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Code for Historyとぐんま

Code for Historyとぐんま

ぐんま史料ネットのワークショップでの資料

Code for History

September 19, 2020
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Transcript

  1. 目次 • Code for Historyとは • ぐんまとCode for History •

    ぷらっと館林 – Maplat • 館林石造物調査オープンデータ • 邑楽館林関連 整備
  2. 設立者 発表者 • 大塚恒平 • 姫路出身、奈良が第 の故郷、館林が第 の故郷 • 館林との出会いはアニメ「宇宙よりも遠い場所」

    • アニメ聖地巡礼に回る間に、館林の伝説、社寺、古地図の面白さにはまる • 市史、市誌、福田啓作や川島維知、館林地方史研究会の著作を読み漁る
  3. 設立者 発表者 • 大塚恒平 • 姫路出身、奈良が第 の故郷、館林が第 の故郷 • 館林との出会いはアニメ「宇宙よりも遠い場所」

    • アニメ聖地巡礼に回る間に、館林の伝説、社寺、古地図の面白さにはまる • 市史、市誌、福田啓作や川島維知、館林地方史研究会の著作を読み漁る
  4. 設立者 発表者 • 大塚恒平 • 姫路出身、奈良が第 の故郷、館林が第 の故郷 • 館林との出会いはアニメ「宇宙よりも遠い場所」

    • アニメ聖地巡礼に回る間に、館林の伝説、社寺、古地図の面白さにはまる • 市史、市誌、福田啓作や川島維知、館林地方史研究会の著作を読み漁る • 技術を活かして館林の古地図アプリ、 記事などを作成
  5. 設立者 発表者 • 大塚恒平 • 姫路出身、奈良が第 の故郷、館林が第 の故郷 • 館林との出会いはアニメ「宇宙よりも遠い場所」

    • アニメ聖地巡礼に回る間に、館林の伝説、社寺、古地図の面白さにはまる • 市史、市誌、福田啓作や川島維知、館林地方史研究会の著作を読み漁る • 技術を活かして館林の古地図アプリ、 記事などを作成
  6. 設立者 発表者 • 大塚恒平 • 姫路出身、奈良が第 の故郷、館林が第 の故郷 • 館林との出会いはアニメ「宇宙よりも遠い場所」

    • アニメ聖地巡礼に回る間に、館林の伝説、社寺、古地図の面白さにはまる • 市史、市誌、福田啓作や川島維知、館林地方史研究会の著作を読み漁る • 技術を活かして館林の古地図アプリ、 記事などを作成 • 通史を読むのは苦手で、気になったキーワードを深堀するタイプです • なのでまだまだ学ぶことは多いです、ご指導ご鞭撻お願いします
  7. オープンソース、誰でも無償で使えます • 館林向けには「ぷらっと館林」を提供 • 地図一覧 年 月現在 • 綱吉時代 館林御城図

    • 秋元時代 館林城絵図 • 嘉永元年館林城下地図 • 関東迅速測図 館林 • 善導寺伽藍配置のわかる地図 • 文化財地図 たてばやし 中心部 • 文化財地図 たてばやし 館林市全域 • 《歴史の小径》を歩く 館林・城下町 古地図散歩 表 • 《歴史の小径》を歩く 館林・城下町 古地図散歩 裏 • 城下町・館林「お寺」&スイーツ・カフェ・ショップお散歩ガイド • 「宇宙よりも遠い場所」聖地巡礼マップ
  8. この先やってみたいこと • 古地図や絵地図を充実させたい • 特に、旧館林町地区は多くの地図があるが、旧村の領域は少ない • 「封内経界図誌」をぷらっと館林で提供してみたい • 旧村域もカバーして、館林の過去を体験できるコンテンツになる •

