Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
第17回 雲勉LT【オンライン】Amazon Managed Grafanaを使ってCloud...
Search
iret.kumoben
March 26, 2024
Technology
0
180
第17回 雲勉LT【オンライン】Amazon Managed Grafanaを使ってCloudWatchログを分析・可視化する
下記、勉強会での資料です。
https://youtu.be/9lZp-eWf1L4
iret.kumoben
March 26, 2024
Tweet
Share
More Decks by iret.kumoben
See All by iret.kumoben
第154回 雲勉 AWS Codeシリーズ盛り上げ隊 ~ Codeシリーズは砕けない ~
iret
0
35
第153回 雲勉 トラシューが秒で終わる新機能 Amazon Q Developer operational investigations
iret
0
51
第150回 雲勉 AWS AppSyncではじめるGraphQL体験
iret
0
42
第151回 雲勉 プロジェクトのドキュメントにおける課題をAmazon Bedrockで解決してみる
iret
0
59
第152回 雲勉 シームレスなマルチリージョンへの移行と検討 ~Amazon EKSとAWS Global Acceleratorを使用した環境〜
iret
0
53
第149回 雲勉 AWS ベストプラクティスの最新と実際 AWS Well-Architected
iret
0
85
第148回 雲勉 Web アプリケーションセキュリティ
iret
0
50
第147回 雲勉 Amazon CloudWatchをウォッチ!
iret
0
65
第146回 雲勉 BLEAを眺めてCDKの書き方について学ぶ
iret
1
71
Other Decks in Technology
See All in Technology
室長と気ままに学ぶマイクロソフトのビジネスアプリケーションとビジネスプロセス
ryoheig0405
0
370
IAMポリシーのAllow/Denyについて、改めて理解する
smt7174
2
160
管理者しか知らないOutlookの裏側のAIを覗く#AzureTravelers
hirotomotaguchi
2
510
Apache Iceberg Case Study in LY Corporation
lycorptech_jp
PRO
0
130
急成長する企業で作った、エンジニアが輝ける制度/ 20250214 Rinto Ikenoue
shift_evolve
3
1.9k
php-conference-nagoya-2025
fuwasegu
0
110
Helm , Kustomize に代わる !? 次世代 k8s パッケージマネージャー Glasskube 入門 / glasskube-entry
parupappa2929
0
270
Tech Blogを書きやすい環境づくり
lycorptech_jp
PRO
1
260
Active Directory攻防
cryptopeg
PRO
7
4.4k
N=1から解き明かすAWS ソリューションアーキテクトの魅力
kiiwami
0
140
2024.02.19 W&B AIエージェントLT会 / AIエージェントが業務を代行するための計画と実行 / Algomatic 宮脇
smiyawaki0820
15
4.1k
CDKのコードを書く環境を作りました with Amazon Q
nobuhitomorioka
1
110
Featured
See All Featured
Speed Design
sergeychernyshev
27
800
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
30
2.2k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.6k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
511
110k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
38k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.8k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.4k
Done Done
chrislema
182
16k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
53
13k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.2k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
6
560
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
7
630
Transcript
第17回 雲勉LT【オンライン】 Amazon Managed Grafanaを使って CloudWatchログを分析・可視化する
0.講師⾃⼰紹介 2 n 名前 上地航平(うえち こうへい) • (所属)クラウドインテグレーション事業部 MSP開発セクション •
(経歴) MSP運⽤→MSP開発 • (アイレット歴) 3年⽬ • (何か⼀⾔) 好きなAWSサービス︓Amazon Managed Grafana
アジェンダ 3 1. CloudWatchログを分析・可視化する⽅法 2. CloudWatch Logsインサイトクエリを使った⽅法 3. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 4.
カスタムメトリクスを採⽤する時の注意点 5. まとめ Amazon Managed Grafanaを使ってCloudWatchログを分析・可視化する
4 ▪まえがき 前回は「Amazon Managed Grafanaダッシュボードを⼀緒に構築しましょう」というテーマでお話させて頂きました。 そこではサンプルとして、CloudWatchメトリクスを可視化したりしました。 ▪本⽇のゴール 今回は構築したダッシュボード上にCloudWatchログを分析して可視化する⽅法についてお話したいと思っています。 以下2点を理解できる内容となっています。 •
CloudWatchログを分析・可視化する⽅法 • カスタムメトリクスを採⽤する際の注意点 ▪本⽇話さない内容 • Amazon Managed Grafanaダッシュボードの初期構築⼿順 過去の雲勉で解説させて頂いておりますので、ぜひご参照ください。 ◯ https://www.youtube.com/watch?v=yo56gGH_o90 1. 本⽇のゴール
1. CloudWatchログを分析・可視化す る⽅法 5
