Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
開発プロセスのつくり方 / How to create development process
Search
Dai Fujihara
February 03, 2021
Technology
0
230
開発プロセスのつくり方 / How to create development process
開発プロセスのインプットからアウトプットまでの流れを整理する資料です。
Dai Fujihara
February 03, 2021
Tweet
Share
More Decks by Dai Fujihara
See All by Dai Fujihara
なぜ自社ではスクラムがうまくいかないのか アジャイルコーチと考える、スクラムのアンチパターン / Why Scrum doesn't work in my company?
daipresents
1
840
CI/CDパイプラインにE2Eテストを統合する / Integrate E2E testing into the CI/CD pipeline
daipresents
0
1.7k
アジャイル・DevOps時代のタスク管理ツール / Task Management Tools for the Agile and DevOps Era
daipresents
0
410
品質エンジニアリングと自動化後の世界 / Quality Engineering and the Post-Automated World
daipresents
0
1.1k
アジャイル開発と品質エンジニアリング - QA時代の終わりとQE時代のはじまり / Agile Development and Quality Engineering
daipresents
1
8.7k
QA組織パターン - 構造ごとのメリットデメリットまとめ / QA organizational structure
daipresents
2
1.5k
人類よ! コードレビューも完全自動化の時代へ?!今風なイケてる静的解析を大活用しよう! / Automated Code Review
daipresents
0
2.5k
アジャイルテスティングが倒せない / I can't beat agile testing
daipresents
5
2.2k
E2Eテスト自動化の本質 - 品質と開発スピードを支えるテスト自動化時代へ / The Essence of E2E Test Automation
daipresents
0
790
Other Decks in Technology
See All in Technology
KAGのLT会 #8 - 東京リージョンでGAしたAmazon Q in QuickSightを使って、報告用の資料を作ってみた
0air
0
200
AI ReadyなData PlatformとしてのAutonomous Databaseアップデート
oracle4engineer
PRO
0
170
コンテキストエンジニアリングとは? 考え方と応用方法
findy_eventslides
4
890
社内お問い合わせBotの仕組みと学び
nish01
0
190
リーダーになったら未来を語れるようになろう/Speak the Future
sanogemaru
0
280
BirdCLEF+2025 Noir 5位解法紹介
myso
0
190
「Verify with Wallet API」を アプリに導入するために
hinakko
1
230
「AI駆動PO」を考えてみる - 作る速さから価値のスループットへ:検査・適応で未来を開発 / AI-driven product owner. scrummat2025
yosuke_nagai
4
580
成長自己責任時代のあるきかた/How to navigate the era of personal responsibility for growth
kwappa
3
270
生成AIを活用したZennの取り組み事例
ryosukeigarashi
0
200
多様な事業ドメインのクリエイターへ 価値を届けるための営みについて
massyuu
0
110
E2Eテスト設計_自動化のリアル___Playwrightでの実践とMCPの試み__AIによるテスト観点作成_.pdf
findy_eventslides
0
110
Featured
See All Featured
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
36
2.5k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
9.7k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.8k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
352
21k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
40k
Code Review Best Practice
trishagee
72
19k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
173
14k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
34
