Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
音楽仲間がいないのでバンドメンバーを実装した話
Search
Kawazu
December 14, 2021
Programming
0
100
音楽仲間がいないのでバンドメンバーを実装した話
Kawazu
December 14, 2021
Tweet
Share
More Decks by Kawazu
See All by Kawazu
個人的に考える要件定義でやる一連の流れ
kawazu
0
390
ChatGPTで水平思考ゲームを行えるか試してみた
kawazu
0
320
新人プロダクトマネージャーの試行錯誤記録
kawazu
0
180
バックエンドエンジニアが初めてReactを触って感じたこと
kawazu
0
260
JetsonNanoで自動作曲配信システムを作ってる途中の話
kawazu
0
730
bert-tokenizerノードを触ってみた
kawazu
0
310
BERTで文章関連度算出して戯れてみる
kawazu
0
150
Node-REDとAutomatorでプライバシーマスク作成を自動化する
kawazu
0
170
AWS DeepComposerで作業用BGMを作った話
kawazu
0
160
Other Decks in Programming
See All in Programming
STUNMESH-go: Wireguard NAT穿隧工具的源起與介紹
tjjh89017
0
380
なぜ今、Terraformの本を書いたのか? - 著者陣に聞く!『Terraformではじめる実践IaC』登壇資料
fufuhu
4
620
AI時代のドメイン駆動設計-DDD実践におけるAI活用のあり方 / ddd-in-ai-era
minodriven
21
7.9k
令和最新版手のひらコンピュータ
koba789
14
7.8k
Terraform やるなら公式スタイルガイドを読もう 〜重要項目 10選〜
hiyanger
13
3.1k
[DevinMeetupTokyo2025] コード書かせないDevinの使い方
takumiyoshikawa
2
280
生成AI、実際どう? - ニーリーの場合
nealle
0
110
No Install CMS戦略 〜 5年先を見据えたフロントエンド開発を考える / no_install_cms
rdlabo
0
480
変化を楽しむエンジニアリング ~ いままでとこれから ~
murajun1978
0
730
JetBrainsのAI機能の紹介 #jjug
yusuke
0
200
State of CSS 2025
benjaminkott
1
110
AIに安心して任せるためにTypeScriptで一意な型を作ろう
arfes0e2b3c
0
370
Featured
See All Featured
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
73
5k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
512
110k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
60k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.6k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
131
19k
A better future with KSS
kneath
239
17k
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
21k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
48
9.6k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
890
It's Worth the Effort
3n
186
28k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
462
33k
Transcript
音楽仲間がいないので バンドメンバーを 実装した話 河津正和
河津正和 広告業界の某デジタル制作会社所属 主にバックエンド領域のテクニカルディレクター コンテナ技術とか機械学習とか電子工作にも興味あり Twitter:@kawazu255_ Qiita:kawazu255 note:kawazu255
河津正和 広告業界の某デジタル制作会社所属 主にバックエンド領域のテクニカルディレクター コンテナ技術とか機械学習とか電子工作にも興味あり Twitter:@kawazu255_ Qiita:kawazu255 note:kawazu255 趣味:音楽
None
みんな辞めないでよ・・! ギターボーカル ギター ドラム ベース やり方が生ぬるい 俺はもっと上に行きたい ボーカルやりたくなったので 辞めます じゃあ僕も・・・
みんな辞めないでよ・・! ギターボーカル ギター ドラム ベース やり方が生ぬるい 俺はもっと上に行きたい ボーカルやりたくなったので 辞めます じゃあ僕も・・・
_人人人人人人人人_ > 音楽性の違い <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
とはいえ音楽はやりたいけどメンバーどうしよう →メロディ伴奏とドラムパートを自動生成すれば、 自分ベース弾けるしバンドの完成では!?
DEMO
システム構成 メロディ・伴奏 MIDI ドラム MIDI MIDI合成 MIDIファイル生成側 MIDIファイル再生側 合成後 MIDI
Google Magenta • 米Googleのディープラーニング(深層学習)プロジェクト「Google Brain」から生まれ た、機械学習を用いて優れたアートや音楽を生み出せるかどうかを試すプロジェク ト。 • 機械学習システム「TensorFlow」を使用している。 •
学習モデルも存在しており、環境構築さえやれば作曲プログラムを動かすことがで きる。 • https://github.com/tensorflow/magenta
メロディ・伴奏生成 「improv_rnn」という学習モデルを使用。 https://github.com/tensorflow/magenta/tree/master/magenta/models/improv_rnn 生成数 最初の音 コード進行
ドラム生成 「drums_rnn」という学習モデルを使用。 https://github.com/tensorflow/magenta/tree/master/magenta/models/drums_rnn 生成数 小節の長さ 最初の音
pygame • ビデオゲーム制作用のPythonモジュール集 • コンピュータグラフィクスと音声を取り扱うためのライブラリが含まれている • プログラムからMIDIを再生するにあたり、PC側に設定が必要っぽい ◦ Macの場合「アプリケーション」 →「ユーティリティ」→「Audio
MIDI設定」を起動し、「ウィンドウ」 →「MIDI スタジオを表示」→「IACドライバ」をクリック→「適用」
感想・今後 • 意外とずっと楽しめる • 時々「おっ」と思えるフレーズを出してくれたりする • お気に入りMIDIをアーカイブして作曲の助けにできる? • 細かくMIDI作曲して学習データを作ってみたい •
RaspberryPIに組み込めればガジェット化? • 音だけだとあれなのでビジュアライズ化にチャレンジしてみたい ◦ TouchDesignerとか • 寂しい
機械学習に触れる前と後のギャップ • バックエンド領域オンリー時代 ◦ 数式とか難しいし論文も読めないし難しい。 ◦ データ前処理???ハイパーパラメータチューニング??? • 現在 ◦
数式とか難しいし論文も読めないし難しい。 ◦ データ前処理???ハイパーパラメータチューニング??? ◦ ただ世の中には難しい理論がわからなくても、とりあえず動かせるライブラリや APIがたくさんある ◦ とりあえず既存のものを動かすと、なんとなくの仕組みが見えてくる ◦ その後本とか読むと理解度が全然違う ▪ 「ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装」はすごく良 かったです
ありがとうございました Twitter:@kawazu255_ Qiita:kawazu255 note:kawazu255