Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
初めて自社プロダクトを作ってみた
Search
セーヤン
December 19, 2023
Technology
0
130
初めて自社プロダクトを作ってみた
2023.12.20に開催される【クリエイティブ交流会 #2】にて登壇する際にお話しする資料の予定です。
https://connpass.com/event/302338/
セーヤン
December 19, 2023
Tweet
Share
More Decks by セーヤン
See All by セーヤン
2023年度にEMとして頑張ったこと
ikefukurou777
0
270
悲願のプレスリリース投下に至るまで
ikefukurou777
0
170
Server-Side Kotlin + Spring Boot + Exposedでやったこと
ikefukurou777
1
510
全員参加型で会社を強くしていく活動を考えてみる
ikefukurou777
0
640
【LT資料】2024年の個人活動
ikefukurou777
0
200
AI PMOを作り途中にピボットを考えている話
ikefukurou777
0
250
SI事業を屋台骨とする企業が自社サを作ってみた話
ikefukurou777
0
430
Other Decks in Technology
See All in Technology
DevinでAI AWSエンジニア製造計画 序章 〜CDKを添えて〜/devin-load-to-aws-engineer
tomoki10
0
270
Global Databaseで実現するマルチリージョン自動切替とBlue/Greenデプロイ
j2yano
0
210
事業を差別化する技術を生み出す技術
pyama86
3
1.2k
開発者体験を定量的に把握する手法と活用事例
ham0215
0
160
どうすると生き残れないのか/how-not-to-survive
hanhan1978
13
10k
Linuxのブートプロセス
sat
PRO
6
100
【Snowflake九州ユーザー会#2】BigQueryとSnowflakeを比較してそれぞれの良し悪しを掴む / BigQuery vs Snowflake: Pros & Cons
civitaspo
5
1.6k
AIエージェント開発のノウハウと課題
pharma_x_tech
10
5.8k
Amazon Bedrock 2025 年の熱いアップデート (2025/3 時点)
icoxfog417
PRO
3
480
結果的にこうなった。から見える メカニズムのようなもの。
recruitengineers
PRO
1
140
最近のラズピッピいじり / 20250308-rpijam-13th-birthday
akkiesoft
0
140
アウトカムを最大化させるプロダクトエンジニアの動き
hacomono
PRO
0
170
Featured
See All Featured
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
115
51k
Docker and Python
trallard
44
3.3k
Speed Design
sergeychernyshev
28
820
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
99
5.4k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
11
1.3k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
34
2.6k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
11
560
Transcript
初めて自社プロダクトを 作ってみた 2023.12.20 @クリエイティブ交流会 #2 セーヤン(@se_yan_engineer) 1
自己紹介 株式会社マチス教育システム(2008年〜現在) Webエンジニア / マネージャー Web系&SIerの二刀流 チームのリーダーを実施しつつ自社プロダクトの開発、 スタートアップ企業様の案件、SI案件などを担当 2 セーヤン
X: @se_yan_engineer Zenn: zenn.dev/ikefukurou777 ブログ: blog.se-yan.net
3 今日お話しすること 1. 企画からローンチまでの道のり 2. システム構成 3. アーキテクチャーの選定について 4. プロダクト開発で大変だったこと
5. 今後の展望
4 企画からローンチまでの道のり 2019. 07 子どもの夏休み初日に趣味のフットサルで足首骨折(全治6ヶ月くらい)し、リモート勤務になる 動けず暇なため、休日などの空き時間を使ってプロトタイプを1週間で作ってビジネスサイドへ提案 SI事業が主軸のため、主業務のSES、受託開発案件を実施しつつ、限られたリソースで開発を進めた 2020. 03 コロナ禍を機に最初は3人でチームを作る(自社プロダクト開発のためではない)
空きリソースを活用しながら、中断と再開を繰り返しながら進める 2020. 10 β版開発完了。そして、約1年以上の中断(みんな主業務で目一杯) 2021. 11 β版の機能仕様をベースにしつつ、本格実装としてスタート(システムは作り直し) 2023. 10 悲願のローンチ 2024. 01 本格的にPR開始予定
5 作ったプロダクト 神楽坂123ファーム こども達に安心安全な食材を食べさせてあげたいという思いから作ったECサイト https://kagurazaka123-farm.com/
6 システム構成 システム概要図 マイクロサービスのアーキテクチャーを選定 AWS ECS上で稼働
7 アーキテクチャー選定について マイクロサービス コアとなるAPIサービスとブログAPIのサービスがあることから今後を鑑みて、BFFをハブとしたアー キテクチャーを採用。 BFFの責務:FEが欲しいデータ構造にクレンジング、加工して返却する BEの責務:リクエストに対して、リソースを返すだけの思想とする 現状では、BFFにてデータ加工が必要なケースは限定的である。 そのため、他のAPIは中継役のみであり、APIを新設する場合にBEとBFF両方の実装が
必要となることからコストがかかってしまう メリットはあったが マイクロサービスは やり過ぎだったかもしれ ない...
8 アーキテクチャー選定について オニオンアーキテクチャー バックエンド(Spring Boot / Kotlin)は、メンテナビリティーを意識し、各レイヤーでの責務を明 確化した上で機能をのせていくアーキテクチャーを採用した。 導入にあたっては、有識者の方の知見をもとに小さくはじめて軌道にのせた。 ※自分自身もなかなか頭に入るまで時間を要したが、有識者との会話や書籍などを通じて理解を図っ
た Zennで関連記事を執筆しています。 Node.js / Express / TypeScript / たぶんDDDでスケルトンのAPIを作った https://zenn.dev/ikefukurou777/articles/65cfd0289ac74d 【Kotlin / Spring Boot】疎結合で汎用的なメール送信機能を作る https://zenn.dev/ikefukurou777/articles/7e1d378351c8c4
9 プロダクト開発で大変だったこと マーケティングの知見がない • Webアプリケーションをローンチするにあたって、自分自身も所属会社の社員もマーケ ティングの知見が皆無 ◦ 主軸のSI事業では、業務アプリ開発/運用が多いことからプロダクト開発のいろはがわから ない ◦
Udemyなどのコンテンツを活用して、インプットを試みるが、実際にどのように進めるべ きか分からず、非効率でモヤモヤする日々 本業ではスタートアップ企業で活躍されている実績をお持ちのマーケターの方に 副業でジョインいただくことで道が開けた!! 一緒にお仕事させていただく中で自分もマーケティングの面白さに魅了されたことや ビジネスにおいて必要不可欠であることを知ることができた。
10 今後の展望 [プロダクトのグロース] 約4年半くらい要したが、自社サとして0→1のソフトウェアを世に出すことができたので、1→ の部分をマーケティングを通して、引き続きチャレンジしていきたいと思う。 [技術面] サービスの状況に応じて、BFFの有効活用やキャッシュ機構の導入などを取り入れていきたいと 考えている。
ご清聴ありがとうございました!! 11