Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
TechTalk スキーマファースト開発
Search
DeNA_Tech
July 21, 2020
Technology
5.5k
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
TechTalk スキーマファースト開発
スキーマファースト開発を導入することで、フロントエンド/サーバーサイド エンジニア間でのすり合わせやドキュメントの整備等を減らすことができ、開発効率を上げられる、という話です。
DeNA_Tech
July 21, 2020
More Decks by DeNA_Tech
See All by DeNA_Tech
学びが形になる!〜DeNAで6年間プロダクト開発に携わって学んだこと〜
dena_tech
7
1.7k
ペタバイト、30プロダクトを超えて成長を続けるデータ基盤の歴史
dena_tech
5
920
DeNAデータエンジニアの組織・データエンジニアキャリアについて
dena_tech
6
2.3k
Pocochaにおけるデータマネジメント
dena_tech
3
1.4k
社内データ利活用の推進と技術的負債の解決に向けた取り組み
dena_tech
5
570
Google Cloud を使ったデータプラットフォームへの変革と 最新の活用状況について
dena_tech
6
490
DeNA SWETでのインターンシップについて【DeNA TechCon 2023】
dena_tech
0
760
T系EC2インスタンスのクレジットが回復しないので困った話【DeNA TechCon 2023】
dena_tech
4
1k
画像サーバーを紆余曲折あってS3 に移行した話【DeNA TechCon 2023】
dena_tech
0
820
Other Decks in Technology
See All in Technology
Bits Agent Builder の⼊⾨と活⽤事例
nulabinc
PRO
0
110
【Google Cloud Next Tokyo'26】Gemini Enterprise と Oracle AI Database で実現する、業務データ活用を実現する AI エージェント実装
shisyu_gaku
0
240
Software Supply Chain Attackからクラウド環境を守るためにできること
lhazy
2
250
TypeScript入門 2026
recruitengineers
PRO
3
560
関東Kaggler会発表資料
takoi
1
220
取引先から届く 「セキュリティチェックシート」の読み解き方
kamadamakoto
0
140
20260608_Codexの可能性_ノンプログラマー向け_大城追記
doradora09
PRO
0
790
SO-101×VLAによる3色キューブのピック&プレース
abeja
0
190
サイバー捜査員研修(前半)
nomizone
1
2k
つくって納得、つかって実感! 大規模言語モデルことはじめ ver2.0
recruitengineers
PRO
4
1.5k
老害フォレンジッカーはAI羊の夢を見るか?
tadmaddad
0
320
OSPN.JPバージョンアップ作業進捗のご報告 / 20260801-osc26kyoto
akkiesoft
0
480
Featured
See All Featured
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
57
14k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
698
190k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
28
3.6k
Color Theory Basics | Prateek | Gurzu
gurzu
0
410
Jamie Indigo - Trashchat’s Guide to Black Boxes: Technical SEO Tactics for LLMs
techseoconnect
PRO
0
590
Conquering PDFs: document understanding beyond plain text
inesmontani
PRO
4
2.9k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
275
41k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
659
62k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
273
27k
From π to Pie charts
rasagy
0
270
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
10k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
10
1.3k
Transcript
TechTalk スキーマファースト開発 2020/6/15 海老沼 健一
