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Smart Manufacturing Practice Seminar

Smart Manufacturing Practice Seminar

2019年3月8日(金)東京商工会議所「スマートものづくり実践セミナー」講演資料
・クラウド・ AI ・IoT等デジタル化の潮流
・ 買えば使えるデジタルツール例
・スマート もの づくりのためのデジタルツール自作例
・クラウド・ AI ・IoTなど最新ツールの紹介
・まず明日から何を始めるか

https://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-90482.html

masashiokawa

March 07, 2019
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Transcript

  1. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. @masashiokawa masashi.okawa1

    【社外活動/役職】 ⚫東京商工会議所「スマートものづくり推進事業」専門家ワーキンググループ 座長 ⚫明治大学サービス創新研究所 客員研究員 ⚫栃木県「IoT等専門家派遣事業」専門家 ⚫日本商工会議所「中小企業活力増強のためのITサービス・レシピ」監修 ⚫ロボット革命イニシアチブ協議会(RRI)「スマートものづくり応援ツール」審査員 ⚫勉強会コミュニティ「エンタープライズIoTLT」「ヘルスケアIoTLT」主催者 ⚫「M5Stack User Group Japan」ファウンダー、「D Empowerment Lab」主催者 大川真史(おおかわまさし) ウイングアーク1st株式会社 Connected Industries エヴァンジェリスト 【専門】デジタル化による社会・産業・企業構造転換に関する研究・情報発信 自己紹介:大川真史(おおかわまさし) 1
  2. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 会社概要 2

    商号 ウイングアーク1st株式会社 (英文表記:WingArc1st Inc.) 所在地 〒106-6235 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー 創業 2004年3月 資本金 2億円 事業内容 ソフトウェアおよびサービスの開発・販売 決算期 2月 従業員数 連結554人/単体482人(2018年3月1日現在) Empower Data, Innovate the Business, Shape the Future. 東京(本社) 仙台 新潟 札幌 広島 福岡 大阪 名古屋 JAPAN 8拠点 文雅科信息技术 (大连)有限公 司 文雅科信息技术 (上海)有限公 司 WingArc Singapore Pte. Ltd. WingArc Australia Pty Ltd GLOBAL 4拠点
  3. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 事業概要 3

    市場シェア(SVF、EUR) 販売実績 SVFの累計導入社数は2万1000社にのぼ り、10年以上にわたってトップシェアを 維持しています。 SVFの特長のひとつである「保守継続率 の高さ」が、ソフトウェア基盤事業の安 定的な成長を下支えしています。 国内 シェア 第1位 62.8% ※ミックITリポート2017年「帳票設計・運用製品の市場動向、帳票運用製 品」(2017年度)をもとにウイングアーク1stが作成。日立製作所と帳 票分野で提携(2018年4月)し、同社が保有する帳票ソフト「EUR」の資 産取得を行ったことに伴う数値。 リカーリング ライセンス 2013 2014 2015 2016 2017 (億円) 83 83 84 91 102 ソフトウェア基盤事業 業務に欠かせない帳票の効率的な運用を支援 帳票基盤ソリューション 帳票クラウドサービス 市場シェア(Dr.Sum、MotionBoard) 販売実績 BI市場の成長を牽引するリーディング カンパニーとなっています。 大規模での導入やソリューション化(複 数の製品の組み合わせ)の推進により、 成長が加速しています。 国内 シェア 第1位 15.9% ※株式会社アイ・ティ・アール「ITR MARKET VIEW DBMS/BI市場 2018」データ分析/レポーティング市場:ベンダー別売上金額推移および シェア(2016年度) 2013 2014 2015 2016 2017 (億円) 30 32 37 42 54 Dr.Sum SPA MotionBoard ソリューション データエンパワーメント事業 成長のための業務改革をデータ活用からサポート 集計・分析プラットフォーム BIダッシュボード 電子活用ソリューション Salesforceデータ 編集ツール 第三者データ 提供サービス
  4. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 現在の変化は一体何なのか? 5

