Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Recap『Platform Engineering 入門: Golden Path の構築と活用』
Search
Kento Kimura
PRO
August 09, 2024
Technology
0
910
Recap『Platform Engineering 入門: Golden Path の構築と活用』
Kento Kimura
PRO
August 09, 2024
Tweet
Share
More Decks by Kento Kimura
See All by Kento Kimura
Dive Deep in Cloud Run: Automatic Base Image update
aoto
PRO
0
910
CloudWatch Application Signals と APM の入門
aoto
PRO
1
1.2k
Two different ways to export AWS CloudWatch Metrics
aoto
PRO
0
1.1k
オブザーバビリティの再考
aoto
PRO
0
910
コンテナで Datadog APM をはじめよう
aoto
PRO
0
1.2k
分散トレースを理解する! Trace Context 解体新書
aoto
PRO
6
3.5k
What's『What's Next ’24』
aoto
PRO
0
740
CloudNative な目線で Google Cloud Release Note を診る
aoto
PRO
0
920
開発者とマニアのための Datadog
aoto
PRO
0
1.3k
Other Decks in Technology
See All in Technology
エンジニアは伝え方が9割/90% of what engineers need is communication skills
ykanoh
3
270
【shownet.conf_】持続可能な次世代Wi-Fi運用に向けて
shownet
PRO
0
340
Perlで始めるeBPF: 自作Loaderの作り方 / Getting started with eBPF in Perl_How to create your own Loader
takehaya
1
830
【shownet.conf_】AI技術とUX監視の応用でShowNetの基盤を支えるモニタリングシステム
shownet
PRO
0
360
エムスリー全チーム紹介資料 / Introduction of M3 All Teams
m3_engineering
1
280
C# 13 / .NET 9 の新機能 (RC 1 時点)
nenonaninu
1
1.3k
「ばん・さく・つき・たー!」にならないためにSHIROBAKOから 学んだこと
ysknsid25
3
660
LINEヤフー新卒採用 コーディングテスト解説 アルゴリズム問題編
lycorp_recruit_jp
0
13k
Hazard pointers with reference counter
ennael
PRO
0
120
XP matsuri 2024 - 銀河英雄伝説に学ぶ
kawaguti
PRO
3
560
kube-vipとkube-proxy置き換えCiliumを積んだ究極のK3sクラスタを建てる
logica0419
4
210
軽いノリで"自動化"に取り組んではいけないという話
tetsuyaooooo
1
470
Featured
See All Featured
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
509
110k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
19
2.9k
Scaling GitHub
holman
458
140k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
25
660
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
31
2.6k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
364
22k
Designing for humans not robots
tammielis
249
25k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
105
48k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
26
3.4k
The Invisible Side of Design
smashingmag
297
50k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
39
2.3k
WebSockets: Embracing the real-time Web
robhawkes
59
7.3k
Transcript
Recap『Platform Engineering 入門: Golden Path の構築と活用』 9th Aug, Jagu'e'r O11y-SRE
#9 『Next Tokyo を勝手に Recap してみた』 Kento Kimura
自己紹介 • 所属:Technical Solutions / Sales Engineer • 担当:パブリッククラウドのアーキテクト知識を活かした Datadog
