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組織横断ナレッジシェアを活性化させるためのUXデザインの実践と学び

MasateruIto
November 24, 2020

 組織横断ナレッジシェアを活性化させるためのUXデザインの実践と学び

社内向けに、DXに関するナレッジシェアを、Confluence を用いて、推進しています
社内での知名度は高まってきており、ある月では社員の約40%が訪れるサイトになりました。

一方で、利用者の満足度はまだまだ向上できる余地があります。また、ただ人が訪れればよいという訳ではなく、ナレッジシェアの活動に協力してくれる人を巻き込んでいきたいのです。そのために、人を引き込むサイトにしていくことが大切だと考えています。

このプレゼンでは、UXデザインを取り入れてサイトの見た目のカイゼンとサイト訪問者の体験を設計していったプロセス、そこから得られた学びをお話しします。
加えてサイトの見た目をより良くするConference Tips も紹介します。

MasateruIto

November 24, 2020
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Transcript

  1. 伊藤 昌明(ITO Masateru) 2  2009年 NRI入社しSI事業でWebアプリケーション構築を経験  2017年 Atlassian製品の出会いをきっかけに、アジャイル・ス

    クラムにのめりこむ  2020年 bit Labsへ参画。社内向けDXナレッジシェアの推進や、 DX関連研修のトレーナーを担当  DX時代に求められる組織への変革を目指し奮闘中 組織活性化ファシリテーター Atlassian認定スペシャリスト 認定スクラムマスター
  2. bit Labs 理念 3 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights

    reserved. Open the idea, Go Business bit Labs(ビットラボ)は、 企業が築き上げたレガシーをデジタルの力で進化させ、 新しいアイデアの種を未来のビジネスへとつなげます。 より良い社会を目指し、ひとつひとつの挑戦をカタチに。 スピーディーでフレキシブルなbit Labsのチーム力で、 新たな価値創造を実現していきます。 すべては、胸躍る未来のために。
  3. bit Labs コンセプト 4 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights

    reserved. DX事業開発はリーン型の実行プロセスになっていくことを出発点として設定 テクノロジーに軸足を置く組織として、「デザイン手法」「アジャイル開発」「データ分析」に加え それぞれの活動を下支えする「最新DX技術」 を4本の柱として定義。 Analytics
  4. bit Labs 提供サービス 5 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights

    reserved. 事業開発・実証実験(PoC)から本格開発・運用フェーズまで、お客さまのデジタル・トランスフォーメーションに向けた、 「ひとつひとつの挑戦をカタチにしていくこと」にこだわって強力にサポートします。
  5. 今日のお話の範囲 9 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. お客様企業へのサービス

    (先述のとおり) NRI社内向け プロジェクト支援 人材育成 ナレッジシェア
  6. 今日のお話の範囲 10 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. お客様企業へのサービス

    (先述のとおり) NRI社内向け プロジェクト支援 人材育成 ナレッジシェア
  7. ナレッジシェア活動についてご紹介 11 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 社内の先行事例

    bit Labsの活動 社員ポータル チャット 随所で宣伝 ナレッジシェアサイト 収集 展開 ConfluenceはAtlassian社の商標もしくは登録商標です
  8. その「場」を実現するために 14 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. DX案件の現場で活用できるノウハウが手に入る

    場を提供できている 多くの人が興味を持っている 場への貢献マインドを持っている
  9. サイトアクセスのきっかけをログから調査 17 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 

    社員ポータルの新着情報経由が80%程度  新着情報の掲載時にアクセスにピークが発生する  2~3日程度でピークは収束する 社員ポータル チャット 随所で宣伝
  10. 満足度調査アンケートを実施 18 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. これまでにサイトにアクセスした社員へアンケート配布

    印象的だった回答2つピックアップ サイトにアクセスしたことを覚えていない 事例を載せて欲しい
  11. 満足度調査アンケートを実施 20 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 事例を載せてほしい

     実際の案件事例も載せてい るのだけど  気づいてもらえてない?
  12. UXデザイン・デザイン思考 22 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. UXデザイン

    = ユーザの体験を感情を軸に設計する そのために デザイン思考 = ユーザ起点で課題を発見する考え方 参考)https://dschool.stanford.edu/ 引用)Stanford大学 d.schoolが提唱するデザイン思考の5つのプロセス
  13. ペルソナ設定 23 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. DXとかアジャイルとか流行っている

