁量 ◦ 各メンバーに十分な裁量がある 2. チームの空気 ◦ 自律的に動ける雰囲気である 3.
情報共有 ◦ 自律的に判断し動くために必要な情報を持っている
情報共有:How < What, Why
不確実性の高い/変化の多い業務での情報共有 - チームやプロジェクトとしてのゴールが何か - 他のメンバーはどういう状況なのか - これらを前提としたフィードバックや議論 →手順書などのHowよりもWhatやWhyが重要
How or What/Why What / Why How
自律的なチームとなるために必要な要素 1. メンバーの裁量 ◦ 各メンバーに十分な裁量がある 2. チームの空気 ◦ 自律的に動ける雰囲気である 3.
情報共有 ◦ 自律的に判断し動くために必要な情報を持っている
自律的なチームになるための 取り組み @ Increments
成功例:抽象度の適度に高いゴール設定 - OKR(Objectives & Key Results) - 目標(定性的)と主要な結果(定量的) - OKR:組織内のコミュニケーション効率化と重要なゴール
への集中を促すシステム - 目標と達成条件は明確だが、手段は柔軟性があ る - 本来の目的に立ち戻りやすい
失敗例:問い合わせ対応 - 問い合わせ対応が特定の人に集中しがち - 対応への積極性に差 - フレックスタイム、詳しい領域 - 週ごとのサポート担当制 -
特定の人しか知らない、を減らす
取り組み中:リモートワーク - コミュニケーションコストが上がる - そもそも自律的に動けないと難しい - どこまでを自分で判断し、どこまでは相談議論するか
リモートワークのガイドライン
まとめ
目次 - 良いチームとは - 自律的なチーム - 自律的であるために - Incrementsでの取り組み
Qiita:TeamのPM募集中 - 自律的なチームとなることをサービスでどれだけ 支援できるか - 自分たちが自律的なチームとなることを通して得 た経験、ベストプラクティスをサービスとして表現 していく
Qiita:TeamのPM募集中 https://bit.ly/i-jobs