6.1k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.5k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
514
110k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
32
2.2k
Transcript
開発プロセス のつくり方 Copyright © 2019- Sekai Co., Ltd. All Rights
Reserved. https://daipresents.com/service/ Dai FUJIHARA @daipresents
はじめに 2 ◦ プロセスは現場ごとに異なるため、カスタマイズは現場に ゆだねられますが、そのベースとなるプロセスの整理・まと めにご利用ください ◦ 特定のプロセスには意思決定が必要になります。その意 思決定については考えられる選択肢を並べてみました。 必要に応じて追加したり削除してください
自分の背丈の確認 3 ◦ Q. 今の開発チームはどういう位置にいますか? • プロダクト価値を高めていくチーム体制やプロセスが 整っています(すごくいいね) • 開発スピードを高めていく段階になっています(いい
ね) • 開発プロセスを安定して回していく必要があります(よ しよし) • 開発プロセスを考える時期がやっときた(がんばろ)
ゴール設定 4 ◦ Q. ゴールをどう設定しますか? • ユーザやPO、開発者の意見をどんどんとりこめるプロ セスを作りたい • POの要求に答えられるプロセスにしたい
• 開発スピードを上げたい • 非効率な手戻りをなくして生産性を高めたい • 安全に確実にプロダクトをリリースしたい
今とゴールのギャップ はなんでしょう? プロセスを考えるときの材料になるはずなので洗い出してみましょう。 5
ステップ 1. インプットを整理する 6 要件、お問い合わせ、ユーザーレビュー、開発フィードバック・・・。 どこからなにがきて、どれはどういった意味があるものなのか? 要件となりうる入力のすべてを整理する。
インプットをさばく 7 なに? どこから? どんな? ビジネス要望 ビジネス、POなど ビジネスのために必要となるもの。 お問い合わせ ユーザーからCS経由な
ど ユーザーの不便や不満や疑問。ユーザーニーズとな りえるもの レビュー アップストアなど アプリレビュー、ご意見など、ユーザーフィードバック となりえるもの バグ ユーザー、自社メンバー など 致命的なものは修正が必須。無視する判断も必要。 お問い合わせやレビューに混ざる可能性がある。 その他要望 自社メンバー 作っていて気がついたことなど。もっとこうしたらよくな るとか。
ステップ 2. インプットから要件 8 たくさんの入力をどうバックログに仕上げていくのか?
インプットから要件で決めるべきこと 9 ◦ 優先度を誰がつけるのか? • どれを誰が? • 優先度をつけたものをどこにどう並べるのか? ◦ 変更をどこまで許容するか?
• 常に変更を受け入れるのか? • スプリント終了や開始のタイミングだけにするか? ◦ やったほうがいいけど後回しになりがちなものをどうさばくのか? • ちょっとずつやるのか? • まとめてやるのか? • 通常作業と同じレベルで扱うのか? 別で管理していくのか?
バックログ完成 要件のバックログなので粒度はまだ荒いです。 10
ステップ 3. 要件から仕様 11 大多数の問題はこの場所におこりがち。なぜ歴史は繰り返してしまうのか? 原因を考え、直視しながら対策を考えるべきです。
要件と仕様のはざま 12 このギャップによる手戻りが一番のムダ。 一番防ぎたいところ。 ギャップ ほしいもの (要件) 作るための ルール (仕様)
要件と仕様で決めるべきこと 13 ◦ 要件を仕様にするために何を決めるか? • デザイン • 状態や画面の遷移 • 技術的実現性
• アーキテクチャレベルの決定 ◦ 仕様をどこまで表現するか? • 仕様のフォーマットをどうするか? • どこまで記述すべきか?必要なのか? ◦ 仕様策定に誰が参加すべきか? • 次ページへ
14 • BizやPOが仕様を決めるなら ◦ 開発は作ることに集中できる ◦ 開発は作るだけに集中してしまう 要件と仕様で決めるべきこと
ステップ 4. 仕様からタスク 15 作るためのルールが決まったので、タスクに分割可能になります。 タスクに分割できると見積もれます。 見積もれるものはテストも可能になります。
16 仕様からタスクで決めるべきこと ◦ 作業レベルのタスク分割 • これが全部終われば次に進める • タスクは個人レベルで管理されればよい ▪ POはユーザーストーリーなどもう少し大きいレベ
ルで確認 ◦ 見積もられ優先順位が明確なタスク • スケジュールができる ◦ タスク分割に誰が参加すべきか? • 作業する人 • 作業する人からの質問に答えられるBizやPO
ステップ 5. タスクからデモ、リリース 17 完成したもののレビューとリリース判断。
ステップ 6. リリース後の フィードバックサイクル 18 ABテスト、問い合わせやレビューといったフィードバックのインプットへのつなぎ込み。
CREDITS - Special Thank! ◦ Presentation template by SlidesCarnival and
Photographs by Unsplash • Photo by Randy Fath on Unsplash 19 お問い合わせは https://daipresents.com/service/ からお気軽にどうぞ。