    何かそういう案件に関わりたい でも何から始めたらいいんだろう? 現業が手一杯で時間もなかなか取れないし… ナレッジシェアサイトは過去に訪れたことがある 社員ポータルの新着情報の掲載がきっかけだったと思う 今朝も社員ポータルに新着情報が掲載されていた 気になるタイトルだったので、サイトを訪れてみた Aさん 34歳 入社10年目 プロジェクトマネージャーを務め、 多忙を極める これまでの現場経験はウォーター フォール型開発のみ 業界の動向には目を光らせている 参考)https://dschool.stanford.edu/
  14. 今のサイトのカイゼン点の仮説を立てる 26 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. ユーザの視点に立つと、サイトを閲覧できる時間には限りがある

    印象に残る&サイト内を迷いなく行動できる設計が重要だ! そのためにカイゼンすべきは下記の3点 印象に残らないページになっている 短時間でも興味をつかめるコンテンツに欠けている 読んだコンテンツに関連する情報が分からない
  15. 3.サイトマップをフッターに配置 30 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 

    このナレッジシェアサイトにどれだけの情報が入って いるのか、一目で把握できますね  「さらに情報を探してみよう」という気持ちにさせら れるかもしれません ドンツキ  ページをスクロールして読み終わった状態です  この後、別のページを見ようと思うでしょうか? フッターのサイトマップ 参考)https://uxdaystokyo.com/articles/page-navi-menu/
  16. 4.関連するページへのリンク 31 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 関連記事へのリンク

     ページを読んでいる流れでクリックできる  ツリーの階層構造などお構いなし!  ノウハウが繋がることで「アハ!」体験が生まれるかも!? ページツリー  階層を戻ったり、「>」からツリーを開いたり…  作業が多い&一覧性に難あり  Confluence=ファイルサーバ だっけ??
  17. 解決策の効果はどうだった? 32 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 

    ライト記事シリーズの「いいね」数が これまでのコンテンツに比べて5倍以上に!  フッターのサイトマップや関連情報ページ等でのサイト内回遊 1週間でアクセスしたユーザのうち約18%! ※定性的な満足度はこれから収集予定
  18. この活動を通して得られた学び 33 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. コンテンツの中身だけでなく「時間」も重要

    コンテンツをつなぐことで読者の体験が向上する ユーザ視点で行動から課題発見する思考プロセス楽しい!
  19. Tips1:画像にリンクを設定する 36 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 画像ファイルへのリンク設定はコチラ

    編集画面 画像ファイルの貼り付け箇所をクリックすると メニューが表示されます
  20. Tips3:フッターを設定する 39 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. スペース管理権限

    サンプルイメージで利用し た要素はコチラ • {section}と{column}で複数 段組みレイアウト • {column}は幅を%指定 • h4.で見出しレベル4を設 定 • [テキスト|URL] でリンク 設定 {section} {column:width=25%} h4. [コンテンツTOP|http://xxxxxx] [コンテンツA|http://xxxxxx] {column} {column:width=25%} h4. [事例集|http://xxxxxx] 人気のラベル [ラベル1|http://xxxxxx] {column} {column:width=25%} h4. [ライト記事|http://xxxxxx] 人気シリーズ [シリーズ1|http://xxxxxx] {column} {column:width=25%} h4. その他コンテンツ [研修一覧|http://xxxxxx] [bit Labs関連|http://xxxxxx] {column} {section} • Wiki マークアップで記述できます • Confluenceのマクロも埋め込めます • 参考) https://ja.confluence.atlassian.com/confcloud/confluence- wiki-markup-938044804.html
  21. ナレッジシェア活動についてご紹介 42 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. 社内の先行事例

    bit Labsの活動 社員ポータル チャット 随所で宣伝 ナレッジシェアサイト 収集 展開 ConfluenceはAtlassian社の商標もしくは登録商標です
  22. その「場」を実現するために 43 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. DX案件の現場で活用できるノウハウが手に入る

    場を提供できている 多くの人が興味を持っている 場への貢献マインドを持っている
  23. UXデザイン・デザイン思考 44 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. UXデザイン

    = ユーザの体験を感情を軸に設計する そのために デザイン思考 = ユーザ起点で課題を発見する考え方 参考)https://dschool.stanford.edu/ 引用)Stanford大学 d.schoolが提唱するデザイン思考の5つのプロセス
  24. この活動を通して得られた学び 45 Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. コンテンツの中身だけでなく「時間」も重要

    コンテンツをつなぐことで読者の体験が向上する ユーザ視点で行動から課題発見する思考プロセス楽しい!
  25. Copyright© Nomura Research Institute, Ltd.ALL rights reserved. Thank you for

    reading! Please visit our website if you are interested in us :) https://bit-labs.nri.co.jp/ [email protected]