アウトプットを始めよう / How to begin output jawsug-bgnr

Dcfa005284131fd4052e767962205f93?s=47 Akira Morikawa
October 23, 2019

アウトプットを始めよう / How to begin output jawsug-bgnr

アウトプットって何?どうやって始めたらいいの?と思われているITエンジニアに向けたセッション資料です。私が考える「アウトプットを始めることの意味」と、LTという形でアウトプットを行うための準備方法をあわせてご紹介しています。

JAWS-UG 初心者支部#20 JAWSなアウトプットのススメ!
https://jawsug-bgnr.connpass.com/event/149416/

Dcfa005284131fd4052e767962205f93?s=128

Akira Morikawa

October 23, 2019
Tweet

Transcript

  1. Oct 23, 2019 #jawsug_bgnr JAWS-UG 初心者支部#20 JAWSなアウトプットのススメ! アウトプットを 始めよう! @ariaki4dev

    森川 晃(ariaki) CC-BY 4.0 with a spirit of DynamoDB Read Capacity Units
  2. あなたは「なぜ」 技術的なアウトプットをしますか?

  3. 3 自身のため? 他者のため? 両方あるはず

  4. 4 自身のため • 有名になりたい • 転職のきっかけにしたい • 勉強の目標にしたい • 喋る練習・書く練習

    • 知識の整理をしたい : • 自身のもつ知識を提供したい • コミュニティに貢献したい • 誰かにもらった恩を返したい • OSSを知ってもらいたい • 困っている人を助けたい : 他者のため アウトプットによって『何を実現したいのか?』が重要 まずは自分自身のモチベーションを探ろう
  5.   誰に向けて話すの? これまでLT登壇したことがないけど興味がある AWS 大好きエンジニア   何を話すの? アウトプットを なぜ すべきかを考え、LT登壇 までの道のりを深掘りする ※本セッションでは「アウトプット=エンジニアが行う技術的アウトプット」と定義しています

      どうなって欲しい? 1. アウトプットについて考え、今日から始めてほしい! 2. 次回のJAWS-UGで LT登壇に立候補して ほしい! 本日伝える内容 5
  6. セッションに関する注意事項 本セッションは、登壇者による経験をもとにまとめた個人的見解を表しています 本セッションの内容にもとづいた準備を、すべての方に強く推奨するものではありません ひとつの事例として、皆さんのヒントになれば幸いです 注意事項 6

  7. エンジニアのアウトプットを増やす活動やってます 森川 晃 @ariaki4dev 自己紹介 7 • エンジニアの登壇を応援する会(#engineers_lt) • 技術書同人誌博覧会(#技書博)

    • カンファレンスのお手伝いをいくつか • Web 系エンジニア • AWS-SAA に先週末合格しました • 好きな AWS サービスは Amazon Personalize
  8. アウトプットって何? 本日のアジェンダ 8 LTの始め方 まとめ 1 2 3

  9. 9 アウトプットって何? What is output ? 1

  10. アウトプットって「何」? アウトプットって何? 10 アウトプットは、自身がもつ情報を他者に「伝える(伝わる)」こと アウトプット インプット

  11. アウトプットって「何」? アウトプットって何? 11 アウトプット インプット アウトプットは、「伝えたい」と「知りたい」が マッチする こと 伝えたいこと 知りたいこと

  12. アウトプットって「何」? あなたがアウトプットするものは、あなたが 過去にインプットした情報 アウトプットって何? 12 アウトプット インプット アウトプットは、インプットに対する 理解の表現

  13. アウトプット = インプットの循環装置 一連の循環を繰り返すことによって学習(記憶)を強化できます アウトプットって何? 13 アウトプット インプット フィードバック

  14. アウトプットって何? 14 インプットの「質」を考えよう 良いアウトプットをするためには、インプットの質が重要です 1. 過去にインプットした情報のなかから 2. 相手が望む内容を考えて 3. 不足している知識を補足して伝える

  15. アウトプットって何? 15 アウトプットを「学ぶため」に使おう 知っている 学ぶ 知っている 学習で補いながら伝える 知っていることを伝える アウトプットは 良質なインプットのチャンス

    だと考えよう • 再調査しよう、深掘りしよう、知識を補完しよう • 考察しよう、整理しよう、法則などを見つけよう
  16. インプット アウトプットによって得られる学び アウトプットするためのインプットには、たくさんの学びがあります アウトプットって何? 16 インプットの準備 • スキルや思考の整理と再認識 • 学ぶべき方向性を定義

