エンジニアはアウトプットによって成長できるのか? / Grow with your output

エンジニアはアウトプットによって成長できるのか? / Grow with your output

このトークの目標は、参加者がアウトプットを始める前に気づくべき要素を知り、「成長を設計できる」ようになることです。

昨今ではカンファレンス・勉強会・技術同人誌・Podcastなど、アウトプットの機会や手段が増え、エンジニア文化として根付きました。
多くのエンジニアがその文化を当たり前のように受け入れていますが、なぜ私たちにとってアウトプットが重要だといわれているのでしょうか?
まだアウトプットをしていない人は「何をしていいかわからない、自分なんかにできない」と避けていませんか?
現在アウトプットしている人は「何をすれば自己成長に繋がるか」を考えてアウトプットできていますか?

さまざまなメリットがあるアウトプットを成長のツールとして使いこなす為には、自身の成長戦略を描かなければなりません。
アウトプットについて正しく学び実践することで、自身を成長させ、またコミュニティ全体をも成長させることができます。
私たちのアウトプットは「エンジニア文化の形成」につながります。

アウトプットをなぜ行い、どのようにはじめ、どう続ければよいのかを共に考えましょう。

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July Tech Festa 2019
[B40] 16:05~16:50 @ 433教室
https://2019.techfesta.jp/speakers#B40

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Akira Morikawa

December 08, 2019
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Transcript

  1. JTF2019のプレゼンテーション 1 2 3 4 July Tech Festa 12 #JTF2019

    #JTF2019_B エンジニアは アウトプットによって 成長できるのか? July Tech Festa 2019 #JTF2019 #JTF2019_B Akira Morikawa ( @ariaki4dev )
  2. アウトプットの 『質』を変える セッションのゴール 2

  3. アウトプットをはじめるためには 行動にうつすことが重要 3

  4. × 今晩中に感想をアウトプットするぞ! #JTF2019 #JTF2019_B @ariaki4dev ※みなさんのツイートが終わるまでスライドが切り替わらない仕様です ※ツイートの内容は自己責任でお願いします 4

  5. エンジニアのアウトプットを増やす活動やってます 森川 晃 @ariaki4dev • エンジニアの登壇を応援する会(#engineers_lt) • 技術書同人誌博覧会(#技書博) • カンファレンスのお手伝いをいくつか

    • Web系エンジニア • 今日は唯一のスタッフ兼スピーカー 自己紹介 #PHP #勉強会 #スライド #Output #日本酒 5
  6. スライドオプション   × はじめに 定義づける 発信する 個人と組織 まとめ はじめに 定義づける 発信する 個人と組織

    まとめ 目次 1 2 3 4 5 … 軽く頭のストレッチから … インプット・アウトプットとは … アウトプットの理由をさぐる … アウトプットを文化づける … さいごのまとめ ※多分時間的に無理 6
  7. スライドオプション   × はじめに 定義づける 発信する 個人と組織 まとめ はじめに 軽く頭のストレッチからはじめて、本編が始まる前のジャブ的な何かを頑張って打ち込む 7

  8. あなたはこのセッションへ 何を学びに来たのですか? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 8

  9. 脳が強制的に答えを出す 「選択的注意」 9

  10. 人は、多くの情報がある環境下で、自分に重要と認識された情報だけ選択して注意を向ける • カクテルパーティ効果 騒がしい会場のなかでも自分に都合のいい声だけが聞き取れる ◦ 自分の名前が呼ばれる ◦ 自分の噂をされる ◦ 興味ある相手の話し声

    • 両耳難分聴の実験 • 記憶のフィルターモデル 選択的注意(Selective Attention) 都合のよい音を脳内で処理・補完している 10
  11. Selective Attention Test https:/ /www.youtube.com/watch?v=vJG698U2Mvo 11

  12. 私たちは、心の中に現われる「自分への質問」をスイッチにして行動を起こしている 人は「質問」に支配される 自分への質問 意思決定 意識的な行動 ここを変えると結果が変わる=気づきの視点を自身で作り上げる • 人は常に答えのない問いを繰り返している(自己洞察) • その問いを意識的に内在化させる(内省)

    • ひとつの方向へ向かい、あるべき姿をキープする 12
  13. 新しい『視点』を作り続けよう 自分に対して問いかけることで 13

  14. あなたはこのセッションを なぜ聴きに来たのですか? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 14

