Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スタートアップにおけるデータ基盤のパッチワークフローの変遷
Search
KAKEHASHI
PRO
June 11, 2021
Technology
9.7k
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
スタートアップにおけるデータ基盤のパッチワークフローの変遷
AWS startup 202106
KAKEHASHI
PRO
June 11, 2021
More Decks by KAKEHASHI
See All by KAKEHASHI
薬剤師(ドメインエキスパート)と一緒に育てる薬局向けAIアシスタント
kakehashi
PRO
2
110
デザイナーとPdMが自分でデプロイする ― Amplify Hosting の PR プレビューで回す仮説検証
kakehashi
PRO
2
120
人を動かすのは時間ではなく、納得感 〜新任EMが入社3ヶ月、組織を2回変えた話〜
kakehashi
PRO
3
510
クラウド上のデータ復旧で見落としがちな制約: 医療系 SaaS の BCP 設計から得た教訓
kakehashi
PRO
0
5.2k
プロダクトだけじゃない、社内プロセスにおける自動化・省力化ノススメ
kakehashi
PRO
1
5.4k
「軸足」は 固定しなくていい - 熱量と強みで描く、しなやかなキャリアの形
kakehashi
PRO
2
580
Sync と Async ─ useSyncExternalStore を使う者の岐路
kakehashi
PRO
1
790
React Compiler導入の効果と運用の工夫
kakehashi
PRO
3
660
変化の激しい時代をゴキゲンに生き抜くために 〜ストレスマネジメントのススメ〜
kakehashi
PRO
5
2.8k
Other Decks in Technology
See All in Technology
2026-09-04 SRE Tech Talk #15 怠惰なTerraform / Lazy Terraform
masasuzu
0
210
Microsoft 365 Copilot chat -tekoälypalvelun tietosuojaongelmat
hponka
0
480
Redmine 7.0で私が開発した新機能の狙いと背景
vividtone
1
110
プロダクト思考 × 基盤思考を AIで実現する Compound Engineering
tkc66buzz
1
280
Where Is JetBrains AI Heading- — Central CLI, Air Alpha, and the Agentic Development Stack
x5gtrn
PRO
0
140
AI時代におけるプロダクト横断勉強会の設計
zozotech
PRO
0
160
設計の世代交代を乗り越える、14年続くAndroidアプリの開発戦略
sansantech
PRO
1
150
Bet AI Day 2026丨Production-Ready AI Agents — エンタープライズの実務を任せるための設計と運用
layerx
PRO
3
2.5k
Kiro Crewしか勝たん!?
miu_crescent
PRO
0
180
Tab5をRubyで動くパソコンにする
kishima
1
250
リージョンの壁を越える、 ちょっと変わったAWSサービスの話
falken
PRO
0
270
grill-me(grilling):AI駆動開発を超助けてくれるSkill / grill me
mathbullet
0
110
Featured
See All Featured
The browser strikes back
jonoalderson
0
1.6k
Taking LLMs out of the black box: A practical guide to human-in-the-loop distillation
inesmontani
PRO
3
2.4k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
270
14k
Gemini Prompt Engineering: Practical Techniques for Tangible AI Outcomes
mfonobong
2
520
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
128
56k
How People are Using Generative and Agentic AI to Supercharge Their Products, Projects, Services and Value Streams Today
helenjbeal
1
310
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
128
18k
Organizational Design Perspectives: An Ontology of Organizational Design Elements
kimpetersen
PRO
1
820
Making Projects Easy
brettharned
120
6.7k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
254
22k
Facilitating Awesome Meetings
lara
57
7.1k
Discover your Explorer Soul
emna__ayadi
2
1.3k
Transcript
スタートアップにおける データ基盤のバッチワークフローの変遷 株式会社カケハシ 福田 貴之
自己紹介 福田 貴之 株式会社カケハシ データ基盤 ProductOwner 兼 エンジニア 経歴 •
某Y!2007年新卒でモバイル向けサービス開発運用 • ソーシャルゲーム会社でログ基盤を約6年くらいみてた • あとはベンチャーをいくつか...(HR Saasとか) • 2020年より現職 好きなAWSサービス: ECSFargate
Agenda • カケハシの紹介 • 弊社の以前ワークフローの構成と問題点 • ワークフローエンジン選定 • MWAA(Airflow)使ってみた •
まとめ
株式会社カケハシ の紹介
明日の医療の基盤となる、エコシステムの実現 Vision 患者 医薬品 サプライチェーン 薬局 ⽇本の医療体験を、しなやかに。 Mission
事業内容 患者満足と薬局の働き方改革を支援 電子薬歴の先をいく “薬局体験”アシスタント 薬局と患者さんがLINEでつながり、 LINE × 薬剤師で、薬局の外での 服薬期間中も患者を継続フォローする 調剤薬局の
経営診断サービス
数字で見るカケハシ社 https://www.kakehashi.life/5th-anniversary.html
スタートアップにおける データ基盤のバッチワークフローの変遷
以前の弊社データ基盤構成
以前のデータ基盤のアーキテクチャ構成 • サービスはDynamoDB • Lambdaで生データを抜いて、加工をGlueJob、結果は S3に、それらのジョブをStepFunctionsで管理 • この処理結果のS3を使う別チーム(AWSアカウント) が、GlueJobを利用して、RDSに入れたり、Athenaから 利用している。これらはGlueWorkflowで管理
課題に感じていたこと • チームも別々でどこで何が動いているか全貌把握が 難しくなっている • 再集計の困難さ • StepfunctionsもGlueWorkflowもWebコンソールから ワークフローを作っていた ◦
コードで管理されていなかった
ワークフローエンジン選定
何故ワークフローエンジンを使うか • cron(CloudWatchEventsなど)では駄目なのか? ◦ 依存関係のない単発のJOBがある程度ならこちらの方が楽 • バッチを運用してると困ってくること ◦ ジョブごとの依存関係をコードで管理したい....