    • 学びの動機付けと意識向上 • 学ぶ機会の増加 • 学びの質が向上 • 学びの量が向上 • 学びの進捗が明確化 • ゴールが明確化
  17. フィードバック アウトプットって何? 17 アウトプット • 説明力の向上 • 会話力の向上(登壇) • 文章力の向上(執筆)

    • 記憶の再整理 • 周囲からの認知と評価 • モチベーションの向上 • 感想や指摘など • 次のインプットを目指す アウトプットによって得られる学び アウトプット自体に学びがあり、次のインプットに繋がります
  18. インプットの加速 アウトプットによって、重要な要素をより明確に意識することができる • 情報が不足していないか? • その情報は理解できているか? • その情報は正確か? • その情報は自身に定着しているか?

    • その情報は説明できるか? アウトプットって何? 18 判断できる = 知識が身についている 記憶に残っている • 意味記憶 • エピソード記憶 • 運動性記憶
  19. 人は常にインプット&アウトプットし続けている アウトプットって何? 19 聴衆のまなざし 行動フィードバック 体感温度 息を吸う 身振り手振り 視線 表情

    息を吐く 自身が何を入出力しているか気づくことも重要 (選択的注意による内省)
  20. アウトプットって何? 20 誰もがエンジニアの頂点ではない しかし 特定の技術 だとどうだろう? • あなたがもっとも得意とする技術は? • 過去のあなたと同じ課題を抱えた人はいない?

    • 今のあなたがもっとも情熱をかけている技術は? • あなたは最近同僚に何を教えた/教えられた? 何をアウトプットすればいい?
  21. 何をアウトプットすればいい? あなたのアウトプットは、必ず誰かの役に立つ と考えよう • 自分の不便や悩みを誰かの便利にする • 自分の後に続く人にバトンを渡す • 学びの経緯や道のりを伝える •

    学びによる変換を伝える アウトプットって何? 21 やりたくない → やりたい できない → できる うまくいかない → うまくいく
  22. アウトプットって何? 22 • 会議/ディスカッション • 登壇/講演 • 動画配信 • Podcast

    など • TwitterなどのSNS • ブログ/Qiita • 技術書 • 論文 など アウトプット方法 音声 文字 代表的なアウトプットは「音声」と「文字」に大別される
  23. アウトプットって何? 23 • リアルタイム(即時的)伝達 • 受け手に感情を伝えやすい • 要点をわかりやすい伝える • 聴衆の顔がみえる

    • あなたの顔を認知される • 一期一会 • 量が限られる(5~60分) • 構成力・デザイン力・会話力 • ライトタイム(適時的)伝達 • 受け手に理論を伝えやすい • 詳細をまとめて伝える • 聴衆の顔がみえない • あなたの文を認知される • 何度でも反復できる • 量に制限がない • 構成力・文章力 アウトプット方法の違い 登壇(音声) 執筆(文字)
  24. アウトプットって何? 24 さぁ、LTしよう 技術的なアウトプットの入口として LTは最適 • 準備期間が比較的短い • LTの5分間は勢いで乗り切れる •

    フィードバックが得やすく、モチベーションにつながる • あなたが認知され、友達が増える
  25. 25 LTの始め方 How to begin the lightning talk 2

  26. LT(Lightning Talk)とは? • あなたの主張を5分間で伝える発表 ◦ たまに発表時間が異なる場合があるので要注意 ◦ 質疑応答時間が別途設けられる場合も • 1人1つのテーマについて話す

    ◦ テーマの指定はイベントの趣旨に従う ◦ 特定の技術に縛っているものから完全フリーまで多種多様 • JAWS-UG 初心者支部でも募集してるよ! ◦ LT枠 を見つけたら迷わず申し込もう LTの始め方 26
  27. LTの準備って何をするの? LTの始め方 27 ストーリー テーマ 推敲 スライド 練習 0.5時間 1時間

    4時間 0.5時間 1時間 ※作者の過去経験から導いたおおよその数字であり、実際とは大きく異なる可能性があります LT準備の手順と必要時間例
  28. LTの始め方 28 「誰に」「何を」「なぜ」伝えるのかを決める • 誰に … どんな聴講者?何を知っていて、何を知らないのか? • 何を …

