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データを使った メンバーのストレス状態のモニタリング

データを使った メンバーのストレス状態のモニタリング

2020/7/31(金) に開催したExploratory データサイエンス勉強会#14の株式会社GxP様のご登壇資料です。

Ikuya Murasato

July 31, 2020
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Transcript

  1. ©2020 GxP Inc. 1 アジェンダ ◆ 自己紹介 ◆ Exploratoryの用途 ◆

    メンバーのストレス状態のモニタリング ◆ レポートの自動化
  2. ©2020 GxP Inc. 2 自己紹介 ◆ 石村 麻莉彩(いしむら ありさ) ◆

    株式会社GxP(IT系) • ビジネスソリューション事業本部 ソリューションデリバリー部 • お仕事①:部署のアシスタントマネージャー • お仕事②:医療系のお客様の案件立ち上げと遂行 ◆ Exploratoryのデータサイエンスブートキャンプ受講歴 • 2017年6月に初回受講 • 2019年7月に再受講
  3. ©2020 GxP Inc. 3 Exploratoryの用途 勤怠管理ツール プロダクト利用情報 チケット管理ツール (Jira) マスタ情報

    Exploratory 部員状況 案件状況 プロダクト状況 プロダクトの運用者として プロジェクトマネージャとして 組織のマネージャとして
  4. ©2020 GxP Inc. 6 合計時間でわかることは少ない ◆ 36協定的なことは確認できる ◆ あくまで義務の範囲 ◆

    メンバーの危険サインは見逃しやすい 年末年始、GW、夏休みなど 営業日が少ない場合は全体が 勝手に下がる 年末年始、GW、夏休みなど 営業日が少ない場合は全体が 勝手に下がる
  5. ©2020 GxP Inc. 7 メンバー状況の把握 ◆ 複数のチャートを作成 ◆ 一律の指標はない ◆

    ひとりひとりのサインに「気付く」ことが大事 • ひとりひとり適したリズムは異なる • コントロールができているか、いないか ここでアウトだったらもう絶 対だめなやつ サインがでてないか 原因を想定するためのネタ
  6. ©2020 GxP Inc. 残業や有休取得の比率 ◆ メンバーのサインに気づく 9 色ごとに申請タイプ(有給・残業・休出など)を割り当て ◆ 休みが取れていない

    ◆ 残業比率が増えている ◆ いつもと傾向が違う しっかり働いてしっかり 休みたいタイプ 残業しない主義なのに一 時期残業発生 いつもしない休日出勤が ある いつも高負荷 凡例
  7. ©2020 GxP Inc. 日ごとの勤務時間 ◆ メンバーのサインに気づく 10 ◆ 勤務の仕方に計画性が見えるか? コントロールできていない傾向があるか?

    • 勤務時間がいつも安定している • 残業しない日を作れている ◆ 個人負荷か案件負荷か • 案件のヤマが原因の場合は同じ案件のメンバーが同じヤマを示す 必要なければ残業しない タイプ 残業はしているが安定し ていて、ノー残業デーも ある 二人ともここに案件のヤ マ いつも高負荷 エンドを決めずにやって そうな残業もしばしば 二人ともここに案件のヤ マ 凡例
  8. ©2020 GxP Inc. 月ごとの稼働傾向の推移 ◆ メンバーのサインに気づく 11 平均値・中央値・最頻値・最大値の傾向を確認 ◆ 勤務の仕方に計画性が見えるか?

    コントロールできていない傾向があるか? • すべての数値がハネ上がっていたら日々の負荷が上昇している • 最大値がある程度大きくてもほかの数値が安定していればそんなに問題な いことが多い 安定している 必要な時だけ残業 最大(オレンジ)以外安定 だんだん負荷が 上がってる 8月 5月 大型連休があると全数値 が上がる傾向。事前計画 時に休みを見込んでいな くて、営業日が少ないと 1日1日が高負荷に。 凡例
  9. ©2020 GxP Inc. 13 毎月のサイクル ◆ 元ネタの収集(集計用フォルダに置くだけ) ◆ Exploratoryの起動 ◆

    レポート開く ◆ 更新押す • 毎月の分が、スクリプトで自動で追加される • 先月のデータも自動計算(-1か月) • チャートが自動更新される ◆ HTML出力 ◆ 中身みてリーダー以上にコメント付き拡散 ◆ 1on1などでケア
  10. ©2020 GxP Inc. 20 さいごに ◆ Exploratoryがなかったら折れ線しか見てない • 手順の簡素化大事 •

    「何を見たいか」にフォーカスした操作ができるのが快適 ◆ 一律の指標がなくてもモニタリングはできる • 「いつもと違う」に気づける • 本人は自覚がないこともある – 「継続して負荷がかかっている」と気付いてない – 「今はこういう理由で忙しいから仕方ない」を繰り返す ◆ データに基づいているのでケアのときも説得力がある • そばで見てないのに何を知ってるんだと思われない • 感覚ではなくデータに基づいたケア • リモートの時代は特に大事