    第4次産業革命 (AI、IoTなどデジタル化) 第3次産業革命 (コンピュータ) 第2次産業革命 (電力・モーター) 第1次産業革命 (蒸気機関) 18世紀 19世紀 20世紀 21世紀 出所:経済産業省「新産業構造ビジョン」「第4次産業革命クリエイティブ研究会」より講演者作成 社会構造 サービス化社会 工業化社会 イノベーション の源泉 ユーザーインサイト獲得 → UX 技術獲得 → 機能・製造 ウェブサービス+デジタルデバイス中心 実物・実体が中心 イノベーション 創出の対象 UBER Facebook 世界最大のタクシー会社 →車両を保有していない 世界で最も普及したメディア →コンテンツを作っていない Alibaba airbnb 世界最大の小売業 →在庫を持っていない 世界最大の宿泊サービス会社 →物件を持っていない アセットなし ユーザー体験(UX=User eXperience)が競争優位の源泉
  5. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【クラウド】5年間の劇的な変化→クラウドサービス化 6

    • クラウドサービスが充実し、ユーザー個人でサービスを利活用できるようになった。 5年前 現在 自社サーバーでシステム構築 クラウドサービスを使う 主な目的は作業支援(自動化・省力化) 主な目的は判断支援(可視化・自律化) ベンダー独自の開発環境 開発環境はオープンな開発環境 ソフトウェアエンジニアが作る 誰でも(ユーザーが)作れる データ交換や個別インターフェース開発 API(Application Programing Interface) 3G通信・有線LAN LTE通信・Wi-Fi/BLE(Bluetooth)
  6. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【クラウド】事例:両国屋豆腐店(長野県) 7

    課題・実現したい事 ⚫ 事務作業を削減して豆腐作りにフォーカスしたい ⚫ 小売りだけでなくBtoBの営業活動したい 事業上の成果 ⚫ ビジネスモデル変革:小中学校の給食卸の契約 実施したこと ⚫ 受注、製造、会計などの事務作業を出来るだけ自動化 ⚫ ITはむしろ苦手でクレジットカードも使ってなかった ⚫ つづく(株)と一緒に以下のクラウドサービスを導入 ⚫ スマホで豆腐の注文を把握し、ネットバンキングとクレ ジットカードで会計を自動化 ⚫ いつでもどこでも経営をリアルタイムに把握 ⚫ バックオフィスにかかる時間は月間で40時間近く削減 ⚫ 空いた時間で営業資料作成から始まり、飛び込み営業 【構成】 スマートレジ クレカ決済 表計算など 事務作業用 使い易く便利な 会計ソフト + + 各サービスをつなげる 出所:各社Webサイト、つづく(株)(http://tsu-zu-ku.com/)Facebookより講演者作成
  7. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【クラウド】クラウド利用は当たり前 8

    • 企業の基幹システムでクラウドサービスを使う企業団体が増え続けている。 • 国内では大手製造・金融・行政など。海外ではCIAやFBI、世銀なども使っている。 • セキュリティ、停止リスクを定量的・客観的に比較するとクラウドサービスが優れている場合が多い。 Amazon Web Service Google Cloud Platform Microsoft Azure 【国内】 三菱UFJフィナンシャルグループ 全日本空輸 NTT東日本 KDDI ソニー銀行(勘定系) 【海外】 CIA(アメリカ中央情報局) ペンタゴン(アメリカ国防省) NASA(アメリカ航空宇宙局) 英国司法省 世界銀行 【国内】 コマツ ホンダ 東京ガス 経済産業省 文部科学省 産業技術総合研究所 理化学研究所 三重県 【海外】 ABB ダウケミカル 【国内】 富士フイルム 富士ゼロックス 日本生命 日本マクドナルド ファミリーマート 任天堂 ファーストリテイリング 福岡県 【海外】 NIH(アメリカ国立衛生研究所) HSBC https://azure.microsoft.com https://cloud.google.com https://aws.amazon.com 出所:各社プレスリリースより作成
  8. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【クラウド】クラウドプラットフォーム例 9

    出所:Google Cloud Platform(https://console.cloud.google.com/marketplace)
  9. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. Wio Node