    さまざまなコンテンツをぷらっと館林の上で展開したい • 後で紹介する「館林石造物オープンデータ」を重ね合わせ表示 • 館林の歴史や伝説をテーマでつなげて紹介するコンテンツ • 狐つながり:宵稲荷、尾曳稲荷、夜明稲荷 • 狸(守鶴)つながり:茂林寺分福茶釜、応声寺六字名号 • 天狗(順体坊)つながり:永明寺弁天池、遍照寺ネジリ石 • 城沼の竜つながり:善導寺竜の井、清龍神社、善長寺お辻の墓
  9. 史料レスキューの視点と絡めて • 史料保存:現物保存が最優先なのは最前提だが、それでも失われたと きどうするか?を考えるのも史料の永続性を考えると大切 • デジタル化でクローンを作成 • 世の中で利活用してもらうことでデータの所在を分散化 オープンデータ •

    オープンデータを北極海の地下で1000年後の未来まで保存してくれるプ ロジェクトもある • 死蔵されず活用されることで市民になじみのある活きたデータに • 新たなビジネスを呼び起こす経済効果を生む可能性も
  10. 史料レスキューの視点と絡めて • 史料保存:現物保存が最優先なのは最前提だが、それでも失われたと きどうするか?を考えるのも史料の永続性を考えると大切 • デジタル化でクローンを作成 • 世の中で利活用してもらうことでデータの所在を分散化 オープンデータ •

    オープンデータを北極海の地下で1000年後の未来まで保存してくれるプ ロジェクトもある • 死蔵されず活用されることで市民になじみのある活きたデータに • 新たなビジネスを呼び起こす経済効果を生む可能性も • 以上を簡単に言い換えると、「封内経界図誌使わせてください」
  11. 館林市の石像文化財五部作の問題点 • 包括して見られる図書館がない • 巻は館林市立図書館にはなく、国会図書館にしかない • 国会図書館には 、 巻しかない •

    位置表記があいまい • 地図は不正確 全地物が載っていない • 住所は小字や個人宅での指定で正確な場所不明 • 年近く追調査がされておらず、現況は全く不明 • 巻毎に発表形態が異なり、著作権処理などが難しそう • 巻は有志個人連名での発行 • 巻 巻は館林地方史研究会名義での発行 • 巻 巻は館林市教育委員会名義での発行
  12. オープンデータ化する活動を開始 • 年前の調査の現況調査 写真付与 位置特定 オープンデータ化 • オープンデータ化することで誰でも継続してメンテナンス可能に • とりあえず動き始めるため、著作権処理などは後で考える形で

    • 現状の進め方 • 本の内容をデジタル化し、構造データ化 • 住所表記をもとに、ざっくり位置情報を与えて仮配置 • 現地で配置した地図を見つつ、正確な位置の特定 写真収集 • 収集した正確な位置と写真を加えて、構造データを更新 • 進捗状況 • • 巻 赤羽 の数割をデータ化、現地調査はそのまた 割程度のみ • 今のペースだと 年以上かかる
  13. オープンデータ化する活動を開始 • 年前の調査の現況調査 写真付与 位置特定 オープンデータ化 • オープンデータ化することで誰でも継続してメンテナンス可能に • とりあえず動き始めるため、著作権処理などは後で考える形で

    • 現状の進め方 • 本の内容をデジタル化し、構造データ化 • 住所表記をもとに、ざっくり位置情報を与えて仮配置 • 現地で配置した地図を見つつ、正確な位置の特定 写真収集 • 収集した正確な位置と写真を加えて、構造データを更新 • 進捗状況 • • 巻 赤羽 の数割をデータ化、現地調査はそのまた 割程度のみ • 今のペースだと 年以上かかる
  14. 開始早々、心が折れかけている • 本当に悉皆調査だった • 旧街道に面した弘化、貞享と言った大きな古い地蔵や庚申ですら、結構抜け押し ている • 例:羽附、第五小東、上宿天満宮脇 → •