1. CloudWatchログを分析・可視化する⽅法 6 ▼Amazon Managed Grafanaで、CloudWatchログを可視化するにはどうすれば良いのでしょうか︖ ⼤きく2つの⽅法があります。 1. CloudWatch Logsインサイトクエリ(後述、インサイトクエリ)を使った⽅法。
2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法。 詳しく⾒ていきましょう。
2-1. CloudWatch Logsインサイトクエリを 使った⽅法 7
2-1. CloudWatch Logsインサイトクエリを使った⽅法 8 ▼有⽤なシナリオ 「複雑な条件指定によるフィルタリングや集計を⾏いたい。」 デメリットととして、扱うログのデータ量が多くなるとインサイトクエリで取得するまで実⾏に時間がかかったりしま す。 例︓1年分のログデータからフィルタ、集計する。 ▼可視化の⽅法
Amazon Managed Grafanaダッシュボードのパネルでは、インサイトクエリを設定できます。 このパネルは更新されたタイミングで、インサイトクエリを実⾏し最新データをダッシュボードに反映します。 実装⼿順
2-1. CloudWatch Logsインサイトクエリを使った⽅法 9 ⼿順 ①Amazon Managed Grafanaワークスペースにログインする。 ダッシュボード内の右上アイコンをクリックし、表⽰された「Add a
new panel」をクリックします。 パネル作成の詳細画⾯へ遷移する。 ②詳細画⾯で、対象のデータセットを選択します。 ③「CloudWatch Logs」を選択し、さらに「Select Log Group」をクリックする。対象ロググループを検索し選択します。 1 2 3 3
2-1. CloudWatch Logsインサイトクエリを使った⽅法 10 ④インサイトクエリを記述する。 ⑤「Run Query」をクリックすると、クエリ結果がパネルに表⽰されます。 →対象CWAログデータからフィルタしたり、集計したり様々な表⽰形式で可視化できます。 4 5
2-2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 11
2-2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 12 ▼有⽤なシナリオ 「特定のログデータの出現頻度を可視化したい。」 インサイトクエリと⽐較すると、⻑期間においてログデータ出現頻度を低コストで可視化できます。 ▼可視化の⽅法 CloudWatch Logsのメトリクスフィルターを使⽤して、カスタムメトリクスを事前に⽣成します。 Amazon
Managed Grafanaでは、カスタムメトリクスをデータソースとして可視化します。 2023-04-25T10:15:32.456Z [INFO] UserService - xxx 2023-04-25T10:16:01.789Z [WARN] PaymentGateway - xxx 2023-04-25T10:16:05.123Z [ERROR] DatabaseConnection - xxx 2023-04-25T10:17:10.789Z [WARN] InventoryManager - xxx 2023-04-25T10:18:30.456Z [INFO] ProductRecommendation -xxx このログの出現頻度だけを可視化したい など、低コストで実現できます。
2-2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 13 ⼿順 ①AWSアカウントにログイン後、「CloudWatch」サービス画⾯に遷移する。 ②「対象ロググループ」をクリックし詳細画⾯へ遷移する。 ③アクションタブの中から「メトリクスフィルターを作成」をクリックする。 ④メトリクスフィルター作成画⾯では、フィルターパターンを⼊⼒する。 (1つのメトリクスフィルターにつき、1つのフィルターパターンを定義できます。) 1
2 3 4
2-2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 14 ⑤⾚枠の箇所には作成したいリソース名で作成する。 ※「メトリクス名前空間」と「メトリクス名」は、Amazon Managed Grafanaパネルの作成で使⽤するので控えます。 5 5
2-2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 15 ⑥「すべてのメトリクス」をクリックする。 ⑦ ⑤の⼿順で命名した「メトリクス名前空間」が存在している事。またカスタムメトリクスが発⽣している事を確認する。 6 7
2-2. 事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法 16 <Amazon Managed Grafanaの操作に移ります(パネル作成⽅法はp.11と同様のため割愛します。)> ⑧ 「CloudWatch Metrics」と「Metric Search」を選択する。
⑨「Namespace」と「Metric name」は、メトリクスフィルター作成⼿順で⼊⼒した「メトリクス名前空間」、「メトリク ス名」とする。 ⑩「Run Query」をクリックし、カスタムメトリクスが確認できればOK。 8 9 8 10
3. カスタムメトリクスを採⽤する時の注意点 17
3. カスタムメトリクスを採⽤する時の注意点 18 CloudWatchの標準メトリクスとカスタムメトリクスは、次のように抽象化されます。 • 1⽇〜14⽇まで 1分間隔で集約されます。 • 15⽇~62⽇まで 5分間隔で集約されます。
• 63⽇~454⽇まで 1時間間隔で集約されます。 • 455⽇以降 1⽇間隔で集約されます。 タイムスタンプ 値 01:00 1 01:01 2 01:03 3 01:04 4 01:05 5 例︓メトリクス発⽣タイミング データポイントの統計情報 値 合計 15 平均 15 最⼩ 15 最⼤ 15 データポイントの統計情報 値 合計 15 平均 3 最⼩ 1 最⼤ 5 “15”に集約される 1⽇~14⽇まで 15⽇~62⽇まで
4. まとめ 19
4. まとめ 20 ▶ CWAログのデータを、Amazon Managed Grafanaで可視化する⽅法は2つあります。 ①インサイトクエリを使った⽅法。 ↳柔軟にフィルタリングでき集計が可能です。 しかし⻑期間のデータを扱う場合、⽐例してクエリスキャン量や実⾏時間なども多くなりますので注意が必要で
す。 ②事前にカスタムメトリクスを⽣成する⽅法。 ↳⻑期間の可視化したいログデータが特定できている場合などのシチュエーションに最適です。低コストで実装 可能です。しかし以下のメトリクス要件に注意が必要です。 ▶ カスタムメトリクスを採⽤する際は、データポイントの抽象化が許容できるか要件を確認しましょう。
動画URL 21 n 動画タイトル 第17回 雲勉LT Amazon Managed Grafanaを使ってCloudWatchログを分析・可視化する n
動画URL https://youtu.be/9lZp-eWf1L4
22 ご清聴頂きありがとうございました。