マインドセット研修：ビジネス系本部共同研修2024

サイボウズで2024年に実施したビジネス系本部共同研修の資料です。
テーマは「マインドセット」です。

ビジネス系本部共同研修の詳細は、サイボウズ採用サイトのページをご覧ください。
https://cybozu.co.jp/recruit/workplace/business-onboarding/

Transcript

1. マインドセット研修 カスタマー本部 人材育成推進チーム（TDS） 1 2024年5月作成
2. 2 コンセプト 誰に：営業・マーケティング・カスタマー 3本部の 2024年新卒メンバーに 何を：社会人として意識したいことを知り、 ”サイボウズで働く” ということを自分なりに考えてもらいたい
3. 3 本講義のグランドルール ⚫ ぜひ広い気持ちで受け止めて、積極的に 質問や回答してください！ ⚫ 質問は 都度ください 。 ⚫ 資料は共有するので、書いてることを メモる必要はありません。 ⚫ 資料中の考え方ができていなくても大丈夫です！ 社会人として これから意識して いきましょう♪ (参考)入社1年目のビジネススキル大全 https://amzn.asia/d/5IkAIVL
4. 4 社会人になり、学生だった時と違うなと思った経験は？ 社会人と学生の違いはなんだろう？
5. 5 社会人と学生の違い • 社会的立場 … お金を払う側からもらう側へ • 責任 … 自分の行動に責任を持つ / 責任が会社全体に広がることもある • 人間関係 … 多種多様な人とのコミュニケーションが必要 • 時間 … 時間はお金 • 意識 … 年次に関わらずプロである • 考え方 … 主体性 / 自分の仕事の価値は自分で決める • 評価 … 仕事の成果、信頼を築く
6. 6 社会的立場 お金を払う側からもらう側へ 「自分の値段」 と 「自分のパフォーマンス」 が見合っているか意識する 自分の値段 給与 健康保険料、厚生年金、雇用保険料、福利厚生費 通勤費、PC/スマホなど備品などの消耗品費、オフィスの賃借費、光熱費 雇用コスト … 額面給与の1.3〜1.5倍
7. 7 責任 自分の行動に責任を持つ / 責任が会社全体に広がることもある 「やるべきこと」 に対して適切な立ち振る舞い（行動）が求められる 「やりたい/やりたくない」といった自分の感情で選択して行動するのではなく 「やるべきこと」を適切に実行する必要がある 責任を持つ ＝ 自分の仕事の結果を他人に説明できる（説明責任） 質問責任 ＋ 会社の看板を背負って仕事する ＝ 個人の責任ではなく、会社の責任になる
8. 8 人間関係 多種多様な人とのコミュニケーションが必要 社内外の価値観や経歴が異なる方々を尊重し、協力しあう必要がある 様々な性格・幅広い年代の人と関わりながら仕事をしていくため、時には苦手な人とも コミュニケーションをとりながら一緒に仕事をすることもある 互いを尊重し合い関わっていく必要がある 悪口は 「品格」 と 「評価」 を下げる 「人」 を否定せず 「スキル」「役割」 にコメントする
9. 9 時間 時間はお金 お金を投資する価値のある時間であったか 「時間の使い方」 を意識する ビジネスの世界では、時間はお金 ＝ どんな瞬間にもお金が発生している 例）会議のコストは参加メンバー全員の人件費 ふだんから時間をお金に換算し、その時間が金額に見合う価値のあるものなのかを、考えるようにする また、限られた時間を自分で管理し、有効活用する必要がある 時間に遅れると 「お金」 「仕事の質」 「信頼」 を失う
10. 10 意識 年次に関わらずプロである 会社の看板を背負って仕事をする ＝ 社外の人からはプロフェッショナルと見られる 会社の看板を背負って仕事をする以上、社外の人からは年次に関わらず プロフェッショナルである見られ方をするため、プロ意識を持って働く必要がある 仕事で 「頑張る」 ことは当たり前のことで、目的ではない 仕事では 「結果」 「成果」 にこだわることも重要
11. 11 考え方 主体性 / 自分の仕事の価値は自分で決める 自ら学び、自ら考えることが重要 学生の時と違い、常に誰かが教えてくれる環境ではなくなるため、受け身な姿勢ではなく 自ら学び、自ら考えて働く必要がある 自分の仕事に大きな意義や目的を持つことで、仕事の取り組み方が変わる 出来事ではなく 「捉え方」 が感情を引き起こす（ABC理論*） 自分の仕事の価値を決めるのは自分自身であることを意識しておく *補足資料あり