持ち帰ってほしいこと 2 スキーマファースト開発で コミュニケーションコストを減らして 開発効率を上げよう
よくある開発スタイル (僕が実際に経験した環境) エンジニアがフロントエンドとサーバーサイドに分かれている 機能開発フロー 1. 機能の仕様書を作る 2. サーバーサイドエンジニアがAPI設計 3. サーバーサイドエンジニアがAPI実装
4. フロントエンドエンジニアが作成されたAPIを使ってクライアントを実装 よくある問題 • 仕様書やドキュメントがちゃんと整備されていない • クライアント側はAPIの実装を待たないといけない • エンドポイント毎のエンコード/デコード処理を書くのが面倒 3
よくある問題1 仕様書やドキュメントがちゃんと整備されていない • スケジュールが押してると仕様書やドキュメントを書くのは後回しになりがち • 手動でAPI仕様書を書いているとタイポやミス • ドキュメントがちゃんと整備されていないと、APIの仕様を確認する必要がある • 例えば
• エンドポイントとサンプルのレスポンスが貼ってあるだけ • バグ修正で変更した箇所のドキュメントが修正されていない 4
よくある問題2 クライアント側はAPIの実装を待たなければいけない • クライアント側の通信周りの実装がAPI待ち • 正しいモックデータを用意するのにコミュニケーションコストがかかる • 自前でモックサーバーを用意するにもメンテが必要 5
よくある問題3 エンドポイント毎のエンコード/デコード処理を書くのが面倒 • サーバー/クライアント共にリクエストとレスポンスの構造体やクラスを用意して、エンコード/デコー ド処理を書く必要があり、コード量が多くなりがち • 例えば • Goだと json.NewEncoder().Encode(),
json.Marshal() とか • Dartだと RequestClass.toJson() とか 6
7 スキーマファースト開発
スキーマファースト開発とは まずAPIの仕様(スキーマ)を決めて、それをもとにサーバー/クライアント開発を同時に進めて最後に 結合する開発手法 メリット • スキーマという共通言語でコミュニケーションを取れる • 周辺ツールによる開発効率の向上 • ドキュメント生成、モックサーバー立ち上げ
• ハンドラー、エンコード/デコード周りのコード生成 • バグの発生を減らせる デメリット • スキーマの学習コスト、導入コストかかる 8
スキーマファースト開発 • OpenAPI • gRPC (概要のみ) • JSON Schema (概要のみ)
• GraphQL 9
OpenAPI https://openapis.org REST API をYAML/JSONで記述するフォーマットで、Swagger ( https://swagger.io ) が有名 メリット
• ドキュメントやコードの生成、モックサーバー • 既存のRESTの知識/仕組みをそのまま使える • キャッシュとか デメリット • リソースに対して画面やユースケース毎に微妙に異なるデー タが欲しくなり、エンドポイントが増えていく (REST API のデ メリット) 10
gRPC https://grpc.io HTTP/2を利用したハイパフォーマンスなRPCフレームワーク Protocol Buffers というIDL(インタフェース定義言語)でスキーマを定義する 来週のTechTalkで出てくるので今回は省略 11 JSON Schema
https://json-schema.org JSONファイルの構造(型、範囲など)をJSONで表現する 採用事例が少なそう
GraphQL https://graphql.org APIのためのクエリ言語/実装 GraphQL 独自のSDLを使う クライアント側で取得したいデータをクエリ言語で指定 し、/graphql エンドポイントに送る。APIはそのクエリど おりにデータを返す メリット
• ドキュメントやコード生成、モックサーバー • スキーマを定義しておけばクライアント主導でレス ポンスを変えれる 12
GraphQL デメリット • リソースに対するシンプルなCRUDで十分なサービスには必要ない • サーバーの実装が複雑になりがち • n+1問題を解決するためのバッチ処理 • 認証/認可などミドルウェアの設計
• キャッシュの仕組みなどまだ枯れてない • 基本的に1つの /graphql エンドポイントでリクエストを受けるので、エンドポイント単位で キャッシュしていた場合はRESTの知見をそのままは活かしにくい • FastlyやCloudflareなどのCDNではGraphQLクエリのキャッシュに対応しているが、まだ 採用事例は少なそう 13
14 GraphQL デモ
GraphQL - エブリスタでの採用事例 フルRailsだったサーバーを Rails + graphql-ruby でリプレイス 良かったこと •
APIのドキュメント作成が不要になり工数削減 • API数が900 -> 150クエリに • フロントエンド主導の開発プロセス つらかったこと • 当時はgraphql-rubyが安定していなかった • ベストプラクティスが無かった https://www.slideshare.net/dena_tech/10-132197778 15
持ち帰ってほしいこと (再掲) 16 スキーマファースト開発で コミュニケーションコストを減らして 開発効率を上げよう