第07回 C++講座 ～今までの復習～

北海道科学大学 電子計算機研究部のソフトチームで行っているC++講座の資料です。
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Transcript

1. Ｃ＋＋入門講座 第07回 復習
2. 前回の復習 2
3. 目次 ▶ 3
4. 第2回の復習 ❏ cout：指定した文字や変数を画面に表示する。 cout << "表示したい文字\n" << hensu << endl; \nなどのエスケープシーケンス は、 特殊な文字(改行など)に置き換えられます。 変数は中に入っているデータが表示されます。 \nの代わりにendlで改行することもできます。 <<で表示する要素を増やすことができます。 4
5. 第2回の復習 ❏ 変数 データを入れておく箱。 データの種類ごとに専用の型が存在する。 ❏ 宣言 変数を作成すること。 ❏ 代入 変数にデータを格納すること。 ❏ 初期化 宣言と同時に代入すること。 int main() { int seisuu; seisuu = 100; } seisuu(箱の名前) INT(箱の種類) 100(データ) 変 数 作 成 100を代入 5
6. 第3回の復習 ❏ if：条件式の真偽によって処理を分岐する cin >> data; if (data == 30 || data > 100) { cout << "正しい！\n"; } else { cout << "正しくない！\n"; } 条件式です。 さまざまな条件を指定します。 条件式の真偽(正しいOR間違い) で処理が分岐します。 条件が正しかった(真である)場合 に、ここの処理が実行されます。 条件が正しくなかった場合 (偽で ある)場合に、ここの処理が実行 されます。 else文は省略することができま す。 6
7. 第3回の復習 ❏ switch文：式の値によって処理を分岐する。 cin >> data; switch (data) { case 1: cout << "入力した値は1\n"; break; case 2: cout << "入力した値は2\n"; break; default: cout << "該当する処理がありません。\n"; break; } 式です。 この値によって処理が分岐します 値です。 この値と式が同じ値のとき 処理が実行されます。 どの値とも式が一致しない 場合に実行されます。 値ごとの処理です。 case 〇:からbreak;までの 間のことです。 7
8. 第3回の復習演習 if-else文 適当な変数にデータを入力して、その値が 30と等しい かもしくは 100より大きい場合 に何らかの文書を表示するプログラムを作成してみましょう。 次のページに回答はありますができるだけ見ないで作りましょう。 8
9. 第3回の復習演習 回答 EX01if.cpp #include < iostream > using namespace std; int main(void) { int data; cout << "データを入力してください。 \n"; cin >> data; if (data == 30 || data > 100) { cout << "正しい！\n"; } } 9
10. 第3回の復習演習 switch文 適当な変数に値を代入して、 その値がAのときはABCDEFGを表示し 1のときは123456790を表示し -のときは◦×□△！？を表示し それ以外のときは、処理がありませんと表示する プログラムを作りましょう。 次のページに回答がありますができるだけ見ないようにしましょう。 ヒント 一文字を入れておく型はchar型、一文字を表す時は''で囲む。 10
11. 第3回の復習演習 回答 EX02switch.cpp #include < iostream > using namespace std; int main(void) { char data; cin >> data; switch (data) { case 'A': cout << "ABCDEFG\n"; break; case '1': cout << "1234567890\n" ; break; case '-': cout << "◦×□△！？\n"; break; default: cout << "該当する処理がありません。 \n"; break; } } 11
12. 第4回の復習 ❏ while文：条件が合致している間処理を繰り返す文 cin >> data; int keta = 0; while(data>=1) { keta++; data /= 10; } cout << "入力された値の桁数は " << keta << "桁です。\n"; 条件が正しかった(真である)場合 に、{}内の処理が繰り返し実行さ れます。 12
13. 第4回の復習 ❏ do-while文：条件が合致している間処理を繰り返す文 char data; do { cout << "文字を入力してください： "; cin >> data; cout << "入力された文字は " << data << "です。" << endl; } while (data != 'z'); 条件が正しかった(真である)場合 に、{}内の処理が繰り返し実行さ れます。 while文と違い、継続条件の判定部分が後方にあるので最低一回は実行されます！ 13
14. 第4回の復習 ❏ for文：条件が合致している間処理を繰り返す文 for (int i = 0; i < 5; i++) { cout << "ループの回数" << i << endl; } 初回の実行時のみ、初期化式 (今 回は int i=0)が実行される 条件式(今回は i<5)によって処理 を行うか選択する。 処理終了後に、ループ式 (今回は i++)が実行される 14
15. 第4回の復習演習 for文 入力された値の回数「こんにちは」と表示されるプログラムを書いてみましょ う。 次のページに回答がありますができるだけ見ないようにしましょう。 15