  15. 「なぜ」を深掘りしよう なぜその課題を感じていますか? どんな解決法を目指しますか? どうやったら達成できますか? 達成の定義はなんですか? ※面接をしているわけではありません 15

  16. 『未来のビジョン』を引き出す 自身の行動に対する「なぜ?」という問いかけは 16

  17. 何を? なぜ? 未来に近づくための 角度と可能性をあげる 目指すべき未来を 正しく描き続ける 新しい気づき 新しい視点 行動の選択肢 行動を促進する

    自分との対話 17
  18. 将来像 成長 18

  19. 将来像 成長 価値観 19

  20. 自身の「価値観」を明文化し、 誰にでも理解可能な言葉で説明しよう 20

  21. 価値観 = 行動指針 = Identity = Value 行動基準が明確になる 目標を正しく設定できる 自己評価の指針が明らかになる

    存在価値を感じられる 21
  22. 遠い未来になればなるほど将来像はおぼろげになる だからこそ今ある 価値観を大切にしよう 22

  23. 私は、どんな困難でも常に「可能性」を探りたい 私は、「妥協しない最高」を目指したい 私は、注意深く観察し、誰よりも「視点」を拡げたい @ariaki4dev 23

  24. スライドオプション   × はじめに 定義づける 発信する 個人と組織 まとめ インプット・アウトプットとはなにかを定義する 定義づける 24

  25. アウトプットすれば 成長できますか? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 25

  26. 26

  27. あなたはそんなに 単純ではない 闇雲に走ったら疲れる 27

  28. インプット+アウトプット 将来像 成長 価値観 28

  29. あなたの価値観をもとにした将来像を描き、 そこを目指し到達することが成長 そのために必要なインプットとアウトプットを行う CHECK 29

  30. インプットとアウトプット 30

  31. インプット アウトプット と 入力 出力 31

  32. と 入力 出力 インプット アウトプット 32

  33. 入力装置 出力装置 記憶装置 演算装置 制御装置 コンピュータの五大装置 33

  34. 処理/変換 入力 出力 インプット アウトプット 34

  35. 同じインプットを元にしていても 処理が違う から結果も異なる 【人によって異なるもの】 • 視点 • 知識量・範囲・指向 • 興味度合い

    • 表現方法 35
  36. アウトプットは、インプットに対する理解の表現であり、 自身というプロセッサを通して処理/変換した結果 CHECK 36

  37. インプットを紐解く 37

  38. 覚えられる量はごくわずか 数字 … 約 7 個 / 文字 … 約 6 個 / 単語

    … 約 5 個 人間はワーキングメモリが少ない 15 秒で約 90 %を忘れてしまう 38
  39. 刺激 感覚 知覚 認知 学習 行動 受取 意味付け 解釈 結果

    反応 選択的注意 学習の原理 39
  40. インプット • 自らの中に取り入れるもの • 記憶・処理し利用するもの • 意識と選択による学び 40

  41. 人は常に何を記憶し行動すべきかを選択している そこに至るまでに複数ステップを無意識に踏んでいる CHECK 41

  42. アウトプットを紐解く 42

  43. 発信 受信 伝えたい 知りたい あなたが何かを発信する際には、必ず受信者がいる 「伝えたい」と「知りたい」のマッチが重要 43

  44. 発信 影響 達成・獲得 アウトプット 44

  45. 発信 影響 達成・獲得 話す(音声) • 会議・ディスカッション • 登壇・講演 • 動画配信

    • Podcast など 書く(文字) • TwitterなどのSNS • ブログ・Qiita • 技術書 • 論文 など 行動する あなたが明示的に起こしたすべてのアクション 45
  46. 発信 影響 達成・獲得 他者に与える影響 • 共有された知識が身につき役立つ • 便利な製品などを知る • 困っていることが解消される、など

    自身に与える影響 • 界隈で有名になる • 転職のきっかけになる • 学習のマイルストーンになる、など 「影響」=「成長」といえる • 他者の成長 • 自身の成長 46
  47. 発信 影響 達成・獲得 他者 自己実現 自分 達成:定量的 獲得:定性的 達成:定量的 獲得:定性的

    47
  48. アウトプット • 自らの理解を表現するもの • 学んだ内容を処理した結果 • 他者に伝えて影響を与えるもの 48

  49. 外に向けた発信によって、 誰かに影響を与え、何かを達成・獲得する CHECK 49

  50. 学 んだことを 発信 しよう ここからは、いわゆる業務的なアウトプットは含みません 50

  51. スライドオプション   × はじめに 定義づける 発信する 個人と組織 まとめ アウトプットの理由をさぐる 発信する 51

  52. あなたはこれまでにどんな 技術的発信をしましたか? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 52

