リフレクションラウンドテーブル(RRT)という30週の対話型プログラムを通じて、日本たばこ産業(JT)のIT部門が遂げた劇的な組織変革の軌跡を解説しています。かつての組織は、優秀な個人が孤立して動く「サイロ化」に陥っていましたが、約30週間にわたる内省と対話の反復により、マネジャーたちの意識は「個の管理」から「集団での価値創造」へと進化しました。五感を研ぎ澄ませて本音でぶつかり合うプロセスが、互いの信頼を築き、組織を一つの生命体のように機能させる原動力となったことが強調されています。最終的に、この取り組みは一部門に留まらず、1万人規模の全社的な自走型組織開発へと波及する大きな成果をもたらしました。本書は、表面的なスキル習得ではなく、リーダーの**「あり方」**を根本から変えることが、現代の複雑な経営課題を打破する鍵であることを示しています。