Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

私もお客様もハマった、Instanaでのあるあるエピソード / 森 正臣さん

Instanauts_jp
December 10, 2023

私もお客様もハマった、Instanaでのあるあるエピソード / 森 正臣さん

Instanauts_jp #3 (続)みんなInstanaどう使ってる? ~LT大会~
https://instanautsjp.connpass.com/event/301638/
の登壇資料です。

Instanauts_jp

December 10, 2023
Tweet

More Decks by Instanauts_jp

Other Decks in Technology

Transcript

  1. Copyright © 2023 Nippon Information and Communication Corporation 私もお客様もハマった、 Instana

    でのあるあるエピソード ⽇本情報通信(株) 森 正⾂
  2. - 2 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation 森 正⾂ インフラSE出⾝、 クラウド担当SEを経て、 ( AWS・IBM Cloud etc…) AIOps関連のソリューション担当に なり、現在にいたります。 (Instana・Turbonomic etc…)
  3. - 3 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation 今⽇お話しすること、 ・お客様の環境に Instana 導⼊ ・お客様と実施した Instana の PoC で、ハマったこと。(失敗談︖) みんな Instana どう使ってる︖というテーマから、 ちょっとそれますが・・・ぬる〜くお聞きください。
  4. - 4 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation 最初にフォロー(⾔い訳︖)しておきます、、、 NI+Cさん、 ・失敗ばかりしているんですか︖ ・Instanaってそんなに導⼊しにくいの︖ ⾊々な環境で、 場数を踏んでいると思って頂ければ
  5. - 5 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース① ・監視対象がオンプレミスのサーバ ・インターネットへの接続は Proxy サーバ経由 ワンライナーでインストールしようとすると、Proxy サーバの設定が必要。 IBM サポートに問合せすると、環境変数に Proxy サーバを設定してくださいと 案内されます。 import https_proxy= http://proxy_host:proxy_port ワンライナーが途中で⽌まってしまいます・・・
  6. - 6 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation #!/bin/bash curl -o setup_agent.sh https://setup.instana.io/agent && chmod 700 ./setup_agent.sh && sudo ./setup_agent.sh -a XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX -d XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX -t dynamic -e ingress-blue-saas.instana.io:443 -s sudo すると環境変数は初期化されますよね。 sudo –E で、環境変数を引継いで先に進みます。 でも、インストール後に、設定ファイルにProxyの設定は必要。 ※ エージェントファイルダウンロードしてインストールで良いよね・・・
  7. - 7 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース② ・監視対象がK8s上のコンテナアプリケーション ・エアギャップ環境へのエージェント展開 ローカルリポジトリに Instana イメージを取り込むため、IBM サポートに問合 せすると、下記⼿順で⼊⼿可能と案内されます。 docker login https://containers.instana.io/v2 -u _ --password-stdin <your Download Key> docker pull containers.instana.io/instana/release/agent/static:latest docker pull icr.io/instana/k8sensor:latest Instanaのイメージが使えないって・・・
  8. - 8 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation > docker inspect containers.instana.io/instana/release/agent/static "Labels": { "architecture": "aarch64", "build-date": "2023-11-01T03:17:36", "com.redhat.component": "ubi8-minimal-container", "com.redhat.license_terms": "https://www.redhat.com/en/about/red-hat-end- user-license-agreements#UBI", お客さまの作業端末、新しい Mac Book でした。(ARMプロセッサー) docker –pull --platform linux/amd64 〜 で、アーキテクチャ指定すれば、新しい Mac でも作業できます。 ※ ARM版の コンテナ⽤ Instana エージェントってあるのね・・・ ※ 会社のPCが新しい Mac Book ってうらやましい・・・
  9. - 9 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース③ ・エアギャップ環境で、セルフホストのInstanaを導⼊(Docker版) ・PoC や社内検証⽤途 問題が起きる場合は必ずここでつまずく・・・ 「./instana init」 でインストールを実⾏すると、「Migrate data stores」の 処理でインストールが失敗する。 Version 230 より前では発⽣していなかったのに。 Create configurations ✓ Migrate data stores ✗ failed init for (kafka-ingress): kafka server: Request exceeded the user-specified time limit …
  10. - 10 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation データマイグレーション、Kafka の処理が時間切れ・・・ダメもとで検証環境の ストレージを SATA HDD から SSD へ交換して解決。 PoC や社内検証の場合、ストレージのスペックを絞っている事が多いため︖ ※ ストレージの推奨 IOPS とかマニュアルには記載ないよ・・・ すいません、当時のインストールログが⾒つかりませんでした。 私の1年後、同じエラーでつまずいている⽅がいました。ログを拝借。 https://community.ibm.com/community/user/instana/discussion/instana-backend-installation https://serverfault.com/questions/1145745/instana-installation-issue ERRO ▶ Kafka (Ingress): error creating topic usage_reporting ERRO ▶ Fail: Migrate data stores ERRO ▶ failed init for (kafka-ingress): kafka server: Request exceeded the user-specified …
  11. - 11 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース④ ・監視対象に PostgreSQL が導⼊されているサーバ エージェントインストール後、「postgresql.conf」の設定や 「configuration.yaml」 にDBの認証情報を設定することで、DBの各種情報が 取得可能になります。 com.instana.plugin.postgresql: user: '<USERNAME>' password: '<PASSWORD>' database: '' # by default PostgreSQL will use 'user' as database to connect to. サーバ内の⼀部のDBしか認識されない・・・
  12. - 12 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation 各インスタンスに、(空のDBでいいので)同じ名前のDBとユーザーと パスワードを作成すれば、複数のインタンス内にあるDBの情報を取得可能に なりました。 ※ Db2 と Oracle は複数インタンス設定できるので PostgreSQL だって・・・ 1台のサーバ内に、複数のインスタンスが・・・ configuration.yaml で複数のインスタンスの認証を 設定をする⽅法が無い・・・
  13. - 13 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース⑤ ・監視対象に WebSphere が導⼊されているサーバ エージェントを導⼊すれば、すんなりとアプリケーションの情報を取得。 さすが IBM の製品。 WebSphere のパフォーマンス情報が取れないって・・・
  14. - 14 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation Instana エージェントを導⼊すると、デフォルトで⾃動的に PMI の設定を変更し ます。configuration.yaml で⾃動設定を無効化し、WebSphere の設定で必要な PMI を使⽤可能にすればOK。 ※ 必要な PMI を有効化するのはいいけど、無効化しちゃうの・・・ ※ デフォルトは⾃動変更が無効で良いと思うの・・・ お客様が有効にしていた、 PMIが「使⽤不可」になっ ている。 性能情報が取得できない。 お客様が有効にしていた、 PMIが「使⽤不可」になっ ている。 性能情報が取得できない。
  15. - 15 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース⑥ ・Instana でカスタムダッシュボードを作成 凝ったダッシュボード作った時 ほど、押すの忘れがち・・・
  16. - 16 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ケース⑦ ・引継ぎの場で、回答に窮したお客様からの質問・・・
  17. - 17 - Copyright © 2023 Nippon Information and Communication

    Corporation ご清聴ありがとうございました。