のプリセールス技術支援 • 資格:Google Cloud 全 11 資格、AWS 12 資格、Azure 13 資格 • 表彰:Google Cloud Partner Top Engineer 2023-24 Jagu'e'r Award 2023 優秀賞 木村 健人 (Kento Kimura) Datadog Japan GK Technical Solutions Sales Engineering History データセンター運用保守 → パブリッククラウド技術支援 → プリセールス技術支援 Community Jagu’e’r デジクラ人材育成分科会 運営リード O11y-SRE/CloudNative/TechWriters 分科会 運営メンバー Partner Top Engineer 2023 Partner Top Engineer 2024
目次 3 01 プラットフォームエンジニアリングの定義 02 ゴールデンパスの実践 03 まとめ
プラットフォーム エンジニアリングの定義
プラットフォームエンジニアリングとは 組織において有用な抽象化を行い、 セルフサービス インフラストラクチャを構築するアプローチ 散乱したツールをまとめ、開発者の生産性を高める プラットフォーム エンジニアリングの狙いは、開発者が体験する日常的な困難を解消して、 行きすぎた責任共有モデルが引き起こす学習の手間を抑制すること… ◆ 引用
• 『道を照らす: プラットフォーム エンジニアリング、ゴールデンパス、セルフサービスのパワー』 https://cloud.google.com/blog/ja/products/application-development/golden-paths-for-engineering-execution-consistency?hl=ja 『有用な抽象化』とは? “ “
ゴールデンパスとは 迅速なプロジェクト開発に役立つ 巧みに統合されたコードと機能のテンプレート構成 例えば… • テンプレートの提供:スケルトンソースコード・IaC ファイル・Kubernetes yaml ファイル •
ドキュメントの整備:スタートアップガイド・リファレンス • モニタリング標準化:依存関係の管理・ロギングの整備 ◆ 引用 • 『道を照らす: プラットフォーム エンジニアリング、ゴールデンパス、セルフサービスのパワー』 https://cloud.google.com/blog/ja/products/application-development/golden-paths-for-engineering-execution-consistency?hl=ja 具体例を見てみよう! “ “
ちなみに…SRE と PE プラットフォームエンジニアリングにより ゴールデンパスを整備することで、開発者 体験に直接的に恩恵をもたらします こうして、組織内の複数のチームが共通基 盤を利用することで、SRE が信頼性を測定 するための手間が削減されます
さらに、セキュリティの担保・費用の最適 化・自動テストの品質向上などのさまざま な効果が期待できます ◆ 引用 • 『道を照らす: プラットフォーム エンジニアリング、ゴールデンパス、セルフサービスのパワー』 https://cloud.google.com/blog/ja/products/application-development/golden-paths-for-engineering-execution-consistency?hl=ja
ゴールデンパスの実践
① GKE Enterprise でのマルチテナント管理 GKE Enterprise 特有のフリート機能を活用してマルチクラスター管理を行う • マルチクラスター内の同一名前空間毎の権限制御・負荷分散・コスト管理 •
チームスコープによるフリート内のグループ細分化 ◦ Workload Identity, Cloud Service Mech, Cloud Sync, Policy Controller, Multi-Cluster Ingress, Knative serving... などのフリート対応機能を利用できる 可視性の向上 セキュリティ・ ガバナンス強化 コスト削減
② Cloud Workstations の活用 ワークステーション構成・コンテナ設定で一貫性のある開発環境の提供 • ワークステーション構成で新規開発環境構築のオーバーヘッド削減 • ソースコードのクラウド管理 •
コンテナ設定で柔軟に追加のカスタマイズ 分離された 開発環境 カスタマイズ性 Gemini Code Assist の活用
• ユーザーを理解 プラットフォームエンジニアリングの第一のユーザーは開発者! インタビューなどを通して開発者の声を拾い上げることが需要! • プラットフォームをプロダクトとして使う プラットフォームエンジニアリングのプロダクトはプラットフォーム! ユーザーを顧客として、プロダクトと同じ様に管理することが重要! • 実行可能な最小限のプラットフォーム(TVP)を採用
最小機能のプラットフォームから始め、フィードバックで機能追加 実践において重要なこと 結論:プラットフォームエンジニアリングは難しくない
まとめ
セッションまとめ • プラットフォームエンジニアリングは組織において有用な抽象化=ゴールデンパス の整備により、セルフサービスのインフラを構築するアプローチ • ゴールデンパスはテンプレートの作成やドキュメントの整備をすれば良さそう! • Google Cloud の様々な機能はプラットフォームエンジニアリングの助けになる
• 難しく考えず、できることからが重要
Thank you