    聴講者にもっとも伝えたい主張やゴールは? • なぜ … そのセッションをするモチベーションは? ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ https://speakerdeck.com/ariaki/design-your-talk 参考URL:
  29. LTの始め方 29 何歳? どんなスキルをもった人? スキルレベルは? なぜこの勉強会にくる? 何に興味がある? 【誰に】ペルソナを決めることで「伝えかた(コンテキスト)」が決まる 何を知っているのか 何を知らないのか

    何を望んでいるのか ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ
  30. LTの始め方 30 【何を】ペルソナが「望むもの(聴きたいこと)」を考えよう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 話す人 聴く人

    話したいこと 聴きたいこと 「聴講者にとって聴きたいこと」を最も優先してテーマを考える 「登壇者から知識の押しつけ」にならないため必要不可欠 • 何に興味がある? • 聴く人のレベルは?
  31. LTの始め方 31 【なぜ】「特定のイメージ」を継続的に与え、自身の認知を深める ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ ◦◦に詳しい △△フレームワークが好き

    よく登壇してる 日本酒が好き パーソナルブランディング 他者から見える自身を設計
  32. LTの始め方 32 アウトプットの目的は「連鎖」を起こすこと ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 聴衆のゴールを設定することで、 アウトプットの連鎖が発生する

    インプット アウトプット インプット アウトプット
  33. LTの始め方 33 JAWS-UG初心者支部だと、どんなテーマにすればいい? ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ JAWS-UG初心者支部の特徴 AWSをこれから活用したい人や一緒に勉強する仲間が欲しい人を主な

    ターゲットとしています。(Connpassから抜粋) • 自身が直近でAWSについてどう学び、何につまづき、成長したか • AWSをこれから学び始める人に向けたアドバイス • AWSで興味深かった直近のニュースや新機能
  34. LTの始め方 34 いきなり資料を作り始めず、結論の説明に必要な要素を設計する 1. 話したい大きなトピック(章)を2~3個挙げる 2. トピックの中で説明項目を並べる 3. トピック同士や説明項目同士の並びを入れ替える 4.

    説明項目に優先度を決め、不要な説明項目を削除する 5. 説明項目ごとの概要を作成する ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ
  35. LTの始め方 35 要素を設計しよう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ アウトプットを始めよう なぜアウトプットするか

    LTの始め方 テーマ ストーリー … 最初に章を決める 次に説明項目を決める
  36. LTの始め方 36 「知らなかった」の割合を設計しよう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 知っていた (70%)

    知らなかった (30%) 「知らなかった」割合が多いとストレスを感じ、理解しづらい • 知らないことが30%前後だと聞きやすく刺激的に感じる • 知っていることのなかにもいろいろなレベルがある ◦ 完全に理解していたこと ◦ 概要をかろうじて覚えていること(→復習) ◦ 単語だけは知っていたこと(→再学習)
  37. LTの始め方 37 ストーリーの一貫性を設計しよう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 命題 理解していた

    覚えていた 知っていた 知らなかった 新しい視点 ストーリーとは、命題をもとに、新しい知識や視点に向かって順序立てて説明すること • 難易度を少しずつあげていき、「新しい知識が3割」を目指す • 解説の順序を考える(簡単→難しい、概要→詳細、過去→未来、など)
  38. LTの始め方 38 ストーリーをもとに、デザインなどの原則にもとづいて資料を作成する • レイアウトの四原則に沿っているか • 調和のとれる配色をしているか • メッセージ量は適切か •

    ストーリーの連続性や一貫性は問題ないか ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ https://speakerdeck.com/ariaki/better-slides-makes-you-strong 参考URL:
  39. LTの始め方 39 「レイアウトの四原則」を知ろう(※詳細は参考URL) ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 整列 反復

    近接 強弱 効率的な文字の強弱によって印象づける 要素に一体性をもたせて揃える 全体デザインを統一することでリズムをつくる 関係するものを近づけ、関係しないものを遠ざける レイアウトの原則に基づいた資料は、それだけで読みやすい構成になる
  40. LTの始め方 40 「色の印象」を知ろう(※詳細は参考URL) ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ Illustrations Dick