◦ retry処理や成否通知処理をそれぞれのJobに実装したくない... ◦ どこまで終わっているのか状態管理をしてほしい... ◦ どの部分にどれくらい時間がかかっているのか観測したい... ◦ 失敗時にそこから再集計しやすいようにしたい... • 最初からワークフローを導入するのはオーバースペックな場合も
バッチワークフロー比較 OSSはいくつかあるけれど、、マネージドでやりたい • (OSS)Airflow ◦ Airbnb社 • (OSS)Digdag ◦ TreasureData社
• (OSS)Argo Workflow ◦ k8sネイティブ • (OSS)Luigi ◦ Spotify社OSS • AWS StepFunctions • AWS Glue Workflow • Amazon Managed Workflows for Apache Airflow
AWSマネージドワークフロー所感 • Glue Workflow ◦ Glue Job/Glue Crawlerだけのワークフローなら作るのは一番ラク ◦
S3をGlueJobでETL処理してAthenaで見るみたいな用途だとマッチするのでは ◦ コンソールのジョブの一覧性がちょっと... • StepFunctions ◦ GlueWorkflowよりは多少めんどくさいが自由度もある ◦ 豊富なAWSサービスとの連携 ◦ 思想としてコードを書かずにワークフローが作れる • MWAA(Airflow) ◦ Airflowをマネージドで運用してくれる ◦ ワークフローがコードで管理できる(=かなり書く必要があるが...) ◦ 拡張性もある(boto3でコードを書けになりがちだが...) ◦ UIがわかりやすく再集計などがやりやすい
MWAA使ってみた!
MWAAアーキテクチャ https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/mwaa/latest/userguide/what-is-mwaa.html • MetaDatabaseはAurora? • Airflow Scheduler/Workerは ECS Fargate?
MWAAを利用したクロスアカウントでのデータ基盤 • それぞれのAWS環境で管理していた バッチをMWAAから一元するようにした • クロスアカウントでGlueなどを叩く場合は AssumeRoleするような実装をした
MWAA(Airflow)実際運用してみて良かった点 • 半年くらい運用しているが特に問題は起きてない! • DAGの反映がS3にアップロードするだけで即反映される! • 1度コードを書いてpluginファイルにしておけば同じようなワークフローを量産しやす い • コードでワークフローが管理できる安心感(どこで誰が何をやっているのか)
• (冪等に作っておけば)再集計も楽
MWAA(Airflow)実際に運用するにあたって辛いかもな点 • わりと(かなり)コード書く必要があるかも ◦ 再利用は可能だし通知やretry処理を作り込む必要がないとはいえ... ◦ 一部はOperatorsなど用意されているものもあるが(ECSなど) ▪
https://airflow.apache.org/docs/apache-airflow-providers-amazon/stable/operators/index. html ◦ GlueJobをワークフロー(DAG)から呼ぶときなどboto3で実装必要 ◦ AssumeRoleが1時間で切れるのでそのあたりの実装も必要 • [MWAA] plugin化したファイルの反映にAirflowの再起動が必要(30分くらいかか る...) def exec_gluejob(**kwargs): client = boto3.client("glue") res = client.start_job_run( JobName=job_name, Arguments=job_args, )
まとめ • スタートアップであっても状況に応じてワークフローを使い分けるのはアリ • 初期工数を考えればチーム/メンバーが少数であればStepFunctionsや GlueWorkflowからバッチワークフロー運用するのはアリ ◦ なんならCloudWatchEvents(cron)のままでも良い場合もある •
AWS環境が分かれてプロダクト/チームが複数存在するようになってきたらMWAAを 導入するのはアリ
カケハシは絶賛採用実施中です!! カジュアル面談からでも!! • サーバサイドエンジニア • フロントエンドエンジニア • SRE • データエンジニア
• プロダクトマネジャー • 開発ディレクター(スクラムマ スター) https://herp.careers/v1/kakehashi