    該当する対象は他の場所でも見つからない ため、移動が発生したわけでもない • 悉皆調査の追確認だから遠隔でもできる と考えていた • 見つかっていない対象がある可能性を考え 道路をくまなく見て歩くとか無理 • もし見つけても、旧調査と同じレベルで 刻銘を採集するとか無理 • 旧調査になかった対象をどう扱うかも方針は白紙の状態
  15. 公的な活動と認められ、現地協力が得ら れれば… • 個人的な活動ではなく、公的な機関から公的な活動と認められ、現地協力が 得られれば、活動は続けられるかも • 近隣のマンパワーが確保できれば、過去未調査対象の発見活動含め力が割ける • 過去未調査対象の刻銘なども、公的許可があれば拓本などが取れる •

    むしろ、風化して失われる前に全件拓本を整備した方がよいかも • 著作権処理なども、公的な立場をお借りして進めたい • 現地調査を現地の人に幾分か任せられれば、システム開発での支援に回るこ とも可能 • ソフト上での手作業更新でなく、 での投稿などから基礎更新するような システムの開発 • さらに現代的に、大量の写真から石造物の モデルをデータ化できるような仕組 みの開発 友人が開発しているので協力を仰ぐ
  16. 公的な活動と認められ、現地協力が得ら れれば… • 個人的な活動ではなく、公的な機関から公的な活動と認められ、現地協力が 得られれば、活動は続けられるかも • 近隣のマンパワーが確保できれば、過去未調査対象の発見活動含め力が割ける • 過去未調査対象の刻銘なども、公的許可があれば拓本などが取れる •

    むしろ、風化して失われる前に全件拓本を整備した方がよいかも • 著作権処理なども、公的な立場をお借りして進めたい • 現地調査を現地の人に幾分か任せられれば、システム開発での支援に回るこ とも可能 • ソフト上での手作業更新でなく、 での投稿などから基礎更新するような システムの開発 • さらに現代的に、大量の写真から石造物の モデルをデータ化できるような仕組 みの開発 友人が開発しているので協力を仰ぐ
  17. せっかくの調査を無駄にせず、活きた データにするために • せっかく 年前に価値のある調査をしていても、メンテナンスされなければ 死んだデータになる • 誰も存在を知らない • 紛失

    図書館からすら失われる • データとしては残っても、現実との紐づけが失われる • 価値のあるデータであり続けさせるにはメンテナンスが必要 • 公的メンテナンスができるに越した事はないが、少なくとも権利的懸念がなけれ ばだれでも有志が更新を続けられる オープンデータ化の重要性 • 現実との紐づけを維持し続けるためにも、正確な位置情報重要 • 館林市史特別編 「館林城と中近世の遺跡」での石造物調査も、死んだデー タにしないために、 年前の悉皆調査と紐づけて同様にオープンデータ化で きないか
  18. 邑楽館林関連の を整備しています • 年 月現在 記事 • 光恩寺 群馬県千代田町 (大幅加筆)

    • 尾曳稲荷神社 • 宵稲荷神社 • 夜明稲荷神社 • 青梅神社 • 長良神社 館林市代官町 (大幅加筆) • 長良神社 館林市台宿町 • 長良神社 館林市新宿 • お茶のおばあさん • 北尾重光 • 大沢豊子 • 館林の牛頭天王信仰
  19. は誰でも整備できます • 誰でも整備できますが、明確なルールがあります • 独自研究、未公開史料などを元には書けません • 第三者検証可能な出版物、公開情報、オープンデータなどを元に書き、出典を明確 にする必要があります • 独自史料などは先に研究結果を公開したり、または史料そのものをオープンデー

    タ化したりする必要があります • また、特筆性などが問われます • 添付する画像などはオープンデータにする必要があります • 自分の作品、著作権の切れたもの、著作者がオープンデータ化に公開の場で同意 したものしか使えません • 史料の調査などにもノウハウがあります。 • ブックス、国会図書館サーチなどを活用 • とっかかりになる資料を見つけて、そこを掘り下げてから周辺に広げる • 郷土の を整備する講座やワークショップ的なものを実施可能です