    Bruna Copyright © Mercis bv, 1953-2018 www.miffy.com ブルーナカラー ミッフィーの著者Dick Brunaは、 黒を含めたわずか7色で感情を表現
  41. LTの始め方 41 「配色の基本」を知ろう(※詳細は参考URL) ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 配色はスライドを効果的に見せる魔法 •

    色がもつ印象や意味と使い方を覚えよう • 色数は極力減らそう(3~4色が適切) ベースカラー(70%) メインカラー(25%) 5% アクセントカラー
  42. LTの始め方 42 メッセージの前後をチェックして、要素の一貫性を保とう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ メッセージ メッセージ

    メッセージ 前スライドとの連続性 全体の一貫性 後スライドとの連続性
  43. 人間の短期記憶はとても小さい • 15秒で90%は忘れてしまう • 数字7個・文字6個・単語5語が限界 • スライド1枚で伝わるメッセージは1つ LTの始め方 43 メッセージ量の限界を知ろう

    ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ KISSの法則 Keep It Simple, Short • 短い言葉で表現 • 語尾は不要 • 必要な情報のみ
  44. LTの始め方 44 ここまで準備したことが、計画に沿っているかを確認する • 「テーマ」の項に基づいている? • 「ストーリー」の項に基づいている? • 「スライド」の項に基づいている? ストーリー

    推敲 スライド 練習 テーマ
  45. LTの始め方 45 ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ まずは全体を何回も「読み返す」ことでチェックしよう • 全体を通すことで、一貫性を再確認しよう

    • 印刷することで、画面とは違う内容を再発見しよう • 電車の中など、すきま時間に読み返そう 全体を読み返そう
  46. LTの始め方 46 練習量===情熱量 • 話し方のチェック ◦ 話す速度や抑揚 ◦ 語彙力(語尾・たとえ話など)や間の取り方 ◦

    立ち振る舞い • 話す内容のチェック ◦ 自分にとって、相手に説明しやすいか ◦ 準備した内容で、相手に伝わるか ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ
  47. 人がもっとも聴きやすい速度は「1分あたり300文字」 • ほとんどの人が早口 ◦ まず、ニュースやブログ記事から300文字を抜き出し、発声してみよう ◦ 意識的に呼吸の間をとり、ゆっくり話そう ◦ 語尾をしっかり発声しよう •

    立って話すことで、体の動かし方を練習しよう LTの始め方 47 話す速度と抑揚を練習しよう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ
  48. 資料を見ながら練習して初めて「違和感」に気づける • 理解が足りず詰まるところはないか確認しよう • 説明しづらいところはないか確認しよう • 最後まで話して本当に伝えたいことだったかを確認しよう • 人前で緊張しない唯一の武器は「話す内容をどれだけ自身が理解しているか」 •

    練習の最低回数を決めて、クリアできるようにしよう LTの始め方 48 話す内容をチェックしよう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ
  49. リハーサルを他者に聴いてもらうことは「品質向上」につながる • 自分では気づけない点を教えてもらえる • 人に向けて話す練習になる • 本番と同じ時間の流れを過ごせる • レビューの観点(技術的?話し方?理解しやすさ?)を必ず事前に伝えよう LTの始め方

    49 聴いてもらおう ストーリー 推敲 スライド 練習 テーマ 私たちのコミュニティでリハーサル会をした際、平均20~30個ほど指摘される
  50. その他のTIPS • 自己紹介はひかえめに • 会社紹介や採用トークは最後に回す • 締切駆動でやらない • 絶対に手を抜かない、品質を落とさない •

    スライドは事前共有しよう • LTは即申込する • LTは終わってからが本番 • ひたすら削る、削る、削る、削り出す LTの始め方 50
  51. 51 さいごに Conclude 3

  52. LTは、あなたが作り出す”花火” いろんな色やかたちがあっていい やりかたに正解なんてないし、内容の優劣なんて考えなくていい 二度と訪れない一瞬を、みんなで楽しもう

  53. 壇上は、”山頂”の景色と同じ 山に登るには、入念な準備と覚悟が必要だ 苦しい道のりを超えてこそ、より鮮やかで美しい景色が見える さぁ、山頂を見にいこう

  54. 関連スライド 54 https://speakerdeck.com/ariaki/beautiful-writings https://speakerdeck.com/ariaki/better-slides-makes-you-strong https://speakerdeck.com/ariaki/design-your-talk https://speakerdeck.com/ariaki/what-is-output-replay

  55. 55 https://portal.engineers-lt.info/