Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
クラウドを活用して家電をハックしてみた
Search
KMiura
July 13, 2024
Technology
0
160
クラウドを活用して家電をハックしてみた
2024/07/13 Cloud in the Camp 2024 札幌 Horippa
https://connpass.com/event/315715/
KMiura
July 13, 2024
Tweet
Share
More Decks by KMiura
See All by KMiura
運用しているアプリケーションのDBのリプレイスをやってみた
miura55
1
1.1k
Amazon Rekognitionを使ったインターホンハック
miura55
0
72
Pythonでルンバをハックしてみた
miura55
0
150
あなたの知らないクラフトビールの世界
miura55
0
330
Storage Browser for Amazon S3を触ってみた + α
miura55
0
200
Cloudflare R2をトリガーにCloudflare Workersを動かしてみた
miura55
0
210
あのボタンでつながるSORACOM
miura55
0
130
Postman Flowsで作るAPI連携LINE Bot
miura55
0
380
Lambdaと共に歩んだAWS
miura55
3
830
Other Decks in Technology
See All in Technology
Codeful Serverless / 一人運用でもやり抜く力
_kensh
5
310
AI エージェントとはそもそも何か? - 技術背景から Amazon Bedrock AgentCore での実装まで- / AI Agent Unicorn Day 2025
hariby
4
1.2k
【実演版】カンファレンス登壇者・スタッフにこそ知ってほしいマイクの使い方 / 大吉祥寺.pm 2025
arthur1
1
340
まだ間に合う! StrandsとBedrock AgentCoreでAIエージェント構築に入門しよう
minorun365
PRO
11
1k
現場で効くClaude Code ─ 最新動向と企業導入
takaakikakei
1
160
ZOZOマッチのアーキテクチャと技術構成
zozotech
PRO
3
1.3k
MCPで変わる Amebaデザインシステム「Spindle」の開発
spindle
PRO
3
2.9k
[ JAWS-UG 東京 CommunityBuilders Night #2 ]SlackとAmazon Q Developerで 運用効率化を模索する
sh_fk2
1
220
開発者を支える Internal Developer Portal のイマとコレカラ / To-day and To-morrow of Internal Developer Portals: Supporting Developers
aoto
PRO
1
380
Webブラウザ向け動画配信プレイヤーの 大規模リプレイスから得た知見と学び
yud0uhu
0
210
ヘブンバーンズレッドのレンダリングパイプライン刷新
gree_tech
PRO
0
590
Language Update: Java
skrb
2
280
Featured
See All Featured
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
36
2.5k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
37
3.4k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
910
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
23
3.6k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.6k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
64
7.9k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
272
27k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
111
20k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4k
Faster Mobile Websites
deanohume
309
31k
Transcript
クラウドを活用して家電をハックして みた KMiura(@k_miura_io)
自己紹介 • 三浦 耕生(こうき) • Acallのバックエンドエンジニア • JAWS UG名古屋, Cloudflare
Meetup 名古屋 運営 • 北海道で好きなところ:小樽、支笏湖、 余市蒸留所 @k_miura_io koki.miura05
時は2024年3月
会社辞めました
入社直前に人生初の北海道へ
そして入社
4年ぶりのフルリモート ※画像はイメージです
こいつの出番!
在宅勤務あるある? • 作業に集中してコーヒーの存在を忘れる • せっかく淹れたコーヒーが渋くなる • 良い豆ほど損した気分 ↑2500円のコーヒーメーカーと 4000円のコーヒー豆のツーショット
今回はこれをIoTで解決する話
システム構成
デバイスの通信 • デバイスの通信はすべてSORACOMを駆使したセルラー通信を使用 • 在宅勤務に支障をきたさないようになるべくWifiで接続するデバイスの数は減らしたい • SORACOM Beamを使うことでSORACOMのプラットフォームにデータ転送して暗号 化を行いAWSにPublish •
デバイスの通信量が減る&デバイスにAWSの認証情報を持たなくて済む • 用途:コーヒーメーカーにつけたセンサーデータの送信、信号灯の操作 https://soracom.jp/services/beam/
デバイスの通信その2 • SORACOM Funkを使ってサー バーレスなAPIを実装 • AWS、Azure、GCPのFaaSの実 行権限を与えるだけでエンドポ イントを叩くだけで実現できる •
もちろんSORACOMのSIM・バー チャルSIMのアクセスだけ受け 付けるのでAPI Gatewayに認証 つける必要なし • 用途:QRコードスキャナを使っ たチェックイン https://soracom.jp/services/funk/
センサーデータを送信 してからのロジック • IoT Rulesを使ってデバイス から送信されたセンサー データをそのまま別のサー ビスに転送サービスにでき る •
転送先の中にはStep Functionsも含まれる • トピックのデータがJSON だったときはよしなにJSON に変換してStep Functions に入力される
メインのビジネス ロジック • 待ち時間が長いのでStep FunctionsでLambdaの処 理を分割 • Step Functionsでもできる ような処理はStep
Functionsに逃がすことで 一つのLambdaのコード量 を減らせる • IoTのPublishはLambdaで しかできない…
ハードウェアの全体像
ハードウェア(コーヒーメーカー) • 電流センサーでコーヒーメーカーが通電したことを検知して MQTTでデータを飛ばす • SORACOMのSIMを仕込んでSORACOM Beamを飛ばすこ とでマイコンの消費電力、メモリ使用量を抑えられる • センサー自体はアナログ信号なのでジャックプラグで信号を受
け取ったらADコンバータをかましてマイコンにデータを送信 • センサーの特性上、ノイズが乗りやすいので抵抗を挟むと抑え られる • センサーのドキュメントがなにもない&付属品のジャックが初 期不良で辛かった…
ハードウェア(チェックイン&通知) • チェックインには某T様系企業製のQRコードリー ダーを使用 • 結構古い機種なのによう動く • シリアル通信 • 通知に使用する信号塔はネットワークライトを使用
• HTTP通信で操作できるので結構便利 • ブザーも鳴らせる • 制御にはそれっぽい筐体付きのRaspberry Pi model Bを使用 • 1年前に秋葉原で購入 • 無線モジュールがないのでモデムを使って SORACOMのぷらっとフォームに接続
デモ動画
まとめ • SORACOMはクラウドとの相性バツグンでアプリ屋さんでも手軽にIoT を楽しめる • AWSのサービスを使うことでIoT連携にマッチしたシステムをサーバー レスで構築できる • 課題解決でIoTプロトタイピングしていくのは楽しい
宣伝 https://discovery.soracom.jp/2024/index.html
宣伝2 https://jawspankration2024.jaws-ug.jp/ja/
END