    ¥1,231 【IoT】リアルとデジタルの融合(境目が無くなる) 10 • モノやコトが「デジタル」に表現されるようになり新しい「デジタル体験」が出来るようになった。 • IoTの技術革新により簡単に安く出来るようになった。高精度・多機能の技術革新ではない。 • 例:半田付け不要のセンサー規格、個人が設計製造するデバイス、スマホでプログラムするボード • 簡単になった事で、ユーザーが「自分で作って・使って・改善出来る」点が革新的である。 出所:Nefry販売サイト(https://dotstud.io/shop/nefry-connect-internet/)、SWITCH SIENCE(https://www.switch-science.com)より講演者作成 GROVEモジュール:100種類以上のセンサー Nefry BT ¥5,378 Obniz ¥5,980 M5Stack ¥4,050
  10. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【AI】これまでの流行と機械学習の概要 11

    • AIとは、学習・推論・判断などの働きをコンピュータを使って人工的に実現したもの。 • マシンラーニング(ML)導入事例が増え、ディープラーニング(DL)が実装されている。 出所:NVIDIAブログ「人工知能、機械学習、ディープラーニングの違いとは」より講演者作成 https://blogs.nvidia.co.jp/2016/08/09/whats-difference-artificial-intelligence-machine-learning-deep-learning-ai/ 学習データ (因果が明確) マスメディアを賑わす事例 (碁、将棋、対話、画像診断、 渋滞予測、高精度故障予測) 現実的な導入事例が増加 (ルールベースの生産計画、 簡単な需要予測/故障予測) 機械学習の簡単なしくみ 推論モデル 生成 推論エンジン (モデル) ・アルゴリズム選択 ・チューニング ・生成モデル評価 ・・・ 未知の データ 推論結果
  11. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】Teachme Biz(ティーチミービズ)

    13 • スマートフォン等で写真/動画を撮影してコメントを入力して保存ボタンを押すとマニュアルになる。 • 現場で作って現場で使って技術伝承にもつながるデジタルマニュアル作成ツール 出所:RRIスマートものづくり応援隊ツール(https://www.jmfrri.gr.jp/info/314/)、Teachme BIZ(https://biz.teachme.jp/)より講演者作成 ツール導入事例:大鉄精工(埼玉・3名)
  12. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】SOFIXCAN Ω

    Eye(オメガアイ) 14 • 機械や装置の操作パネルにWebカメラを取り付け、画像認識により機械の状態をデータ化する。 出所:SOFIXCANΩeye(http://www.sofix.co.jp/products/sofixcan_omega/sofixcan_omega_eye/index.html)より講演者作成
  13. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】LINE WORKS、chatwork、slackなど

    15 • スマホを使って業務上の情報共有・交換ツールをチャット形式で行う「ビジネスチャット」 • 各社から様々出ているが、例えば、LINE WORKS、chatwork、slackなどのアプリがある。 • 業種、業務、社内外関係なく、コミュニケーションが発生する場合に効果的 出所:LINE WORKS(https://line.worksmobile.com/jp/)、chatwork(http://www.chatwork.com/ja/)、slack(https://slack.com/)各社webサイトより講演者作成 chatwork 東洋アルミニウム(株)導入事例より LINE WORKS 大成建設(株)導入事例より 業務内容を想起しやすい グループアイコン スタンプによる コミュニケーション slackカスタマーストーリーより
  14. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】ポカヨケツール 16

    • トルクレンチ・リベッター・電動ツールなどの工具を用いる生産工程や、チェックする作業のミス防 止(ポカヨケ)をするツール 出所:RRIスマートものづくり応援隊ツール(https://www.jmfrri.gr.jp/info/314/)、ヘルツ電子(http://www.herutu.co.jp/)より講演者作成 プライヤーレンチ デモ動画 チェックペン デモ動画
  15. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】プロジェクションピッキングシステムⓇ 17

    • 上部のプロジェクタから投影して、様々な形状の棚やラックでのピッキング作業を支援する。 出所:アイオイ・システムWEBサイト(https://www.hello-aioi.com/jp/solution/pps/)より講演者作成 電気機器製造メーカー A社 導入事例より
  16. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】irBoard /

    irPanel 18 • iPadやiPhoneをPLC向けのタッチパネルディスプレイとして利用できるiOSアプリケーション 出所:RRIスマートものづくり応援隊ツール(https://www.jmfrri.gr.jp/info/314/)、irBoard(http://irboard.itosoft.com/ja)より講演者作成
  17. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【ツール例】BakeryScan 19

