Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

継続的なユーザーヒアリングで プロダクト改善! それを支えるプロセスと体制

継続的なユーザーヒアリングで プロダクト改善! それを支えるプロセスと体制

Developers Summit 2022 Summerで発表した資料です。

furyu-puri

July 21, 2022
Tweet

More Decks by furyu-puri

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 7 © FURYU Corporation. 【盛れる】 ◆意味 普段の自分を、より理想の自分に 近づける加工ができること を表す言葉です ◆例文

    このプリ、めっちゃ盛れるよ (訳:このプリ、めっちゃ理想の 顔に加工されるよ)
  2. 8 © FURYU Corporation. 【盛れる】 ◆意味 普段の自分を、より理想の自分に 近づける加工ができること を表す言葉です ◆例文

    このプリ、めっちゃ盛れるよ (訳:このプリ、めっちゃ理想の 顔に加工されるよ) 盛る :加工する(行動) 盛れてる:理想的に加工できている(状態) 盛れる :理想的に加工できる(道具)
  3. 9 © FURYU Corporation. 井内 聡 自己紹介 チームが円滑に開発できるように支 援しています。全体のスケジュール 管理や課題管理、メンバーと1on1、

    などメンバーが開発しやすい環境を つくる。 ◆役割 プリントシール機 ソフトウェア開発部 チームコーチ ◆働き方
  4. 24 © FURYU Corporation. ②フェーズ毎の目的設定 搭載を判断する フェーズ ブラッシュアップする フェーズ ▶早期に判断が必要な機能を

    評価する ▶ニーズが分からない機能 ▶ハード変更に関わる要素 ▶盛れる要素に関わる要素 ▶搭載した機能を更に改善 ▶使いやすさ ▶伝わりやすさ ▶スムーズなゲーム進行 大きく2つに分かれるフェーズ
  5. 25 © FURYU Corporation. ②フェーズ毎の目的設定 搭載を判断する フェーズ ブラッシュアップする フェーズ ▶早期に判断が必要な機能を

    評価する ▶ニーズが分からない機能 ▶ハード変更に関わる要素 ▶盛れる要素に関わる要素 ▶搭載した機能を更に改善 ▶使いやすさ ▶伝わりやすさ ▶スムーズなゲーム進行 大きく2つに分かれるフェーズ
  6. 26 © FURYU Corporation. ②フェーズ毎の目的設定 搭載を判断する フェーズ ブラッシュアップする フェーズ ▶早期に判断が必要な機能を

    評価する ▶ニーズが分からない機能 ▶ハード変更に関わる要素 ▶盛れる要素に関わる要素 ▶搭載した機能を更に改善 ▶使いやすさ ▶伝わりやすさ ▶スムーズなゲーム進行 大きく2つに分かれるフェーズ
  7. 28 © FURYU Corporation. ②フェーズ毎の目的設定 搭載を判断 するフェーズ ブラッシュアップする フェーズ ・・・・・

    開発着手してから毎週のユーザーヒアリング タイミングごとに経験豊富なメンバーとの意見交換会や まる1日ユーザーヒアリングを行う日もある
  8. 37 © FURYU Corporation. ③オリジナルプロトタイプツール デザイン 提出 実装 評価 デザイン

    提出 評価 オリジナルプロトタイプツールがない時 オリジナルプロトタイプツールがある時 オリジナルプロトタイプツールで目指したこと
  9. 47 © FURYU Corporation. 非エンジニアも 変更可能な仕組み 複雑な仕様にも 対応した柔軟性 ▶複雑な動作も設定で実現 ▶実際のゲームの呼び出し

    ▶ハードウェア制御 ▶画像処理など 大きく2つの特徴 ▶画面の入れ替え、画面遷移、 BGM、撮影タイミング ▶設定ファイル(XML)や 画像や音声ファイルを 変えるだけで実現できる ③オリジナルプロトタイプツール
  10. 48 © FURYU Corporation. 非エンジニアも 変更可能な仕組み 複雑な仕様にも 対応した柔軟性 ▶画面の入れ替え、画面遷移、 BGM、撮影タイミング

    ▶設定ファイル(XML)や 画像や音声ファイルを 変えるだけで実現できる ▶複雑な動作も設定で実現 ▶実際のゲームの呼び出し ▶ハードウェア制御 ▶画像処理など 大きく2つの特徴 ③オリジナルプロトタイプツール
  11. 49 © FURYU Corporation. 非エンジニアも 変更可能な仕組み 複雑な仕様にも 対応した柔軟性 ▶複雑な動作も設定で実現 ▶実際のゲームの呼び出し

    ▶ハードウェア制御 ▶画像処理など 大きく2つの特徴 ▶画面の入れ替え、画面遷移、 BGM、撮影タイミング ▶設定ファイル(XML)や 画像や音声ファイルを 変えるだけで実現できる ③オリジナルプロトタイプツール
  12. 53 © FURYU Corporation. 搭載を判断 するフェーズ ブラッシュアップする フェーズ 毎週のユーザーヒアリングによる修正 計画的に行う機能開発

    開発中に発生する課題 柔軟な計画変更と情報の透明性が重要 =小さいサイクル、適切なMTG、意思決定の場 開発プロセスの課題
  13. 54 © FURYU Corporation. プリ開発に関わるチーム 企画チーム デザインチーム ※これ以外にもチームはありますが、本発表に関わるチームだけ書いています。 ※複数人を表しているだけで、正確な人数を表す図ではありません。 ハードチーム

