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nomorehoyhoy

igakeso
January 31, 2019
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igakeso

January 31, 2019
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  1. 世の中には2種類の人間しかいない。 ホイホイ系と そうでない人間とだ。 There are only 2 Homo sapiens, Hoyhoy

    and no-Hoyhoy. 「Principia Mathematica」(1900年前半) アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド バートランド・ラッセル たぶん絶対書いてないw
  2. 五十嵐健祐(いがらしけんすけ) アプリ開発 心房細動検出アプリ 「ハートリズム」 オンライン診療受付 アプリ「お茶の水内科」 応急救護支援アプリ 「ハートレスキュー」 睡眠時無呼吸検出アプリ 「イビキー」

    なんちゃって キュレーションメディア 「ちょきたれスタジアム」 中の人 音声アシスタント 「禁煙予約ちゃん」 診察券機能付き ウォーキングアプリ 「おちゃないGO」 慶應義塾大学医学部卒、循環器内科医 お茶の水循環器内科院長 医療法人社団お茶会理事長 デジタルハリウッド校医 デジタルハリウッド大学院専任准教授 デジタルヘルスラボ共同立ち上げメンバー 神保町路地裏 スナックあさこ 共同オーナー
  3. ホイホイ系とは 医療情報発信におけるホイホイ系を分類してみた。 オールドホイホイ ・新聞、テレビ、ニュースメディア界隈に生息 ・プライド高め ・新しく情報発信を始めた人に旧時代の成功経 験をベースに絡みたがる ・紙媒体でやっていたことがインターネットに なっただけで、結局やっていることは同じ ・シェア数とか競いがち

    ・マスメディアの論理が染み付いているので、 不特定多数向けの情報発信がメイン ・ターゲティングが出来ているようで出来てい なく、ゴールも明確でない ニューホイホイ ・ツイッター、インスタグラム、ノート、 ユーチューブなどを使いこなす ・フォロワー数とか自慢しがち ・有名人と会いたがり ・スキあれば課金 ・ブランディングという言葉をよく使う ・ターゲティングとゴールが明確になってい ない ・自分が有名になること、インフルエンサー になることが目的になってしまっている ・他に面白いものが見つかると簡単に辞める 隠れホイホイ まだ発見されていないホイホイが あなたの周りにはいるかも!?
  4. ニューホイホイ考察 ・ニューホイホイは比較的新しいホイホイである。 ・ツイッター、インスタグラム、ユーチューブ、ノート等のツールの登場によって爆 発的に増殖傾向にある。 ・ツールの登場によって医療情報発信のハードルが劇的に下がった。 ・新しいもの好き、ITリテラシーは高め ・いわゆるインターネット上のインフルエンサーと呼ばれる人たちへの憧れが強い。 ・フォロワー数を気にしがち、フォロワー数を増やすための小手先のテクニックに余 念がない ・何ヶ月でフォロワー何万人になりました!とかを実績として言いがち

    ・フォロワー数が増えるのであれば、手段を選ばず、本来の目的を忘れちゃうことも ・結局、ターゲティングとゴールが明確になっていないので、コンテンツやツールか ら入ってしまう ・まず動画で何か発信しよう、とか、まずアニメやキャラクターを取り入れよう、な どとコンテンツから入ってしまっている例も多い ・ターゲティングとゴールが明確でないので長続きしない
  5. オールドホイホイ考察 ・オールドホイホイはその名の通り、ちょっと古い人たちである。 ・エスタブリッシュされたメディアからインターネット界隈に来た人が多い ・次の世代に対して、特に頼んでいないのに、「教える」「アドバイスする」というポジ ショニングで近付いて来がち ・インターネット以前のメディアの多くはマスメディアであり、マス=ターゲティングが 明確ではない漠然とした不特定多数を対象としている ・マスという概念は概念でしかないのに、マスという存在が実在していると思ってる ・不特定多数に対して関心を持ってもらう必要があるので、コンテンツは誰でも興味関心 があるような、広く浅い話題が中心になってしまう、血圧サージ、隠れインフルエンザ

    ・ゴールという発想があまりなく、誰にどうなって欲しいかというビジョンに欠ける、ビ ジョンとは主観でしかないので、主観を排除し、中立的なメディア運営しかやってこな かった世代の人たちに、ビジョンを求めても仕方ないのかも知れない ・個人的私見だが、マスという実態は世の中には存在しなく、ターゲティングメディアし か生き残れないのではないかと思っている ・なお、文章の書き方や取材の仕方などは、時代が変わっても共通する部分は大いに学ぶ べきところがある
  6. 両ホイホイに共通すること 医療情報発信におけるホイホイ系を分類してみた。 オールドホイホイ ・新聞、テレビ、ニュースメディア界隈に生息 ・プライド高め ・新しく情報発信を始めた人に旧時代の成功経 験をベースに絡みたがる ・紙媒体でやっていたことがインターネットに なっただけで、結局やっていることは同じ ・シェア数とか競いがち

    ・マスメディアの論理が染み付いているので、 不特定多数向けの情報発信がメイン ・ターゲティングが出来ているようで出来てい なく、ゴールも明確でない ニューホイホイ ・ツイッター、インスタグラム、ノート、 ユーチューブなどを使いこなす ・フォロワー数とか自慢しがち ・有名人と会いたがり ・スキあれば課金 ・ブランディングという言葉をよく使う ・ターゲティングとゴールが明確になってい ない ・自分が有名になること、インフルエンサー になることが目的になってしまっている ・他に面白いものが見つかると簡単に辞める 結局、同じやん!
  7. ターゲットとゴールが明確になって初めて コンテンツ、ツール、アプローチが決まる 情報発信者 ゴール ターゲット ビジョン ・ターゲットとゴールが明確になって初めて医療における情報発信がスタートである。 ・どのような人に、どうなって欲しいかがわかれば、どのような情報を伝えればいいのか、 どう伝えればいいのか、いつどこで伝えればいいのか、それぞれ具体的に決まる。 5W1Hで整理しても良い:

    ・Who「誰に」のところがターゲット、Why「なぜ伝えているのか」のところがゴール ・What「何を」がコンテンツ、How「どうやって」がツール、When「いつ」Where「どこ で」がアプローチ、にそれぞれ相当する ・今回あえて、この5W1Hというフレームワークで説明しなかったのは、この5W1Hの6要素の 中でも、ターゲットとゴール、この2つが飛び抜けて重要で、この2つから設計していくことの 重要性を強調したかったからだ。 ・ターゲットとゴールないところに、コンテンツもツールもアプローチもありえない。 ・むしろ、ツールから入ってしまっていることがホイホイの原因ではないか。 情報発信者 ゴール ターゲット ビジョン
  8. 医療情報発信事始め ゴール Why:なぜ伝えたいのか その人にどうなって欲しいか ターゲット Who:誰に伝えたいか Step1、まずターゲットとゴールを決める。これが一番大事 コンテンツ What:何を伝えるか Step2、次にコンテンツを決める。

    誰にどのようになって欲しいか、そのためにはどのようなコンテンツが必要かを逆算する。 Step3、最後にツールとアプローチを決める。ターゲット、ゴール、コンテンツが決まった後 に、最適なツール、アプローチを選択する。間違ってもツールから入らない。 ツール How:どのように伝えるか アプローチ When、Where:いつどこで伝えるか 必ず、Step1→2→3の順に決める。 ツール(twitter、instagram、youtube、note、他)を決めるのは一番最後 ターゲットとゴールなく、ツールやコンテンツから入ってしまうのがホイホイの始まり。