16. 第4回の復習演習 回答 EX01for.cpp #include < iostream > using namespace std; int main(void) { int data; cout << "データを入力してください。 \n"; cin >> data; for(int i=0;i<data;i++){ cout << "こんにちは\n"; } } 16
17. 第4回の復習演習 while文 入力された値の桁数を求めるプログラムをwhileを使用して書きましょう。 次のページに回答がありますができるだけ見ないようにしましょう。 17
18. 第4回の復習演習 回答 EX02while.cpp #include < iostream > using namespace std; int main(void) { int data; cout << "データを入力してください。 \n"; cin >> data; int keta = 0; while(data>=1) { keta++; data /= 10; } cout << "入力された値の桁数は " << keta << "桁です。" << endl; } 18
19. 第4回の復習演習 do-while文 zが入力されるまで半永久的に入力された文字(一文字)をおうむ返しし続け るプログラムdo-whileを使用して書きましょう。 次のページに回答がありますができるだけ見ないようにしましょう。 ヒント：'z'以外のとき繰り返させればよいので… 19
20. 第4回の復習演習 回答 EX03do-while.cpp #include < iostream > using namespace std; int main(void) { char data; do { cout << "文字を入力してください： "; cin >> data; cout << "入力された文字は " << data << "です。" << endl; } while (data != 'z'); } 20
21. 第5回の復習 配列：たくさんの変数が合体した物。 int array[20]; array[0]=100; 配列の型を指定します。 配列の名前です。 自由につけてよいです。 配列の長さです。 配列に格納するデータ数 を指定しましょう。 要素[0] 要素[1] 要素[2] ・・・ 要素[要素数-1] 要素数は0から始まる。 21 使いたい変数の要素番号
22. 第5回の復習演習 配列 下記の配列の点数について、最高点と最低点を求めるプログラムを作成し ましょう。 ヒント：最大値を記録する変数と最小値を記録する変数が必要ですよ 22 点数の配列 int overall_points[] = { 730,450,560,520,390,620,550,490,850,525, 350,680,750,542,586,675,485,238,485,756, 159,956,486,756,423,365,478,459,556,684, 482,764,486,652,579,421,841,248,442,348 };
23. 第5回の復習演習 回答 03max_min_array.cpp #include <iostream> using namespace std; int main() { int overall_points[] = { 730,450,560,520,390,620,550,490,850,525, 350,680,750,542,586,675,485,238,485,756, 159,956,486,756,423,365,478,459,556,684, 482,764,486,652,579,421,841,248,442,348 }; int max = 0; int min = 99999999; for (int i = 0; i < 40; i++) { if (max < overall_points[i])max = overall_points[i]; if (min > overall_points[i])min = overall_points[i]; } cout << "テストの最高点は " << max << " 点です。" << endl; cout << "テストの最低点は " << min << " 点です。" << endl; return 0; }23
24. 第6回の復習 ❏ 関数： ❏ 処理をまとめたもの。 ❏ 引数を渡し計算を行い戻り値が帰ってくる。 ❏ 文字列： ❏ string型を使用して記述する。 ❏ #include <string>を行うことで使用できる。 ❏ キャスト：データ型を変換できる。 ❏ マクロ： ❏ #includeでインクルード(ファイルの埋め込み) ❏ #defineで文字の置換 24
25. 第6回の復習演習 関数・文字列 入力された、二つの文字列を結合させて、なおかつ「A」を「_」に書き換える プログラムを作りなさい。 例：入力①「ABCD」入力②「ASDF」 出力「_BCD_SDF」 ヒント ▶ 「A」を「_」に書き換えるためには繰り返し文を使用して、0～文字列の長 さ-1の値まで一文字ずつif文でチェックして… ▶ 一文字の文字は'で囲んで記述しますよ。'A' 次のページに答えがあります。 25
26. 第6回の復習演習 回答 ex01string.cpp #include <iostream> #include <string> using namespace std; int main() { string str; string input1; string input2; cout << "文字列を二つ入力してください。 " << endl; cin >> input1 >> input2; str = input1 + input2; for (int i = 0; i < str.length(); i++) { if (str[i] == 'A')str[i] = '_'; } cout << str << endl; return 0; } 26
27. お疲れ様でした。 27