    ソフトチーム 開発に必要な専門性を 持ったチームが集結 各チームは担当部分に関して 責任を持って進める 共通の課題は全チームが協力して 解決方法の創出を行う プロダクト マネージャー
  14. 55 © FURYU Corporation. ④開発プロセス ソフト MTG 全体 MTG ふりかえり

    昼礼 ユーザー ヒアリング 開発 プリ 一週間 の計画 タスク 一覧
  15. 56 © FURYU Corporation. ソフト MTG ふりかえり 昼礼 ユーザー ヒアリング

    開発 プリ 一週間 の計画 タスク 一覧 全体 MTG ④開発プロセス
  16. 58 © FURYU Corporation. ソフト MTG 全体 MTG ふりかえり 昼礼

    ユーザー ヒアリング 開発 プリ 一週間 の計画 タスク 一覧 ④開発プロセス
  17. 59 © FURYU Corporation. ソフト MTG 全体 MTG ふりかえり 昼礼

    ユーザー ヒアリング 開発 プリ 一週間 の計画 タスク 一覧 スプリント バックログ プロダクト バックログ デイリー スクラム インクリ メント スプリント レビュー スプリント レビュー レトロ スペクティブ スプリント プランニング ④開発プロセス
  18. 60 © FURYU Corporation. ソフト MTG 全体 MTG ふりかえり 昼礼

    ユーザー ヒアリング 開発 プリ 一週間 の計画 タスク 一覧 ④開発プロセス
  19. 61 © FURYU Corporation. ソフト MTG 全体 MTG ふりかえり 昼礼

    ユーザー ヒアリング 開発 プリ 一週間 の計画 タスク 一覧 ④開発プロセス
  20. 62 © FURYU Corporation. 全体 MTG り ユーザー ヒアリング ▶開発中のプリを評価

    ▶主に企画チームが対応するが 状況は中継され、観察することができる ユーザーヒアリング 開発者も一次情報を得られる ユーザーに詳しくなれる POINT ④開発プロセス
  21. 63 © FURYU Corporation. 全体 MTG り ▶ユーザーヒアリングの結果を共有 ▶各チームの課題も共有 ▶次に向けて改善する内容を決める

    全体MTGは全員で次を決める 責任と権限と知識を持った人が 集まるため決定が早い ユーザー ヒアリング POINT ④開発プロセス
  22. 64 © FURYU Corporation. ソフト MTG ふりかえり 昼礼 開発 プリ

    一週間 の計画 タスク 一覧 ユーザー ヒアリング 全体 MTG ▶一週間で何を作るかを決定する ▶課題や、誰と誰が協力するのか 開発前に曖昧をできるだけ取り除く ソフトMTGは課題と計画 全員で解決するタスクについて話し合い 計画と課題の透明性を向上 POINT ④開発プロセス
  23. 65 © FURYU Corporation. 全体 MTG ふりかえり 昼礼 ユーザー ヒアリング

    開発 プリ 週間 計画 ▶開発中は15分間の昼礼を毎日実施 ▶全体連絡と以下を中心に共有 ▶進捗確認ではなく、 チームがゴールに向かっているかを確認 昼礼で問題発見! 短いけど大切な時間 検査・適応の最小単位 軌道修正してゴールを目指す POINT ④開発プロセス
  24. 66 © FURYU Corporation. 全体 MTG ふりかえり プリ ▶一週間の働き方をふりかえる ▶ふりかえり対象

    個人、チーム、プロセス、ツール ▶独自のふりかえりフレームワークも誕生 ふりかえりで 開発をより良くする 自分たちでプロセスを作ることで チームに対するオーナーシップ向上 POINT ④開発プロセス
  25. 69 © FURYU Corporation. ソフトウェアチームの課題 チームごとの マネジメント力に ムラがある 認知負荷 が高い

    ▶スケジュール管理が 得意なチーム、プリ 独自の知識が豊富な チーム など ▶プリの開発はUI開発、 ハードウェア制御、 通信、メンテナンス… 考慮すべきことが多い
  26. 71 © FURYU Corporation. ⑤ソフトウェアチームの体制 メインチーム サポートチーム メンテナンスチーム 支援チーム プリにあると嬉しい新機能を

    中心に開発するチーム メンテナンス機能を開発する チーム メインチームが集中してウリ 機能を開発するためにサポー トするチーム 技術課題、マネジメント課題 を解決するチーム 4つのチーム設計
  27. 72 © FURYU Corporation. ◆支援チーム ▶技術的課題、マネジメント的課題を解決するチーム ・プロトタイパー 搭載を判断するフェーズで商品の方向付けを リードしたり、ハードウェアの仕様検討を行う。 ・チームコーチ

    ブラッシュアップするフェーズで課題管理と解決の支援をし、 チームで作りきるように進める。 ・テクニカルリード 新規要素の設計相談やレビュー、難易度の高い技術課題を解決する。 ⑤ソフトウェアチームの体制
  28. 80 © FURYU Corporation. ⑥成長を可視化するスキルマップ スキルマップと マンツーマン指導 ▶目的 ▶個人の成長速度に合わせた 育成を行う

    ▶方法 ▶教える人と教わる人をマッチング ▶半年スパンで目標を立てる ▶目標を立てるときはスキルを 習得した後の効果を明確にする