Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
要件定義で得た学び・気づき
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
kumaGoro95
June 15, 2023
Programming
2.7k
4
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
要件定義で得た学び・気づき
kumaGoro95
June 15, 2023
More Decks by kumaGoro95
See All by kumaGoro95
アジャイルの名を捨ててアジャイルをやる ─アジャイルに忌避感のある現場での“困りごと駆動”の実践─
kumagoro95
0
510
昭和の職場からアジャイルの世界へ
kumagoro95
1
810
DDDやってみたら 実装以前の領域での学びが深かった話
kumagoro95
13
8.8k
メンバーのわかりませんはチームが成長するチャンス.pdf
kumagoro95
1
460
ふりかえりでふりかえることしかできなかったジュニアチームが、次の打ち手を出せるチームになるのにやったこと
kumagoro95
3
1.6k
Githubのアクティビティ履歴からチームの健康状態を知る(Findy Teams使ってみた)
kumagoro95
0
660
プログラミングで小数計算すると なんで誤差が発生するのか?
kumagoro95
0
310
導入事例を通じて理解するドメイン駆動設計
kumagoro95
0
490
The Assembly ~ directly controlling CPU ~
kumagoro95
0
520
Other Decks in Programming
See All in Programming
AGENTS.md Is Not Enough:Build Skills, Don't Download Them
lx_t
0
120
kubernetes コンポーネント開発入門 / 新卒N年目の勉強会&交流会!〜〇〇への誘い〜 #n_study
mazrean
0
240
Building an Out-of-Order CPU
latte72
1
780
App Storeの外へ──日本のiOSサイドローディング入門 for iOSDC Japan 2026
yuukiw00w
0
220
The Past, Present, and Future of Enterprise Java
ivargrimstad
0
420
C#の現在地 進化の歴史と、AI時代の.NET Everywhere
neuecc
4
2.2k
LoopHub - ローカルで動く GitHub で、AI と共同開発
jugyo
1
560
WebRTC映像をAirPlayに対応させる挑戦.pdf
monolithic_adam
0
280
{ Android | Kotlin } Gradle Plugin in 2026
ryunen344
1
320
MVNOの申込からeSIM開通までをiOSアプリでつなぐ- 本人確認・MNP・通信事業者基盤をまたぐ実装
satotakeshi
0
430
Snowflakeで業務アプリを作ろう。 Snowflakeのアプリ機能解説&実践ガイド
ayumu_yamaguchi
1
280
iOSDC2026登壇資料.pdf
riofujimon
0
170
Featured
See All Featured
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
280
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
470
How to build an LLM SEO readiness audit: a practical framework
nmsamuel
1
910
Unlocking the hidden potential of vector embeddings in international SEO
frankvandijk
0
940
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
85
9.6k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
128
18k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
699
190k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
37
7.4k
KATA
mclloyd
PRO
35
15k
Impact Scores and Hybrid Strategies: The future of link building
tamaranovitovic
0
440
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
57
14k
Money Talks: Using Revenue to Get Sh*t Done
nikkihalliwell
0
500
Transcript
初めての要件定義で得た気づきと学び くまごろー
くまごろー @kumaGoro_95 • 北海道出身 • 2021年5月~ リゾート運営会社でWebエンジニア • 前職は公務員(新卒からずっと務めてました) •
メインはバックエンド(Java) • 最近全然コード書けてないのが悩み ひいじいちゃんは熊 太郎
3 登壇の経緯 • ITエンジニア3年目です • 数か月前に要件定義フェーズに挑戦し始めました • PJは現在進行形ですが、この数か月間だけでも色んな学びがありました • 学びをアウトプットしたかったので今回LTに挑戦しました
• ほんの少しでも皆さんの役に立てれば嬉しいです • エピソードの紹介→学び/気づきの紹介 という流れで話します!
4 遡ること約半年前
5 入社以来所属してたチームを離れた エンジニアなりたての頃からお世話になったスクラ ムチーム 既存システムの保守運用がメイン たまに機能追加したり、改修したり
新しいチームはこんな感じ 6 くまごろ (エンジニア) ステークホルダーたち 現場を知り尽くす ベテラン 既存システムを掌 握するエンジニア PJ統括者
PO UIUX担当 プロダクトチーム 顧客向けの宿泊予約システ ムを新規開発します✋
7 新チームでは要件定義に挑戦することに...
8 最初はこんな気持ちだった ついにこの時が来て しまった... そもそも、要件定義って何や ればいいんだろう?
9 とりあえず、要件定義について調べた。 • 要件定義の他に「要求定義」ていうのもあるんだ • 自分たちの現在地はどこなんだろう? ◦ PJの目的/プロダクトを通じて実現したいことは、既にPJの統括者が割り出して いた
◦ 要求定義は終わってて、要件定義からかな? → 「何を作ればいいか」を決めればいいのか!と思った(安直に) 要件定義は、プロジェクトやシステム開発において、必要な機能や性能・制約条件などを明確に 定める作業を指します。
10 とりあえず走り出した。 • 最初はひたすらインプット。関係者の時間をもらって下記の情報収集 ◦ 業務知識 ◦ 既存の宿泊システムの構造 ◦ プロダクトのシステム要求
11 ユーザーストーリーを作ってみた。 • 得られた知見を参考にしながら、ユーザーストーリーを書き出してみた • オポチュニティ/エピック/ユーザーストーリーの3つの階層で書いた → これで形になってる気がするけど自信ないな...
