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ベクトルタイルとボクセルタイルによるシンプルで自由な可視化について

 ベクトルタイルとボクセルタイルによるシンプルで自由な可視化について

2021-12-30T14:00/15:00
Data Visualization Japan Meetup 2021

Hidenori FUJIMURA

December 30, 2021
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Transcript

  1. UNVT: 開発の経緯 1. 地理院の本業はコンテンツ 2. コンテンツをウェブ地図にする技術を自由で開かれたものにする 3. 国連事務局での能力構築の機会にツールキット化 4. 既存の

    OSS を組み合わせ、内製でもスケーラブルなウェブ地図を作る ことができるノウハウをツールキットにした 5. ソフトウェアプロジェクトとしては空であることを本質とする 6. オープンで空でノウハウであることから、能力構築に適する 7. 自由で開かれたものであることから、現場展開の可能性を持つ
  2. UNVT の位置付け 1. UNVT は国連オープン GIS イニシアティブの一部 2. 国連オープン GIS

    イニシアティブは参加型 産学官の多様なプレイヤーが参加
  3. UNVT 地理院の データ GSI data 地理院地図 Vector GSI Maps Vector

    UNVT あなたの データ Your data あなたのウェブ地図 Your Web Maps Code sharing
  4. Code sharing - lightweight open source Heavy-weight (‘“true”) open source:

    80,000 lines of code, project-managed Code sharing: 80 lines of script, casual sharing
  5. 地形表現は Mapbox GL JS 2 の機能を使用 https://github.com/optgeo/10b512/blob/main/merge.rb 国土地理院の標高タイル(256px PNG)を、 Mapbox

    の標 高タイル(512px WEBP)に素直に変換 それを Mapbox GL JS 2 から参照するようにした → より地形がキレる
  6. 事実の構造→データの構造→標準化 「地理空間」は「ほとんど2次元に縮退する5次元」 lng: 一周 40,000 km かつ高精度・高分解能まで攻めたい lat: 一周 40,000

    km かつ高精度・高分解能まで攻めたい h: ざっくり+- 10km だが、人は土を離れては生きられず、精度要求も限定的 t: 随意移動は不可で「戻ることはない」ため、コスト制約を考えると「薄い」 z: 縮尺。ズームレベルが増えるとデータ量・要求精度・要求粒度が苛烈に増加 lng, lat に比べて h は非常に薄く、t や z は変数というよりはパラメータ
  7. Raspberry Pi に SSD を追加接続 したら、HDD がクラッシュ! ❖ x.optgeo.org 修復中

    ❖ ご迷惑をおかけしております ❖ 改善チャンス! 1. Apple M1 でのタイル生産 2. タイルを SQLite からホスト