  53. それらの発信に需要なんてないと 思った事はありますか? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 53

  54. 誰もがエンジニアの頂点ではない しかし特定のテーマだとどうだろう? あなたがもっとも得意とする技術は? 過去のあなたと同じ課題を抱えた人はいない? 今のあなたがもっとも情熱をかけている技術は? あなたは最近同僚に何を教えた/教えられた? 54

  55. 自分より詳しい人がたくさん 特定のテーマにすると? 詳しさや知識量は普遍的ではなく、簡単にひっくり返る 55

  56. 知識 知っていることや、理解していること 経験 実際にやってみたことそのものと、そこから得た知識や技術 知見 外部から得られた知識のうち、実際に自身が経験して体得したもの 見識 知見や知恵に基づき、物事の本質を見通すことができる判断力や考え方として昇華させたもの “知”の種類 浅

    深 あなたが得意な 深さの情報をアウトプットすることで、 その”知”を望む人が必ずいる 56
  57. その知識を望む人は 誰か? その人に 向けて語りかけてるか? 57

  58. あなたの発信がどの位置からだとしても、 後続の人にバトンを渡せる 今日から学び始める人だっている CHECK 58

  59. アウトプットは自身への学び Source: National Training Laboratories, Bethel, Maine Learning Pyramid •

    アメリカ国立訓練研究所の研究 • 学習定着率を表す • 誰かに教えることで90%の定着率と最も高い • より能動的・主体的なほど学習定着率が高い 59
  60. 覚えていた 忘れていた 知っていた 理解していた 浅 深 (理解度) 新しい視点 知らなかった それは「知っていた」ことですか?

    知っていたと思っていても、完全に理解していることは意外と少ない だからこそ、アウトプットを準備する中にはたくさんの学びがある 60
  61. アウトプットによって、より明確に意識することができる • 情報が不足していないか? • その情報は理解できているか? • その情報は正確か? • その情報は自身に定着しているか? •

    その情報は説明できるか? 判断できる = 知識が身についている 記憶に残っている • 意味記憶 • エピソード記憶 • 運動性記憶 知識を身につける 61
  62. 事前準備 インプット アウトプット フィードバック アウトプットにおける一連の段階 すべてに 学び がある 62

  63. 事前準備 インプット アウトプット フィードバック • スキルや思考の整理と再認識 • 学ぶべき方向性を定義 • 学びの動機付けと意識向上

    • 学ぶ機会の増加 • 学びの質が向上 • 学びの量が向上 • 学びの進捗が明確化 • ゴールが明確化 63
  64. 事前準備 インプット アウトプット フィードバック • 説明力の向上 • 会話力の向上 • 文章力の向上

    • 記憶の再整理 • 周囲からの認知と評価 • モチベーションの向上 • 感想や指摘など • 次のインプットを目指す 64
  65. この部屋で今もっとも学んでいるのは私です 次はあなたになってほしいと願います 65

  66. 以前わたしのセッションを 聴いたことがある人? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 66

  67. 一期一会の積み重ね 1回のアウトプットに限ると、発信者と受信者は一期一会 界隈は狭いので繰り返し発信することで必然的に再会する その時にどういう印象を与えたい? 67

  68. 日本酒の人 毎回マニアックなことを話す人 登壇とか応援してる人 ◦◦に強い人 発信によってあなたは タグ付けされる 68

  69. 誰に? 69

  70. 人はなんでも単純化して分類したがる傾向にある 「〇〇界隈」として分類・細分化されがち(例:JS界隈・PHPer界隈・MySQL界隈…) 「ロール」も細分化が進んでいる(例:TechLead・EM・PM・VPoE…) クラスタ化されたらコミュニティが形成される オフラインコミュニティ(勉強会・カンファレンス・など) オンラインコミュニテイ(Slack・Discord・LINEグループ・など) 70

  71. クラスタを知ろう 自分に近いクラスタから他者と自身を知ろう • その人たちはどこで何をしているか • その人たちはどんな興味・関心・課題はなにか • その人たちの知識レベルは? • その人たちから何を得られ、何を与えるべきか

