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Webフロントエンドの進化とJamstackアーキテクチャの変遷

microCMS
July 14, 2023

 Webフロントエンドの進化とJamstackアーキテクチャの変遷

DIST.40 「Jamstackの実際とミライ」での発表資料です。
https://dist.connpass.com/event/284922/

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July 14, 2023
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Transcript

  1. 8 SPA(Single Page Application)の登場 - JavaScriptのXHR(XMLHttpRequest)を利用して、クライアントサイドでのページ遷移を可能にした - 2005年2月「Ajax: A New

    Approach to Web Applications」論文 - ページ遷移時に真っ白な画面で待つ必要がなくなり、ユーザー体験が向上した - サーバーサイドで行っていたロジックがクライアントサイドに移り、JS実装の複雑性が増した - MVC系フレームワークの登場 - Backbone, Angular, Vue, React, etc...
  2. 9 SSR(Server Side Rendering)の登場 - 従来のSSRではなく、SPA込みでのSSRの話 - サーバーサイドからクライアントサイドに各種状態の連携(ハイドレーション) - SPAの下記の問題点を解決

    - 最初に大きなバンドルJSを読み込む必要があるため、初期ロードが遅い問題 - SSRと比較するとクローラーにIndexされづらい問題 - Next, Nuxtが登場 - SSRの難しいところを全部吸収したフレームワークとして人気に
  3. 10 SSG(Static Site Generate)の登場 - モダンJSフレームワークによるサイト全体の静的化が人気に - Nuxt v2.13でFull Static

    Generationが登場し、ページ遷移時のAPIレスポンスも静的化 - もちろんハイドレーションしてSPAとしても動作する - リンク先のプリフェッチも導入され、超高速サイトが作れるようになる
  4. 11 新たなホスティングサービスの登場 - 静的ビルドしたファイル群をCDNから配信できる サービスが相次いで登場 - Netlify / Vercel /

    Amplify Console / etc… - Atomic Deploys - すべてのコード、アセットが一気に更新されるため、 ウェブサイトが部分的に更新された状態にはならない - FTPアップロードの問題を解決 - ここでJamstackに火が点いた
  5. - CDNのキャッシュが古い or 無い場合はバックグラウンドでデータを取りにいく - Stale While Revalidate という仕組み -

    ページ更新時も全体ビルドが不要になり、ビルド時間の問題は解決 - revalidate=1などとすれば、時間きっかりもまぁ問題なしと言える - Next + Vercel 時代に突入 15 ISRの登場
  6. 17 ISRの仕組み(キャッシュが古い場合) オリジン ユーザー エッジ ①リクエスト ②キャッシュ返却 ③リクエスト ④キャッシュ更新 キャッシュが古いかどうかは

    revalidateTimeで判断 一度古いキャッシュが返却される 二度目以降のアクセスで更新されたキャッシュが返却される
  7. 結果整合性 20 結果整合性と強整合性 強整合性 全ての更新が最終的には全ての参加者に伝播するこ とを保証する。 → 大規模な分散システムに向いている 全ての読み取りが最新の書き込みを常に反映する という保証する。

    → 絶対的な制御が必要なシステムに向いている - SNS - メディア系 - 銀行などの金融系サービス - 航空予約システム - 在庫管理システム SSRやCSRはこちら SSGやISRはこちら
  8. - ページ内でも静的部分と動的部分を同居させることができる - 静的部分を海、動的部分を島としたイメージ - Deno FreshやAstroで採用されている
 - 部分的なハイドレーションが可能
 -

    必要なタイミングでJSがロードされる
 - スクリーンサイズが◦◦◦px以下になったタイミング
 - ビューポートに入ったタイミング
 - etc
 21 アイランドアーキテクチャ https://docs.astro.build/ja/concepts/islands/
  9. - アイランドアーキテクチャに近い - サーバーサイドだけで動作させるコンポーネント - useState等のReact Hooksが使えない - サーバーで処理する分、クライアントに渡すバンドルサイズを削減できる -

    表示系ライブラリの読み込み(highlight.jsなど) - コンポーネント定義 - 最近のNext.js 13 App Routerではこの辺りの知識が必須 - より細かい単位での制御へ 22 RSC(React Server Components)
  10. - コード実行 - Cloudflare Workers - Remix, SvelteKit, qwik, Hono

    - CloudFront Functions - Vercel Edge Functions - etc - DB - Cloudflare D1(SQLite) - ストレージ - Cloudflare R2(オブジェクトストレージ) - Cloudflare Workers KV(Key - Value store) 24 エッジ上で動かせるものたち