のティム・ブラウン⽒です。21 世紀に⼊り、IDEO は⼤きな転機を 迎えます。モノづくりの⽣産拠点は⼈件費が安い中国などの国外へ移 り、⽶国をはじめとする先進国に「サービス化」の波がやってきまし た。アプリの開発やその運⽤、コンサルといった「サービス」がビジ ネスの中⼼となってきました。そんな新しい時代を迎え、様々な企業 からIDEO に相談が寄せられるようになりました。「⽬には⾒えないサ ービスを提供する上で、ユーザーの⼼をどう捉えればいいのか?」 その中でデビッドらは、IDEO のデザイナーがアイデアを⽣み出す際に ⽤いている思考メソッドが、どんな分野にも使えることに気付きま す。そこで⾃分たちの思考メソッドを概念化し、「デザイン思考」と いうメソッドをつくり出しました。このメソッドは、これまでデザイ ンやクリエイティブとは無縁のように思われていた様々なビジネスに 携わる⼈、NPO や⾏政にまで活⽤できることから、またたく間に世界 中に広がっていったのです。