    • トレイ上の複数のパンの値段と種類をカメラで一括識別するシステム • 効果:学習期間短縮、精算スピードUP、対面モニタでお客さまも安心、POSレジ連携 出所:第6回ものづくり日本大賞(http://www.monodzukuri.meti.go.jp/index.html)、ベーカリースキャン(http://bakeryscan.com/)より講演者作成 似てるのに違う 違うのに同じ
  18. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】管理薬剤師が作った薬局業務用サービス 21

    課題・実現したい事 ⚫ 作業や判断を自動化して接客時間を増やしたい ⚫ 勘と経験に頼った属人的業務を無くしたい 事業上の成果 ⚫ ビジネスモデル変革:自作サービスが好評を博し、口コ ミで同業者が利用 実施したこと ⚫ 35歳くらいからプログラムの勉強をはじめる ⚫ 薬品在庫管理「ファーマシストオンライン」開発 ⚫ 棚の最適配置計算:よく出る薬を降順に並べるな どではなく、よく出る薬とセットになって出る薬 を並べて配置するなど ⚫ PCだと両手、スマホ(LINE bot)でも片手を使う。手を使わな いボイスUIが便利(声で入力、耳で出力確認) ⚫ 動画共有で同業者から追加要望や改善事項が上がる。 ⚫ 薬の不動在庫情報を共有する仕組みでは自分にFAX送信 出所:お茶の水ファーマシーWebサイト(http://薬局お茶の水.jp)より講演者作成
  19. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】農家が作ったキュウリ選別システム 22

    • きゅうり農家の小池さんはきゅうりの等級を画像AIで自動判別するデジタルツールを自作。 • 開発はクラウド上で行い、プログラムソースやマニュアルなどを共有サービスで無料公開。 • 世界中のきゅうり農家がこの仕組みを使う事で、評価基準の標準化と評価業務の効率化を目指す。 出所:SlideShare(https://www.slideshare.net/ikemkt/ss-78561005)より講演者作成
  20. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】高齢者向けゲームアプリなど 23

    • 1935年生まれの若宮正子さんは81才からSWIFTを勉強し始め、82才でアプリ「hinadan」をリリース。 • 高齢者プログラミングコミュニティとして「シニアプログラミングネットワーク」などがある。 出所:シニアプログラミング(https://senior-programming.net/) 出所:CodeCampus「82歳にしてSwiftでアプリ開発からリリー スまで!スーパーシニアがいると聞いてお話を伺ってきた!」 (https://blog.codecamp.jp/senior-programming) 出所:App Store (https://itunes.apple.com/jp/app/ hinadan/id1199778491?mt=8)
  21. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】ワールド山内(北海道・資本金7000万円) 24

    • 社長とソフトウェアエンジニアを中心に格安でデジタルファクトリーを構築。 • 業務を標準化しノウハウを文書化しVE/VA提案を行い、発注者と対等な地位を確立。 出所:ワールド山内webサイト(http://www.world-yamauchi.co.jp/)より講演者作成
  22. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】旭鉄工/i Smart

    Technologie(愛知・500名) 25 • 磁気センサーを使い生産数や停止時間など現場で必要な情報をリアルタイムに自動検出・視える化 • この仕組みをパッケージ化し「製造ライン 遠隔モニタリング サービス」として積極的にシステム外販 を行っている 出所:旭鉄工/i Smart Technologie(http://istc.co.jp/)より講演者作成
  23. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】O2・IBUKI(旧・安田製作所) 26

    • 過去の金型設計・製造実績のデータを解析し、新規金型の見積もりを効率的に活用する「見積作成シ ステム」 出所:ロボット革命イニシアチブ協議会スマートものづくり応援ツール(https://www.jmfrri.gr.jp/content/files/Open/2017/20170210_IoT-usecase-SME/25_O2.pdf)より講演者作成
  24. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】飯山精器(長野・資本金1200万円・80名) 27