12. 12 ー 補足：ABC理論① ー 中世のとあるヨーロッパの町。旅人がある町を歩いていると、汗をたらたらと流しながら、 重たいレンガを運んでは積み、運んでは積みを繰り返している3人のレンガ職人に出会いました。 そこで旅人は「何をしているのですか？」と尋ねました。すると、その3人のレンガ職人は次のように答えました。 1人目は、 「そんなこと見ればわかるだろう。親方の命令で“レンガ”を積んでいるんだよ。 暑くて大変だからもういい加減こりごりだよ」と答えました。 2人目は、 「レンガを積んで“壁”を作っているんだ。この仕事は大変だけど、金（カネ）が良いからやっているのさ」と。 3人目は、 「レンガを積んで、後世に残る“大聖堂”を造っているんだ。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」と。 （参考）https://note.central-engineering.jp/n/n6f51957e90bf
13. 13 ー 補足：ABC理論② ー 3人のレンガ職人は、それぞれ「レンガを積んでいる」という仕事は同じです。 仕事の内容や役割が同じなので、賃金もほとんど変わりません。 しかし、“動機”がまったく違います。働く意識、目的意識が全く違うのです。 1人目は、 希望・夢・志などの使命感はまったくありません。 ただ言われたからやる。言われなければやらない。 ただ“レンガ”しか見ていません。 作業としての仕事、労役としか感じていません。 2人目は、 “お金を稼ぐため”に否応なしに働いている。“壁”しか見えていません。 「もっとお金になる仕事はないか」と頭の中はそれしかないでしょう。
14. 14 ー 補足：ABC理論③ ー 3人目は、 「後世に残る歴史的事業に参加して町中の人を笑顔にするため」 という志を抱き、明確な目的意識を持って働いています。 100年以上先に完成する“大聖堂”建設のため、 仕事を“使命”と感じています。 それでは、質問です！もしあなたが家を建てるとしたら、３人のうち誰に頼みたいですか？ そうですよね。 ３人目の職人に依頼をしたいのは、 みんな同じでしょう！
15. 15 ー 補足：ABC理論④ ー 3人の10年後です。 1人目は、 10年前と同じように文句をいいながらレンガを積んでいました。 2人目は、 レンガ積よりお金の良い仕事に就きましたが、 危険を伴う教会の屋根の上で仕事をしていました。 3人目は、 建築現場の施工管理者として施工を任されるようになり、 のちに出来上がった大聖堂には彼の名前が付けられたということです。 「出来事」ではなく 「捉え方」がその「感情」を引き起こし その感情によって 「結果」が変わることが多分にある
16. 16 評価 仕事の成果、信頼を築く テストなどの点数ではなく成果、信頼で評価が決まる 自分で適切な目標を設定し、みずから達成することが必要 仕事で成果を出していくだけでなく、時間をかけて信頼を築くことも必要 初めての仕事は手を抜かない 基礎ができていないと高速化も効率化もできない
17. 17 サイボウズで仕事する Purpose / Culture 言えるかな？
18. 18 Purpose 存在意義 チームワークあふれる社会を創る Culture 5つの文化 理想への 共感 多様な 個性を重視 公明正大 自主自律 対話と 議論
19. 19 Culture 1. 理想への共感 共通の理想を作り、理想に共感して行動する 2. 多様な個性を重視 多様な個性を重視し、互いに活かし合う 3. 公明正大 嘘や隠し立てをせず、情報をできる限り 公開することで、信頼関係の基盤を構築する 4. 自主自律 一人ひとりが個人としての主体性を持ち、 よりよいチーム作りに関わっていく 5. 対話と議論* お互いの考えの前提を理解し、論じ合って意思決定をする *全ての基盤
20. 20 まとめ “社会人” として、学生の時との違いを意識しつつ、仕事を進めていきましょう 社会的立場 / 責任 /人間関係 / 時間 / 意識 / 考え方 / 評価 “サイボウズメンバー” として、サイボウズが大事にしている Purpose / Culture を 意識しながら、今後の業務に取り組んでいきましょう Purpose：チームワークあふれる社会を創る Culture：理想への共感 / 多様な個性を重視 / 公明正大 / 自主自律 / 対話と議論