12 レビューしてもらったけど... • 思ったほどFBが出なかった • 枝葉のような指摘がいくつか来る程度 • ユーザーストーリー完成までに2回見てもらったが同様の状況 → レビュアーにOKもらえたからいいけど(良くない)、なんかちょっと不安...
13 ワイヤーフレームを作り始めた • ユーザーストーリーをワイヤーフレームに盛り込んでいった • 「画面ベースで考えると、細部にこだわり過ぎるので良くない」という話を聞いてたの で、とにかくシンプルに作ることを心掛けた(miroの図形を駆使) 本当にこれくらいシンプル なやつ
14 これがターニングポイントだった
15 レビューに持っていったら... • 打って変わって大量のFB ◦ 「現場的には予約時にこういう情報がほしくて~」 ◦ 「これは既存システムにもあるけど今は必要ないんだよね」 • 芋づる式に新しい情報や観点が出てくる
◦ 「うちはこれでOKだけど、あっちの業務に支障出るかも」 ◦ 「この部分の課題はオペレーション変えることで対応できそうだよ」
16 レビュー/修正を何度か繰り返す内に • ワイヤーフレームは関係者皆の納得のいくものになってきた • チームのプロダクトに対する解像度が上がった • 結果、Whyの理解/意識が足りないことに気づいた ◦ 色んな方面からのFBや課題が集まることで、プロダクトの目的を強く意識せざ
るを得なくなった
17 ワイヤーフレーム→ユーザーストーリー • ユーザーストーリーを改めて確認したら、めちゃくちゃひどかった ◦ 機能の羅列でしかなかった。Whyが全く意識されてなかった。 ◦ 理解度が低いまま、想像で書かれていた • ユーザーストーリー作成時に、こういう課題を抱えていたことがわかった
◦ 業務/既存システムの理解が浅い ◦ 関係者がどのような課題を抱えているかもわかってない ◦ 要求を浅いレイヤーでしか理解してなかった。その裏のビジョンが見えてな かった
18 この出来事をふりかえって 気づいたこと/思ったこと
19 ワイヤーフレームを使った活動は、 プロトタイピング/デザインシンキングの進め方だった • ユーザーストーリーは、プロトタイプとしては微妙だった • ユーザーストーリーではアイデアを評価することができなかった 「デザイン思考とサービスデザインと UXデザインとUIデザインの違い」 https://note.com/kawasagi9/n/n606e1ce1992b
20 何故ワイヤーフレームは良かったんだろう? • ワイヤーフレームは皆が一目見て理解できるものだった! ◦ エンジニア、PdM、マーケ、現場出身スタッフ... • 皆が理解できるので、異なる立場のスタッフが、ワイヤーフレームを足掛かりにして 議論ができる。いわば皆の共通言語 •
Miroを使った ◦ 議論しながら付箋で説明を書き加えることで、全員が話についていける ◦ デザイン性を完全に排したことで、皆が細部を気にせずに済んだ → 皆が評価/テストすることができることで、デザインシンキングによる学習が進んだ
21 学習が進むことで世界の解像度が上がる • デザインシンキングの5ステップループを回せるようになって学習が進み、プロダクト を取り巻く世界の解像度が上がった ◦ 業務/既存システムの理解度 ◦ 関係者がどのような課題を抱えているか ◦
「要求」と言われるものが、その実なにを指しているのか。その裏側にどういう 思いがあるのか
22 解像度が上がることで見えてくるもの • 解像度が上がったことで、当初は気づけなかった課題/解決策/思いが見えるように なる ◦ プロダクトを通して見つけた課題が、実は組織横断的な課題だったり ◦ 「オペレーションを変える」という解決方法に至ったり ◦
単なる1機能だと思ってたものが、プロダクトのビジョンを実現する柱の1つだと 気づいたり → 「自分たちが本当に作りたいもの」に少しずつ近づいていけるようになってきた ユーザーストーリー作成時はこれ が足りてなかった
23 さいごに
24 要件定義フェーズのこと勘違いしてたなあ • 要件定義って「クライアントの話をヒントに、プロダクトの正解を探り出す」活動だ と思ってた... ◦ プロダクトのイデア的なものがあると思い込んでた • ワンチームで、作りたいものの解像度を上げる。プロダクトの姿を形づくっていく ◦
最初から100%見えてる人はいない(クライアントも開発者も皆) ◦ 大事なのは、仮説検証を繰り返すことでチームが学習すること ◦ 学習を積み上げるほど、本当に作りたいものに近づくことができる ◦ そういう意味では、事業会社って要件定義やりやすいな ◦ 初期に学習サイクル構築できるかがPJの命運を握りそう
ご清聴ありがとうございました! 25