    • 金属加工メーカーが、照度センサーを3色灯のそれぞれ(3か所)につけて照度値から運転状況をデー タとして把握するシステム「is-Look」を開発した。 出所:RRIスマートものづくり応援隊ツール(https://www.jmfrri.gr.jp/info/314/)、is-Look(http://www.iiyamaseiki.co.jp/iot/)より講演者作成
  25. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 【自作例】武州工業(東京・資本金4000万円・160名) 28

    • パイプ曲げ・板金加工の製造業が、スマホを設備に貼り付けるだけの完全配線レス設備動作収集アプ リ「生産性見え太君」を開発した。 出所:生産性見え太君(https://www.bimms-mieta.com/)より講演者作成
  26. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 出所:東京商工会議所「ものづくり企業の現状・課題に関する調査」(http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=115010)より講演者作成 自作例まとめ:「やってみないとわからない」

    29 • 昨年の東京商工会議所の調査でも明らかなようにツール導入前の期待効果と導入後の効果は異なる。 • デジタルツール導入→データ化→可視化共有→社内外コミュニケーション活性化→生産性向上 • 想定外の効果を認識する能力が必要である。
  27. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. 東京23区内のスマートものづくり事例 30

    • 東京商工会議所では「スマートものづくり実践事例集」を作成した。 • 3月15日(金)に公開される。
  28. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. デジタル化に必要な機能と対象領域 32

    • スマートものづくりツールの構成機能のうち、中堅・中小企業にとって必要となり取り組めるのは、 【データを作る・上げる】【データをつなげる】【データを分析する】【データを見せる】 • 次ページ以降、いくつかのツール・サービス例を紹介する。 出所:RRI第2回中堅・中小製造業向けIoTツール&レシピ募集概要(https://www.jmfrri.gr.jp/event/seminar/504.html)を参考に講演者作成 データを作る・ 上げる データをつなげる データを分析する (AI) データを見せる (BI)
  29. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. データを作る・上げる:Webiot(ウェビオ) 33

    • 注文をして手元に届いた時点で既にデータが上がり始めている「ネット接続済みセンサー」 • 色々な種類のデータを早く簡単に取り始めて、仮説検証を始めるには最適なサービス 出所:Webiot(https://webiot.io/)より講演者作成
  30. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. データを見せる:Ambient(アンビエント) 34

    • 細かな初期設定をしなくても送ったデーターをリアルタイムでグラフ化する。 • Arduino、mbed、Raspberry Piであればライブラリーとサンプルプログラムがあるので、それをコ ピーし、カスタマイズする事で簡単に実装できる。 出所:Ambient(https://ambidata.io/)より講演者作成
  31. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. デモ:WebiotのデータをAmbientで表示させる 35

    Webiot クラウド (既にデータが上がってる) Ambient クラウド データ 連携 ルール チャネル チャネルで作成したグラフを見に行く データを見に行く
  32. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. データをつなげる:IFTTT(イフト) 36

    • 「If This Then That(こんな時にあれをする)」がクリックだけで実現可能 出所:IFTTT(https://ifttt.com/)より講演者作成 300種類以上の 登録数
  33. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. データを分析する:Dr.Sum(ドクターサム) 37

    • 現場の人が自分のPCで使えるプログラム不要の高速データ収集・解析ソフト • 特にデータが増加した際、スムーズにデータ収集・加工をするために必須 出所:Dr.Sum(http://www.wingarc.com/product/dr_sum/)より講演者作成 生産・品質・在庫管理システム PSI BOM 各種センサー・PLC・画像データ等 製造小日程 製造実績 検査結果 製造指図 Dr.Sum 取り込み 製造装置 タイムライン 部材製品 個別トレース
  34. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. データを分析する:Azure Machine

    Learning Studio 38 • AIを活用するツール。ドラッグ アンド ドロップによるビジュアルな操作で使用でき、コードを記述せ ずに実装。 出所:Azure Machine Learning Studio(https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/machine-learning-studio/)より講演者作成 予測 結果 これまでの データ モデル (予測式) 新しい データ
  35. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. データを見せる:MotionBoard(モーションボード) 39

