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MediaDo DynamoDB活用事例/mediado-dynamodb-usecase

MediaDo DynamoDB活用事例/mediado-dynamodb-usecase

ANDPAD & Media Do 〜BtoB開発の舞台裏〜 で発表したスライドです。

https://mediado-go.connpass.com/event/200014/

kent-hamaguchi

February 25, 2021
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Transcript

  1. 前述の課題を解決する上で、AWS の RDS や Aurora などの RDBMS よりも、 DynamoDB を選択した方が

    メリットを多く受けることが出来ました。 • 高可用性 ◦ AWS の複数のリージョンへ分散され、非常に高い可用性を持つ ◦ 高いスケーラビリティも持つ • ストレージ容量 ◦ 無制限 • スループット ◦ ミリ秒単位での応答 ◦ データが増加してもパフォーマンスが変化しない • 運用の手軽さ ◦ ネットワーク や サーバインスタンス の管理が不要 ◦ プログラムからは AWS SDK を介して直接操作をすることができる • コスト効率も高い 解決方法
  2. DynamoDB には、EC2 や RDS のようなインスタンスタイプが存在しない。 読み取り / 書き込み リクエストの データ容量

    と 回数 の利用回数で DynamoDB の利用状況を管理する。 これを キャパシティ ユニットという。 キャパシティ ユニットの管理方法は2種類 • プロビジョニング • オンデマンド キャパシティ ユニットを使い切ると性能に上限がかかり、DynamoDB の応答が遅延したりする。 キャパシティ ユニット
  3. • プロビジョニング ◦ 事前にどの程度利用するのか見積もり、キャパシティユニットを決めておく ◦ 決めておいた範囲であれば性能が保証される ◦ 確保したキャパシティ ユニットをどのくらい維持したかで請求金額が決まる ◦

    状況に応じて自動スケールも設定できる • オンデマンド ← 前述した電子書店構築システムでは、オンデマンドを使っている ◦ プロビジョニングの後に追加された新しい仕様 ◦ キャパシティ ユニットを事前に決める必要がない ◦ リクエスト状況に応じて柔軟にスケールする ◦ 利用した分に応じて後から請求額が決まる ◦ 非常にコスト効率の良い設定 キャパシティ ユニット
  4. • セカンダリインデックス ◦ テーブルに保存されたデータの項目を指定して、インデックスを作成する ◦ データの逆引きや特定のデータによるソートが可能になる ◦ 種類 ▪ グローバル

    セカンダリ インデックス (GSI) ▪ ローカル セカンダリ インデックス (LSI) • ポイントインタイムリカバリ ◦ テーブルの連続的なバックアップ ◦ 過去35日間の任意のタイミングのデータに戻すことができる その他
  5. • RDBMS を 自身で運用するよりも、セットアップと運用が手軽 • 高いコストパフォーマンスと、スケーラビリティを得られる • 強い整合性読み取り や トランザクション書き込み

    など、新しい機能が年々追加されている • データの一貫性が求められる業務でも DynamoDB は活用できる • セカンダリインデックスを用いた、柔軟で高速な検索も可能 まとめ