Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

人間中心のAIプロダクト開発に向けて意識すること ~ユーザーニーズと提供価値の明確化~

masatoto
March 26, 2023

人間中心のAIプロダクト開発に向けて意識すること ~ユーザーニーズと提供価値の明確化~

ユーザーニーズと提供価値の明確化について

masatoto

March 26, 2023
Tweet

More Decks by masatoto

Other Decks in Design

Transcript

  1. ①ユーザーニーズを知る ユーザーリサーチを通じて課題仮説の検証段階(Customer Problem Fit) • 前提︓価値を届けたいユーザーは特定済み • ⼿順︓ユーザー調査 → 課題仮説磨き

    → 業務プロセスにAIを対応付け ポイント • 予算と時間の許す限り、多くの⼈にインタビューをすること • ⼈と話し、⾏動を観察することで、あなたの思考を技術中⼼から⼈間中⼼に移していく インタビューのコツや課題仮説の磨き⽅の参考資料 https://note.com/storywriter/n/n22a19bb2200e
  2. AIの強みを活かすとユーザーはどう感じるか 業務の特定部分を⾃動化する製品をユーザーがどう感じるかを観察 • ユーザー調査 → 課題仮説磨き → AIを業務プロセスに対応付け(Problem Solution Fit)

    ポイント 「オズの魔法使い法」によるテストをおこなう • 紙芝居式でインタビュアーがタスクの各ステップを説明し、ユーザーに体験をイ メージさせる⽅法
  3. ➁ AIの強み「⾃動化」と「拡張・⽀援」を評価 ⾃動化の評価⽅法(業務プロセスの⼀部をAIの強みに置き換える) • 業務効率性の向上 • ⼈間の安全性の向上 • ⾯倒なタスクの削減 拡張・⽀援の評価⽅法(⼈の仕事を、速く、効率的に、クリエイティブにする)

    • タスクに対するユーザーの楽しさの向上 • ユーザーの作業速度の向上 • 創造性の向上 • 精神的ストレスの低減 AI ⼈ ⼈ AI ⽬的遂⾏ ⽬的遂⾏ ChatGPT含め、⽣成系の影響が⼤きい。 信頼を得るまで「⽀援」をし、その後「⾃動化」へ進む場合もある。 ⼤規模⾔語モデルはどこまで貢献できるか ネックはプロンプトの⼊⼒⻑制限と⾦額 Fine-Tuning vs In-Context Learning
  4. 結果を注意深く分析する シンプルな評価指標では⾒逃される悪影響がある。 事前に落とし⽳を想像する • 結果の結果を考える。基本は良い。 • 評価指標が完全に最適化されたら、社員/ユーザー/その友⼈や家族/より広い社会に何が起こるか • 例えば、マッチング率100%になったが、結婚率が上がらない可能性がある。 ⼊⼒の限界値を調べる

    • 性別、年齢、体型、など、少数派のユーザーや条件に不都合があるか確認する。 時間をかけて劣化するか監視する • 時間と共にデータとユーザーは成⻑する。 • プロダクトを使って100⽇⽬や1000⽇⽬のユーザー体験を考える。 • 需要予測はデータの変化が⼤きいので、評価期間の設計は丁寧に議論する。
  5. 個⼈的な失敗と学び ① ユーザーのニーズとAIの強みの共通部分を⾒つける • ユーザーニーズのヒアリングを数件しても結局、当初想定していた課題の域を中々でなかった。 • 会社の壁もあり、想定したユーザーにヒアリングできないことがあった。 • AIの機能が課題に対応しているが、肝⼼の精度が届かなかった。 ②

    AIの強み「⾃動化」と「⽀援」を評価する • ⼯数削減など効率性の指標が重視され、集中⼒の削減や精神的負担を下げる業務の「⽀援」が 重視されにくかった。 ③ 評価指標を設計する • ドメインエキスパートが普段使っている評価指標を最初にヒアリングし忘れていた。 • プロダクトに、エクセルのように、評価指標を追加できるようになっていなかった。