    • 大量・複数データをリアルタイムで見るためには本格的なツールも必要 出所:MotionBoard(http://www.wingarc.com/product/motionboard/mb57/)より講演者作成
  36. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. デジタルツール開発・導入の基本:UX重視 41

    • ユーザーだけが「良いツール」を決めることが出来るので、ユーザーを中心に試行錯誤しながらツー ル開発・導入を進めていくべき。機能や性能の観点だけでは「良いツール」とは言えない。 • 「ユーザー体験(UX=User eXperience)」を重視してツールの開発・導入をすべき。 何を作るか 〇UX(ユーザー体 験)に優れ、自然に ユーザーが使い続け る「良いツール」 ×多機能・過剰品 質・あるべきシステ ム・使いにくい 誰が決めるか 「良いツール」は ユーザーしか決めら れない。作る人は決 められない。 ユーザーが教えてく れるわけではない どう作るか プロトタイプを作っ てユーザーに試して もらうしかない 失敗と修正が多いほ ど「良いツール」に 育っていく どう進めるか 1日でも早く、1回で も多く「ダメ」と言 われないと良くなら ない 試行錯誤(失敗と修 正)を繰り返す
  37. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. ポイント:アジャイルなツール開発 42

    • アジャイル(試行錯誤型)=アイデアを早く具体化/具現化し、ユーザーに使ってもらって、すぐ修正 して再度ユーザー検証を行う。 • 「まずやってみる」からスタート。 【価値共創型】 アジャイル 【プロダクトアウト型】 ステージゲート 検討に資するアイデア サービス開始 アイデア 具体化 プロトタイプ 作成 ユーザー検証 プロトタイプ 評価 プロトタイプ 修正/増強 市場性・難易度検討 計画策定・準備 構築・開発 利用開始
  38. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. はじめての開発:IoTノンコーディング 43

    • グローバルでは教育用デバイスとしてMicro:bitが普及している。日本でも2017年から利用開始。 • 教育用ロボットとしては中国・深圳発のmBotが優れている。 • 業務用ではNode-REDが広く使われている。日本ユーザーグループも積極的に活動している。また、 Node-REDから派生した業務用サービスもある。 出所:micro:bit(https://microbit.org/ja/) 出所:mBot(http://www.makeblock.com/) 出所:Node-RED User Group Japan(https://nodered.jp/)
  39. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. はじめての開発:オープンナレッジ 44

    • 開発プログラムを誰かに使ってもらい皆で改善するために、ソースを公開する文化が定着している。 • その代表格がGitHub。ソースだけでなくチュートリアルやドキュメントも公開する。 • 日本語で技術的な知見を共有する代表的サービスがQiita。 出所:きゅうり農家(小池)さんのGitHubソース(https://github.com/workpiles/cicrops) 出所:NefryBT活用例のQiita記事(https://github.com/workpiles/cicrops)
  40. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. プログラムを学習する方法 45

    Progate https://prog-8.com/ 出所:Progate(https://prog-8.com/)より講演者作成
  41. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. コミュニティへの参加 46

    日本最大のIoTコミュニティ:IoTLT(https://iotlt.connpass.com/) IT勉強会登録サイト:connpass(https://connpass.com/)
  42. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. ご案内 47

    3/15(金)19:30~ @弊社(六本木一丁目駅) 同人ハードウェアMeetUp #2 3/26(火)19:30~ @弊社(六本木一丁目駅) IoT縛りの勉強会!IoTLT vol.49 第1回の様子 ・来場者140名くらい ・約50%が3Dプリンタを持ってる ・約20%がCNC旋盤を持ってる ・約10%がレーザー加工機を持ってる https://dhwmu.connpass.com/event/121139/ https://iotlt.connpass.com/event/123314/
  43. Copyright © 2019 WingArc1st Inc. All Rights Reserved. まとめ 48

    •まずは自分でデジタルツールを使ってみる •使った感想を共有して、社内で使う人を増やす •勉強して、すごく簡単なツールを作ってみる •社外の勉強会・コミュニティに参加してみる •作ったものを情報発信(公開・共有)してみる