    • 双方の価値観にどんな違いがあるか 価値観 自身のもつ価値観 他者のもつ価値観 ギャップを埋める、基準を知る 71
  72. パーソナルブランディング 自分が望む クラスタの人に認知される 自分が望む 特定のテーマについて認知される 双方の価値基準によって 評価される 72

  73. アウトプットの 三要素 話す(音声) 書く(文字) 行動する 閑話休題 73

  74. 行動 というアウトプット Action 74

  75. Action Reaction Interaction 75

  76. 貢献 というアウトプット Contribution 76

  77. 身近な貢献 • OSSなどへのコミット • プロダクトの提供 • 知識の提供 • 技術コミュニティのスタッフ •

    勉強会の開催 • ちょっとした改善 • 災害ボランティア • 寄附 • 席を譲る • 道順を教える • 環境を美化する • 人命を救助する など アウトプットにより生み出される価値の総和で測ってはいけない あなたの「価値観」に基づいた行動をどれだけ積み重ねたか 価値観 77
  78. 価値観に基づいた行動によって誰かに小さく貢献し、 継続することでパーソナルブランドとして認知され、 また、自身の学びと成長にもつながる CHECK 78

  79. 価値観 79

  80. 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 ─ マザーテレサ(1910-1997) 80

  81. スライドオプション   × 組織のアウトプットに触れ、アウトプットを文化づける はじめに 定義づける 発信する 個人と組織 まとめ 個人と組織 81

  82. あなたの所属する組織は アウトプットしていますか? 質問 #JTF2019 #JTF2019_B 82

  83. 観測 されるためのアウトプット output for observation 技術組織の 83

  84. 技術組織にとって、情報発信は必要不可欠 • 技術スタック(開発言語・アーキテクチャ・ミドルウェア・実行環境・など) • 技術的な取り組み(レガシー改善・クラウド移管・OSS貢献・新言語の実験・など) • 社内環境(福利厚生・ビジョン・バリュー・評価制度・オンボーディング・など) • 社員そのもの(有名な〇〇さん) など

    技術広報 84
  85. 人材を 採用したいから ほとんどの組織は 85

  86. 技術広報 興味を持つ ファンになる 行動を起こす 興味が採用につながるまで • 協賛カンファレンス • 技術ブログ記事 •

    主催勉強会 • 登壇者の〇〇さん など • 複数の接触機会 • 興味深い情報発信 • 注目技術の採用 • 社員自体のファン など • 面談の申し込み • 社員へのコンタクト など 継続しないと記憶に残らない めちゃくちゃ長いスパン 「転職しよう」という瞬間までキープする 86
  87. 0 → 1 のハードルは高い 87

  88. 数百人の前でいきなり 喋れる人は いるわけがない たとえば、カンファレンス登壇するとして 88

  89. 1 → N はもっと辛い 89

  90. 「またやるんですか」 90

  91. 仲間を増やさなきゃどうにもならない 【緩募】アウトプットできる人 【緩募】登壇がうまくなる方法 【緩募】登壇者を複製する魔法 91

  92. 技術組織としてアウトプットを目指すなら 個人 組織 双方が 協力 できる体制を 構築 すべき ※詳しい話は懇親会で… 92

  93. スライドオプション   × はじめに 定義する 発信する 個人と組織 まとめ いい感じにまとめて、さいごに話しておきたいことを伝える まとめ 93

  94. 家に帰ったら、まずは 価値観について 考えなおしてみよう 94

  95. 価値観にもとづいた 将来像を少しだけ 昨日までよりも具体的に描いてみよう 95

  96. 価値観と将来像を常に意識することで 選択的注意を味方につけよう 96

  97. あなたが最も効率的に学ぶため アウトプットを活用しよう 97

  98. あなたが情報発信する際に 誰にと 何をを具体化しよう 98

  99. あなたが行うアウトプットは 他者と 自身のためにしよう 99

  100. 再 掲 この部屋で今もっとも学んでいるのは私です 次はあなたになってほしいと願います 100

  101. 次に成長するのは あなた I already did, you also can. 101

  102. 参加者募集中 Dec 14, 2019 ( Sat ) 11:00 - 17:00

    at Plaza-maam
  103. Feb 16, 2020 ( Sun ) 10:00 - 17:00 at

    Ochanomizu University 参加者募集中
  104. Mar 21, 2020 ( Sat ) at Granpark Conference 参加者募集中

  105. https:/ /portal.engineers-lt.info/